- 創業
- 1926年11月、豊田佐吉氏が豊田紡織の子会社として資本金100万円で設立した。佐吉氏自身は社長に就かず、初代社長は女婿の豊田利三郎氏で1948年まで22年務めている。1937年には豊田喜一郎氏の自動車部がトヨタ自動車工業として分離した。豊田家の社長はその後2度戻り、豊田鐵郎氏が会長へ退いた2013年で途切れた。
- 登用
- 直近20年の社長3人は型がそろわない。豊田鐵郎氏は豊田英二氏の二男でトヨタ自動車販売から1991年に転入し、大西朗氏は1981年入社の生え抜き、伊藤浩一氏は丸紅から1998年に移った中途である。産業車両が主力になった後も、祖業である繊維機械の営業畑から社長が出ている。
- 任期
- 20年級の長期政権は最初の2代に集中する。祖業の斜陽をトヨタ向け受託生産とフォークリフトで凌いだ石田退三氏は1948年から21年トップに座り、うち11年はトヨタ自動車工業の社長を兼ねた。直近3代は豊田鐵郎氏が8年、大西朗氏が10年、伊藤浩一氏が2023年6月から3年余である。
- 含意
- 2024年1月のエンジン認証不正のあと、トヨタ自動車で副社長を務めた寺師茂樹氏が代表権のある会長として入り、豊田鐵郎氏は相談役へ退いた。2026年6月の上場廃止で社外監査役は消え、8月11日付で取締役3名・監査役1名まで絞られる。次の社長を選ぶのは、いまトヨタ側であろう。
歴代社長1947年195019601970198019902000201020202026年
1947〜1968年・22年/外部出身
1969〜1976年・8年/生え抜き
1977〜1991年・15年/創業家
1992〜1997年・6年/生え抜き
1998〜2003年・6年/生え抜き
2004〜2011年・8年/創業家
2012〜2021年・10年/生え抜き
伊藤浩一現任
2022年〜現在・5年/外部出身
伊藤浩一
いとう こういち
外部出身(1998年入社)。丸紅から転じ、繊維機械の営業畑を歩んで社長へ
大西朗
おおにし あきら
生え抜き(1981年入社)。トヨタL&F(産業車両)の経営企画畑から取締役・常務・専務を経て社長へ
豊田鐵郎
とよだ てつろう
創業家(1970年トヨタ自動車販売入社)。豊田英二の二男。豊田自動織機で取締役・常務・専務・副社長を経て社長へ
石川忠司
いしかわ ただし
生え抜き(1968年入社)。1997年に副社長、創業家の豊田鐵郎への継承までの6年を担った
磯谷智生
いそがい ちせい
生え抜き(1953年入社)。生産技術畑を歩み、1978年に取締役
豊田芳年
とよだ よしとし
創業家(1955年入社)。豊田佐吉の甥で豊田英二の弟。輸出部長から取締役・常務・専務・副社長を経て社長へ
権田銈次
ごんだ けいじ
生え抜き。1949年に取締役、1954年に常務取締役(代表取締役)を経て社長へ。1971年に事業部制を導入した
石田退三
いしだ たいぞう
外部出身(1941年に豊田紡織から転入)。経理・資材を差配する番頭役として副社長を務め、社長へ