- 創業
- 1897年4月に資本金35万円で大阪瓦斯が設立されたが、供給開始は1905年10月まで待った。初代社長の片岡直輝氏は海軍主計官・内務省・日本銀行を経て外から迎えられ、1917年まで在任した。長男の片岡直方氏が1926年に会長、1943年に社長となり、1949年3月に在任のまま没した。片岡家父子でおよそ40年である。
- 登用
- 直近20年の4人はいずれも新卒入社の生え抜きで、入社から社長就任まで36年から39年を要している。三井物産や阪神電気鉄道から移った中途組がトップに立ったのは1981年までで、以後は外部からの招聘が一度もない。都市ガスの公益企業でありながら、官庁出身者は代表取締役副社長止まりである。
- 任期
- 10年に達したのは戦後復興期の井口竹次郎氏の約11年と、天然ガス転換を完遂した大西正文氏の10年だけである。直近3代は5年から7年に収まり、現任の藤原正隆氏も2021年1月の就任から5年半になる。15年かかった天然ガス転換を複数代でつないだように、長い案件は引き継ぎで回す型と思われる。
- 含意
- 後継を諮る指名の諮問委員会は6人中5人が社外で委員長も社外だが、社長の藤原正隆氏自身が委員に入り、答申を受けて決めるのは取締役会である。2015年から2021年は前任の尾崎裕氏が代表取締役会長として残った。いまの会長に代表権はなく、2026年4月に新設したCEO職は社長が兼ねている。
1948〜1959年・12年/生え抜き
1960〜1968年・9年/生え抜き
1969〜1973年・5年/生え抜き
1974〜1979年・6年/生え抜き
1980〜1989年・10年/生え抜き
1990〜1996年・7年/生え抜き
1997〜2001年・5年/生え抜き
2002〜2006年・5年/生え抜き
2007〜2013年・7年/生え抜き
2014〜2019年・6年/生え抜き
藤原正隆現任
2020年〜現在・7年/生え抜き
藤原正隆
ふじわら まさたか
生え抜き(1982年入社)。エネルギー開発部長・大阪ガスケミカル社長を経て副社長執行役員から社長へ
本荘武宏
ほんじょう たけひろ
生え抜き(1978年入社)。執行役員・常務執行役員・副社長執行役員を経て社長へ
尾崎裕
おざき ひろし
生え抜き(1972年入社)。取締役・常務取締役を経て、前社長の辞任に伴い社長へ
芝野博文
しばの ひろふみ
生え抜き(1964年入社)。燃料電池プロジェクト部長・産業エネルギー営業部長などを経て副社長から社長へ
野村明雄
のむら あきお
生え抜き(1958年入社)。社長室次長・秘書部長を経て取締役・常務・専務・副社長へ進み社長に就任
領木新一郎
りょうき しんいちろう
生え抜き(1954年入社)。取締役・常務・専務・副社長を経て社長へ
大西正文
おおにし まさふみ
生え抜き(1948年入社)。人事畑と営業現場を歩み、前社長の急死に伴い副社長から社長へ
安田博
やすだ ひろし
生え抜き(1945年入社)。阪神電気鉄道から転じ、取締役・常務・専務・副社長を経て社長へ
西山磐
にしやま いわお
生え抜き(1944年入社)。阪神電気鉄道から転じ、監査役・取締役・常務・専務・副社長を経て社長へ
藤阪修美
ふじさか ながとみ
生え抜き(1926年入社)。取締役・常務・副社長を経て社長へ
井口竹次郎
いぐち たけじろう
生え抜き(1930年入社)。三井物産から転じ、取締役・専務を経て前社長の逝去に伴い社長へ