第1章 年〜年

セブン銀行:アイワイバンク銀行の設立とATM受入手数料モデルの確立

2001年〜セブン-イレブン約8000店に設置する現金の窓口と、三和銀行の支えで開いたアイワイバンク銀行

1999年10月、イトーヨーカ堂グループはネット上で預金口座を受け付ける専業銀行を設け、2000年にも銀行免許を得る構想を明らかにした。流通業が自前の銀行を持つのは国内で初めての例。グループはセブン-イレブン約8000店を含む1万店近い店舗網、販売分析で磨いた情報システム、5000億円の余剰資金を持っていた。店舗に新たな費用をほとんどかけずに24時間の窓口を置けるため、ATMの手数料を既存の銀行より低くできると見込まれた。同年12月には、セブン-イレブンを中心に全国9000カ所へATMを置く計画と、ATMの管理で都市銀行や地方銀行に協力を求める方針が伝えられた。イトーヨーカ堂社長の鈴木敏文氏は、規制緩和とネットの普及が進む時期を参入の好機と捉え、『先発であるか後発であるかは関係ない。』と言い切った。

  • 日経ビジネス 1999年10月25日号
    • [1]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
    • [2]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
    • [3]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
    • [4]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
    • [6]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
  • 日経ビジネス 1999年12月6日号
    • [5]1999年12月、ヨーカ堂銀行はセブン-イレブン中心に全国9000カ所へATM設置を計画。ATM管理などで都銀・地銀に協力を要請する方針

2000年9月、ヨーカ堂銀行の構想は、システムの構築を三和銀行が支援する最終案にまとまった。支援銀行6行のうち東京三菱銀行は、コンビニ5社と銀行10行が1999年9月に設けたイーネットで、設立をまとめた中心行でもある。イーネットには地方銀行の出資が相次ぎ、出資行は2000年3月末に36行となった。さくら銀行は、エーエム・ピーエム・ジャパンの店に置いたATMで成果を上げ、住友銀行との合併の準備にも追われていた。これに対し三和銀行は、コンビニへのATM設置を手がけておらず、システムもヨーカ堂銀行と共通の日立製作所製である。大手2行の足並みの乱れが、早期開業を急ぐイトーヨーカ堂に三和銀行1行への集中を選ばせたとみられる。

  • 日経ビジネス 2000年9月25日号
    • [7]2000年9月、三和銀行のシステム支援で最終案。支援6行のうち東京三菱はイーネットに関与、さくらはam/pmへのATM設置と住友との合併準備。三和はコンビニATM未設置で日立システムが共通
    • [8]2000年9月、三和銀行のシステム支援で最終案。支援6行のうち東京三菱はイーネットに関与、さくらはam/pmへのATM設置と住友との合併準備。三和はコンビニATM未設置で日立システムが共通
    • [10]2000年9月、三和銀行のシステム支援で最終案。支援6行のうち東京三菱はイーネットに関与、さくらはam/pmへのATM設置と住友との合併準備。三和はコンビニATM未設置で日立システムが共通
    • [11]2000年9月、三和銀行のシステム支援で最終案。支援6行のうち東京三菱はイーネットに関与、さくらはam/pmへのATM設置と住友との合併準備。三和はコンビニATM未設置で日立システムが共通
  • 日経ビジネス 2000年4月24日号
    • [9]イーネットは1999年9月設立。地銀の加盟が相次ぎ出資行は2000年3月末に36行。ヨーカ堂銀構想が地銀の危機感を高めた

アイワイバンク銀行の設立は2001年4月10日、資本金は202億500万円。同年5月7日に営業を始め、5月15日には東京都でATMのサービスを開始した。社長は、日本銀行理事を経て国有化後の日本長期信用銀行の頭取を務めた安斎隆氏である。収入の中心は、提携先の顧客が入出金や振込でATMを使うたびに提携先から受け取るATM受入手数料に置いた。利用者の払う利用手数料は口座のある銀行が決め、提携先は自行ATMと同じ画面で24時間のサービスを顧客に出せる仕組みである。社長の安斎隆氏は融資について、ゼロ金利の環境では難しく、事業の土台を金融機関との提携に置くという考えを示した。

  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2007
    • [12]沿革:2001年4月10日アイワイバンク銀行設立(資本金202億500万円)、5月7日営業開始、5月15日ATMサービス開始(東京都)
    • [13]沿革:2001年4月10日アイワイバンク銀行設立(資本金202億500万円)、5月7日営業開始、5月15日ATMサービス開始(東京都)
  • 日経ビジネス 2004年3月8日号 編集長インタビュー 安斎隆氏
    • [14]安斎隆氏は日銀理事、国有化後の長銀頭取を経て2001年4月に社長就任。融資はゼロ金利下で難しく、基盤は金融機関との提携と発言
    • [17]安斎隆氏は日銀理事、国有化後の長銀頭取を経て2001年4月に社長就任。融資はゼロ金利下で難しく、基盤は金融機関との提携と発言
  • セブン銀行 会社説明会資料(2009年2月24日)
    • [15]設立コンセプト「みんなのATM」。収益はATM利用の対価として提携金融機関から受け取るATM受入手数料。利用手数料は口座保有銀行が決定、提携先は自行ATM同様の画面を提供可
    • [16]設立コンセプト「みんなのATM」。収益はATM利用の対価として提携金融機関から受け取るATM受入手数料。利用手数料は口座保有銀行が決定、提携先は自行ATM同様の画面を提供可
参考文献[1]-[17]
  • 日経ビジネス 1999年10月25日号
    • [1]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
    • [2]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
    • [3]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
    • [4]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
    • [6]ヨーカ堂グループがネット専業銀行の設立構想。セブン-イレブン約8000店・グループ1万店近い店舗網、情報システム、余剰資金5000億円。店舗コストがほぼかからず24時間営業・手数料引き下げが可能。鈴木敏文社長が参入の好機と発言
  • 日経ビジネス 1999年12月6日号
    • [5]1999年12月、ヨーカ堂銀行はセブン-イレブン中心に全国9000カ所へATM設置を計画。ATM管理などで都銀・地銀に協力を要請する方針
  • 日経ビジネス 2000年9月25日号
    • [7]2000年9月、三和銀行のシステム支援で最終案。支援6行のうち東京三菱はイーネットに関与、さくらはam/pmへのATM設置と住友との合併準備。三和はコンビニATM未設置で日立システムが共通
    • [8]2000年9月、三和銀行のシステム支援で最終案。支援6行のうち東京三菱はイーネットに関与、さくらはam/pmへのATM設置と住友との合併準備。三和はコンビニATM未設置で日立システムが共通
    • [10]2000年9月、三和銀行のシステム支援で最終案。支援6行のうち東京三菱はイーネットに関与、さくらはam/pmへのATM設置と住友との合併準備。三和はコンビニATM未設置で日立システムが共通
    • [11]2000年9月、三和銀行のシステム支援で最終案。支援6行のうち東京三菱はイーネットに関与、さくらはam/pmへのATM設置と住友との合併準備。三和はコンビニATM未設置で日立システムが共通
  • 日経ビジネス 2000年4月24日号
    • [9]イーネットは1999年9月設立。地銀の加盟が相次ぎ出資行は2000年3月末に36行。ヨーカ堂銀構想が地銀の危機感を高めた
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2007
    • [12]沿革:2001年4月10日アイワイバンク銀行設立(資本金202億500万円)、5月7日営業開始、5月15日ATMサービス開始(東京都)
    • [13]沿革:2001年4月10日アイワイバンク銀行設立(資本金202億500万円)、5月7日営業開始、5月15日ATMサービス開始(東京都)
  • 日経ビジネス 2004年3月8日号 編集長インタビュー 安斎隆氏
    • [14]安斎隆氏は日銀理事、国有化後の長銀頭取を経て2001年4月に社長就任。融資はゼロ金利下で難しく、基盤は金融機関との提携と発言
    • [17]安斎隆氏は日銀理事、国有化後の長銀頭取を経て2001年4月に社長就任。融資はゼロ金利下で難しく、基盤は金融機関との提携と発言
  • セブン銀行 会社説明会資料(2009年2月24日)
    • [15]設立コンセプト「みんなのATM」。収益はATM利用の対価として提携金融機関から受け取るATM受入手数料。利用手数料は口座保有銀行が決定、提携先は自行ATM同様の画面を提供可
    • [16]設立コンセプト「みんなのATM」。収益はATM利用の対価として提携金融機関から受け取るATM受入手数料。利用手数料は口座保有銀行が決定、提携先は自行ATM同様の画面を提供可

2002年〜郵便貯金と信用金庫が加わった提携291社と、開業3年目の初の最終黒字

開業当初、セブン-イレブンの加盟店オーナーの多くはATMの設置に乗り気でなかった。売場の場所を取られ、現金をめぐる事故が起きることを懸念したためである。2002年末頃から、ATMを先に入れた店で来店客が増えると分かり、オーナーから早く置くよう求める声が相次いだ。2003年春、アイワイバンク銀行は利用の多い店を優先する方針を改め、すべてのセブン-イレブンにATMを置くと決めた。駅前の店にだけATMがあり住宅地や街道沿いの店に無い状態では、従来の銀行ATMと変わらないと判断したためである。2003年10月時点の設置地域は1都2府12県にとどまり、未設置地域の店からも設置を強く求められた。

  • 日経ビジネス 2004年3月8日号 編集長インタビュー 安斎隆氏
    • [18]当初オーナーの多くは場所を取られる・現金の問題を嫌いATM設置に消極的。2002年末頃からATM先行店で客数増が判明し設置要望が殺到
    • [19]当初オーナーの多くは場所を取られる・現金の問題を嫌いATM設置に消極的。2002年末頃からATM先行店で客数増が判明し設置要望が殺到
    • [20]当初オーナーの多くは場所を取られる・現金の問題を嫌いATM設置に消極的。2002年末頃からATM先行店で客数増が判明し設置要望が殺到
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2007
    • [21]2003年春、使用頻度の高い店舗中心の設置から全店設置へ方針転換。駅前にあり住宅地・街道沿いにない状態は従来のATMと変わらないと判断
    • [22]2003年春、使用頻度の高い店舗中心の設置から全店設置へ方針転換。駅前にあり住宅地・街道沿いにない状態は従来のATMと変わらないと判断
  • 日経ビジネス 2003年10月20日号
    • [23]2003年10月時点、ATM設置は1都2府12県に限られ未設置地域の店から強い要望

アイワイバンク銀行の主な収入は、提携金融機関が利用件数に比例して支払う手数料にあたる。開業当初は手数料の水準をめぐって金融機関と強い姿勢で交渉を続け、一部から批判を受けた。それでも提携先は2003年3月期末の48社から、郵便貯金や信用金庫を加えて2003年10月時点で291社に増えた。社長の安斎隆氏は提携先の増加について、消費者がそれを望んだ結果だという見方を示している。提携の多くは夜間の利用を補うためで、自行ATMを減らして代替させる例は経営の厳しい一部に限られたという。24時間使えるATMを求める利用者の声が、強気の条件を金融機関に受け入れさせたとみてよいだろう。

  • 日経ビジネス 2003年10月20日号
    • [24]主な収入源は利用件数に応じ金融機関から入る手数料。当初は手数料額で強気の交渉を続け批判も。提携先は2003年3月期末48社から郵便貯金・信用金庫等を加え291社
    • [25]主な収入源は利用件数に応じ金融機関から入る手数料。当初は手数料額で強気の交渉を続け批判も。提携先は2003年3月期末48社から郵便貯金・信用金庫等を加え291社
    • [26]主な収入源は利用件数に応じ金融機関から入る手数料。当初は手数料額で強気の交渉を続け批判も。提携先は2003年3月期末48社から郵便貯金・信用金庫等を加え291社
  • 日経ビジネス 2004年3月8日号 編集長インタビュー 安斎隆氏
    • [27]安斎隆氏:提携先増加は消費者が望むため。自行ATMを減らし代替させるのは経営の厳しい一部のみで、多くは夜間利用など補完目的
    • [28]安斎隆氏:提携先増加は消費者が望むため。自行ATMを減らし代替させるのは経営の厳しい一部のみで、多くは夜間利用など補完目的

アイワイバンク銀行は2004年3月期に、2001年5月の開業後、約3年で初めて最終損益を黒字にする見通しとなった。社長の安斎隆氏は、2003年5月の時点では、2004年3月期の黒字化を困難とみていた。下半期にATMの利用が急増し、2003年9月の1日1店当たり利用件数は70.2件と、採算ラインの70件を初めて上回った。2004年3月期の経常損益の見込みは、当初の40億円の赤字から12億円の黒字へ上方修正。経常収益は2001年度の19億円から2003年度に291億円となり、その大半の289億円をATM受入手数料が占めた。2005年9月中間期には、開業から4年半で累積損失を一掃した。

  • 日経ビジネス 2004年3月8日号 編集長インタビュー 安斎隆氏
    • [29]2001年5月開業から約3年の2004年3月期に初の最終黒字の見込み。2003年5月時点では黒字化は難しいと見ていたが下半期にATM利用が急伸
    • [30]2001年5月開業から約3年の2004年3月期に初の最終黒字の見込み。2003年5月時点では黒字化は難しいと見ていたが下半期にATM利用が急伸
  • 日経ビジネス 2003年10月20日号
    • [31]2004年3月期の経常損益見込みを40億円の赤字から12億円の黒字へ上方修正。2003年9月の1日1店当たり利用70.2件で採算ライン70件を初めて突破
    • [32]2004年3月期の経常損益見込みを40億円の赤字から12億円の黒字へ上方修正。2003年9月の1日1店当たり利用70.2件で採算ライン70件を初めて突破
  • セブン銀行 会社説明会資料(2009年2月24日)
    • [33]損益の推移:経常収益01年度19億円・03年度291億円(うちATM受入手数料18億円・289億円)
  • セブン銀行 2006年3月期 中間決算説明資料(2005年11月4日)
    • [34]2006年3月期中間(開業4年半)で累損一掃を実現
参考文献[18]-[34]
  • 日経ビジネス 2004年3月8日号 編集長インタビュー 安斎隆氏
    • [18]当初オーナーの多くは場所を取られる・現金の問題を嫌いATM設置に消極的。2002年末頃からATM先行店で客数増が判明し設置要望が殺到
    • [19]当初オーナーの多くは場所を取られる・現金の問題を嫌いATM設置に消極的。2002年末頃からATM先行店で客数増が判明し設置要望が殺到
    • [20]当初オーナーの多くは場所を取られる・現金の問題を嫌いATM設置に消極的。2002年末頃からATM先行店で客数増が判明し設置要望が殺到
    • [27]安斎隆氏:提携先増加は消費者が望むため。自行ATMを減らし代替させるのは経営の厳しい一部のみで、多くは夜間利用など補完目的
    • [28]安斎隆氏:提携先増加は消費者が望むため。自行ATMを減らし代替させるのは経営の厳しい一部のみで、多くは夜間利用など補完目的
    • [29]2001年5月開業から約3年の2004年3月期に初の最終黒字の見込み。2003年5月時点では黒字化は難しいと見ていたが下半期にATM利用が急伸
    • [30]2001年5月開業から約3年の2004年3月期に初の最終黒字の見込み。2003年5月時点では黒字化は難しいと見ていたが下半期にATM利用が急伸
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2007
    • [21]2003年春、使用頻度の高い店舗中心の設置から全店設置へ方針転換。駅前にあり住宅地・街道沿いにない状態は従来のATMと変わらないと判断
    • [22]2003年春、使用頻度の高い店舗中心の設置から全店設置へ方針転換。駅前にあり住宅地・街道沿いにない状態は従来のATMと変わらないと判断
  • 日経ビジネス 2003年10月20日号
    • [23]2003年10月時点、ATM設置は1都2府12県に限られ未設置地域の店から強い要望
    • [24]主な収入源は利用件数に応じ金融機関から入る手数料。当初は手数料額で強気の交渉を続け批判も。提携先は2003年3月期末48社から郵便貯金・信用金庫等を加え291社
    • [25]主な収入源は利用件数に応じ金融機関から入る手数料。当初は手数料額で強気の交渉を続け批判も。提携先は2003年3月期末48社から郵便貯金・信用金庫等を加え291社
    • [26]主な収入源は利用件数に応じ金融機関から入る手数料。当初は手数料額で強気の交渉を続け批判も。提携先は2003年3月期末48社から郵便貯金・信用金庫等を加え291社
    • [31]2004年3月期の経常損益見込みを40億円の赤字から12億円の黒字へ上方修正。2003年9月の1日1店当たり利用70.2件で採算ライン70件を初めて突破
    • [32]2004年3月期の経常損益見込みを40億円の赤字から12億円の黒字へ上方修正。2003年9月の1日1店当たり利用70.2件で採算ライン70件を初めて突破
  • セブン銀行 会社説明会資料(2009年2月24日)
    • [33]損益の推移:経常収益01年度19億円・03年度291億円(うちATM受入手数料18億円・289億円)
  • セブン銀行 2006年3月期 中間決算説明資料(2005年11月4日)
    • [34]2006年3月期中間(開業4年半)で累損一掃を実現

2005年〜47都道府県に達したATM網と、自己株式の売出しで臨んだジャスダック上場

セブン銀行は2007年6月、野村證券の店へのATM設置を始め、他社の拠点でATMを運営する一括受託の事業に着手した。ATMの運営で蓄えた低コストと高い安全性のノウハウを、グループの外で生かす事業という位置づけである。野村證券には約300台を順次設置する計画で、空港や公共交通機関への展開も視野に入れた。これに先立ち、2005年4月に設置台数は1万台を超え、10月には社名をアイワイバンク銀行からセブン銀行に改めた。2007年3月末時点のATMは33都道府県の12,088台である。同じ2007年6月には、釣銭の宅配と交換を担うセブン・キャッシュワークスの設立に、5.0%を出資して加わった。

  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2007
    • [35]2007年6月、野村證券の店舗にATM設置を開始し「ATM運営管理一括受託」事業を開始。約300台を順次設置。低コスト・高セキュリティのATM運営ノウハウを活用。空港・公共交通機関にも展開予定
    • [36]2007年6月、野村證券の店舗にATM設置を開始し「ATM運営管理一括受託」事業を開始。約300台を順次設置。低コスト・高セキュリティのATM運営ノウハウを活用。空港・公共交通機関にも展開予定
    • [37]2007年6月、野村證券の店舗にATM設置を開始し「ATM運営管理一括受託」事業を開始。約300台を順次設置。低コスト・高セキュリティのATM運営ノウハウを活用。空港・公共交通機関にも展開予定
  • セブン銀行 2006年3月期 中間決算説明資料(2005年11月4日)
    • [38]2005年4月にATM設置台数1万台突破。2005年10月にセブン銀行へ社名変更
  • セブン銀行ほか お知らせ 2007年5月10日「『セブン・キャッシュワークス』の設立について」
    • [39]2007年6月5日にセブン・キャッシュワークスを設立(釣銭宅配・釣銭交換機)。セブン銀行の出資比率5.0%。セブン銀行のATMは2007年3月末現在33都道府県に12,088台
    • [40]2007年6月5日にセブン・キャッシュワークスを設立(釣銭宅配・釣銭交換機)。セブン銀行の出資比率5.0%。セブン銀行のATMは2007年3月末現在33都道府県に12,088台

セブン銀行は2008年2月29日、ジャスダック証券取引所に上場した。上場に伴い自己株式53,350株を海外で売り出し、既存株主による310,400株の売出しも組み合わせた。自己株式の処分による手取りの見込み額7,095,550千円は、全額をATMに装填する現金に充当する計画である。社長の安斎隆氏は、企業としての仕事ぶりを広く開示して世の中の評価を受けることを上場の意義に挙げた。上場の直前、2007年9月にグループ店のある36都道府県すべてで設置を終え、12月には野村證券への設置で47都道府県に広がった。2007年度末の台数は13,032台、提携先は554社だった。

  • セブン銀行 お知らせ 2008年2月29日「ジャスダック証券取引所上場のお知らせ」
    • [41]2008年2月29日、ジャスダック証券取引所に上場
  • セブン銀行 お知らせ 2008年1月22日「自己株式の処分に係る株式売出し及び当社株主による株式売出しに関する取締役会決議のお知らせ」
    • [42]上場に伴う自己株式の処分に係る売出し53,350株(海外)、株主による売出し310,400株。自己株式処分の手取概算額7,095,550千円は全額ATM装填現金(運転資金)に充当
    • [43]上場に伴う自己株式の処分に係る売出し53,350株(海外)、株主による売出し310,400株。自己株式処分の手取概算額7,095,550千円は全額ATM装填現金(運転資金)に充当
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2008
    • [44]ごあいさつ:上場は企業の仕事ぶりを開示し評価を受けるため。2007年9月に36都道府県へ展開完了、野村證券への設置で12月に47都道府県へ。2007年度末13,032台、提携554社
    • [45]ごあいさつ:上場は企業の仕事ぶりを開示し評価を受けるため。2007年9月に36都道府県へ展開完了、野村證券への設置で12月に47都道府県へ。2007年度末13,032台、提携554社
    • [46]ごあいさつ:上場は企業の仕事ぶりを開示し評価を受けるため。2007年9月に36都道府県へ展開完了、野村證券への設置で12月に47都道府県へ。2007年度末13,032台、提携554社

2009年度、セブン銀行は提携先から受け取るATM受入手数料の条件を見直し、利益の一部を提携先へ戻した。割引は従来の料金体系を保ったまま、利用件数が増えた分に応じて手数料を下げる仕組みである。セブン銀行は、他のATM網より安くなれば提携先が顧客に利用を促し、長期的に件数が増えるという見通しを示した。2010年3月期の経常収益は88,830百万円と前年度比1.0%減り、法改正で貸金業の提携先の取引が減った影響も重なった。2010年1月25日には、個人向けのカードローンの取扱いを始めた。2010年度からの中期経営計画では新事業の創出を方針に掲げ、海外送金サービスの開始を予定した。

  • セブン銀行 2010年3月期 中間決算説明会 主な Q&A
    • [47]経済条件見直しで提携先に利益の一部を還元。割引は従来体系を崩さず件数増加に応じ限界的に割り引く。他ATM網よりコスト安となり提携先が顧客に働きかけ、長期的に件数増を期待
    • [48]経済条件見直しで提携先に利益の一部を還元。割引は従来体系を崩さず件数増加に応じ限界的に割り引く。他ATM網よりコスト安となり提携先が顧客に働きかけ、長期的に件数増を期待
    • [49]経済条件見直しで提携先に利益の一部を還元。割引は従来体系を崩さず件数増加に応じ限界的に割り引く。他ATM網よりコスト安となり提携先が顧客に働きかけ、長期的に件数増を期待
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2010
    • [50]2009年度経常収益88,830百万円(前年度89,815百万円、1.0%減)。貸金業提携先の取引減少と経済条件見直しが要因。2010年度からの中期経営計画で「ATMサービスのさらなる強化」「新事業の創出」、2010年度以降海外送金サービス
    • [52]2009年度経常収益88,830百万円(前年度89,815百万円、1.0%減)。貸金業提携先の取引減少と経済条件見直しが要因。2010年度からの中期経営計画で「ATMサービスのさらなる強化」「新事業の創出」、2010年度以降海外送金サービス
  • セブン銀行 2010年度第1四半期決算説明資料(2010年8月)
    • [51]カードローンの取扱いを2010年1月25日に開始
参考文献[35]-[52]
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2007
    • [35]2007年6月、野村證券の店舗にATM設置を開始し「ATM運営管理一括受託」事業を開始。約300台を順次設置。低コスト・高セキュリティのATM運営ノウハウを活用。空港・公共交通機関にも展開予定
    • [36]2007年6月、野村證券の店舗にATM設置を開始し「ATM運営管理一括受託」事業を開始。約300台を順次設置。低コスト・高セキュリティのATM運営ノウハウを活用。空港・公共交通機関にも展開予定
    • [37]2007年6月、野村證券の店舗にATM設置を開始し「ATM運営管理一括受託」事業を開始。約300台を順次設置。低コスト・高セキュリティのATM運営ノウハウを活用。空港・公共交通機関にも展開予定
  • セブン銀行 2006年3月期 中間決算説明資料(2005年11月4日)
    • [38]2005年4月にATM設置台数1万台突破。2005年10月にセブン銀行へ社名変更
  • セブン銀行ほか お知らせ 2007年5月10日「『セブン・キャッシュワークス』の設立について」
    • [39]2007年6月5日にセブン・キャッシュワークスを設立(釣銭宅配・釣銭交換機)。セブン銀行の出資比率5.0%。セブン銀行のATMは2007年3月末現在33都道府県に12,088台
    • [40]2007年6月5日にセブン・キャッシュワークスを設立(釣銭宅配・釣銭交換機)。セブン銀行の出資比率5.0%。セブン銀行のATMは2007年3月末現在33都道府県に12,088台
  • セブン銀行 お知らせ 2008年2月29日「ジャスダック証券取引所上場のお知らせ」
    • [41]2008年2月29日、ジャスダック証券取引所に上場
  • セブン銀行 お知らせ 2008年1月22日「自己株式の処分に係る株式売出し及び当社株主による株式売出しに関する取締役会決議のお知らせ」
    • [42]上場に伴う自己株式の処分に係る売出し53,350株(海外)、株主による売出し310,400株。自己株式処分の手取概算額7,095,550千円は全額ATM装填現金(運転資金)に充当
    • [43]上場に伴う自己株式の処分に係る売出し53,350株(海外)、株主による売出し310,400株。自己株式処分の手取概算額7,095,550千円は全額ATM装填現金(運転資金)に充当
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2008
    • [44]ごあいさつ:上場は企業の仕事ぶりを開示し評価を受けるため。2007年9月に36都道府県へ展開完了、野村證券への設置で12月に47都道府県へ。2007年度末13,032台、提携554社
    • [45]ごあいさつ:上場は企業の仕事ぶりを開示し評価を受けるため。2007年9月に36都道府県へ展開完了、野村證券への設置で12月に47都道府県へ。2007年度末13,032台、提携554社
    • [46]ごあいさつ:上場は企業の仕事ぶりを開示し評価を受けるため。2007年9月に36都道府県へ展開完了、野村證券への設置で12月に47都道府県へ。2007年度末13,032台、提携554社
  • セブン銀行 2010年3月期 中間決算説明会 主な Q&A
    • [47]経済条件見直しで提携先に利益の一部を還元。割引は従来体系を崩さず件数増加に応じ限界的に割り引く。他ATM網よりコスト安となり提携先が顧客に働きかけ、長期的に件数増を期待
    • [48]経済条件見直しで提携先に利益の一部を還元。割引は従来体系を崩さず件数増加に応じ限界的に割り引く。他ATM網よりコスト安となり提携先が顧客に働きかけ、長期的に件数増を期待
    • [49]経済条件見直しで提携先に利益の一部を還元。割引は従来体系を崩さず件数増加に応じ限界的に割り引く。他ATM網よりコスト安となり提携先が顧客に働きかけ、長期的に件数増を期待
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2010
    • [50]2009年度経常収益88,830百万円(前年度89,815百万円、1.0%減)。貸金業提携先の取引減少と経済条件見直しが要因。2010年度からの中期経営計画で「ATMサービスのさらなる強化」「新事業の創出」、2010年度以降海外送金サービス
    • [52]2009年度経常収益88,830百万円(前年度89,815百万円、1.0%減)。貸金業提携先の取引減少と経済条件見直しが要因。2010年度からの中期経営計画で「ATMサービスのさらなる強化」「新事業の創出」、2010年度以降海外送金サービス
  • セブン銀行 2010年度第1四半期決算説明資料(2010年8月)
    • [51]カードローンの取扱いを2010年1月25日に開始

2001年〜2010年の業績

決算期 区分 売上高 経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 利益率 億円
2001年03月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2002年03月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2003年03月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2004年03月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2005年03月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2006年03月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2007年03月期 単体 754 n/a 250 33.2% 127 n/a
2008年03月期 単体 837 +11.0% 246 29.4% 138 n/a
2009年03月期 単体 898 +7.3% 288 32.1% 170 n/a
2010年03月期 単体 888 ▲1.1% 304 34.2% 180 n/a

出典・参考

16件
出典・参考
  • セブン銀行 2006年3月期 中間決算説明資料(2005年11月4日)
  • セブン銀行 2010年3月期 中間決算説明会 主な Q&A
  • セブン銀行 2010年度第1四半期決算説明資料(2010年8月)
  • 日経ビジネス 1999年10月25日号
  • 日経ビジネス 1999年12月6日号
  • 日経ビジネス 2000年9月25日号
  • 日経ビジネス 2000年4月24日号
  • 日経ビジネス 2003年10月20日号
  • 日経ビジネス 2004年3月8日号 編集長インタビュー 安斎隆氏
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2007
  • セブン銀行ほか お知らせ 2007年5月10日「『セブン・キャッシュワークス』の設立について」
  • セブン銀行 お知らせ 2008年2月29日「ジャスダック証券取引所上場のお知らせ」
  • セブン銀行 お知らせ 2008年1月22日「自己株式の処分に係る株式売出し及び当社株主による株式売出しに関する取締役会決議のお知らせ」
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2008
  • セブン銀行 会社説明会資料(2009年2月24日)
  • セブン銀行 ディスクロージャー誌2010

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