- 確認できる近年の社長は清水順三氏(FY00〜FY09)、加留部淳氏(FY10〜FY16)、貸谷伊知郎氏(FY17〜FY24)、そして2025年4月に社長へ就いた今井斗志光氏の流れ。いずれも豊田通商グループの内部から昇格しており、外部からの社長招聘は見られない。トヨタ金融を源流とする会社が、トップ供給を一貫して内製で回してきた人事である。
- 在任期間は清水氏が10年と長く、加留部氏・貸谷氏はそろって7年で交代している。長期政権から7年区切りへと任期が短く揃ってきた流れがあり、社長の世代交代をおよそ7年周期で進める運用へ移ってきた。
- 昇進元の領域を職歴でたどると、加留部氏は物流部門、貸谷氏は自動車企画部門と、いずれも本業である自動車・物流の事業ラインを背負ってトップに就いている。2025年4月に社長へ就いた今井斗志光氏は販売品質強化部長からアフリカ事業のCFAO社副社長を経て、デジタル変革を統括するCDTOを務めており、事業ライン出身者が続いた系譜に海外事業とデジタルの経路が加わった。
- 今井氏は1988年入社の生え抜きだが、2018年から1年間はトヨタ自動車の常務役員を務めてから当社執行役員に復帰しており、親会社での役員経験を挟んで社長に届いている。持株会社化はとっておらず、トヨタグループの事業会社としての形を保ったまま経営を継いできた。