第2章 年〜年

MonotaRO:多賀城・尼崎・笠間DCの開設と鈴木雅哉の社長就任

2010年〜宮城県多賀城市の第2DCと、36歳の鈴木雅哉氏が継いだ社長職

2011年5月26日、MonotaROは宮城県多賀城市に第2ディストリビューションセンターを開設した。倉庫面積は8,346㎡で、工具・安全用品・工事用品を中心に約12,000アイテムを在庫として置いた。同年3月時点の物流センターは兵庫県尼崎市と大阪市住之江区の2カ所で、どちらも関西にあった。中間報告書は、被災地の近くに在庫を置いて東北一帯へ復興資材を早く届けることを開設の目的に挙げ、地元の雇用にも触れた。2012年3月の年次報告書で会社側は、この拠点を東日本の需要に即応する体制と位置づけ、IT拠点の増設と並べてBCPの強化に数えた。震災への対応として開いた倉庫が、関西に偏っていた出荷網を東へ広げる最初の一歩になったとみられる。

  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [1]2011年5月、宮城県多賀城市に第2ディストリビューションセンター(多賀城DC)を開設(2017年5月閉鎖)
  • MonotaRO 第12期 中間報告書(株主向け報告書・2011年9月7日発行)「宮城県に第2ディストリビューションセンター新設」
    • [2]2011年5月26日開設、倉庫面積8,346㎡・約12,000アイテム在庫。復興に向けた工具・安全用品・工事用品を主力とし、被災地近郊に置いて東北への早期配送を可能にした。地元の雇用創出にも寄与
    • [4]2011年5月26日開設、倉庫面積8,346㎡・約12,000アイテム在庫。復興に向けた工具・安全用品・工事用品を主力とし、被災地近郊に置いて東北への早期配送を可能にした。地元の雇用創出にも寄与
  • MonotaRO 第11期年次報告書(2011年3月25日発行・2010年12月期)
    • [3]2011年3月時点の物流センターは第1:兵庫県尼崎市西向島町、第2:大阪市住之江区柴谷
  • MonotaRO 第12期年次報告書(2012年3月28日発行・2011年12月期)
    • [5]2011年度は受発注能力の増強に取り組み、5月に宮城県に第2DCを開設して東日本の需要に即応する体制を整備。IT拠点を増やしBCPを強化

2012年3月、創業から経営を率いた瀬戸欣哉氏は新設の代表執行役会長に移り、鈴木雅哉氏が代表執行役社長に就任した。鈴木雅哉氏は1975年7月生まれで、就任時は36歳だった。住友商事から出向してシステムチーム課長を務め、楽天を経て2007年4月にマーケティング部長として戻った経歴を持つ。瀬戸欣哉氏は年次報告書で、事業規模の拡大に備えて集団経営体制を厚くするために会長職を置くと説明した。会長が長期戦略と俯瞰した経営を統括し、社長が日々の判断と執行を担う2名の分担。10年、20年先まで伸び続けるには『強いチームとして会社を経営していくDNA』を作って継承する必要があるという考えも示した。創業者が会長として残る交代は、1人の経営から執行役のチームによる経営へ移す段取りだったと推察される。

  • MonotaRO 第12期年次報告書(2012年3月28日発行・2011年12月期)
    • [6]代表執行役会長を新設し、長期戦略・俯瞰的経営を統括する会長・瀬戸欣哉と日常的業務判断・執行を担う社長・鈴木雅哉の2名体制に。事業規模拡大に対応し、より充実した集団経営体制で臨むため。10年20年の成長には強いチームとして経営するDNAの形成・継承が必要
    • [9]代表執行役会長を新設し、長期戦略・俯瞰的経営を統括する会長・瀬戸欣哉と日常的業務判断・執行を担う社長・鈴木雅哉の2名体制に。事業規模拡大に対応し、より充実した集団経営体制で臨むため。10年20年の成長には強いチームとして経営するDNAの形成・継承が必要
    • [10]代表執行役会長を新設し、長期戦略・俯瞰的経営を統括する会長・瀬戸欣哉と日常的業務判断・執行を担う社長・鈴木雅哉の2名体制に。事業規模拡大に対応し、より充実した集団経営体制で臨むため。10年20年の成長には強いチームとして経営するDNAの形成・継承が必要
    • [11]代表執行役会長を新設し、長期戦略・俯瞰的経営を統括する会長・瀬戸欣哉と日常的業務判断・執行を担う社長・鈴木雅哉の2名体制に。事業規模拡大に対応し、より充実した集団経営体制で臨むため。10年20年の成長には強いチームとして経営するDNAの形成・継承が必要
  • 有価証券報告書 第13期(2012年12月期)【役員の状況】
    • [7]鈴木雅哉:1975年7月24日生。1998年住友商事入社、2000年11月当社出向システムチーム課長、2006年楽天、2007年4月当社マーケティング部長、2008年3月執行役、2012年3月取締役代表執行役社長
    • [8]鈴木雅哉:1975年7月24日生。1998年住友商事入社、2000年11月当社出向システムチーム課長、2006年楽天、2007年4月当社マーケティング部長、2008年3月執行役、2012年3月取締役代表執行役社長
参考文献[1]-[11]
  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [1]2011年5月、宮城県多賀城市に第2ディストリビューションセンター(多賀城DC)を開設(2017年5月閉鎖)
  • MonotaRO 第12期 中間報告書(株主向け報告書・2011年9月7日発行)「宮城県に第2ディストリビューションセンター新設」
    • [2]2011年5月26日開設、倉庫面積8,346㎡・約12,000アイテム在庫。復興に向けた工具・安全用品・工事用品を主力とし、被災地近郊に置いて東北への早期配送を可能にした。地元の雇用創出にも寄与
    • [4]2011年5月26日開設、倉庫面積8,346㎡・約12,000アイテム在庫。復興に向けた工具・安全用品・工事用品を主力とし、被災地近郊に置いて東北への早期配送を可能にした。地元の雇用創出にも寄与
  • MonotaRO 第11期年次報告書(2011年3月25日発行・2010年12月期)
    • [3]2011年3月時点の物流センターは第1:兵庫県尼崎市西向島町、第2:大阪市住之江区柴谷
  • MonotaRO 第12期年次報告書(2012年3月28日発行・2011年12月期)
    • [5]2011年度は受発注能力の増強に取り組み、5月に宮城県に第2DCを開設して東日本の需要に即応する体制を整備。IT拠点を増やしBCPを強化
    • [6]代表執行役会長を新設し、長期戦略・俯瞰的経営を統括する会長・瀬戸欣哉と日常的業務判断・執行を担う社長・鈴木雅哉の2名体制に。事業規模拡大に対応し、より充実した集団経営体制で臨むため。10年20年の成長には強いチームとして経営するDNAの形成・継承が必要
    • [9]代表執行役会長を新設し、長期戦略・俯瞰的経営を統括する会長・瀬戸欣哉と日常的業務判断・執行を担う社長・鈴木雅哉の2名体制に。事業規模拡大に対応し、より充実した集団経営体制で臨むため。10年20年の成長には強いチームとして経営するDNAの形成・継承が必要
    • [10]代表執行役会長を新設し、長期戦略・俯瞰的経営を統括する会長・瀬戸欣哉と日常的業務判断・執行を担う社長・鈴木雅哉の2名体制に。事業規模拡大に対応し、より充実した集団経営体制で臨むため。10年20年の成長には強いチームとして経営するDNAの形成・継承が必要
    • [11]代表執行役会長を新設し、長期戦略・俯瞰的経営を統括する会長・瀬戸欣哉と日常的業務判断・執行を担う社長・鈴木雅哉の2名体制に。事業規模拡大に対応し、より充実した集団経営体制で臨むため。10年20年の成長には強いチームとして経営するDNAの形成・継承が必要
  • 有価証券報告書 第13期(2012年12月期)【役員の状況】
    • [7]鈴木雅哉:1975年7月24日生。1998年住友商事入社、2000年11月当社出向システムチーム課長、2006年楽天、2007年4月当社マーケティング部長、2008年3月執行役、2012年3月取締役代表執行役社長
    • [8]鈴木雅哉:1975年7月24日生。1998年住友商事入社、2000年11月当社出向システムチーム課長、2006年楽天、2007年4月当社マーケティング部長、2008年3月執行役、2012年3月取締役代表執行役社長

2013年〜尼崎DCの本格稼働と、韓国NAVIMRO・インドネシアで始めた海外の2社

2013年1月、MonotaROは韓国に全額出資の現地法人NAVIMRO Co., Ltd.を設立し、4月に販売サイトを立ち上げた。同じ月、2011年8月に設立した建材販売のK-engineは全株式を譲渡した。判断の材料は米国の実績である。Graingerが2010年10月に設けたZoro Toolsへ運営のノウハウを提供し、同社は2012年秋に単月の黒字を達成。社長の鈴木雅哉氏は、この結果から自社の型を海外でも展開できると判断したと年次報告書で説明した。韓国では日本と異なる検索エンジンが主流だったものの、翌年までにトラフィック・新規顧客・売上がそろって増えた。10年後の説明会でも、海外事業の起点は2013年の韓国と位置づけられた。

  • MonotaRO 第14期年次報告書(2014年3月27日発行・2013年12月期)社長インタビュー・2014年事業戦略
    • [12]2013年1月に100%出資子会社NAVIMROを設立し、4月にサイトを立ち上げて運営を開始
    • [17]韓国では日本と異なる検索エンジンが主流という違いはあったが、トラフィック・新規顧客数・売上ともに順調に拡大
  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [13]2011年8月に株式会社K-engineを設立、2013年1月にNAVIMRO Co., Ltd.を設立し、K-engineの全株式を譲渡
  • MonotaRO 第13期年次報告書(2013年3月22日発行・2012年12月期)社長インタビュー
    • [14]Grainger子会社として2010年10月に米国で設立したZoro Toolsへノウハウを提供し、同社は2011年5月営業開始・2012年秋に単月黒字化。これを受けビジネスモデルは海外展開できると判断し、1月に韓国で子会社を設立
    • [15]Grainger子会社として2010年10月に米国で設立したZoro Toolsへノウハウを提供し、同社は2011年5月営業開始・2012年秋に単月黒字化。これを受けビジネスモデルは海外展開できると判断し、1月に韓国で子会社を設立
    • [16]Grainger子会社として2010年10月に米国で設立したZoro Toolsへノウハウを提供し、同社は2011年5月営業開始・2012年秋に単月黒字化。これを受けビジネスモデルは海外展開できると判断し、1月に韓国で子会社を設立
  • MonotaRO 2023年12月期通期決算説明会 質疑応答(2024年2月5日)
    • [18]質問者が「2013年の韓国での事業開始から海外事業は10年」と述べ、今後10年の規模感を問うた

2014年1月に本社を尼崎市竹谷町へ移し、7月には同じ尼崎で新しいディストリビューションセンターの本格稼働を始めた。貸借面積は39,847㎡で、出荷能力は旧センターの約2倍、在庫を置ける能力は約3倍だった。2013年12月期の新規顧客は230,129口座で、登録会員数は1,122,291口座に達した。年次報告書が説明するのは、顧客の増加が1商品あたりの販売数を押し上げ、在庫に置ける商品を増やす循環である。社長の鈴木雅哉氏は、在庫を約13万点から30~40万点へ拡大して翌日に届く商品を増やす考えを示した。売上高は2012年12月期の28,742百万円から2013年12月期に34,556百万円へ拡大していた。拠点の費用で利益率が一時的に下がることを承知で、在庫と納期の強化を先に進めたのだろう。

  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [19]2014年1月に本社を兵庫県尼崎市竹谷町へ移転、2014年7月に尼崎ディストリビューションセンターの本格稼働を開始(2022年12月閉鎖)
  • MonotaRO 第14期年次報告書(2014年3月27日発行・2013年12月期)社長インタビュー・2014年事業戦略
    • [20]新センターは兵庫県尼崎市(現物流センター・本社至近)、貸借面積39,847㎡、2014年7月本格稼働、出荷能力は現センターの約2倍・在庫保有能力は約3倍
    • [21]2013年は新規顧客230,129口座、登録会員1,122,291口座。顧客増で販売数を確保し在庫可能商品を増やしリードタイムを短縮。新センター完成後は在庫を約13万点から30~40万点へ拡大。新センター開設などで利益率は一時低下
    • [22]2013年は新規顧客230,129口座、登録会員1,122,291口座。顧客増で販売数を確保し在庫可能商品を増やしリードタイムを短縮。新センター完成後は在庫を約13万点から30~40万点へ拡大。新センター開設などで利益率は一時低下
    • [23]2013年は新規顧客230,129口座、登録会員1,122,291口座。顧客増で販売数を確保し在庫可能商品を増やしリードタイムを短縮。新センター完成後は在庫を約13万点から30~40万点へ拡大。新センター開設などで利益率は一時低下
    • [25]2013年12月期の売上高34,556百万円(前年比20.2%増)
  • MonotaRO 第13期年次報告書(2013年3月22日発行・2012年12月期)社長インタビュー
    • [24]2012年12月期の売上高28,742百万円(前年比29.2%増)

2016年8月、インドネシアのPT Sumisho E-Commerce Indonesiaの株式を取得し、連結子会社とした。現在の社名はPT MONOTARO INDONESIAである。東南アジアへの入り方は、この3年前に日本からの輸出で始めていた。2013年10月にシンガポール向けのサイトを開設。各国の市場規模が小さいため、国ごとに合うモデルでリスクを抑えて収益化を図る方針も示した。2014年に輸出の対象国を広げ、2015年にはマレーシア向けのサイトも立ち上げた。課題は後年の説明会で語られた。人件費が低いインドネシアでは、日本で提供する利便性が認知されにくいという。輸出で需要を確かめたうえで、現地の会社を持つ段階へ進んだと思われる。

  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [26]2016年8月、PT Sumisho E-Commerce Indonesia(現PT MONOTARO INDONESIA/連結子会社)の株式を取得
    • [27]2016年8月、PT Sumisho E-Commerce Indonesia(現PT MONOTARO INDONESIA/連結子会社)の株式を取得
  • MonotaRO 第14期年次報告書(2014年3月27日発行・2013年12月期)社長インタビュー・2014年事業戦略
    • [28]2013年10月にシンガポール向けサイトを開設し日本からの輸出モデルで販売開始。東南アジア各国の市場規模は小規模で、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールしつつ収益化を図る
    • [29]2013年10月にシンガポール向けサイトを開設し日本からの輸出モデルで販売開始。東南アジア各国の市場規模は小規模で、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールしつつ収益化を図る
    • [30]2013年10月にシンガポール向けサイトを開設し日本からの輸出モデルで販売開始。東南アジア各国の市場規模は小規模で、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールしつつ収益化を図る
  • MonotaRO 第15期年次報告書(2015年3月26日発行・2014年12月期)社長インタビュー
    • [31]2014年に東南アジア向け輸出の対象国を拡大し、日本から航空便で短納期に届ける利便性が評価された。2015年はマレーシア向けドメインを取得しWebサイトを立ち上げ
  • MonotaRO 2023年12月期通期決算説明会 質疑応答(2024年2月5日)
    • [32]米国や日本に比べ人件費が低いインドやインドネシアでは、MonotaROが日本で提供する利便性は認知され難い
    • [33]米国や日本に比べ人件費が低いインドやインドネシアでは、MonotaROが日本で提供する利便性は認知され難い
参考文献[12]-[33]
  • MonotaRO 第14期年次報告書(2014年3月27日発行・2013年12月期)社長インタビュー・2014年事業戦略
    • [12]2013年1月に100%出資子会社NAVIMROを設立し、4月にサイトを立ち上げて運営を開始
    • [17]韓国では日本と異なる検索エンジンが主流という違いはあったが、トラフィック・新規顧客数・売上ともに順調に拡大
    • [20]新センターは兵庫県尼崎市(現物流センター・本社至近)、貸借面積39,847㎡、2014年7月本格稼働、出荷能力は現センターの約2倍・在庫保有能力は約3倍
    • [21]2013年は新規顧客230,129口座、登録会員1,122,291口座。顧客増で販売数を確保し在庫可能商品を増やしリードタイムを短縮。新センター完成後は在庫を約13万点から30~40万点へ拡大。新センター開設などで利益率は一時低下
    • [22]2013年は新規顧客230,129口座、登録会員1,122,291口座。顧客増で販売数を確保し在庫可能商品を増やしリードタイムを短縮。新センター完成後は在庫を約13万点から30~40万点へ拡大。新センター開設などで利益率は一時低下
    • [23]2013年は新規顧客230,129口座、登録会員1,122,291口座。顧客増で販売数を確保し在庫可能商品を増やしリードタイムを短縮。新センター完成後は在庫を約13万点から30~40万点へ拡大。新センター開設などで利益率は一時低下
    • [25]2013年12月期の売上高34,556百万円(前年比20.2%増)
    • [28]2013年10月にシンガポール向けサイトを開設し日本からの輸出モデルで販売開始。東南アジア各国の市場規模は小規模で、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールしつつ収益化を図る
    • [29]2013年10月にシンガポール向けサイトを開設し日本からの輸出モデルで販売開始。東南アジア各国の市場規模は小規模で、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールしつつ収益化を図る
    • [30]2013年10月にシンガポール向けサイトを開設し日本からの輸出モデルで販売開始。東南アジア各国の市場規模は小規模で、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールしつつ収益化を図る
  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [13]2011年8月に株式会社K-engineを設立、2013年1月にNAVIMRO Co., Ltd.を設立し、K-engineの全株式を譲渡
    • [19]2014年1月に本社を兵庫県尼崎市竹谷町へ移転、2014年7月に尼崎ディストリビューションセンターの本格稼働を開始(2022年12月閉鎖)
    • [26]2016年8月、PT Sumisho E-Commerce Indonesia(現PT MONOTARO INDONESIA/連結子会社)の株式を取得
    • [27]2016年8月、PT Sumisho E-Commerce Indonesia(現PT MONOTARO INDONESIA/連結子会社)の株式を取得
  • MonotaRO 第13期年次報告書(2013年3月22日発行・2012年12月期)社長インタビュー
    • [14]Grainger子会社として2010年10月に米国で設立したZoro Toolsへノウハウを提供し、同社は2011年5月営業開始・2012年秋に単月黒字化。これを受けビジネスモデルは海外展開できると判断し、1月に韓国で子会社を設立
    • [15]Grainger子会社として2010年10月に米国で設立したZoro Toolsへノウハウを提供し、同社は2011年5月営業開始・2012年秋に単月黒字化。これを受けビジネスモデルは海外展開できると判断し、1月に韓国で子会社を設立
    • [16]Grainger子会社として2010年10月に米国で設立したZoro Toolsへノウハウを提供し、同社は2011年5月営業開始・2012年秋に単月黒字化。これを受けビジネスモデルは海外展開できると判断し、1月に韓国で子会社を設立
    • [24]2012年12月期の売上高28,742百万円(前年比29.2%増)
  • MonotaRO 2023年12月期通期決算説明会 質疑応答(2024年2月5日)
    • [18]質問者が「2013年の韓国での事業開始から海外事業は10年」と述べ、今後10年の規模感を問うた
    • [32]米国や日本に比べ人件費が低いインドやインドネシアでは、MonotaROが日本で提供する利便性は認知され難い
    • [33]米国や日本に比べ人件費が低いインドやインドネシアでは、MonotaROが日本で提供する利便性は認知され難い
  • MonotaRO 第15期年次報告書(2015年3月26日発行・2014年12月期)社長インタビュー
    • [31]2014年に東南アジア向け輸出の対象国を拡大し、日本から航空便で短納期に届ける利便性が評価された。2015年はマレーシア向けドメインを取得しWebサイトを立ち上げ

2017年〜笠間DCへの東日本拠点の移転と、売上高1,315億円までの伸び

2017年4月、MonotaROは茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンターを開設し、翌5月に多賀城DCを閉鎖した。東日本の出荷拠点は、開設から6年で宮城県から茨城県へ移った。笠間DCは、自動棚搬送ロボットを初めて導入した拠点である。注文品の入った棚を作業者の持ち場まで運ばせ、歩いて集める時間と手間を減らした。後年の統合報告書も、2017年の笠間DC開設を自動化の段階を引き上げた節目に置いた。連結売上高は2016年12月期の69,647百万円から2017年12月期に88,347百万円へ拡大した。開設の2年前、社長の鈴木雅哉氏は出荷能力を当時の1.5〜2倍、在庫能力を30〜40万商品へ広げる方針を示していた。

  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [34]2017年4月に茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンターを開設、2017年5月に多賀城ディストリビューションセンターを閉鎖
    • [35]2017年4月に茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンターを開設、2017年5月に多賀城ディストリビューションセンターを閉鎖
  • MonotaRO 統合報告書2025
    • [36]2017年に笠間DCを開設した際に初めて自動棚搬送ロボットを導入。棚がピッキング作業者のステーションまで自動で移動し時間と労力を削減
    • [37]2017年に笠間DCを開設した際に初めて自動棚搬送ロボットを導入。棚がピッキング作業者のステーションまで自動で移動し時間と労力を削減
  • MonotaRO 統合報告書2026(2025年12月期)
    • [38]2017年の笠間DC開設以降は自動化のステージをさらに引き上げた
  • 有価証券報告書 第18期(2017年12月期)【経営指標等】
    • [39]連結売上高 2016年12月期69,647百万円、2017年12月期88,347百万円
  • MonotaRO 第15期年次報告書(2015年3月26日発行・2014年12月期)社長インタビュー
    • [40]2014年7月に新物流センターを本格稼働し秋に1日2万点以上の出荷能力。今後は出荷能力を現状の1.5〜2倍、在庫能力30〜40万商品を目指し、成長に支障をきたさないよう先を見据えてスケールを拡大

2018年2月、上海に卓易隆電子商務(上海)有限公司(ZORO Shanghai Co., Ltd.)を設立し、連結子会社とした。中国への関わりは、それ以前は間接的だった。2014年の年次報告書は、中国とインドではGraingerの既設子会社を通じてPB商品を供給する方針を示していた。国ごとの市場規模やインフラを勘案し、リスクを抑える手順を選んだという説明である。2015年3月の年次報告書で、社長の鈴木雅哉氏は品揃えと短い納期の強みはどの国でも価値になるとの考えを示した。上海の子会社で、自前の拠点を持つ段階に移った。統合報告書2024の年表は、中国進出に続けて中国撤退を記した。インドネシアで見えた利便性の伝わりにくさが、中国ではさらに大きかったのかもしれない。

  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [41]2018年2月、卓易隆電子商務(上海)有限公司(ZORO Shanghai Co., Ltd.)(連結子会社)を設立
    • [46]2018年2月、卓易隆電子商務(上海)有限公司(ZORO Shanghai Co., Ltd.)(連結子会社)を設立
  • MonotaRO 第14期年次報告書(2014年3月27日発行・2013年12月期)社長インタビュー・2014年事業戦略
    • [42]中国とインドはGrainger社の既設子会社を通じて当社PB商品を販売。各国の市場規模やインフラなどを勘案し、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールを行いながら収益化
    • [43]中国とインドはGrainger社の既設子会社を通じて当社PB商品を販売。各国の市場規模やインフラなどを勘案し、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールを行いながら収益化
    • [44]中国とインドはGrainger社の既設子会社を通じて当社PB商品を販売。各国の市場規模やインフラなどを勘案し、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールを行いながら収益化
  • MonotaRO 第15期年次報告書(2015年3月26日発行・2014年12月期)社長インタビュー
    • [45]インターネットを通じてワンストップで商品が揃い短いリードタイムで届ける強みは、どこの国でも提供できる価値があると考え、日本などで得た知見で各国の成長を加速する
  • MonotaRO 統合報告書2024
    • [47]沿革の年表の海外展開欄に、韓国進出・インドネシア進出・中国進出・インド進出・(中国撤退)を記載

2019年3月、親会社グループの再編でGrainger InternationalとGrainger Japanが合併した。両社のMonotaRO株式は現物出資でGrainger Global Holdingsへ移り、同社が過半数を直接持つ親会社となった。Graingerが過半数を持つ関係は、2009年9月のGrainger Japanによる株式取得から続いていた。MonotaROは米国のZoro Toolsへノウハウを供与し、2014年までにサービス料収入を得た。統合報告書2024は、この関係をノウハウ提供とロイヤリティ収入の仕組みと記した。2019年12月期の連結売上高は131,463百万円である。株式の持ち方が変わっても、ノウハウを親会社へ提供する関係は保たれたと読める。

  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [48]2019年3月、親会社グループ内再編でGrainger InternationalとGrainger Japanが合併し、両社保有の当社株式は現物出資でGrainger Global Holdingsへ移転。同社が過半数を直接保有する親会社、Grainger Internationalが間接保有する親会社となる
    • [49]2019年3月、親会社グループ内再編でGrainger InternationalとGrainger Japanが合併し、両社保有の当社株式は現物出資でGrainger Global Holdingsへ移転。同社が過半数を直接保有する親会社、Grainger Internationalが間接保有する親会社となる
    • [50]2009年9月、Grainger Japanによる当社株式取得により、W.W. Graingerが発行済株式総数の過半数を間接的に所有し親会社となる
  • MonotaRO 第14期年次報告書(2014年3月27日発行・2013年12月期)社長インタビュー・2014年事業戦略
    • [51]米国では親会社Graingerが設立したZoro Toolsへのノウハウ供与に対してサービス料収入が実現
  • MonotaRO 統合報告書2024
    • [52]Grainger(親会社)が展開するEコマース事業(2010年事業開始)に当社ノウハウを提供し、ロイヤリティ収入を得る
  • 有価証券報告書 第20期(2019年12月期)【経営指標等】
    • [53]2019年12月期の連結売上高131,463百万円
参考文献[34]-[53]
  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
    • [34]2017年4月に茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンターを開設、2017年5月に多賀城ディストリビューションセンターを閉鎖
    • [35]2017年4月に茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンターを開設、2017年5月に多賀城ディストリビューションセンターを閉鎖
    • [41]2018年2月、卓易隆電子商務(上海)有限公司(ZORO Shanghai Co., Ltd.)(連結子会社)を設立
    • [46]2018年2月、卓易隆電子商務(上海)有限公司(ZORO Shanghai Co., Ltd.)(連結子会社)を設立
    • [48]2019年3月、親会社グループ内再編でGrainger InternationalとGrainger Japanが合併し、両社保有の当社株式は現物出資でGrainger Global Holdingsへ移転。同社が過半数を直接保有する親会社、Grainger Internationalが間接保有する親会社となる
    • [49]2019年3月、親会社グループ内再編でGrainger InternationalとGrainger Japanが合併し、両社保有の当社株式は現物出資でGrainger Global Holdingsへ移転。同社が過半数を直接保有する親会社、Grainger Internationalが間接保有する親会社となる
    • [50]2009年9月、Grainger Japanによる当社株式取得により、W.W. Graingerが発行済株式総数の過半数を間接的に所有し親会社となる
  • MonotaRO 統合報告書2025
    • [36]2017年に笠間DCを開設した際に初めて自動棚搬送ロボットを導入。棚がピッキング作業者のステーションまで自動で移動し時間と労力を削減
    • [37]2017年に笠間DCを開設した際に初めて自動棚搬送ロボットを導入。棚がピッキング作業者のステーションまで自動で移動し時間と労力を削減
  • MonotaRO 統合報告書2026(2025年12月期)
    • [38]2017年の笠間DC開設以降は自動化のステージをさらに引き上げた
  • 有価証券報告書 第18期(2017年12月期)【経営指標等】
    • [39]連結売上高 2016年12月期69,647百万円、2017年12月期88,347百万円
  • MonotaRO 第15期年次報告書(2015年3月26日発行・2014年12月期)社長インタビュー
    • [40]2014年7月に新物流センターを本格稼働し秋に1日2万点以上の出荷能力。今後は出荷能力を現状の1.5〜2倍、在庫能力30〜40万商品を目指し、成長に支障をきたさないよう先を見据えてスケールを拡大
    • [45]インターネットを通じてワンストップで商品が揃い短いリードタイムで届ける強みは、どこの国でも提供できる価値があると考え、日本などで得た知見で各国の成長を加速する
  • MonotaRO 第14期年次報告書(2014年3月27日発行・2013年12月期)社長インタビュー・2014年事業戦略
    • [42]中国とインドはGrainger社の既設子会社を通じて当社PB商品を販売。各国の市場規模やインフラなどを勘案し、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールを行いながら収益化
    • [43]中国とインドはGrainger社の既設子会社を通じて当社PB商品を販売。各国の市場規模やインフラなどを勘案し、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールを行いながら収益化
    • [44]中国とインドはGrainger社の既設子会社を通じて当社PB商品を販売。各国の市場規模やインフラなどを勘案し、各国に適したビジネスモデルでリスクコントロールを行いながら収益化
    • [51]米国では親会社Graingerが設立したZoro Toolsへのノウハウ供与に対してサービス料収入が実現
  • MonotaRO 統合報告書2024
    • [47]沿革の年表の海外展開欄に、韓国進出・インドネシア進出・中国進出・インド進出・(中国撤退)を記載
    • [52]Grainger(親会社)が展開するEコマース事業(2010年事業開始)に当社ノウハウを提供し、ロイヤリティ収入を得る
  • 有価証券報告書 第20期(2019年12月期)【経営指標等】
    • [53]2019年12月期の連結売上高131,463百万円

2010年〜2019年の業績

決算期 区分 売上高 営業利益経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 利益率 億円 億円
2010年12月期 単体 177 n/a 13 7.3% 13 8 n/a
2011年12月期 連結 222 +25.4% 20 9.0% 20 11 n/a
2012年12月期 連結 287 +29.3% 29 10.1% 29 17 n/a
2013年12月期 連結 346 +20.6% 39 11.3% 39 23 n/a
2014年12月期 連結 449 +29.8% 43 9.6% 44 25 n/a
2015年12月期 連結 576 +28.3% 71 12.3% 71 44 n/a
2016年12月期 連結 696 +20.8% 95 13.6% 95 64 n/a
2017年12月期 連結 883 +26.9% 118 13.4% 119 85 n/a
2018年12月期 連結 1,096 +24.1% 138 12.6% 138 95 n/a
2019年12月期 連結 1,315 +20.0% 158 12.0% 159 110 n/a

出典・参考

14件
出典・参考
  • 有価証券報告書 第13期(2012年12月期)【役員の状況】
  • 有価証券報告書 第18期(2017年12月期)【経営指標等】
  • 有価証券報告書 第20期(2019年12月期)【経営指標等】
  • MonotaRO 2023年12月期通期決算説明会 質疑応答(2024年2月5日)
  • MonotaRO 統合報告書2024
  • 有価証券報告書 第26期(2025年12月期)【沿革】
  • MonotaRO 統合報告書2025
  • MonotaRO 統合報告書2026(2025年12月期)
  • MonotaRO 第12期 中間報告書(株主向け報告書・2011年9月7日発行)「宮城県に第2ディストリビューションセンター新設」
  • MonotaRO 第11期年次報告書(2011年3月25日発行・2010年12月期)
  • MonotaRO 第12期年次報告書(2012年3月28日発行・2011年12月期)
  • MonotaRO 第13期年次報告書(2013年3月22日発行・2012年12月期)社長インタビュー
  • MonotaRO 第14期年次報告書(2014年3月27日発行・2013年12月期)社長インタビュー・2014年事業戦略
  • MonotaRO 第15期年次報告書(2015年3月26日発行・2014年12月期)社長インタビュー

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