大成建設の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

官の発注の仕組みが変わるたびに、請負の組織を組み替えてきた会社である。1887年3月、大倉喜八郎氏は渋沢栄一氏・藤田伝三郎氏と資本金200万円の有限責任日本土木会社を設立し、官の大型工事を一括で受ける態勢を整えた。ところが1889年2月公布の会計法が国の工事を一般競争入札へ移すと、特命受注を前提にした大組織の固定費は競争劣位に転じた。そのため1892年11月に解散を決め、翌1893年6月に個人経営の大倉土木組が残工事を引き継いだ。1894年4月からは女婿の大倉粂馬氏が経営を率い、朝鮮半島の鉄道工事へ現場を広げた。

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