アバントグループの歴史
沿革
1997年に設立されたディーバが起源。
連結会計ソフト「DivaSystem」を同年に発売し、2018年に利用社数1,000社に達した。2004年から決算業務の受託も手がけ、両者を収益源とするソフトウェア企業である。
1997年〜ディーバの設立と連結会計ソフト「DivaSystem」の発売
- ディーバを設立[1]
- 連結会計ソフト「DivaSystem」を発売[1]
- 大阪市北区西天満に大阪支社を開設[1]
- 本社を東京都大田区蒲田に移転[1]
- 連結会計実務講座を開始[1]
筆者所見
ディーバの出発点は、ソフトの販売より、連結決算という業務を顧客企業に定着させることにあった。1997年5月に設立し、同年10月に連結会計ソフト「DivaSystem」を発売した[1]。2002年6月には連結会計実務講座を開始した[1]。講座は利用者の実務力を高める投資であり、製品を使い続ける理由を顧客企業に積み上げる仕組みでもあった。実務の知見を社内に蓄積したことが、2004年以降に業務そのものを受託する事業の足場になった。
- [1]アバントグループ 公式サイト「沿革」(2026年10月)
2004年〜連結決算アウトソーシングの開始とヘラクレス上場
- 連結決算業務のアウトソーシング・サービスを開始[1]
- 大阪支社を大阪市北区堂島に移転[1]
- 大阪証券取引所ヘラクレスに上場[1]
- DivaSystemの利用社数が500社に到達[2]
- DIVA CORPORATION OF AMERICAを設立[1]
- 名古屋市中村区名駅に名古屋オフィスを開設[1]
- インターネットディスクロージャーを完全子会社化[1]
- 本社を品川に移転[1]
- ディーバ・ビジネス・イノベーション設立[1]
- ジールがDHIの情報システム事業を承継[1]
- 売上高
- 経常利益率
筆者所見
2004年に始めた連結決算のアウトソーシングは、ソフト会社を決算業務の担い手へ変える転換だった。2004年1月にアウトソーシング・サービスを開始し、2007年8月にDivaSystemの利用社数は500社に達した[1][2]。導入社数の増加は、決算期に人手の不足する顧客から業務を受託する余地を広げる。2009年11月にはインターネットディスクロージャーを完全子会社化した[1]。数字を作る工程から開示書類の工程へ、決算の下流に事業を拡張する布石を打った。
- [1]アバントグループ 公式サイト「沿革」(2026年10月)
- [2]有価証券報告書
2013年〜持株会社体制への移行とアバントグループへの改称
- 持株会社体制に移行[1]
- アバントに商号変更[1]
- ディーバ・ビジネス・イノベーションをディーバに合併[1]
- フィエルテを設立[1]
- 東京証券取引所市場第二部に指定替え[1]
- 東京証券取引所市場第一部に指定替え[1]
- DivaSystemの利用社数が1,000社に到達[2]
- Metapraxisと資本業務提携[1]
- プライム市場に移行[1]
- アバントグループに商号変更[1]
- 創業者の最高経営責任者が事業会社社長の兼任を解消[3]
- Cygnet Infotechとの合弁でDivaCygnetを設立[2]
- VISTAを設立[2]
- 売上高
- 売上原価
- 販管費
- 営業利益
- 経常利益率
筆者所見
2013年の持株会社化は、連結会計の専業から経営管理の情報を扱う企業群へ、事業の定義を広げる手続きだった。2013年10月に持株会社体制へ移行し、DivaSystemの利用社数は2018年12月に1,000社となった[1][2]。この顧客基盤が、連結会計の次の需要を探る出発点になった。2022年10月には商号をアバントグループへ改め、創業者の最高経営責任者が事業会社社長の兼任を解消した[1][3]。グループ全体の経営と事業会社の執行の分担が明確になった。
- [1]アバントグループ 公式サイト「沿革」(2026年10月)
- [2]有価証券報告書
- [3]コーポレートガバナンス報告書「コーポレート・ガバナンス報告書」(2023年1月26日)