豊田通商の決断社史:経営の意思決定を振り返る

更新:

決断

トヨタが行かない場所へ出ることで、トヨタ依存を薄めてきた。2000年4月に加商と合併し、2006年4月には経営再建中のトーメンを吸収合併し、鉄鋼・化学品・食料・繊維という非自動車の商権を一括で取り込んだ。2012年12月には仏CFAOを約23億ユーロで買収し、自動車・医薬品・消費財をアフリカ各国へ配る現地流通網を得て、2016年12月に完全子会社化している。2018年1月にはリチウムと電池材料の川上へ参入し、アルゼンチンの塩湖からの生産と供給を押さえた。再生可能エネルギーでも2022年8月にユーラスエナジーホールディングスを完全子会社化した。他の総合商社が資源権益とインフラへ投じた時期に流通網と電池材料を選んだことが、資源価格に左右されない利益を作った。

免責事項およびポリシー