- 創業
- 1885年10月、東京府瓦斯局の払い下げを受けて東京瓦斯会社が創立され、渋沢栄一氏が初代の会長に就いた。1874年に東京会議所でガス燈を灯してから古希で退く1909年まで、35年にわたり東京のガス事業を率いている。ただし渋沢家から社長は出ず、創業家が代を継ぐ会社にはならなかった。
- 登用
- 直近20年の社長は鳥原光憲氏・岡本毅氏・広瀬道明氏・内田高史氏・笹山晋一氏の5人で、全員が新卒入社のうえ副社長を通ってから就いている。入社から就任まで37年から40年。遡れる1946年以降の14代に、外部招聘も官庁出身も確認できない(2026年8月時点)。
- 任期
- 最長は1953年から14年務めた本田弘敏氏。ただし要は会長職で、LNG導入を決めた安西浩氏は社長5年のあと会長に17年留まり、退いた1989年に長男の安西邦夫氏が社長へ就いた。直近3代は広瀬道明氏4年、内田高史氏5年、笹山晋一氏が2023年4月から現任である。
- 含意
- 2021年に指名委員会等設置会社へ移り、取締役9名のうち社外6名、指名委員会も4名中3名が社外で委員長も社外が務める。一方で社内委員は取締役会長の内田高史氏ひとり、つまり前任の社長であり、現社長の笹山晋一氏は入っていない。後継は前任者と社外委員の席で決まる形と思われる。
1946〜1952年・7年
1953〜1966年・14年/生え抜き
1967〜1971年・5年/生え抜き
1972〜1974年・3年/生え抜き
1975〜1980年・6年/生え抜き
1981〜1987年・7年/生え抜き
1988〜1997年・10年/生え抜き
1998〜2001年・4年/生え抜き
2002〜2004年・3年/生え抜き
2005〜2008年・4年/生え抜き
2009〜2012年・4年/生え抜き
2013〜2016年・4年/生え抜き
2017〜2021年・5年/生え抜き
笹山晋一現任
2022年〜現在・5年/生え抜き
笹山晋一
ささやま しんいち
生え抜き(1986年入社)。電力小売り全面自由化の立ち上げを主導し、副社長CSOから社長へ
内田高史
うちだ たかし
生え抜き(1979年入社)。導管企画部長・総合企画部長・資源事業本部長を経て副社長から社長へ
広瀬道明
ひろせ みちあき
生え抜き(1974年入社)。常務執行役員・副社長を経て社長へ
岡本毅
おかもと つよし
生え抜き(1970年入社)。企画部・練馬営業所・中東経済研究所などを経て、副社長から社長へ
鳥原光憲
とりはら みつのり
生え抜き(1967年入社)。豊洲工場・横浜営業所・原料部長としてLNGの自主調達を切り開き、副社長から社長へ
市野紀生
いちの のりお
生え抜き(1964年入社)。総合企画部長・常務・専務を経て副社長から社長へ
上原英治
うえはら ひではる
生え抜き(1959年入社)。営業計画部長・経理部長・総合企画部長を経て副社長から社長へ
安西邦夫
あんざい くにお
生え抜き(1956年入社)。安西浩の長男で、父が会長を退いた1989年に専務取締役から社長へ
渡辺宏
わたなべ ひろし
生え抜き(1947年入社)。メタンストレート転換部長・神奈川支社長などを経て、村上武雄社長の急逝に伴い専務から社長へ
村上武雄
むらかみ たけお
生え抜き(1942年入社)。資材部長から取締役・常務・専務・副社長を経て社長へ。重油から原油の直接輸入へ転換した
都留勝利
つる かつとし
生え抜き(1930年入社)。関東タール製品・東京コークスの社長を経て本体の副社長から社長へ
安西浩
あんざい ひろし
生え抜き(1928年入社)。資材部長・常務・副社長を経て社長へ。LNGの本格導入を主導し「ミスターLNG」と呼ばれた
本田弘敏
ほんだ ひろとし
生え抜き(1921年入社)。関東大震災の復旧や麻布営業所長、戦後の供給部長を経て常務・副社長へ進み社長に
1946年11月、公職追放で原邦造会長・太田半六社長らが退いた後、取締役の互選で社長に就任