決断
開発を持たない会社が世界に開発拠点を抱え、13年後にそれを譲渡する。2001年公開の映画"ファイナルファンタジー"が失敗し、スクウェアは2002年3月期に約139億円の特別損失を計上した。2002年11月、経営再建を迫られたスクウェアを吸収合併し、2003年4月に合併比率1対0.85でエニックスを存続会社として統合する。固定費の軽かったエニックスが、内製スタジオと開発費を引き受けた。和田洋一社長は少数株主を残さない「100%保有戦略」を掲げ、2009年4月に英Eidos plcを8,430万ポンドで完全子会社化した。だが海外スタジオの運営費は固定費を恒常的に押し上げ、2022年8月、Crystal Dynamicsなど欧米のスタジオと関連IPを3億米ドルでEmbracer Groupへ譲渡する。外部委託の頃の固定費の軽さへ戻すのに、13年と220億円の廃棄損を要した。
2010年12月 "FF14"の全面再開発
"FF14"の全面再開発サービス開始直後に利用者が離反した"FF14"の失敗を和田洋一社長が公式に認め、吉田直樹氏を起用してゲームを全面的に再開発した経営判断同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移2009 2010 2015 売上高(億円) 1,357 1,923 1,679 営業利益率(%) 9.1 14.7 9.8 2009年4月 英Eidosの完全子会社化
のれんの残高2009 2010 2015 のれん(百万円) 17,771 10,233 0 2005年8月 タイトーの完全子会社化
のれんの残高2006 2011 のれん(百万円) 23,446 0 1982年8月 エニックスへ商号変更