ワークスアプリケーションズ:「COMPANY」保守事業への収益移行とMBOによる非公開化
COMPANYのフルライン化から保守収入81億円へ
2004年〜ジャスダック上場とCOMPANY会計シリーズの投入
2004年3月、本社を東京都港区赤坂のアーク森ビルへ移した。同年12月、日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所へ株式を上場する。同じ月にCOMPANY Financial Managementを正式リリースし、会計分野へ踏み出した。人事関連は各社が差別化を要しない領域だが、会計は制度変更への追随が絶えない領域である。翌2005年6月にBusiness ManagementとAssets Management、12月にCash Managementを投入し、会計シリーズ4製品が揃う。2005年暦年の国内シェアは人事給与58.4%で首位、財務会計は参入初年度の5.9%で第5位だった。Financial Managementの導入は2006年6月期末で24社にとどまる。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【沿革】
- [1]2004年3月に本社を東京都港区赤坂一丁目のアーク森ビルへ移転した
- [2]2004年12月に日本証券業協会への店頭登録を取消してジャスダック証券取引所に株式を上場し、同月に「COMPANY」Financial Managementを正式リリース、2005年6月に「COMPANY」Business Managementおよび「COMPANY」Assets Management、2005年12月に「COMPANY」Cash Managementを正式リリースした
- [3]2004年12月に日本証券業協会への店頭登録を取消してジャスダック証券取引所に株式を上場し、同月に「COMPANY」Financial Managementを正式リリース、2005年6月に「COMPANY」Business Managementおよび「COMPANY」Assets Management、2005年12月に「COMPANY」Cash Managementを正式リリースした
- [4]2004年12月に日本証券業協会への店頭登録を取消してジャスダック証券取引所に株式を上場し、同月に「COMPANY」Financial Managementを正式リリース、2005年6月に「COMPANY」Business Managementおよび「COMPANY」Assets Management、2005年12月に「COMPANY」Cash Managementを正式リリースした
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【事業の内容】
- [5]2005年暦年の日本国内シェアは人事給与ソリューションが58.4%で首位、財務会計ソリューションが参入初年度の5.9%で第5位だった(矢野経済研究所『2006 ERP市場の実態と戦略展望』)
- [6]「COMPANY」Financial Managementは2006年6月期末現在で24社に導入されていた
会計へ広げる速度は、外部の会社を取り込むことで確保した。2002年12月にシステム技術センターと業務・資本提携し、2003年4月に子会社とする。2003年3月に資本提携したエイアイエムコンサルティングは2004年8月に子会社化した。2004年12月にアイコテクノロジー、2005年1月にアリエル・ネットワーク、同年5月にダイナシステムを相次いで傘下に収める。いずれもCOMPANYの会計シリーズや周辺製品の開発支援を目的とする提携だった。2004年8月には中国版の開発・販売を担うワークスインフォ・アプリケーションサービス有限公司を設立し、同じ月に製品の操作と導入に要する知識を体系化した認定資格制度COMPANY Professionalを始めている。未経験者を6か月で育てる特待生制度と並行して、既に技術を持つ組織を買った。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【沿革】
- [7]2002年12月にシステム技術センターと「COMPANY」会計シリーズの開発支援を目的に業務・資本提携し2003年4月に子会社化、2003年3月にエイアイエムコンサルティングと同じ目的で資本提携し2004年8月に子会社化した
- [8]2002年12月にシステム技術センターと「COMPANY」会計シリーズの開発支援を目的に業務・資本提携し2003年4月に子会社化、2003年3月にエイアイエムコンサルティングと同じ目的で資本提携し2004年8月に子会社化した
- [9]2004年12月にアイコテクノロジー、2005年1月にアリエル・ネットワーク、2005年5月にダイナシステムを子会社化した
- [10]2002年12月にシステム技術センターと「COMPANY」会計シリーズの開発支援を目的に業務・資本提携し2003年4月に子会社化、2003年3月にエイアイエムコンサルティングと同じ目的で資本提携し2004年8月に子会社化した
- [11]2004年8月に「COMPANY」中国版の開発・販売を目的にワークスインフォ・アプリケーションサービス有限公司を設立し、同月に「COMPANY」の操作・運用管理・導入に必要とされる知識とスキルを体系化した認定資格制度「COMPANY Professional」を開始した
製品分野の拡大は会計で止まらなかった。2007年1月にCRMとCRM for Sales、2008年1月にIdentity Management、同年6月にPurchase Managementを出す。2009年4月にはサプライチェーン・マネジメントの販売と調達・仕入を、2010年3月にECを加えた。これで基幹業務パッケージの主要4分野である人事・会計・CRM・SCMのフルライン化を達成する。2009年暦年の国内シェアは人事給与55.3%、財務会計15.7%、ERP全体20.7%。ただし2010年6月期末の累計導入社数はCRMシリーズ16社、SCMシリーズ8社にとどまった。同じ時点で人事・給与は累計844社、Webサービスは477社、就労・プロジェクト管理は402社を数える。分野を広げても、収益を支えたのは最初の人事関連だった。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【沿革】
- [12]2007年1月に「COMPANY」CRMおよびCRM for Sales、2008年1月にIdentity Management、2008年6月にPurchase Management、2009年4月にサプライチェーン・マネジメント販売および調達・仕入、2010年3月にECを正式リリースした
- [13]2007年1月に「COMPANY」CRMおよびCRM for Sales、2008年1月にIdentity Management、2008年6月にPurchase Management、2009年4月にサプライチェーン・マネジメント販売および調達・仕入、2010年3月にECを正式リリースした
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【事業の内容】
- [14]基幹業務パッケージソフトウエアの主要四分野であるHR・会計・CRM・SCMのフルライン化を達成した
- [15]2009年暦年の日本国内シェアはHR分野55.3%、会計分野15.7%、ERP全体20.7%だった(矢野経済研究所『ERP/CRM市場の実態と展望2009-2010』)
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【業績等の概要】
- [16]2010年6月期末のCRMシリーズ全体の累計導入社数は16社、SCMシリーズの累計導入社数は8社だった
- [17]2010年6月期末の累計導入社数は「COMPANY」人事・給与844社、Webサービス477社、就労・プロジェクト管理402社だった
参考文献[1]-[17]
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【沿革】
- [1]2004年3月に本社を東京都港区赤坂一丁目のアーク森ビルへ移転した
- [2]2004年12月に日本証券業協会への店頭登録を取消してジャスダック証券取引所に株式を上場し、同月に「COMPANY」Financial Managementを正式リリース、2005年6月に「COMPANY」Business Managementおよび「COMPANY」Assets Management、2005年12月に「COMPANY」Cash Managementを正式リリースした
- [3]2004年12月に日本証券業協会への店頭登録を取消してジャスダック証券取引所に株式を上場し、同月に「COMPANY」Financial Managementを正式リリース、2005年6月に「COMPANY」Business Managementおよび「COMPANY」Assets Management、2005年12月に「COMPANY」Cash Managementを正式リリースした
- [4]2004年12月に日本証券業協会への店頭登録を取消してジャスダック証券取引所に株式を上場し、同月に「COMPANY」Financial Managementを正式リリース、2005年6月に「COMPANY」Business Managementおよび「COMPANY」Assets Management、2005年12月に「COMPANY」Cash Managementを正式リリースした
- [7]2002年12月にシステム技術センターと「COMPANY」会計シリーズの開発支援を目的に業務・資本提携し2003年4月に子会社化、2003年3月にエイアイエムコンサルティングと同じ目的で資本提携し2004年8月に子会社化した
- [8]2002年12月にシステム技術センターと「COMPANY」会計シリーズの開発支援を目的に業務・資本提携し2003年4月に子会社化、2003年3月にエイアイエムコンサルティングと同じ目的で資本提携し2004年8月に子会社化した
- [9]2004年12月にアイコテクノロジー、2005年1月にアリエル・ネットワーク、2005年5月にダイナシステムを子会社化した
- [10]2002年12月にシステム技術センターと「COMPANY」会計シリーズの開発支援を目的に業務・資本提携し2003年4月に子会社化、2003年3月にエイアイエムコンサルティングと同じ目的で資本提携し2004年8月に子会社化した
- [11]2004年8月に「COMPANY」中国版の開発・販売を目的にワークスインフォ・アプリケーションサービス有限公司を設立し、同月に「COMPANY」の操作・運用管理・導入に必要とされる知識とスキルを体系化した認定資格制度「COMPANY Professional」を開始した
- [12]2007年1月に「COMPANY」CRMおよびCRM for Sales、2008年1月にIdentity Management、2008年6月にPurchase Management、2009年4月にサプライチェーン・マネジメント販売および調達・仕入、2010年3月にECを正式リリースした
- [13]2007年1月に「COMPANY」CRMおよびCRM for Sales、2008年1月にIdentity Management、2008年6月にPurchase Management、2009年4月にサプライチェーン・マネジメント販売および調達・仕入、2010年3月にECを正式リリースした
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【事業の内容】
- [5]2005年暦年の日本国内シェアは人事給与ソリューションが58.4%で首位、財務会計ソリューションが参入初年度の5.9%で第5位だった(矢野経済研究所『2006 ERP市場の実態と戦略展望』)
- [6]「COMPANY」Financial Managementは2006年6月期末現在で24社に導入されていた
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【事業の内容】
- [14]基幹業務パッケージソフトウエアの主要四分野であるHR・会計・CRM・SCMのフルライン化を達成した
- [15]2009年暦年の日本国内シェアはHR分野55.3%、会計分野15.7%、ERP全体20.7%だった(矢野経済研究所『ERP/CRM市場の実態と展望2009-2010』)
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【業績等の概要】
- [16]2010年6月期末のCRMシリーズ全体の累計導入社数は16社、SCMシリーズの累計導入社数は8社だった
- [17]2010年6月期末の累計導入社数は「COMPANY」人事・給与844社、Webサービス477社、就労・プロジェクト管理402社だった
2006年〜第2創業期に掲げた文化とクリティカルワーカー採用
2006年6月期に単体の売上高が100億円を超えた。従業員は単体683名で前期から93名増え、創業時の6名から100倍以上の規模になっている。連結では1,038名。平均年齢29.2歳、平均勤続年数2.8年、平均年間給与619万円。連結売上高は141億7,100万円で、前期の115億9,400万円から22.2%伸びた。グループは子会社7社と関連会社3社で構成されていた。人を増やすことが売上を増やすことに直結する局面だった。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【対処すべき課題】
- [18]2006年6月期に当社単体での売上高が100億円を超えた
- [19]2006年6月期末の当社単体の従業員数は683名で前期比93名増となり、創業時の人員数6名から100倍以上の人員規模となった
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【従業員の状況】
- [20]2006年6月末の連結従業員数は1,038名、提出会社は683名で平均年齢29.2歳、平均勤続年数2.8年、平均年間給与6,192,216円だった
- [21]2006年6月末の連結従業員数は1,038名、提出会社は683名で平均年齢29.2歳、平均勤続年数2.8年、平均年間給与6,192,216円だった
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【主要な経営指標等の推移】
- [22]連結売上高は2005年6月期11,594百万円、2006年6月期14,171百万円だった
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【事業の内容】
- [23]2006年6月期の当社グループは当社、子会社7社および関連会社3社により構成されていた
規模の拡大は別の問題を呼んだ。機動的な行動の実践、円滑な意思疎通、人材の早期成長という成長力の源泉について、従来と同じ方法論では思うような成果が得られない状況が生じ始めていた。看過すれば組織の内側に停滞感と閉塞感が広がる。会社は第11期を「第2創業期」の元年と位置づけ、創業時の挑戦者としての原点への回帰と、従業員個々の主体性・創造力・行動力を尊重する企業風土の浸透を掲げた。同時にグループ会社との協業関係を深め、COMPANYシリーズの周辺領域のサービスを拡大することで連結の利益率を改善する方針も掲げている。組織の設計ではなく文化を対処の手段に選んだ。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【対処すべき課題】
- [24]企業規模の拡大と従業員数の増加に伴い、機動的な行動の実践・円滑なコミュニケーションの推進・人材の早期成長の促進という成長力の源泉について従来と同様の方法論では思うような成果を得られない状況が生じ始め、看過すれば組織内における停滞感や閉塞感の蔓延を招く事態につながりかねないと認識していた
- [25]企業規模の拡大と従業員数の増加に伴い、機動的な行動の実践・円滑なコミュニケーションの推進・人材の早期成長の促進という成長力の源泉について従来と同様の方法論では思うような成果を得られない状況が生じ始め、看過すれば組織内における停滞感や閉塞感の蔓延を招く事態につながりかねないと認識していた
- [26]第11期事業年度を「第2創業期」元年と位置付け、創業時における挑戦者としての原点への回帰と、従業員個々の主体性や創造力・行動力を最大限に尊重する企業風土のさらなる浸透と実践を図るとした
- [27]グループ会社においては当社との協業関係を一層深め「COMPANY」シリーズの周辺領域のサービス等の事業を拡大させることで収益性を向上させ連結利益率の改善を図るとした
採用そのものも組み替えた。必要とする人材は、論理的思考力と発想転換力を兼ね備えた問題解決能力の高い人材として「クリティカルワーカー」と定義される。経路は3つある。新卒向けの問題解決能力発掘インターンシップ、採用希望者の企画を社員と議論させるトライアウト、ポストドクターを含む高いプログラミング技術の持ち主を採るテクノロジスペシャリスト採用である。海外大学生採用と中途採用も併走させた。2010年6月期末の連結従業員は2,216名、単体1,657名で、1年に458名増えている。採用のノウハウが社内へ蓄積されたことで、1人を採るための費用も下がった。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【対処すべき課題】
- [28]必要としている人材を論理的思考力ならびに発想転換力を兼ね備えた問題解決能力の高い人材として「クリティカルワーカー」と定義し、新卒者対象の「問題解決能力発掘インターンシップ」、採用希望者が考えた企画に対し社員と直接ディスカッションを行う「トライアウト」、ポストドクターを含む高いプログラミング技術を有する人材を募る「テクノロジスペシャリスト採用」の3手法に加え、海外大学生採用や中途採用も行っていた
- [29]必要としている人材を論理的思考力ならびに発想転換力を兼ね備えた問題解決能力の高い人材として「クリティカルワーカー」と定義し、新卒者対象の「問題解決能力発掘インターンシップ」、採用希望者が考えた企画に対し社員と直接ディスカッションを行う「トライアウト」、ポストドクターを含む高いプログラミング技術を有する人材を募る「テクノロジスペシャリスト採用」の3手法に加え、海外大学生採用や中途採用も行っていた
- [30]必要としている人材を論理的思考力ならびに発想転換力を兼ね備えた問題解決能力の高い人材として「クリティカルワーカー」と定義し、新卒者対象の「問題解決能力発掘インターンシップ」、採用希望者が考えた企画に対し社員と直接ディスカッションを行う「トライアウト」、ポストドクターを含む高いプログラミング技術を有する人材を募る「テクノロジスペシャリスト採用」の3手法に加え、海外大学生採用や中途採用も行っていた
- [31]2010年6月期末の従業員数はグループ全体で2,216名(前連結会計年度末比458名増)、当社単体で1,657名(前事業年度末比414名増)だった
- [32]人材確保および採用に関するノウハウの社内への蓄積により採用に係る費用の低コスト化を実現した
参考文献[18]-[32]
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【対処すべき課題】
- [18]2006年6月期に当社単体での売上高が100億円を超えた
- [19]2006年6月期末の当社単体の従業員数は683名で前期比93名増となり、創業時の人員数6名から100倍以上の人員規模となった
- [24]企業規模の拡大と従業員数の増加に伴い、機動的な行動の実践・円滑なコミュニケーションの推進・人材の早期成長の促進という成長力の源泉について従来と同様の方法論では思うような成果を得られない状況が生じ始め、看過すれば組織内における停滞感や閉塞感の蔓延を招く事態につながりかねないと認識していた
- [25]企業規模の拡大と従業員数の増加に伴い、機動的な行動の実践・円滑なコミュニケーションの推進・人材の早期成長の促進という成長力の源泉について従来と同様の方法論では思うような成果を得られない状況が生じ始め、看過すれば組織内における停滞感や閉塞感の蔓延を招く事態につながりかねないと認識していた
- [26]第11期事業年度を「第2創業期」元年と位置付け、創業時における挑戦者としての原点への回帰と、従業員個々の主体性や創造力・行動力を最大限に尊重する企業風土のさらなる浸透と実践を図るとした
- [27]グループ会社においては当社との協業関係を一層深め「COMPANY」シリーズの周辺領域のサービス等の事業を拡大させることで収益性を向上させ連結利益率の改善を図るとした
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【従業員の状況】
- [20]2006年6月末の連結従業員数は1,038名、提出会社は683名で平均年齢29.2歳、平均勤続年数2.8年、平均年間給与6,192,216円だった
- [21]2006年6月末の連結従業員数は1,038名、提出会社は683名で平均年齢29.2歳、平均勤続年数2.8年、平均年間給与6,192,216円だった
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【主要な経営指標等の推移】
- [22]連結売上高は2005年6月期11,594百万円、2006年6月期14,171百万円だった
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【事業の内容】
- [23]2006年6月期の当社グループは当社、子会社7社および関連会社3社により構成されていた
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【対処すべき課題】
- [28]必要としている人材を論理的思考力ならびに発想転換力を兼ね備えた問題解決能力の高い人材として「クリティカルワーカー」と定義し、新卒者対象の「問題解決能力発掘インターンシップ」、採用希望者が考えた企画に対し社員と直接ディスカッションを行う「トライアウト」、ポストドクターを含む高いプログラミング技術を有する人材を募る「テクノロジスペシャリスト採用」の3手法に加え、海外大学生採用や中途採用も行っていた
- [29]必要としている人材を論理的思考力ならびに発想転換力を兼ね備えた問題解決能力の高い人材として「クリティカルワーカー」と定義し、新卒者対象の「問題解決能力発掘インターンシップ」、採用希望者が考えた企画に対し社員と直接ディスカッションを行う「トライアウト」、ポストドクターを含む高いプログラミング技術を有する人材を募る「テクノロジスペシャリスト採用」の3手法に加え、海外大学生採用や中途採用も行っていた
- [30]必要としている人材を論理的思考力ならびに発想転換力を兼ね備えた問題解決能力の高い人材として「クリティカルワーカー」と定義し、新卒者対象の「問題解決能力発掘インターンシップ」、採用希望者が考えた企画に対し社員と直接ディスカッションを行う「トライアウト」、ポストドクターを含む高いプログラミング技術を有する人材を募る「テクノロジスペシャリスト採用」の3手法に加え、海外大学生採用や中途採用も行っていた
- [31]2010年6月期末の従業員数はグループ全体で2,216名(前連結会計年度末比458名増)、当社単体で1,657名(前事業年度末比414名増)だった
- [32]人材確保および採用に関するノウハウの社内への蓄積により採用に係る費用の低コスト化を実現した
2008年〜保守売上81億円がプロダクト売上を超えた2010年6月期
収入の主役が入れ替わった。保守サービス売上事業部門の売上高は、2005年6月期相当の24億7,800万円から2006年6月期に35億7,900万円、2008年6月期に55億7,100万円、2010年6月期に81億500万円へ、毎期二桁で伸び続ける。同じ2010年6月期のプロダクト売上は78億6,100万円で、前年度比9.4%減だった。売上高総利益率も保守57.0%に対してプロダクト40.3%と開く。製品の利用に付随する業務を請け負うサポートサービス売上事業部門も43億1,500万円と17.7%伸びた。導入社数の累積が保守料を積み上げる一方、新規販売は顧客企業の投資意欲に振られる。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期・第11期・第12期・第13期・第14期【業績等の概要】
- [33]保守サービス売上事業部門の売上高は2005年6月期相当2,478百万円、2006年6月期3,579百万円、2007年6月期4,541百万円、2008年6月期5,571百万円、2009年6月期6,911百万円、2010年6月期8,105百万円と推移した
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【業績等の概要】
- [34]2010年6月期のプロダクト売上事業部門の売上高は7,861百万円(前年度比9.4%減)で売上高総利益率40.3%、保守サービス売上事業部門の売上高は8,105百万円(同17.3%増)で売上高総利益率57.0%だった
- [35]2010年6月期のプロダクト売上事業部門の売上高は7,861百万円(前年度比9.4%減)で売上高総利益率40.3%、保守サービス売上事業部門の売上高は8,105百万円(同17.3%増)で売上高総利益率57.0%だった
- [36]2010年6月期のサポートサービス売上事業部門の売上高は4,315百万円(前年度比17.7%増)、売上総利益は1,796百万円、売上高総利益率は41.6%だった
2010年6月期の連結売上高は209億8,800万円で、前年度比0.8%増にとどまった。国内の大手企業がソフトウェア投資を先送りし、HRシリーズの新規導入は199社と前年度の211社を下回る。会社は外注費と採用関連費用の圧縮でこれを受けた。単体のインターンシップ費用は3億700万円で、前年度から70.0%減らしている。販売費及び一般管理費は6.2%減の79億7,000万円となり、営業利益は14億4,400万円へ19.7%増えた。一方で会計シリーズの新規導入は47社と、前年度の39社を上回っている。売上の伸びない年に利益を作る手は、採用の抑制だった。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【業績等の概要】
- [37]2010年6月期の連結売上高は20,988百万円(前年度比0.8%増)で、外注費および採用関連費用を中心に大幅な圧縮に努めた結果、販売費及び一般管理費は前年度比6.2%減の7,970百万円、営業利益は1,444百万円(前年度比19.7%増)となった
- [38]2010年6月期は多くの国内大手企業で投資の抑制または先送り姿勢が広がったため、HRシリーズの新規導入社数は199社となり前年度の211社を下回った
- [39]2010年6月期の連結売上高は20,988百万円(前年度比0.8%増)で、外注費および採用関連費用を中心に大幅な圧縮に努めた結果、販売費及び一般管理費は前年度比6.2%減の7,970百万円、営業利益は1,444百万円(前年度比19.7%増)となった
- [41]2010年6月期の連結売上高は20,988百万円(前年度比0.8%増)で、外注費および採用関連費用を中心に大幅な圧縮に努めた結果、販売費及び一般管理費は前年度比6.2%減の7,970百万円、営業利益は1,444百万円(前年度比19.7%増)となった
- [42]2010年6月期の「COMPANY」会計シリーズの新規導入社数は47社で、前年度の39社を上回った
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【対処すべき課題】
- [40]2010年6月期の当社単体のインターンシップ費用は前年度比70.0%減の307百万円に抑えられた
経営の重要な部分は、牧野正幸氏・阿部孝司氏・石川芳郎氏の3名に依存していた。3名のいずれかが退職する事態になれば、業務に重大な支障が生じる状態である。中期の戦略は3つの軸に置かれた。COMPANYシリーズのラインナップ強化と機能・品質の充実、COMPANYを核とするサポートサービス売上事業の強化、そしてクラウドコンピューティングを含む先端技術の研究開発である。2010年6月期の連結当期純利益は6億4,400万円で黒字を保っていた。同期には品質管理の専門部署を組織し、クラウドコンピューティングなど先端技術の研究開発を専門に行う部署も設けた。それでも2011年6月、大阪証券取引所JASDAQ市場で上場を廃止する。業績の悪化に追われた撤退ではない。
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【事業等のリスク】
- [43]代表取締役最高経営責任者牧野正幸、代表取締役最高執行責任者阿部孝司、代表取締役最高技術責任者石川芳郎の3名に経営の重要な部分を依存しており、いずれかが退職するような事態になった場合は業務に重大な支障を与える可能性があった
- [44]代表取締役最高経営責任者牧野正幸、代表取締役最高執行責任者阿部孝司、代表取締役最高技術責任者石川芳郎の3名に経営の重要な部分を依存しており、いずれかが退職するような事態になった場合は業務に重大な支障を与える可能性があった
- [45]中期経営戦略は、基幹業務パッケージソフトウエア製品のラインナップ強化および機能・品質の充実化、「COMPANY」シリーズを核としたサポートサービス売上事業の強化、クラウドコンピューティングをはじめとする先端技術の研究開発の3つの軸に置かれていた
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【業績等の概要】
- [46]2010年6月期の連結当期純利益は644百万円(前年度比181.4%増)だった
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【対処すべき課題】
- [47]2010年6月期より品質管理の専門部署を組織して品質管理を徹底する体制を整え、クラウドコンピューティングをはじめとする先端技術等の研究開発を専門に行う部署を設置した
- 株主プロ(有価証券報告書一覧・上場廃止 2011年06月)
- [48]2011年6月に上場を廃止した
参考文献[33]-[48]
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期・第11期・第12期・第13期・第14期【業績等の概要】
- [33]保守サービス売上事業部門の売上高は2005年6月期相当2,478百万円、2006年6月期3,579百万円、2007年6月期4,541百万円、2008年6月期5,571百万円、2009年6月期6,911百万円、2010年6月期8,105百万円と推移した
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【業績等の概要】
- [34]2010年6月期のプロダクト売上事業部門の売上高は7,861百万円(前年度比9.4%減)で売上高総利益率40.3%、保守サービス売上事業部門の売上高は8,105百万円(同17.3%増)で売上高総利益率57.0%だった
- [35]2010年6月期のプロダクト売上事業部門の売上高は7,861百万円(前年度比9.4%減)で売上高総利益率40.3%、保守サービス売上事業部門の売上高は8,105百万円(同17.3%増)で売上高総利益率57.0%だった
- [36]2010年6月期のサポートサービス売上事業部門の売上高は4,315百万円(前年度比17.7%増)、売上総利益は1,796百万円、売上高総利益率は41.6%だった
- [37]2010年6月期の連結売上高は20,988百万円(前年度比0.8%増)で、外注費および採用関連費用を中心に大幅な圧縮に努めた結果、販売費及び一般管理費は前年度比6.2%減の7,970百万円、営業利益は1,444百万円(前年度比19.7%増)となった
- [38]2010年6月期は多くの国内大手企業で投資の抑制または先送り姿勢が広がったため、HRシリーズの新規導入社数は199社となり前年度の211社を下回った
- [39]2010年6月期の連結売上高は20,988百万円(前年度比0.8%増)で、外注費および採用関連費用を中心に大幅な圧縮に努めた結果、販売費及び一般管理費は前年度比6.2%減の7,970百万円、営業利益は1,444百万円(前年度比19.7%増)となった
- [41]2010年6月期の連結売上高は20,988百万円(前年度比0.8%増)で、外注費および採用関連費用を中心に大幅な圧縮に努めた結果、販売費及び一般管理費は前年度比6.2%減の7,970百万円、営業利益は1,444百万円(前年度比19.7%増)となった
- [42]2010年6月期の「COMPANY」会計シリーズの新規導入社数は47社で、前年度の39社を上回った
- [46]2010年6月期の連結当期純利益は644百万円(前年度比181.4%増)だった
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【対処すべき課題】
- [40]2010年6月期の当社単体のインターンシップ費用は前年度比70.0%減の307百万円に抑えられた
- [47]2010年6月期より品質管理の専門部署を組織して品質管理を徹底する体制を整え、クラウドコンピューティングをはじめとする先端技術等の研究開発を専門に行う部署を設置した
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【事業等のリスク】
- [43]代表取締役最高経営責任者牧野正幸、代表取締役最高執行責任者阿部孝司、代表取締役最高技術責任者石川芳郎の3名に経営の重要な部分を依存しており、いずれかが退職するような事態になった場合は業務に重大な支障を与える可能性があった
- [44]代表取締役最高経営責任者牧野正幸、代表取締役最高執行責任者阿部孝司、代表取締役最高技術責任者石川芳郎の3名に経営の重要な部分を依存しており、いずれかが退職するような事態になった場合は業務に重大な支障を与える可能性があった
- [45]中期経営戦略は、基幹業務パッケージソフトウエア製品のラインナップ強化および機能・品質の充実化、「COMPANY」シリーズを核としたサポートサービス売上事業の強化、クラウドコンピューティングをはじめとする先端技術の研究開発の3つの軸に置かれていた
- 株主プロ(有価証券報告書一覧・上場廃止 2011年06月)
- [48]2011年6月に上場を廃止した
筆者考察
上場して製品を広げた7年が、この会社の収益源を入れ替えた。2004年12月のジャスダック上場を境に、人事・給与だけだったCOMPANYは会計・CRM・SCMへ広がり、2010年までに基幹業務の主要4分野が揃う。ところが累計導入社数はCRMシリーズ16社、SCMシリーズ8社にとどまり、稼いだのは相変わらず人事関連だった。広げた分野が利益を生む前に、既に導入した844社が毎年払う保守料のほうが先に育つ。2010年6月期、保守の81億円が新規販売の78億円を追い越した。
保守が主役になるとは、成長の速度が新規契約ではなく過去の契約数で決まるということである。2010年6月期の連結売上高は209億円で前年から0.8%しか伸びず、それでも営業利益は19.7%増えた。増益をもたらしたのは販売ではなく、インターンシップ費用を70%削減するなどの採用の抑制である。一方で従業員は1年に458名増え、2,216名に達していた。人を増やしながら採用費を削減する計算が成り立つあいだは利益が出る。その計算を四半期ごとに問われる場所に留まる限り、製品を作り直す時間は買えなかった。
- 出所はワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期〜第14期【業績等の概要】。
2004年〜2011年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2004年06月期 | 連結 | 70 | n/a | 12 | 6 | 9.7% | n/a |
| 2005年06月期 | 連結 | 115 | +65.3% | 17 | 19 | 16.8% | n/a |
| 2006年06月期 | 連結 | 141 | +22.2% | 13 | 7 | 5.4% | n/a |
| 2007年06月期 | 連結 | 166 | +17.7% | 25 | 16 | 10.1% | n/a |
| 2008年06月期 | 連結 | 201 | +20.8% | 34 | 19 | 9.9% | n/a |
| 2009年06月期 | 連結 | 208 | +3.4% | 10 | 2 | 1.1% | n/a |
| 2010年06月期 | 連結 | 209 | +0.8% | 12 | 6 | 3.1% | n/a |
| 2011年06月期 | 連結 | 231 | +10.1% | n/a | 12 | 5.5% | n/a |
出所:有価証券報告書、決算公告
出典・参考
11件
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【事業の内容】
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【対処すべき課題】
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【従業員の状況】
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期(2006年6月期)【主要な経営指標等の推移】
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【沿革】
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【事業の内容】
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【業績等の概要】
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【対処すべき課題】
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2010年6月期)【事業等のリスク】
- 株主プロ(有価証券報告書一覧・上場廃止 2011年06月)
- ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第10期・第11期・第12期・第13期・第14期【業績等の概要】