- FY05〜FY24 期の代表取締役社長は熊倉貞武(FY05〜FY11)・渡辺秀一(FY12〜現任)の2名。両名ともクラヤ薬品(現・メディパル)出身の生え抜き経営者で、外部出身者からの登板はない。医薬品卸の現業経験者が連続して経営の最高責任を担う「営業統括出身者の系譜」が定着している。
- 渡辺秀一の在任期間はFY12〜FY24時点で13期に及び、HD体制発足(2009年10月)以降の最長在任。1979年クラヤ薬品入社、メディセオ代表取締役社長を経てFY11にメディパル代表取締役副社長、FY12から代表取締役社長へ昇格した。2025年5月の悪性リンパ腫療養公表に伴い、副社長の長福恭弘が代表権を持つ代表取締役2名体制へ移行している。
- 昇進元は医薬品卸の営業統括・事業執行系で固められている。渡辺秀一の経営の前段はメディセオ代表取締役社長(FY04〜FY11)、長福恭弘も三星堂(現・メディパル)入社の生え抜きでメディセオ代表取締役社長を歴任。社外取締役の浅野敏雄(旭化成ファーマ社長出身)や昌子久仁子(テルモ取締役顧問)など製薬・医療機器系の専門家が監督側を補完する分業構造で、CEO候補プールは内部の事業会社社長に限定されている。
- HD体制への転換(2004年10月のメディセオHD化、2009年10月のメディパル成立)と社長交代が連動している点も特徴。熊倉貞武がFY11で退任した翌FY12に渡辺秀一が就任しており、医薬品・日用品の二本柱体制が完成した時期と経営者交代の時期が一致する。