決断
トヨタが行かない場所へ出ることで、トヨタ依存を薄めてきた。2000年4月に加商と合併し、2006年4月には経営再建中のトーメンを吸収合併し、鉄鋼・化学品・食料・繊維という非自動車の商権を一括で取り込んだ。2012年12月には仏CFAOを約23億ユーロで買収し、自動車・医薬品・消費財をアフリカ各国へ配る現地流通網を得て、2016年12月に完全子会社化している。2018年1月にはリチウムと電池材料の川上へ参入し、アルゼンチンの塩湖からの生産と供給を押さえた。再生可能エネルギーでも2022年8月にユーラスエナジーホールディングスを完全子会社化した。他の総合商社が資源権益とインフラへ投じた時期に流通網と電池材料を選んだことが、資源価格に左右されない利益を作った。
2025年4月 時価総額向上への資本政策転換
業績の推移2024 2025 2026 売上高(兆円) 10.2 10.3 11.6 営業利益率(%) 4.3 4.8 4.7 2024年3月 台数依存からの構造転換
業績の推移2023 2024 2026 売上高(兆円) 9.8 10.2 11.6 営業利益率(%) 3.9 4.3 4.7 2018年1月 Orocobreへの出資
業績の推移2017 2018 2023 売上高(兆円) 5.8 6.5 9.8 営業利益率(%) 2.3 2.8 3.9 2012年12月 仏CFAOの買収
仏CFAOの買収資源・インフラを主力とする他の総合商社と異なる差異化を求め、アフリカ全土の自動車・医薬品・消費財の流通網を持つ仏CFAOを2012年に子会社化、2016年に完全子会社化してアフリカ事業を単独連結で掌握した買収同じ経営論点に直面した企業 | M&A・買収のれん残高と総資産2012 2013 2018 総資産(億円) 28,374 35,924 43,100 のれん(億円) 780 2,570 708 2006年 トーメンとの吸収合併
トーメンとの吸収合併トヨタの生産・輸出の量に売上が連動する自動車商社だった豊田通商が、経営再建中の総合商社トーメンを2000年の資本提携から段階的に取り込み、2006年に吸収合併して化学品・食料・繊維・エレクトロニクスの非自動車事業を獲得した総合商社化同じ経営論点に直面した企業 | M&A・買収売上高と経常利益率2006 2007 2012 売上高(億円) 39,453 62,127 59,168 経常利益率(%) 2.2 1.8 1.9