伊藤浩一
豊田自動織機・取締役社長
Ito Koichi(1963年生まれ)
就任年 2023年
就任時年齢 59歳
現年齢 63歳
在任期間 4年
出自 丸紅
- エンジン認証問題の収拾とトヨタ電動化への貢献を経営の柱に据え、親会社TOBと並行して事業立て直しを担う経営者である。
- 産業用ディーゼルエンジン米国集団訴訟の和解金446億円計上、米司法・環境当局調査と協議は継続、フォークリフト北米年間販売9,500台のうちエンジン車20〜30%が和解対象で産業車両事業のブランド毀損リスクが残存
- 「社内の体制を見直すことを前提として、トヨタ自動車の電動化に向けて貢献できる分野も強化」と方針提示、一過性要因排除の「実力値」通期営業利益2,000億円を構造的に守る運営方針
- トヨタ完全子会社化TOBとアクティビスト介入で資本構造の根本的再設計が問われる局面を運営する。
- 2025年6月にトヨタが1株16,300円でTOB予告、豊田家・豊田グループ資本関係再構築の長期構想、自動車事業のROIC平均2.3%が資本コスト下回り続けと指摘される構造課題
- エリオット・マネジメントが保有比率7%超まで積み増しTOB価格過小・NAV4万円超試算を提示、米国関税グロス500億円影響に値上げ・価格転嫁交渉で対応、電動コンプレッサーは欧州不振・中国減で通期70万台下方修正
就任前(FY22)33,799億円
直近(FY25)43,695億円
変化(3カ年)+29%
就任前(FY22)5.0%
直近(FY25)3.1%
変化(3カ年)-1.9pt
伊藤浩一の経歴社長就任に至るキャリア
- 伊藤浩一氏は1986年に総合商社の丸紅へ入社し、新卒で担当した繊維機械の製造元が豊田自動織機だった。その織機ビジネスで結んだ縁から1998年6月に豊田自動織機へ移り、入社後は祖業である繊維機械事業を営業畑で歩み始めた。
- 豊田自動織機では2010年に繊維機械事業部営業部長、2012年に執行役員、2016年に常務役員、2019年に経営役員と昇格を重ねた。自動車・産業車両に比べ規模の小さい繊維機械を軸に営業で経験を積み、社内では「冷静な判断力」と周囲が意見を言いやすい雰囲気が人物評として伝えられた。
- 2023年6月、10年ぶりの社長交代として大西朗社長の後任に就任した。前任は代表権を持つ副会長へ回り、就任会見で伊藤氏は「社内の体制を見直すことを前提として、トヨタ自動車の電動化に向けて貢献できる分野も強化していきたい」と抱負を語った。直後の2024年1月に表面化するエンジン排出ガス認証不正の収拾と、トヨタグループの電動化への貢献という二つの難題を背負う船出となった。
所属・役職1986年201020202025年╱╱╱╱
丸紅
1986年入社
豊田自動織機
1998年入社
2010年繊維機械事業部営業部長
2012年執行役員
2016年常務役員
2019年経営役員
2023年取締役社長
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1986-04 | 丸紅㈱入社 |
| 1998-06 | 豊田自動織機入社 |
| 2010-06 | 繊維機械事業部営業部長 |
| 2012-06 | 執行役員 |
| 2016-06 | 常務役員 |
| 2019-06 | 経営役員 |
| 2023-06 | 取締役社長 |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「何の迷いもなくコンプライアンス優先という文化が根付いているのが普通だと思うのですが、ここがしっかりと定着する仕組みや枠組みや教育ができていなかった」
「社内の体制を見直すことを前提として、トヨタ自動車の電動化に向けて貢献できる分野も強化していきたい」
「現場に任せっきりにしてしまい管理職の上位層にそういったことが届かない職場になっていた。そういう風土になってしまったのが一番大きな原因だと思っております」
「2026年に創業100周年を迎える。株式の非公開化はこれからの100年を見据えた取り組みだ。中長期的な目線やスピード感ある投資が必要になる」
「認証制度の重みに鑑み、責任を大変重く受け止めている」
「社会の中で認めていただけるよう原点に立ち返ってやり直す。グループの中でやるべきことをやる」
任期中のIR資料公式ページへのリンク
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