ワークスアプリケーションズ の歴史

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創業 1996年
創業者 石川芳郎牧野正幸・阿部孝司
創業地 埼玉県さいたま市
創業
1996年7月、石川芳郎牧野正幸・阿部孝司の3氏が埼玉県与野市(現さいたま市)でワークスアプリケーションズを設立した。最初の製品は大企業向けの人事・給与パッケージ『COMPANY』で、有価証券報告書はこの分野を他社との差別化が不要な非競争領域と位置づけている。日本の大企業が海外製パッケージを購入したうえで大幅に作り替えていた状況に対し、日本独自の業務を標準機能で網羅してカスタマイズを不要にする条件を製品へ課した。1998年に本社を東京都港区へ移し、2002年8月には設計と実装を分けない開発者を、新卒の選抜と教育で確保する仕組みを設けた。2001年12月の店頭登録を経て、2004年12月にジャスダックへ上場している。
決断
製品を作り直すために、上場企業の立場を自ら手放した。上場後は売上高と利益を毎年伸ばす要求と、例外処理まで標準機能へ抱え込む製品設計が、同じ人員を奪い合った。2011年1月、経営陣が参加するWPKホールディングスが1株5万5,000円で公開買付けを実施し、同年6月に上場を廃止した。連結売上高231億円・当期純利益12億6,000万円の黒字のさなかの決定であった。非公開化後の7年を製品の全面的な作り直しに充てたが、2018年6月期には当期純損失179億5,700万円を計上し、利益剰余金は142億9,800万円の欠損へ転じる。作り直しの費用を稼ぐ事業がその間ずっと同じ製品だったことが、資金の枯渇を早めた。
現況
現在のワークスアプリケーションズは、売却した主力ではなく残された会計・サプライチェーンで立っている。2019年6月、資金が尽きる前に収益源のHR事業を会社分割で切り出し、約1,000億円で売却した。譲渡益で200億円を超える借入金を全額返済した一方、単体の売上高は2020年6月期の120億4,500万円から2022年6月期の19億300万円まで縮んだ。そこから2023年6月期48億6,400万円、2024年6月期93億4,500万円、2025年6月期111億2,900万円へ戻し、当期純利益は2024年6月期6億900万円、2025年6月期4億3,400万円と、事業譲渡益による年を除けば分社後はじめて黒字となる。従業員は2026年6月の時点で956名で、2017年6月期の7,559名の8分の1にあたる。
競合
競争の相手は、かつて自社が開発して手放した製品である。人事・給与の『COMPANY』と『HUE』は、およそ1,100の企業グループに採用されたまま2019年にベインキャピタルへ渡り、Works Human Intelligenceが引き継いだ。ワークスアプリケーションズに残ったのは会計・サプライチェーンの領域で、ここでは日本の大企業が長く購入してきた海外製パッケージと、カスタマイズを前提としない国産のSaaSの双方に向き合う。例外処理まで標準機能へ抱え込む設計は開発人員の数がそのまま製品の厚みを決めるため、7,559名で作った製品を956名で追う位置へ、同社は自ら移った。
ワークスアプリケーションズ:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円純利益率(%)
1997年6月期2025年6月期

創業ストーリー カスタマイズを不要にするという製品設計の選択 (1996年〜)

カスタマイズを不要にするという製品設計の選択

埼玉県与野市で始まった三人の共同創業

1996年7月、埼玉県与野市(現さいたま市)鈴谷[1]の一室に株式会社ワークスアプリケーションズが設立された。目的は人事・給与パッケージソフト『COMPANY』の開発・販売・サポート[2]と定められ、代表取締役社長には石川芳郎[3]が就いた。牧野正幸氏が取締役副社長として加わったのは同年10月[4]、阿部孝司氏が取締役に就いたのは12月で、三人が役員として揃うまでには半年を要した。石川氏と阿部氏は1961年、牧野氏は1963年[5]の生まれであり、いずれもソフトウェア会社の生え抜きではない。2001年9月には牧野氏が代表取締役最高経営責任者、阿部氏が代表取締役最高執行責任者、石川氏が代表取締役最高技術責任者に就き、三人の代表取締役が並ぶ体制へ移った[6]。本社は1998年2月に東京都港区三田へ移り[7]、2004年3月には港区赤坂のアーク森ビルへ移った。

  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [1]1996年7月に埼玉県与野市でワークスアプリケーションズが設立された
    • [2]設立目的は人事・給与パッケージソフト「COMPANY」の開発・販売・サポートだった
    • [7]本社は1998年2月に港区三田、2004年3月に港区赤坂アーク森ビルへ移転した
  • 有価証券報告書 第14期【役員の状況】略歴
    • [3]設立時の代表取締役社長は石川芳郎で、牧野正幸は1996年10月に取締役副社長、阿部孝司は12月に取締役へ就いた
    • [6]2001年9月に牧野正幸がCEO、阿部孝司がCOO、石川芳郎がCTOへ就いた
  • 有価証券報告書 第14期【役員の状況】
    • [4]牧野正幸は1996年10月に取締役副社長、阿部孝司は12月に取締役へ就いた
    • [5]石川芳郎と阿部孝司は1961年、牧野正幸は1963年の生まれである

1996年7月、人事・給与パッケージソフト『COMPANY』の開発・販売・サポートを目的として、埼玉県与野市(現さいたま市)に株式会社ワークスアプリケーションズが設立された[8]。設立の2か月後にあたる同年9月には人事・給与のHRシリーズを販売開始しており[9]、製品を持って市場へ出るまでの助走は短かった。

  • ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2009年6月期)【沿革】
    • [8]1996年7月 人事・給与パッケージソフト「COMPANY」の開発・販売・サポートを目的として埼玉県与野市(現さいたま市)に株式会社ワークスアプリケーションズ設立
    • [9]1996年9月 「COMPANY」人事・給与(HRシリーズ)を販売開始

選んだ市場は大企業の人事・給与[10]で、有価証券報告書はこの領域を『他社との差別化が不要な非競争領域』[引用元][11]と位置づけた。製品に課した条件は三つ[12]あり、日本独自の業務と文化を網羅すること、個別のソフトウエアカスタマイズが不要であること[13]、高い投資利益率を実現することが並ぶ。1996年9月に『COMPANY』人事・給与(HRシリーズ)を発売[14]し、2001年4月にはWebサービスを加え、人事関連製品分野では民間調査会社の統計で国内シェア首位[15]との結果を得た。2004年8月には操作・運用管理・導入に必要な知識と技能を体系化した認定資格制度[16]も設けた。

  • 有価証券報告書 第14期【事業の内容】
    • [10]対象market は大企業の人事・給与だった
    • [11]同社は人事関連製品分野を非競争領域と位置づけていた
    • [12]製品に課した条件は三つあった
    • [13]日本独自の業務・文化の網羅、カスタマイズ不要、高い投資利益率の3条件を掲げていた
    • [15]人事関連製品分野で民間調査会社の統計により国内シェア首位となった
  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [14]1996年9月にHRシリーズ、2001年4月にWebサービスを発売した
    • [16]2004年8月にCOMPANYの操作・運用管理・導入の知識と技能を体系化した認定資格制度を開始した
  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [1]1996年7月に埼玉県与野市でワークスアプリケーションズが設立された
    • [2]設立目的は人事・給与パッケージソフト「COMPANY」の開発・販売・サポートだった
    • [7]本社は1998年2月に港区三田、2004年3月に港区赤坂アーク森ビルへ移転した
    • [14]1996年9月にHRシリーズ、2001年4月にWebサービスを発売した
    • [16]2004年8月にCOMPANYの操作・運用管理・導入の知識と技能を体系化した認定資格制度を開始した
  • 有価証券報告書 第14期【役員の状況】略歴
    • [3]設立時の代表取締役社長は石川芳郎で、牧野正幸は1996年10月に取締役副社長、阿部孝司は12月に取締役へ就いた
    • [6]2001年9月に牧野正幸がCEO、阿部孝司がCOO、石川芳郎がCTOへ就いた
  • 有価証券報告書 第14期【役員の状況】
    • [4]牧野正幸は1996年10月に取締役副社長、阿部孝司は12月に取締役へ就いた
    • [5]石川芳郎と阿部孝司は1961年、牧野正幸は1963年の生まれである
  • ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2009年6月期)【沿革】
    • [8]1996年7月 人事・給与パッケージソフト「COMPANY」の開発・販売・サポートを目的として埼玉県与野市(現さいたま市)に株式会社ワークスアプリケーションズ設立
    • [9]1996年9月 「COMPANY」人事・給与(HRシリーズ)を販売開始
  • 有価証券報告書 第14期【事業の内容】
    • [10]対象market は大企業の人事・給与だった
    • [11]同社は人事関連製品分野を非競争領域と位置づけていた
    • [12]製品に課した条件は三つあった
    • [13]日本独自の業務・文化の網羅、カスタマイズ不要、高い投資利益率の3条件を掲げていた
    • [15]人事関連製品分野で民間調査会社の統計により国内シェア首位となった

分業しないという選択が新卒採用を呼んだ

同社は人事・給与パッケージソフト『COMPANY』の開発・販売・サポートを事業の柱に据え、1999年4月にはプロフェッショナル養成特待生制度(後のテクノロジスト養成特待生制度)を開始して、東京都港区芝に研修室を新設した[17]。2002年8月には問題解決能力発掘インターンシップを始めており[18]、人材の採用と育成を自前で組み立てる姿勢は創業期から一貫していた。

  • ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2009年6月期)【沿革】
    • [17]1999年4月 プロフェッショナル養成特待生制度(後のテクノロジスト養成特待生制度)を開始し東京都港区芝に研修室を新設
    • [18]2002年8月 問題解決能力発掘インターンシップを開始

1999年4月にはプロフェッショナル養成特待生制度[19]、後のテクノロジスト養成特待生制度を始め、東京都港区芝に研修室を新設した。

  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [19]1999年4月にプロフェッショナル養成特待生制度を開始し東京都港区芝に研修室を新設した
  • ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2009年6月期)【沿革】
    • [17]1999年4月 プロフェッショナル養成特待生制度(後のテクノロジスト養成特待生制度)を開始し東京都港区芝に研修室を新設
    • [18]2002年8月 問題解決能力発掘インターンシップを開始
  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [19]1999年4月にプロフェッショナル養成特待生制度を開始し東京都港区芝に研修室を新設した

インターンシップという選抜装置と株式公開

2002年8月に始まった『問題解決能力発掘インターンシップ』[引用元][20]の規模は年を追って膨らんだ。2008年度の連結従業員は1,398人[21]である。開始した2002年6月期の従業員は266名[22]である。

  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [20]2002年8月に問題解決能力発掘インターンシップを開始した
  • 有価証券報告書 第14期【主要な経営指標等の推移】
    • [21]2008年6月期の連結従業員数は1,398人だった
  • 会社公式サイト(2005年時点の業績推移)
    • [22]2002年6月期の従業員数は266名だった

1997年6月期の売上高は1億1,600万円、当期純利益900万円、従業員11名[23]にすぎない。それが2001年6月期には売上高20億円・従業員202名、2004年6月期には連結売上高70億1,300万円・連結従業員539名[24]へ達した。株式は2001年12月に日本証券業協会へ店頭登録[25]し、2004年12月には登録を取り消したうえでジャスダック証券取引所へ上場した。2010年4月のジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併[26]に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場へ移った。販路では2002年1月に大塚商会と業務提携[27]し、開発支援では2002年12月にシステム技術センター、2003年3月にエイアイエムコンサルティングと資本提携を結んだ。

  • 会社公式サイト(2005年時点の業績推移)
    • [23]1997年6月期の売上高は1億1,600万円、当期純利益900万円、従業員11名だった
  • 有価証券報告書 第10期【主要な経営指標等の推移】
    • [24]2004年6月期の連結売上高は70億1,300万円、連結従業員は539名だった
  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [25]2001年12月に店頭登録し、2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場した
    • [26]2010年4月にジャスダック証券取引所と大阪証券取引所が合併した
    • [27]2002年1月に大塚商会と業務提携し、2002年12月・2003年3月に開発支援目的の資本提携を結んだ
  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [20]2002年8月に問題解決能力発掘インターンシップを開始した
    • [25]2001年12月に店頭登録し、2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場した
    • [26]2010年4月にジャスダック証券取引所と大阪証券取引所が合併した
    • [27]2002年1月に大塚商会と業務提携し、2002年12月・2003年3月に開発支援目的の資本提携を結んだ
  • 有価証券報告書 第14期【主要な経営指標等の推移】
    • [21]2008年6月期の連結従業員数は1,398人だった
  • 会社公式サイト(2005年時点の業績推移)
    • [22]2002年6月期の従業員数は266名だった
    • [23]1997年6月期の売上高は1億1,600万円、当期純利益900万円、従業員11名だった
  • 有価証券報告書 第10期【主要な経営指標等の推移】
    • [24]2004年6月期の連結売上高は70億1,300万円、連結従業員は539名だった

人事から会計・サプライチェーンへ製品を広げる

人事の設計思想を会計と調達へ移す作業

上場を挟んだ数年で、同社は製品の範囲を人事の外へ広げた。2004年12月に会計シリーズ[28]、2005年6月に経営管理と資産管理、同年12月に資金管理、2007年1月に顧客管理、2008年1月に認証管理、同年6月に購買管理、2009年4月にサプライチェーン管理、2010年3月に電子商取引と、ほぼ毎年のように系列を足した。有価証券報告書は会計分野で国内シェア2位[29]を得たと記し、会計シリーズが数年のうちに人事シリーズへ比肩する収益源になる見込みだとも書いた。海外へは2004年8月に中国版の開発・販売を目的とする現地法人[30]を設けた。

  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [28]2004年12月の会計シリーズから2010年3月のECまで製品系列を順次投入した
    • [30]2004年8月に中国版の開発・販売を目的とする現地法人を設立した
  • 有価証券報告書 第14期【事業の内容】
    • [29]会計分野で国内シェア2位を得て、会計シリーズが人事シリーズに比肩する収益源になる見込みと記載していた

拡張は買収と資本提携を伴った[31]。2003年のシステム技術センター、現在のワークスプロダクツを皮切りに、エイアイエムコンサルティング、アイコテクノロジー、アリエル・ネットワーク、ダイナシステムを子会社へ収め、2010年6月末には子会社9社と関連会社8社を抱えた[32]。連結売上高は2004年6月期の70億1,300万円から2010年6月期の209億8,900万円へ、連結従業員は539名から2,216名へ増えた[33]。この6年で売上高は3.0倍、人員は4.1倍[34]となる。自己資本比率は2006年6月期の73.1%から2010年6月期の58.4%[35]へ下がった。

  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [31]拡張は買収と資本提携を伴った
  • 有価証券報告書 第14期【事業の内容】
    • [32]2010年6月末で子会社9社・関連会社8社を有していた
  • 有価証券報告書 第10期・第14期【主要な経営指標等の推移】
    • [33]連結売上高は2004年6月期70億1,300万円から2010年6月期209億8,900万円、連結従業員は539名から2,216名へ増えた
    • [35]自己資本比率は2006年6月期73.1%から2010年6月期58.4%へ低下した
  • 有価証券報告書 第14期【主要な経営指標等の推移】
    • [34]6年で売上高は3.0倍、人員は4.1倍になった
  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
    • [28]2004年12月の会計シリーズから2010年3月のECまで製品系列を順次投入した
    • [30]2004年8月に中国版の開発・販売を目的とする現地法人を設立した
    • [31]拡張は買収と資本提携を伴った
  • 有価証券報告書 第14期【事業の内容】
    • [29]会計分野で国内シェア2位を得て、会計シリーズが人事シリーズに比肩する収益源になる見込みと記載していた
    • [32]2010年6月末で子会社9社・関連会社8社を有していた
  • 有価証券報告書 第10期・第14期【主要な経営指標等の推移】
    • [33]連結売上高は2004年6月期70億1,300万円から2010年6月期209億8,900万円、連結従業員は539名から2,216名へ増えた
    • [35]自己資本比率は2006年6月期73.1%から2010年6月期58.4%へ低下した
  • 有価証券報告書 第14期【主要な経営指標等の推移】
    • [34]6年で売上高は3.0倍、人員は4.1倍になった

上場を続けることの費用が見えてくる

連結経常利益は2008年6月期の34億3,700万円を頂点として、翌2009年6月期は10億3,100万円へ落ちた[36]。当期純利益も19億9,700万円から2億2,900万円へ減った[37]。売上高は201億4,000万円から208億2,600万円へ微増[38]しており、減益の原因は売上ではなく費用の側にある。営業活動によるキャッシュ・フローは16億7,600万円の流出[39]に転じ、前期の29億4,600万円の流入から反転した。連結従業員は1,398名から1,758名へ増え[40]、自己資本利益率は13.8%から1.6%[41]へ下がった。純資産額は155億2,800万円から133億5,700万円へ減り[42]、総資産は225億500万円から221億700万円となった。

  • 有価証券報告書 第14期【主要な経営指標等の推移】
    • [36]2008年6月期の連結経常利益34億3,700万円・当期純利益19億9,700万円から2009年6月期は10億3,100万円・2億2,900万円へ減益した
    • [37]当期純利益は19億9,700万円から2億2,900万円へ減った
    • [38]売上高は201億4,000万円から208億2,600万円へ微増した
    • [39]2009年6月期の営業活動によるキャッシュ・フローは16億7,600万円の流出で、前期は29億4,600万円の流入だった
    • [40]連結従業員は1,398名から1,758名へ増えた
    • [41]自己資本利益率は2008年6月期13.8%から2009年6月期1.6%へ低下した
    • [42]2008年6月期の純資産155億2,800万円・総資産225億500万円が2009年6月期に133億5,700万円・221億700万円となった

2010年6月末の大株主は石川氏が11.49%で筆頭に立ち[43]、日本トラスティ・サービス信託銀行9.82%、日本マスタートラスト信託銀行9.77%と続く。牧野氏は6.11%、阿部氏は5.75%[44]を保有し、創業三人の合計は23.35%[45]で、事業会社の親会社は存在しない。上位10名の合計は60.49%[46]だった。同社は単元株式制度を採らず、2010年6月期は個別の経営成績が当期純損失となったものの、1株当たり90円の期末配当を据え置いた[47]

  • 有価証券報告書 第14期【大株主の状況】
    • [43]2010年6月末の大株主は石川芳郎11.49%、牧野正幸6.11%、阿部孝司5.75%で上位10名の合計は60.49%だった
    • [44]牧野正幸は6.11%、阿部孝司は5.75%を保有した
    • [45]創業三人の持株比率の合計は23.35%だった
    • [46]大株主上位10名の所有株式数合計は263,018株・60.49%だった
  • 有価証券報告書 第14期【株式等の状況】【配当政策】
    • [47]単元株式制度を採用しておらず、2010年6月期は個別が当期純損失ながら1株当たり90円の期末配当を据え置いた

牧野氏は後年、上場の継続と開発方針が両立しなかった[48]と述懐した。上場してからの7年から8年は売上高も利益も伸ばし続ける必要があり、利益を求める投資家に応えるには『人員の採用を抑え、開発費も抑えざるを得ません』[引用元][49](NIKKEIリスキリング)という状態に置かれた。頭にあったのは限界という二文字で、これ以上の上場維持は無理だという判断[50]に至ったとも語った。上場から非公開化までの期間は6年6か月だった。事業年度別の最高株価は第10期の15万8,000円から第14期の7万4,000円[51]へ下がり、第14期の最低株価は3万7,950円である。のちの公開買付価格5万5,000円は、この範囲の内側[52]にあたる。

  • NIKKEIリスキリング「ワークス創業以来の危機 上場廃止を選ばせた『初心』」
    • [48]牧野正幸は上場の継続と開発方針が両立しなかったと述懐した
    • [49]牧野正幸は上場維持のために採用と開発費を抑えざるを得なかったと述べている
    • [50]牧野正幸はこれ以上の上場維持は無理だと判断したと語っている
  • 有価証券報告書 第14期【株価の推移】
    • [51]事業年度別最高株価は第10期15万8,000円・第14期7万4,000円、第14期の最低株価は3万7,950円だった
    • [52]公開買付価格5万5,000円は第14期の株価レンジの内側にあった
  • 有価証券報告書 第14期【主要な経営指標等の推移】
    • [36]2008年6月期の連結経常利益34億3,700万円・当期純利益19億9,700万円から2009年6月期は10億3,100万円・2億2,900万円へ減益した
    • [37]当期純利益は19億9,700万円から2億2,900万円へ減った
    • [38]売上高は201億4,000万円から208億2,600万円へ微増した
    • [39]2009年6月期の営業活動によるキャッシュ・フローは16億7,600万円の流出で、前期は29億4,600万円の流入だった
    • [40]連結従業員は1,398名から1,758名へ増えた
    • [41]自己資本利益率は2008年6月期13.8%から2009年6月期1.6%へ低下した
    • [42]2008年6月期の純資産155億2,800万円・総資産225億500万円が2009年6月期に133億5,700万円・221億700万円となった
  • 有価証券報告書 第14期【大株主の状況】
    • [43]2010年6月末の大株主は石川芳郎11.49%、牧野正幸6.11%、阿部孝司5.75%で上位10名の合計は60.49%だった
    • [44]牧野正幸は6.11%、阿部孝司は5.75%を保有した
    • [45]創業三人の持株比率の合計は23.35%だった
    • [46]大株主上位10名の所有株式数合計は263,018株・60.49%だった
  • 有価証券報告書 第14期【株式等の状況】【配当政策】
    • [47]単元株式制度を採用しておらず、2010年6月期は個別が当期純損失ながら1株当たり90円の期末配当を据え置いた
  • NIKKEIリスキリング「ワークス創業以来の危機 上場廃止を選ばせた『初心』」
    • [48]牧野正幸は上場の継続と開発方針が両立しなかったと述懐した
    • [49]牧野正幸は上場維持のために採用と開発費を抑えざるを得なかったと述べている
    • [50]牧野正幸はこれ以上の上場維持は無理だと判断したと語っている
  • 有価証券報告書 第14期【株価の推移】
    • [51]事業年度別最高株価は第10期15万8,000円・第14期7万4,000円、第14期の最低株価は3万7,950円だった
    • [52]公開買付価格5万5,000円は第14期の株価レンジの内側にあった

市場を降りて製品の作り直しに賭けた七年間

経営陣による買収で市場を降りる決断

2011年1月31日、経営陣による買収[53]が公表された。公開買付者はWPKホールディングス、買付価格は普通株式1株5万5,000円で、前営業日の終値に34.15%のプレミアム[54]を乗せた水準にある。新株予約権は1個1円、買付代金は最大255億円[55]、買付期間は2月1日から3月15日までの30営業日と定められた。牧野氏ら経営陣はWPKホールディングスの株主となったうえで、取締役会として買付に賛同し、株主への応募推奨を決議[56]した。買付は成立し、同社株式は2011年6月に大阪証券取引所JASDAQ市場での上場を廃止[57]した。非公開化の狙いには、人材の獲得と研究開発への長期投資[58]に加え、企業買収や事業分割、本社と子会社の海外移転を視野に入れた意思決定の迅速化が挙がった。

  • M&A Online(2011年1月31日)
    • [53]2011年1月31日に経営陣による買収が公表された
    • [54]公開買付価格は1株5万5,000円で前営業日終値に34.15%のプレミアムを乗せた水準だった
    • [55]買付代金は最大255億円、買付期間は2月1日から3月15日までの30営業日だった
    • [56]取締役会は買付に賛同し株主への応募推奨を決議した
  • 株主プロ(有価証券報告書一覧・上場廃止 2011年06月)
    • [57]2011年6月に大阪証券取引所JASDAQ市場で上場廃止となった
  • IT Leaders「ワークスアプリがMBO実施、M&Aや海外展開を積極化」
    • [58]非公開化の狙いは人材獲得と研究開発投資、企業買収や事業分割・海外移転を視野に入れた意思決定の迅速化にあった

2011年6月期の連結売上高は231億円、当期純利益は12億6,000万円[59]の黒字であった。ただし官公庁の入札はパッケージを選ぶ方式になっておらず、同社の製品が入りにくい領域として残った。

  • 決算公告
    • [59]2011年6月期の連結売上高は231億円、当期純利益は12億6,000万円だった
  • M&A Online(2011年1月31日)
    • [53]2011年1月31日に経営陣による買収が公表された
    • [54]公開買付価格は1株5万5,000円で前営業日終値に34.15%のプレミアムを乗せた水準だった
    • [55]買付代金は最大255億円、買付期間は2月1日から3月15日までの30営業日だった
    • [56]取締役会は買付に賛同し株主への応募推奨を決議した
  • 株主プロ(有価証券報告書一覧・上場廃止 2011年06月)
    • [57]2011年6月に大阪証券取引所JASDAQ市場で上場廃止となった
  • IT Leaders「ワークスアプリがMBO実施、M&Aや海外展開を積極化」
    • [58]非公開化の狙いは人材獲得と研究開発投資、企業買収や事業分割・海外移転を視野に入れた意思決定の迅速化にあった
  • 決算公告
    • [59]2011年6月期の連結売上高は231億円、当期純利益は12億6,000万円だった

製品の作り直しと人員三倍化の同時進行

2014年4月、次世代型の大手企業向けERP『HUE』のコンセプトを公表した[60]。同年10月のCOMPANYForum 2014では製品化の成功を宣言[61]し、報じられた開発費は300億円規模で、応答速度は100ミリ秒[62]を目標に置いた。提供開始は2015年12月[63]である。2017年2月にはワークス徳島人工知能NLP研究所[64]を開いた。連結従業員は2010年6月期の2,216名から2013年6月期2,855名、2016年6月期5,631名、2017年6月期7,559名へ増え[65]、7年で3.4倍[66]となる。

  • 会社公式サイト(沿革)/IT Leaders「ワークスAPが噂の次世代ERP『HUE』を発表」(2014年10月)
    • [60]2014年4月にHUEのコンセプトを発表し、同年10月に製品化成功を宣言、2015年12月に提供を開始した
  • 会社公式サイト(沿革)
    • [61]2014年10月のCOMPANYForum 2014で製品化の成功を宣言した
    • [63]HUEの提供開始は2015年12月だった
    • [64]2017年2月にワークス徳島人工知能NLP研究所を開設した
  • IT Leaders「ワークスAP『HUE』の開発費は300億円、100ミリ秒のレスポンスにこだわる」
    • [62]HUEの開発費は300億円規模、応答速度は100ミリ秒を目標としたと報じられた
  • 有価証券報告書 第14期/決算公告
    • [65]連結従業員は2010年6月期2,216名から2017年6月期7,559名へ増えた
  • 決算公告
    • [66]連結従業員は7年で3.4倍になった

売上高は2011年6月期の231億円から2017年6月期の446億円へ、6年で1.9倍[67]になった。しかし当期純損益はこの間ほとんどが赤字[68]である。2012年6月期に40億8,000万円の損失[69]を計上し、2013年6月期は38億1,000万円、2014年6月期は51億円と損失が続いた。2015年6月期に19億9,000万円の黒字[70]を挟んだのち、2017年6月期はふたたび16億8,000万円の損失を出しており、6期のうち5期が当期純損失[71]である。売上高は2015年6月期に365億円、2016年6月期に407億円[72]と伸びており、増収と赤字が同じ期に並んだ。

  • 決算公告
    • [67]売上高は2011年6月期231億円から2017年6月期446億円へ伸びた
    • [68]2012年6月期から2017年6月期まで当期純損益はほとんどが赤字だった
    • [69]2012年6月期以降は2015年6月期を除き当期純損失が続いた
    • [70]2015年6月期は19億9,000万円の黒字、2017年6月期は16億8,000万円の損失だった
    • [71]6期のうち5期が当期純損失だった
    • [72]2015年6月期の売上高は365億円、2016年6月期は407億円だった
  • 会社公式サイト(沿革)/IT Leaders「ワークスAPが噂の次世代ERP『HUE』を発表」(2014年10月)
    • [60]2014年4月にHUEのコンセプトを発表し、同年10月に製品化成功を宣言、2015年12月に提供を開始した
  • 会社公式サイト(沿革)
    • [61]2014年10月のCOMPANYForum 2014で製品化の成功を宣言した
    • [63]HUEの提供開始は2015年12月だった
    • [64]2017年2月にワークス徳島人工知能NLP研究所を開設した
  • IT Leaders「ワークスAP『HUE』の開発費は300億円、100ミリ秒のレスポンスにこだわる」
    • [62]HUEの開発費は300億円規模、応答速度は100ミリ秒を目標としたと報じられた
  • 有価証券報告書 第14期/決算公告
    • [65]連結従業員は2010年6月期2,216名から2017年6月期7,559名へ増えた
  • 決算公告
    • [66]連結従業員は7年で3.4倍になった
    • [67]売上高は2011年6月期231億円から2017年6月期446億円へ伸びた
    • [68]2012年6月期から2017年6月期まで当期純損益はほとんどが赤字だった
    • [69]2012年6月期以降は2015年6月期を除き当期純損失が続いた
    • [70]2015年6月期は19億9,000万円の黒字、2017年6月期は16億8,000万円の損失だった
    • [71]6期のうち5期が当期純損失だった
    • [72]2015年6月期の売上高は365億円、2016年6月期は407億円だった

パッケージの完成責任をめぐる争い

2017年6月26日、兼松エレクトロニクスが約14億3,080万円の損害賠償[73]を求めて東京地方裁判所に提訴した。同社は、ワークスアプリケーションズの製品が完成した製品とは言い難く[74]、プロジェクトの各フェーズにおいて不具合及び作業誤りに伴う手戻りが発生し、基幹システムの稼働に求められる最低限の機能実装も完了できなかったと主張した。2018年11月には古河電気工業グループが約50億円の賠償[75]を求めて提訴した。2016年7月に始めた基幹系業務システムの刷新[76]が、2018年8月という稼働予定に届かず頓挫したという主張である。

  • IT Leaders「ワークスAPに対する14億円訴訟と情報誌の『経営不振』指摘、その深層を牧野CEOに聞く」
    • [73]2017年6月26日に兼松エレクトロニクスが約14億3,080万円の損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起した
    • [74]兼松エレクトロニクスは製品が完成した製品とは言い難いと主張した
  • 古河電気工業「訴訟の提起に関するお知らせ」(2018年11月6日)
    • [75]2018年11月に古河電気工業グループが約50億円の損害賠償請求訴訟を提起した
    • [76]2016年7月に始めた基幹系業務システムの刷新が2018年8月の稼働予定に届かなかった

2018年6月期の単体決算は、売上高398億3,200万円に対して当期純損失179億5,700万円[77]を計上した。利益剰余金は142億9,800万円の欠損[78]に転じ、総資産は519億6,000万円である。連結従業員は前期に7,559名[79]へ達した。翌2019年6月期の単体売上高は260億2,800万円、当期純損失は351億3,500万円であった。

  • 官報決算公告 第22期
    • [77]2018年6月期の単体売上高は398億3,200万円、当期純損失179億5,700万円、利益剰余金は142億9,800万円の欠損だった
    • [78]2018年6月期の利益剰余金は142億9,800万円の欠損だった
  • 決算公告
    • [79]連結従業員は2017年6月期に7,559名へ達した
  • IT Leaders「ワークスAPに対する14億円訴訟と情報誌の『経営不振』指摘、その深層を牧野CEOに聞く」
    • [73]2017年6月26日に兼松エレクトロニクスが約14億3,080万円の損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起した
    • [74]兼松エレクトロニクスは製品が完成した製品とは言い難いと主張した
  • 古河電気工業「訴訟の提起に関するお知らせ」(2018年11月6日)
    • [75]2018年11月に古河電気工業グループが約50億円の損害賠償請求訴訟を提起した
    • [76]2016年7月に始めた基幹系業務システムの刷新が2018年8月の稼働予定に届かなかった
  • 官報決算公告 第22期
    • [77]2018年6月期の単体売上高は398億3,200万円、当期純損失179億5,700万円、利益剰余金は142億9,800万円の欠損だった
    • [78]2018年6月期の利益剰余金は142億9,800万円の欠損だった
  • 決算公告
    • [79]連結従業員は2017年6月期に7,559名へ達した

主力事業を売り、残されたほうが立ち直るまで

主力事業の売却価格が二倍に跳ねるまで

2019年6月21日に会社分割とHR事業の譲渡を公表[80]し、8月1日付で新会社が事業を始めた。譲渡先はベインキャピタル[81]で、承継会社の社名は株式会社Works Human Intelligenceとなる。承継されたのは主力の『COMPANY』シリーズと『HUE』シリーズの両方で、およそ1,100の企業グループ[82]が人事給与の仕組みとして採用した製品群である。

  • Works Human Intelligence「新会社Works Human Intelligence 事業開始のお知らせ」(2019年8月1日)
    • [80]2019年6月21日に会社分割とHR事業譲渡を公表し、8月1日にWorks Human Intelligenceが事業を開始した
    • [81]譲渡先はベインキャピタルだった
  • 週刊BCN+(2019年7月6日)
    • [82]承継されたHR事業は約1,100企業グループに採用されていた
  • Works Human Intelligence「新会社Works Human Intelligence 事業開始のお知らせ」(2019年8月1日)
    • [80]2019年6月21日に会社分割とHR事業譲渡を公表し、8月1日にWorks Human Intelligenceが事業を開始した
    • [81]譲渡先はベインキャピタルだった
  • 週刊BCN+(2019年7月6日)
    • [82]承継されたHR事業は約1,100企業グループに採用されていた

赤字事業だけが残された会社の再建

2020年6月期は事業譲渡益によって当期純利益を計上し、利益剰余金は黒字へ戻った。2020年10月にはHUE Works Suiteを発表[83]した。2022年6月期には係争中だった2件の訴訟が解決し、同年12月には建設業向けを分社した。

  • 会社公式サイト(沿革)
    • [83]2020年10月にHUE Works Suiteを発表した

単体の売上高は2020年6月期の120億4,500万円から2022年6月期の19億300万円まで縮み[84]、そこから2023年6月期48億6,400万円、2024年6月期93億4,500万円、2025年6月期111億2,900万円へ戻した。当期純利益は2024年6月期に6億900万円、2025年6月期に4億3,400万円[85]で、事業譲渡益による2020年6月期を除けば分社後はじめての黒字[86]となる。本社は赤坂のアーク森ビルから千代田区麹町へ移った[87]。従業員数は2026年6月の時点で956名[88]にとどまり、2017年6月期の7,559名の8分の1にあたる。事業内容にはERPパッケージの開発・販売に加え、SaaSサービスやITコンサルティング[89]が並ぶ。

  • 官報決算公告 第24期〜第29期
    • [84]単体売上高は2022年6月期19億300万円を底に2025年6月期111億2,900万円へ回復し、2024年6月期に当期純利益6億900万円を計上した
    • [85]当期純利益は2024年6月期6億900万円、2025年6月期4億3,400万円だった
    • [86]事業譲渡益による2020年6月期を除けば分社後はじめての黒字だった
  • 会社公式サイト(会社概要)
    • [87]本社は赤坂のアーク森ビルから千代田区麹町へ移転した
    • [88]2026年6月時点の従業員数は956名で、本社は千代田区麹町にある
    • [89]事業内容はERPパッケージのほかSaaSサービスやITコンサルティングを含む
  • 会社公式サイト(沿革)
    • [83]2020年10月にHUE Works Suiteを発表した
  • 官報決算公告 第24期〜第29期
    • [84]単体売上高は2022年6月期19億300万円を底に2025年6月期111億2,900万円へ回復し、2024年6月期に当期純利益6億900万円を計上した
    • [85]当期純利益は2024年6月期6億900万円、2025年6月期4億3,400万円だった
    • [86]事業譲渡益による2020年6月期を除けば分社後はじめての黒字だった
  • 会社公式サイト(会社概要)
    • [87]本社は赤坂のアーク森ビルから千代田区麹町へ移転した
    • [88]2026年6月時点の従業員数は956名で、本社は千代田区麹町にある
    • [89]事業内容はERPパッケージのほかSaaSサービスやITコンサルティングを含む

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ワークスアプリケーションズの沿革1996〜2025年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1996〜2004年カスタマイズを不要にするという製品設計の選択石川芳郎埼玉県与野市(現さいたま市)にワークスアプリケーションズを設立★★★
石川芳郎人事・給与パッケージソフト「COMPANY」を発売★★
石川芳郎本社を東京都港区三田に移転
石川芳郎プロフェッショナル養成特待生制度を開始★★
石川芳郎三菱商事子会社ヒューマンリンクと運用受託を開始
石川芳郎「COMPANY」Webサービスを発売
牧野正幸牧野正幸氏が代表取締役最高経営責任者に就任★★
牧野正幸名古屋事業所を開設
牧野正幸日本証券業協会に株式を店頭登録
牧野正幸大塚商会と「COMPANY」の販売で業務提携
牧野正幸大阪事業所を開設
牧野正幸ワークスアプリケーションズの問題解決能力発掘インターンシップ導入

2002年8月、ワークスアプリケーションズが『問題解決能力発掘インターンシップ』を始めた経営判断。学生に実務に近い課題を解かせ、成績上位者へ入社資格を与える方式を採り、2008年には年間1,800人の学生を受け入れる規模に達した。

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★★★
牧野正幸「COMPANY」就労・プロジェクト管理を発売
牧野正幸システム技術センターを子会社化
牧野正幸本社を東京都港区赤坂のアーク森ビルへ移転
牧野正幸中国で「COMPANY」の開発販売子会社を設立
牧野正幸ジャスダック証券取引所に株式を上場
牧野正幸「COMPANY」会計シリーズを発売★★
2004〜2010年人事から会計・サプライチェーンへ製品を広げる牧野正幸アリエル・ネットワークを子会社化
牧野正幸「COMPANY」CRMを発売
牧野正幸「COMPANY」サプライチェーン管理を発売★★
牧野正幸大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
2011〜2018年市場を降りて製品の作り直しに賭けた七年間牧野正幸ワークスアプリケーションズの経営陣による買収と株式非公開化

2011年1月31日、経営陣が参加するWPKホールディングスが1株5万5,000円で公開買付けを実施し、ワークスアプリケーションズを非公開化した経営判断。買付代金は最大255億円で、同年6月に上場を廃止した。

詳細を読む
★★★
牧野正幸公開買付価格は1株55,000円で総額255億円
牧野正幸大阪証券取引所JASDAQ市場で上場廃止★★
牧野正幸次世代ERP「HUE」のコンセプトを発表★★★
牧野正幸「HUE」の製品化成功を発表★★
牧野正幸ビジネスアプリケーション「HUE」を発売★★
牧野正幸ワークス徳島人工知能NLP研究所を開設
牧野正幸連結従業員数が7,559名に到達★★
牧野正幸兼松エレクトロニクスが14億円の賠償請求訴訟を提起★★
牧野正幸2018年6月期に当期純損失179億円を計上★★
牧野正幸古河電気工業グループが50億円の賠償請求訴訟を提起★★
2019〜2026年主力事業を売り、残されたほうが立ち直るまで牧野正幸ワークスアプリケーションズのHR事業売却と会社分割

2019年6月21日、ワークスアプリケーションズが会社分割によって主力のHR事業を切り出し、ベインキャピタルへ約1,000億円で譲渡すると公表した経営判断。承継会社は同年8月1日に株式会社Works Human Intelligenceとして事業を始めた。

詳細を読む
★★★
牧野正幸HR事業をWorks Human Intelligenceに承継★★
井上直樹牧野正幸氏が代表取締役CEOを退任★★
井上直樹井上直樹氏が代表取締役CEOに、秦修氏が代表取締役COOに就任
井上直樹会計ERPの第1号案件を提供開始
井上直樹事業譲渡益で当期純利益650億円を計上★★
井上直樹HUE Works Suiteを発表
井上直樹サプライチェーンERPの第1号案件を提供開始
秦修秦修氏が代表取締役CEOに就任し、井上直樹氏は特別顧問へ★★
秦修係争中の2件の訴訟が解決★★
秦修ワークスアプリケーションズ・フロンティアがMBOで独立
秦修2024年6月期に当期純利益6億円を計上★★
秦修コーポレートブランドを刷新
秦修2025年6月期の売上高111億円を計上
出典・参考
  • ワークスアプリケーションズ 有価証券報告書 第14期(2009年6月期)【沿革】
  • 株主プロ(有価証券報告書一覧・上場廃止 2011年06月)
  • 有価証券報告書 第14期【沿革】
  • 有価証券報告書 第14期【役員の状況】略歴
  • 有価証券報告書 第14期【役員の状況】
  • 有価証券報告書 第14期【事業の内容】
  • 有価証券報告書 第14期【主要な経営指標等の推移】
  • 有価証券報告書 第10期【主要な経営指標等の推移】
  • 有価証券報告書 第10期・第14期【主要な経営指標等の推移】
  • 有価証券報告書 第14期【大株主の状況】
  • 有価証券報告書 第14期【株式等の状況】【配当政策】
  • 有価証券報告書 第14期【株価の推移】
  • 有価証券報告書 第14期/決算公告
  • 週刊BCN+(2019年7月6日)
  • 会社公式サイト(2005年時点の業績推移)
  • M&A Online(2011年1月31日)
  • 会社公式サイト(沿革)/IT Leaders「ワークスAPが噂の次世代ERP『HUE』を発表」(2014年10月)
  • 古河電気工業「訴訟の提起に関するお知らせ」(2018年11月6日)
  • Works Human Intelligence「新会社Works Human Intelligence 事業開始のお知らせ」(2019年8月1日)
  • NIKKEIリスキリング「ワークス創業以来の危機 上場廃止を選ばせた『初心』」
  • IT Leaders「ワークスアプリがMBO実施、M&Aや海外展開を積極化」
  • 決算公告
  • 会社公式サイト(沿革)
  • IT Leaders「ワークスAP『HUE』の開発費は300億円、100ミリ秒のレスポンスにこだわる」
  • IT Leaders「ワークスAPに対する14億円訴訟と情報誌の『経営不振』指摘、その深層を牧野CEOに聞く」
  • 官報決算公告 第22期
  • 官報決算公告 第24期〜第29期
  • 会社公式サイト(会社概要)

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