- データで追える FY03(2003年3月期)以降の社長は三輪徳泰氏、下嶋政幸氏、谷川薫氏、宮部佳也氏の4名で、いずれも旧社名の兼松江商に入社した生え抜き。外部招聘は1人もおらず、社長は社内昇格で継承する慣行が続く。
- 在任はおおむね4〜7年で推移する。三輪氏が FY03〜FY08(2009年3月期)、下嶋氏が FY09〜FY15(2016年3月期)、谷川氏が FY16〜FY19(2020年3月期)、宮部氏が FY20(2021年3月期)から現任。長期固定ではなく、中期で世代交代を回す体制になっている。
- 昇進元の領域は営業現場に偏る。下嶋氏は IT・プラント営業、谷川氏は電子・デバイス事業、宮部氏は電子・車両航空営業を通って社長へ至った。1999年に絞り込んだ食料・IT・鉄鋼のうち IT・電子の事業ラインから社長を出す流れが、近年のトップ人事に表れている。
- 1889年創業の兼松房治郎を起点とする系譜だが、現在のデータに創業家の名は登場しない。前身の兼松江商を母体とする専門経営者が社長を担い、創業家経営から専門経営者体制への移行が定着した姿を示している。