ニデック:TAKISAWAへの同意なき買収提案と会計不正の発覚
2023年〜営業利益899億円への落ち込みと、ニデックへの商号変更
小部博志社長と永守重信会長の体制で迎えた2023年3月期、ニデックの営業利益は899億円であった。前期の2022年3月期の営業利益は1,704億円であった。売上高は前期の1兆9,181億円から2兆2,300億円へ増えていた。小部博志社長は統合報告書2023で、減益の要因を大規模な構造改革費用の計上に求めた。そのうえで、2023年度は収益性を重視する方針へ転じると表明した。車載では、電気自動車用駆動モータE-Axleの新世代モデルの拡販を戦略の軸に据えた。創業50周年の年に、ニデックは後継体制と車載の採算という二つの課題を同時に抱えていたとみられる。
- ニデック 有価証券報告書 第50期(2023年3月期)【主要な経営指標等の推移】(2024年5月24日提出の訂正報告書による訂正後)
- [1]2023年3月期 連結営業利益899億円(IFRS)
- [3]連結売上高 2022年3月期1兆9,181億円→2023年3月期2兆2,300億円
- ニデック 有価証券報告書 第49期(2022年3月期)【主要な経営指標等の推移】
- [2]2022年3月期 連結営業利益1,704億円(IFRS)
- ニデック 統合報告書2023
- [4]社長メッセージ(2023年9月・代表取締役社長執行役員):2022年度は大規模な構造改革費用の計上で営業利益が大幅減益
- [5]2023年度は収益性を重視する方針へ転換
- [6]車載の戦略の軸はEV用駆動モータE-Axleの新世代モデルの拡販
2023年4月、日本電産は商号をニデック株式会社へ変更した。国内の連結子会社の商号も、同時にニデックを冠した名へ改めた。永守重信会長は統合報告書2023で、海外で使ってきたブランド名にグループの社名を統一する方針を示した。狙いはグローバルな事業展開を進めやすくすることにあると説明した。同じメッセージで、永守重信会長は連結売上高10兆円を全従業員で達成すべき目標に掲げた。達成の鍵として、永守重信会長は効果的なM&Aの実行を挙げた。相手の同意を得ない買収も選択肢から外さないという方針も、同じメッセージで示した。社名の統一は、買収で加わった会社を一つのブランドに集約し、次の買収に備える土台づくりでもあったと推察される。
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【沿革】
- [7]2023年4月 商号を日本電産株式会社からニデック株式会社へ変更
- [8]2023年4月 国内連結子会社の商号もニデックを冠したものに変更
- ニデック 統合報告書2023
- [9]会長メッセージ(2023年9月):海外で使用していたブランド名にグループ全体の社名を統一
- [10]社名統一の狙いはグローバルでの事業展開をより行いやすくすること
- [11]会長メッセージ:連結売上高10兆円を全従業員で果たしてほしい目標とする
- [12]10兆円達成の鍵は効果的なM&Aの実行
- [13]永守重信会長が、相手の同意を得ない買収も排除せずにM&Aを進めてきたとする記述
小部博志社長は統合報告書2023で『特に工作機械では新市場開拓を視野に入れた製品ポートフォリオの充実が今後の鍵を握ると考えています。』と述べた。2023年、ニデックはイタリアの工作機械メーカーPAMAを買収した。続いて2023年9月、数値制御旋盤を手がけるTAKISAWAへの公開買付けを開始した。公開買付けは、ニデックとの対話を経てTAKISAWAが同意したうえで始まった。2023年11月20日、ニデックはTAKISAWAの議決権86.14%を14,306百万円で取得した。2024年2月2日には、株式併合によってTAKISAWAを完全子会社とした。TAKISAWAはグループ入りの直後から経営改革に着手した。TAKISAWAの複合CNC旋盤には、ニデックマシンツールの歯車加工技術による機能が加わった。2024年12月の時点で、ニデックの工作機械関係の売上高は1,000億円を超えていた。
- ニデック 統合報告書2023
- [14]社長メッセージ:工作機械では新市場開拓を視野に入れた製品ポートフォリオの充実が鍵
- [15]2023年度にイタリアのPAMA S.p.A.を買収し工作機械事業を拡大
- [16]2023年9月 株式会社TAKISAWAに対する公開買付けを開始
- [17]TAKISAWAへの公開買付けは当社との対話の結果、TAKISAWAが同意したうえでの開始
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【企業結合】
- [18]2023年11月20日 公開買付けでTAKISAWA普通株式の議決権86.14%を取得、取得原価14,306百万円
- [19]2024年2月2日 株式併合によりTAKISAWAを完全子会社化
- ニデック お知らせ「株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」(2024年12月27日)
- [20]TAKISAWAは2023年12月にグループ入りし、すぐ経営改革に着手
- [21]ニデックマシンツールの歯車加工技術を活用し、TAKISAWAの複合CNC旋盤に歯車加工機能を追加
- [22]2021年のニデックマシンツール買収以降、工作機械関係の売上高は1,000億円を突破
参考文献[1]-[22]
- ニデック 有価証券報告書 第50期(2023年3月期)【主要な経営指標等の推移】(2024年5月24日提出の訂正報告書による訂正後)
- [1]2023年3月期 連結営業利益899億円(IFRS)
- [3]連結売上高 2022年3月期1兆9,181億円→2023年3月期2兆2,300億円
- ニデック 有価証券報告書 第49期(2022年3月期)【主要な経営指標等の推移】
- [2]2022年3月期 連結営業利益1,704億円(IFRS)
- ニデック 統合報告書2023
- [4]社長メッセージ(2023年9月・代表取締役社長執行役員):2022年度は大規模な構造改革費用の計上で営業利益が大幅減益
- [5]2023年度は収益性を重視する方針へ転換
- [6]車載の戦略の軸はEV用駆動モータE-Axleの新世代モデルの拡販
- [9]会長メッセージ(2023年9月):海外で使用していたブランド名にグループ全体の社名を統一
- [10]社名統一の狙いはグローバルでの事業展開をより行いやすくすること
- [11]会長メッセージ:連結売上高10兆円を全従業員で果たしてほしい目標とする
- [12]10兆円達成の鍵は効果的なM&Aの実行
- [13]永守重信会長が、相手の同意を得ない買収も排除せずにM&Aを進めてきたとする記述
- [14]社長メッセージ:工作機械では新市場開拓を視野に入れた製品ポートフォリオの充実が鍵
- [15]2023年度にイタリアのPAMA S.p.A.を買収し工作機械事業を拡大
- [16]2023年9月 株式会社TAKISAWAに対する公開買付けを開始
- [17]TAKISAWAへの公開買付けは当社との対話の結果、TAKISAWAが同意したうえでの開始
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【沿革】
- [7]2023年4月 商号を日本電産株式会社からニデック株式会社へ変更
- [8]2023年4月 国内連結子会社の商号もニデックを冠したものに変更
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【企業結合】
- [18]2023年11月20日 公開買付けでTAKISAWA普通株式の議決権86.14%を取得、取得原価14,306百万円
- [19]2024年2月2日 株式併合によりTAKISAWAを完全子会社化
- ニデック お知らせ「株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」(2024年12月27日)
- [20]TAKISAWAは2023年12月にグループ入りし、すぐ経営改革に着手
- [21]ニデックマシンツールの歯車加工技術を活用し、TAKISAWAの複合CNC旋盤に歯車加工機能を追加
- [22]2021年のニデックマシンツール買収以降、工作機械関係の売上高は1,000億円を突破
2024年〜岸田光哉社長の登用と、牧野フライス製作所への買収提案の撤回
2023年9月、永守重信会長は統合報告書2023で、指名委員会が選んだ5名の副社長から翌年4月に新社長を選ぶ予定を示した。永守重信会長は『実際の経営に関しては後継者に任せ、創業者としての私は当社が50年を通じて培ってきた企業風土がグループ全体でしっかり受け継がれていくよう、筆頭株主の立場からも厳しく指導する所存です。』とも記した。2024年2月14日、ニデックは指名委員会の審議を経て、岸田光哉副社長執行役員の社長登用を公表した。指名委員会は、委員の過半数を独立社外取締役とする取締役会の諮問機関であった。岸田光哉氏はソニーモバイルコミュニケーションズ社長とソニー常務を経て、2022年1月にニデックへ入社していた。2024年4月、岸田光哉氏は代表取締役社長執行役員(最高経営責任者)に就任した。永守重信氏は代表権を残してグローバルグループ代表となり、小部博志氏は代表権のない取締役会長となった。2024年6月、永守重信氏は取締役会議長も兼ねた。
- ニデック 統合報告書2023
- [23]会長メッセージ(2023年9月):指名委員会が5名の副社長を選出、翌年4月にその中から新社長を選ぶ予定
- [24]実際の経営は後継者に任せ、企業風土の継承を筆頭株主の立場から指導する
- ニデック お知らせ「社長交代および代表取締役の異動等に関するお知らせ」(2024年2月14日)
- [25]2024年2月14日 指名委員会の審議を経て、岸田光哉氏の社長執行役員への登用を取締役会が決議
- ニデック コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年6月21日)
- [26]指名委員会は委員の過半数を独立社外取締役で構成し、取締役会の諮問に答申
- [30]2024年6月 永守重信氏が取締役会議長を兼務
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【役員の状況】
- [27]岸田光哉氏 2018年4月ソニーモバイルコミュニケーションズ代表取締役社長、2021年4月ソニー常務、2022年1月ニデック入社・常務執行役員
- [28]2024年4月1日 岸田光哉氏が代表取締役社長執行役員(最高経営責任者)に就任
- [29]永守重信氏は代表取締役グローバルグループ代表、小部博志氏は取締役会長(代表権なし)
2024年12月27日、ニデックは牧野フライス製作所の完全子会社化を目的とする公開買付けの実施予定を公表した。公開買付けは、前提条件が満たされれば2025年4月4日に開始する予定とした。ニデックは工作機械事業の売上高を2030年に6,000億円規模とする目標を掲げ、『公開買付者は強い覚悟を持って業界の変革と世界屈指の総合工作機械メーカになることを実現したいと考えております。』と記した。牧野フライス製作所は、事前の協議を経ない提案だったとして2025年1月10日に特別委員会を設置した。公開買付けは開始されず、牧野フライス製作所は2025年6月3日にMMホールディングスによる公開買付けへの賛同を表明した。TAKISAWAで経た相手の同意を得る手順を踏まなかったことが、成立を遠ざけたのだろう。
- ニデック お知らせ「株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」(2024年12月27日)
- [31]2024年12月27日 牧野フライス製作所の完全子会社化を目的とする公開買付けの開始予定を公表し、意向表明書を提出
- [32]公開買付けは前提条件の充足等を条件に2025年4月4日開始予定
- [33]2030年に工作機械事業の売上高6,000億円レベルを目標とする
- 牧野フライス製作所 有価証券報告書 第86期(2025年3月期)【重要な契約等】
- [34]2024年12月27日に事前協議を経ない買収提案を受領、2025年1月10日に特別委員会を設置
- [35]ニデックの公開買付けは開始されず、2025年6月3日にMMホールディングスによる公開買付けへ賛同を表明
参考文献[23]-[35]
- ニデック 統合報告書2023
- [23]会長メッセージ(2023年9月):指名委員会が5名の副社長を選出、翌年4月にその中から新社長を選ぶ予定
- [24]実際の経営は後継者に任せ、企業風土の継承を筆頭株主の立場から指導する
- ニデック お知らせ「社長交代および代表取締役の異動等に関するお知らせ」(2024年2月14日)
- [25]2024年2月14日 指名委員会の審議を経て、岸田光哉氏の社長執行役員への登用を取締役会が決議
- ニデック コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年6月21日)
- [26]指名委員会は委員の過半数を独立社外取締役で構成し、取締役会の諮問に答申
- [30]2024年6月 永守重信氏が取締役会議長を兼務
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【役員の状況】
- [27]岸田光哉氏 2018年4月ソニーモバイルコミュニケーションズ代表取締役社長、2021年4月ソニー常務、2022年1月ニデック入社・常務執行役員
- [28]2024年4月1日 岸田光哉氏が代表取締役社長執行役員(最高経営責任者)に就任
- [29]永守重信氏は代表取締役グローバルグループ代表、小部博志氏は取締役会長(代表権なし)
- ニデック お知らせ「株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」(2024年12月27日)
- [31]2024年12月27日 牧野フライス製作所の完全子会社化を目的とする公開買付けの開始予定を公表し、意向表明書を提出
- [32]公開買付けは前提条件の充足等を条件に2025年4月4日開始予定
- [33]2030年に工作機械事業の売上高6,000億円レベルを目標とする
- 牧野フライス製作所 有価証券報告書 第86期(2025年3月期)【重要な契約等】
- [34]2024年12月27日に事前協議を経ない買収提案を受領、2025年1月10日に特別委員会を設置
- [35]ニデックの公開買付けは開始されず、2025年6月3日にMMホールディングスによる公開買付けへ賛同を表明
2025年〜第三者委員会が調べた会計不正と、永守重信氏の退任
2025年7月22日、子会社のニデックテクノモータから監査等委員会へ、中国子会社の購買一時金1,000万元をめぐる疑義が報告された。2025年度第1四半期の業績速報値は、連結子会社の貿易取引と関税をめぐる追加調査の影響を反映しない数値として示された。2025年9月3日、ニデックは第三者委員会を設置した。委員会には事実関係と影響額の調査、原因の究明、再発防止策の提言を委嘱した。委員会の設置は日本弁護士連合会のガイドラインに準拠した。2025年9月26日に提出した2025年3月期の有価証券報告書では、連結財務諸表と内部統制報告書のいずれにも監査意見が表明されなかった。2025年10月28日、東京証券取引所はニデックを特別注意銘柄に指定した。
- ニデック 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)【連結財務諸表注記】(第三者委員会による調査及びその他の社内調査等について)
- [36]2025年7月22日 ニデックテクノモータから監査等委員会へ、中国子会社の購買一時金1,000万元に関する疑義の報告
- [39]第三者委員会に事実関係・影響額の調査、原因究明、再発防止策の提言を委嘱(日本弁護士連合会のガイドラインに準拠)
- [40]第三者委員会は日本弁護士連合会「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」に準拠
- ニデック 2025年度第1四半期 業績速報値説明会プレゼンテーション資料
- [37]業績速報値は連結子会社の貿易取引上の問題及び関税問題に関する追加調査の影響を考慮しておらず、修正の可能性あり
- ニデック「第三者委員会調査報告書」の公表に関する会見プレゼンテーション資料(2026年3月3日)
- [38]2025年9月3日 第三者委員会を設置
- [42]2025年10月28日 特別注意銘柄に指定
- ニデック 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)独立監査人の監査報告書・内部統制監査報告書
- [41]2025年9月26日提出の2025年3月期有価証券報告書、連結財務諸表・内部統制報告書とも意見不表明
2025年12月19日、永守重信氏は代表取締役グローバルグループ代表と取締役会議長を辞任し、非常勤の名誉会長となった。2026年2月27日、ニデックは第三者委員会から調査報告書を受領した。報告書は、グループ内の多岐にわたる拠点で多数の会計不正が判明したとした。主な論点には、棚卸資産の評価損計上の回避と、実現確度の低い売上計画に基づく減損処理の回避が挙げられた。判明分の訂正による連結純資産への影響額は、約1,397億円の減少と示された。2026年3月3日、ニデックは小部博志取締役会長ら4人の辞任を公表した。同日、現旧の取締役と執行役員の法的責任の有無を調べる責任調査委員会を設ける方針も示した。永守重信氏はその後に名誉会長も辞任し、ニデックの一切の役職から離れた。
- ニデック 臨時報告書(代表取締役の異動)(2025年12月22日)
- [43]2025年12月19日 永守重信氏が代表取締役グローバルグループ代表・取締役会議長を辞任し、名誉会長(非常勤)に
- ニデック「第三者委員会調査報告書」の公表に関する会見プレゼンテーション資料(2026年3月3日)
- [44]2026年2月27日 第三者委員会から調査報告書を受領
- [45]グループ内の多岐にわたる拠点において多数の会計不正が判明、調査は継続中
- [46]主な会計論点:棚卸資産の評価損計上の回避、実現確度の低い売上計画に基づく減損処理の回避
- [47]判明した不正・誤謬の訂正による2025年度第1四半期末連結純資産への影響額 約▲1,397億円
- [48]役員等の対応:取締役会長 小部博志氏、副社長執行役員 北尾宜久氏、常務執行役員 佐村彰宣氏、顧問 西本達也氏が辞任
- [49]現旧取締役および執行役員の任務懈怠責任など法的責任の有無を調べる責任調査委員会を速やかに設置
- ニデック コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年8月5日)
- [50]永守重信氏は代表取締役および名誉会長を辞任し、一切の役職から離れ経営に関与していない
第三者委員会は会計不正の原因として過度な業績プレッシャーを挙げた。あわせて永守重信氏の絶対性と牽制機能の不全、会計監査人に対する不誠実さを指摘した。2026年3月4日、オアシス・マネジメントが保有するニデック株式の割合は6.74%に達した。2026年1月28日、ニデックは改善計画・状況報告書を東京証券取引所へ提出した。4月27日には、第三者委員会の報告を踏まえた改訂版を提出した。2026年5月13日、岸田光哉社長は会見資料「再生に向けて」で、品質に関する不適切行為の疑いが1,000件を超えたと公表した。同じ資料は、指名委員会の構成から岸田光哉社長を外した2026年3月26日付の変更を示した。信頼の回復は、創業者から離れた取締役会が執行を監督できるかに懸かっていると思われる。
- ニデック「第三者委員会の調査結果及び改善計画について」(2026年5月27日)
- [51]第三者委員会が指摘した原因:過度な業績プレッシャー
- [52]併せて永守重信氏の絶対性、牽制機能の不全、会計監査人に対する不誠実さ
- オアシス・マネジメント ニデック株式会社に係る大量保有報告書(2026年3月11日提出・報告義務発生日2026年3月4日)
- [53]オアシス・マネジメントの保有割合6.74%(報告義務発生日2026年3月4日)
- ニデック 会見プレゼンテーション資料「再生に向けて」(2026年5月13日)
- [54]2026年1月28日 改善計画書(第一弾)を東京証券取引所へ提出
- [55]2026年4月27日 第三者委員会報告を踏まえた改善計画書(改訂版)を提出
- [56]2026年5月13日時点で1,000件を超える品質に関する不適切行為の疑いを確認
- [57]指名委員会の委員構成を変更し岸田CEOを含めない(2026年3月26日付)
参考文献[36]-[57]
- ニデック 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)【連結財務諸表注記】(第三者委員会による調査及びその他の社内調査等について)
- [36]2025年7月22日 ニデックテクノモータから監査等委員会へ、中国子会社の購買一時金1,000万元に関する疑義の報告
- [39]第三者委員会に事実関係・影響額の調査、原因究明、再発防止策の提言を委嘱(日本弁護士連合会のガイドラインに準拠)
- [40]第三者委員会は日本弁護士連合会「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」に準拠
- ニデック 2025年度第1四半期 業績速報値説明会プレゼンテーション資料
- [37]業績速報値は連結子会社の貿易取引上の問題及び関税問題に関する追加調査の影響を考慮しておらず、修正の可能性あり
- ニデック「第三者委員会調査報告書」の公表に関する会見プレゼンテーション資料(2026年3月3日)
- [38]2025年9月3日 第三者委員会を設置
- [42]2025年10月28日 特別注意銘柄に指定
- [44]2026年2月27日 第三者委員会から調査報告書を受領
- [45]グループ内の多岐にわたる拠点において多数の会計不正が判明、調査は継続中
- [46]主な会計論点:棚卸資産の評価損計上の回避、実現確度の低い売上計画に基づく減損処理の回避
- [47]判明した不正・誤謬の訂正による2025年度第1四半期末連結純資産への影響額 約▲1,397億円
- [48]役員等の対応:取締役会長 小部博志氏、副社長執行役員 北尾宜久氏、常務執行役員 佐村彰宣氏、顧問 西本達也氏が辞任
- [49]現旧取締役および執行役員の任務懈怠責任など法的責任の有無を調べる責任調査委員会を速やかに設置
- ニデック 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)独立監査人の監査報告書・内部統制監査報告書
- [41]2025年9月26日提出の2025年3月期有価証券報告書、連結財務諸表・内部統制報告書とも意見不表明
- ニデック 臨時報告書(代表取締役の異動)(2025年12月22日)
- [43]2025年12月19日 永守重信氏が代表取締役グローバルグループ代表・取締役会議長を辞任し、名誉会長(非常勤)に
- ニデック コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年8月5日)
- [50]永守重信氏は代表取締役および名誉会長を辞任し、一切の役職から離れ経営に関与していない
- ニデック「第三者委員会の調査結果及び改善計画について」(2026年5月27日)
- [51]第三者委員会が指摘した原因:過度な業績プレッシャー
- [52]併せて永守重信氏の絶対性、牽制機能の不全、会計監査人に対する不誠実さ
- オアシス・マネジメント ニデック株式会社に係る大量保有報告書(2026年3月11日提出・報告義務発生日2026年3月4日)
- [53]オアシス・マネジメントの保有割合6.74%(報告義務発生日2026年3月4日)
- ニデック 会見プレゼンテーション資料「再生に向けて」(2026年5月13日)
- [54]2026年1月28日 改善計画書(第一弾)を東京証券取引所へ提出
- [55]2026年4月27日 第三者委員会報告を踏まえた改善計画書(改訂版)を提出
- [56]2026年5月13日時点で1,000件を超える品質に関する不適切行為の疑いを確認
- [57]指名委員会の委員構成を変更し岸田CEOを含めない(2026年3月26日付)
2023年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2023年03月期 | 連結 | 22,300 | n/a | 899 | 369 | 1.7% | n/a |
| 2024年03月期 | 連結 | 23,471 | +5.3% | 1,619 | 1,244 | 5.3% | n/a |
| 2025年03月期 | 連結 | 26,078 | +11.1% | 2,381 | 1,643 | 6.3% | n/a |
| 2026年03月期 | 連結 | 27,087 | +3.9% | ▲5,190 | ▲5,646 | ▲20.8% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
19件
- ニデック 有価証券報告書 第49期(2022年3月期)【主要な経営指標等の推移】
- ニデック 有価証券報告書 第50期(2023年3月期)【主要な経営指標等の推移】(2024年5月24日提出の訂正報告書による訂正後)
- ニデック 統合報告書2023
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【沿革】
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【企業結合】
- ニデック 有価証券報告書 第51期(2024年3月期)【役員の状況】
- 牧野フライス製作所 有価証券報告書 第86期(2025年3月期)【重要な契約等】
- ニデック 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)【連結財務諸表注記】(第三者委員会による調査及びその他の社内調査等について)
- ニデック 有価証券報告書 第52期(2025年3月期)独立監査人の監査報告書・内部統制監査報告書
- オアシス・マネジメント ニデック株式会社に係る大量保有報告書(2026年3月11日提出・報告義務発生日2026年3月4日)
- ニデック お知らせ「株式会社牧野フライス製作所(証券コード:6135)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」(2024年12月27日)
- ニデック お知らせ「社長交代および代表取締役の異動等に関するお知らせ」(2024年2月14日)
- ニデック コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2024年6月21日)
- ニデック 2025年度第1四半期 業績速報値説明会プレゼンテーション資料
- ニデック 臨時報告書(代表取締役の異動)(2025年12月22日)
- ニデック「第三者委員会調査報告書」の公表に関する会見プレゼンテーション資料(2026年3月3日)
- ニデック コーポレート・ガバナンスに関する報告書(2026年8月5日)
- ニデック「第三者委員会の調査結果及び改善計画について」(2026年5月27日)
- ニデック 会見プレゼンテーション資料「再生に向けて」(2026年5月13日)