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セグメント別業績 — 事業構成の変遷 各事業の売上・営業利益・利益率の推移

セグメント売上高単位:億円
FY08-FY09ガスガス器具受注工事不動産賃貸その他の事業
FY10-FY11都市ガス器具及びガス工事その他エネルギー不動産
FY12都市ガス器具及びガス工事エネルギー不動産
FY13-FY14都市ガス器具及びガス工事その他エネルギー不動産
FY15都市ガス電力海外エネルギー関連不動産その他エネルギー器具及びガス工事
FY16-FY17都市ガス電力海外エネルギー関連不動産
FY18-FY21ガス電力海外エネルギー関連不動産
FY22-FY24海外エネルギー・ソリューションネットワーク都市ビジネス
セグメント利益単位:億円
FY08-FY09ガスガス器具受注工事不動産賃貸その他の事業
FY10-FY11都市ガス器具及びガス工事その他エネルギー不動産
FY12都市ガス器具及びガス工事エネルギー不動産
FY13-FY14都市ガス器具及びガス工事その他エネルギー不動産
FY15都市ガス電力海外エネルギー関連不動産その他エネルギー器具及びガス工事
FY16-FY17都市ガス電力海外エネルギー関連不動産
FY18-FY21ガス電力海外エネルギー関連不動産
FY22-FY24海外エネルギー・ソリューションネットワーク都市ビジネス
セグメント利益率単位:%
FY08-FY09ガスガス器具受注工事不動産賃貸その他の事業
FY10-FY11都市ガス器具及びガス工事その他エネルギー不動産
FY12都市ガス器具及びガス工事エネルギー不動産
FY13-FY14都市ガス器具及びガス工事その他エネルギー不動産
FY15都市ガス電力海外エネルギー関連不動産その他エネルギー器具及びガス工事
FY16-FY17都市ガス電力海外エネルギー関連不動産
FY18-FY21ガス電力海外エネルギー関連不動産
FY22-FY24海外エネルギー・ソリューションネットワーク都市ビジネス
セグメント投下資本利益率単位:%
FY08-FY09ガスガス器具受注工事不動産賃貸その他の事業
FY10-FY11都市ガス器具及びガス工事その他エネルギー不動産
FY12都市ガス器具及びガス工事エネルギー不動産
FY13-FY14都市ガス器具及びガス工事その他エネルギー不動産
FY15都市ガス電力海外エネルギー関連不動産その他エネルギー器具及びガス工事
FY16-FY17都市ガス電力海外エネルギー関連不動産
FY18-FY21ガス電力海外エネルギー関連不動産
FY22-FY24海外エネルギー・ソリューションネットワーク都市ビジネス

東京ガスのセグメント変遷

FY05
FY06
FY07
FY08
FY09
FY10
FY11
FY12
FY13
FY14
FY15
FY16
FY17
FY18
FY19
FY20
FY21
FY22
FY23
FY24
ガス
ガス器具
受注工事
不動産賃貸
その他の事業
不動産
都市ガス
器具及びガス工事
その他エネルギー
都市ガス器具及びガス工事
エネルギー不動産
海外
セグメント売上高億円
301
319
338
388
368
424
803
1,422
1,122
1,806
セグメント利益億円
20
8
52
131
86
34
255
730
263
189
セグメント資産億円
2,654
2,708
3,043
2,857
2,588
3,612
4,334
6,208
12,450
11,954
電力
エネルギー関連
エネルギー・ソリューション
セグメント売上高億円
30,158
23,880
23,085
セグメント利益億円
3,626
1,998
1,207
セグメント資産億円
16,260
15,763
15,918
ネットワーク
セグメント売上高億円
953
975
971
セグメント利益億円
60
-40
-31
セグメント資産億円
6,685
6,489
6,374
都市ビジネス
セグメント売上高億円
364
648
507
セグメント利益億円
144
222
234
セグメント資産億円
3,046
3,036
3,280

東京ガスのセグメント定義 セグメント区分の切り替わりごとに各事業の内容を記載

2009年3月期〜2010年3月期
単位:億円
ガス
  • 都市ガスの製造・販売と原料LNG調達を担う本業で、根岸・袖ケ浦・扇島の3LNG基地から首都圏約1,100万件の家庭用・業務用・産業用顧客へ供給する事業。FY08売上1兆2,200億円・利益1,108億円、FY09売上1兆172億円・利益1,273億円。
  • リーマンショック後の原料安と販売量回復で利益を厚く計上し、連結営業利益の8割超を稼ぐ収益柱として運営した。
ガス器具
  • ガスコンロ・給湯器・床暖房・暖房機器など家庭用・業務用ガス機器の販売と工事を担い、首都圏のリビング・営業店・パッチョショップ網を通じた小売販売が中心。FY08売上1,172億円・利益20億円、FY09売上1,185億円・利益23億円。
  • 都市ガス本業に付帯するクロスセルとして、エネファーム・エコジョーズ等の高効率機器販売を伸ばす。
受注工事
  • ガス導管・設備工事の受注事業で、東京ガスエンジニアリング・東京ガスライフバル各社が中核を担う。FY08売上458億円・損失10億円、FY09売上413億円・損失6億円と低採算。
  • 本業の導管投資縮減局面で工事ボリュームが減り、損益分岐点を下回る期間が続いた。
不動産賃貸
  • 東京ガス所有地・寮跡地等の賃貸事業で、東京ガス不動産が中核として東京湾岸エリアの賃貸オフィスを運営する。FY08売上131億円・利益74億円、FY09売上123億円・利益72億円と高採算。
  • 連結売上比率は1%未満ながら利益率55%超を維持し、安定収益事業の位置づけ。
その他の事業
  • LPG・電力・エネルギーサービス・情報通信・建設・その他関連事業を束ねたセグメントで、東京ガスエネルギー・東京ガスケミカル・東京ガス都市開発等が含まれる。FY08売上2,639億円・利益134億円、FY09売上2,260億円・利益152億円。
  • LPG卸売・産業用エネルギーサービス・LNG輸送等の多角事業を集約した補完セグメント。
2011年3月期〜2012年3月期
単位:億円
都市ガス
  • 都市ガスの製造・販売と原料LNG調達を担う本業で、東日本大震災後の電力代替需要を取り込み拡大した時期。FY10売上1兆772億円・利益1,362億円、FY13売上1兆4,475億円・利益1,527億円。
  • 自由化拡大に備えた大口顧客向け工業ガス・コージェネ販売を強化し、ガス販売量144億m³規模へ伸長した。
器具及びガス工事
  • ガス機器販売とガス導管・設備工事を統合し、家庭用機器販売とライフバル網による工事受注を一体運営。FY10売上1,648億円・利益18億円、FY11売上1,729億円・利益31億円。
  • エネファーム・エコジョーズ販売を伸ばす一方、工事採算は低位で営業利益率1〜2%にとどまる構造。
その他エネルギー
  • LPG・電力卸売・エネルギーサービス・産業用ガス・LNGトレーディング等を束ねたセグメントで、東京ガスエネルギーが中核。FY10売上2,083億円・利益111億円、FY13売上3,511億円・利益325億円。
  • 震災後の電力小売自由化に向けた電源・LNG調達ノウハウ活用の伸長領域として強化した。
不動産
  • 賃貸オフィス・賃貸用不動産事業を担い、東京ガス不動産が中核。FY10売上117億円・利益57億円、FY13売上108億円・利益57億円。
  • 連結比率1%未満ながら利益率50%超を維持する高採算・安定収益。
2013年3月期
単位:億円
都市ガス器具及びガス工事
  • FY12のみ採用された統合セグメントで、都市ガス・ガス器具・ガス工事を一括計上した試験的セグメンテーション。FY12売上3,052億円・利益259億円。
  • 翌FY13から再び都市ガスと器具及びガス工事を分離する元の体系へ戻し、組織再編途上の暫定セグメントとして運用した。
エネルギー不動産
  • FY12のみ採用された不動産・エネルギーサービス統合セグメントで、東京ガス不動産事業とエネルギーサービスを束ねた試験。FY12売上106億円・利益56億円。
  • 翌FY13から不動産単独へ復帰し、暫定運用にとどまった。
2014年3月期〜2015年3月期
単位:億円
都市ガス
  • 都市ガスの製造・販売と原料LNG調達を担う本業で、自由化拡大局面の収益管理を継続した時期。FY13売上1兆4,475億円・利益1,527億円、FY14売上1兆5,829億円・利益1,572億円。
  • 大口工業用・コージェネ販売の伸長と原料LNG調達コスト管理で利益水準を維持した。
器具及びガス工事
  • ガス機器販売とガス導管・設備工事を担い、ライフバル網と工事子会社が中核。FY13売上2,082億円・利益76億円、FY14売上1,915億円・利益30億円。
  • エネファーム販売を伸ばしたが、工事原価高騰で利益率は1〜4%に止まる。
その他エネルギー
  • LPG・電力卸売・エネルギーサービス・LNG関連事業を束ねたセグメントで、自由化前後の電力販売事業強化期。FY13売上3,511億円・利益325億円、FY14売上4,011億円・利益305億円。
  • LNG調達と電源連携を活用した産業用エネルギーサービスが利益源として育つ。
不動産
  • 賃貸オフィス・賃貸用不動産事業で、東京ガス不動産が中核。FY13売上108億円・利益57億円、FY14売上101億円・利益43億円。
2016年3月期
単位:億円
都市ガス
  • 都市ガス本業で、2017年4月の小売全面自由化を控えた料金圧力下の収益管理期。FY15売上1兆2,485億円・利益1,920億円、FY16売上1兆17億円・利益765億円。
  • 原料費調整制度の戻りと販売量微増で利益を計上したが、自由化対応のシステム投資負担で減益基調に転じた。
電力
  • 東京ガス本体および東京ガス・パワー・サプライによる電力小売・卸売事業で、自由化対応の新規参入。FY15売上1,245億円・利益93億円、FY17売上2,175億円・利益96億円。
  • 千葉袖ケ浦・川崎LNG火力等の自社電源と卸取引を組み合わせ、家庭用・業務用電力小売を伸ばした立ち上げ期。
海外
  • 海外資源開発・LNG投資・エネルギー事業を担い、米国シェールガス権益・豪州GLNG・カナダLNG等を運営。FY15売上301億円・利益20億円、FY17売上338億円・利益52億円。
  • 米国Quick Star、英国Bayou Bend等の権益取得と運営により、上流から下流まで一貫した海外バリューチェーンの整備を進行した。
エネルギー関連
  • LPG・産業用エネルギーサービス・エンジニアリング・情報通信・建設等の関連事業を束ねたセグメントで、東京ガスエネルギー・東京ガスエンジニアリングが中核。FY15売上4,414億円・利益255億円、FY17売上2,847億円・利益119億円。
不動産
  • 賃貸オフィス・賃貸用不動産事業を担い、東京ガス不動産が中核。FY15売上185億円・利益61億円、FY17売上201億円・利益79億円と高採算。
その他エネルギー
  • FY14・FY15に併存した旧体系の補完で、FY15売上3,412億円・利益293億円。FY16以降「エネルギー関連」へ統合された経過。
器具及びガス工事
  • FY14・FY15に併存した旧体系の補完で、FY15売上1,977億円・利益8億円。FY16以降「エネルギー関連」へ統合された経過。
2017年3月期〜2018年3月期
単位:億円
都市ガス
  • 都市ガス本業で、2017年4月の小売全面自由化開始後の競争激化期。FY16売上1兆17億円・利益765億円、FY17売上1兆332億円・利益1,166億円。
  • 大口顧客の他社流出と新電力連携の獲得が並行し、原料費低位安定で利益は持ち直した。
電力
  • 東京ガス本体および子会社による電力小売・卸売事業で、家庭用電力販売の本格立ち上げ期。FY16売上1,457億円・利益45億円、FY17売上2,175億円・利益96億円。
  • 千葉袖ケ浦・川崎・扇島の自社火力電源と他社調達を組み合わせた家庭用・業務用電力販売の拡大期。
海外
  • 海外資源開発・LNG投資・エネルギー事業で、米国Castleton Commodities International出資、豪州GLNG、英国Bayou Bend権益等を運営。FY16売上319億円・利益8億円、FY17売上338億円・利益52億円。
エネルギー関連
  • LPG・産業用エネルギーサービス・エンジニアリング・情報通信・建設等を束ねたセグメントで、東京ガスエネルギー・東京ガスエンジニアリングが中核。FY16売上3,672億円・利益138億円、FY17売上2,847億円・利益119億円。
不動産
  • 賃貸オフィス・賃貸用不動産事業で、東京ガス不動産が中核。FY16売上198億円・利益79億円、FY17売上201億円・利益79億円と高採算。
2019年3月期〜2022年3月期
単位:億円
ガス
  • 都市ガス本業で、呼称を「都市ガス」から「ガス」へ戻した。FY18売上1兆3,021億円・利益922億円、FY21売上1兆2,886億円・利益1,123億円。
  • 自由化進展で家庭用顧客は微減したが、産業用大口販売の獲得とコージェネ需要で販売量は概ね140億m³規模を維持した。
電力
  • 電力小売・卸売事業で、家庭用・業務用電力販売の主力化期。FY18売上2,801億円・利益101億円、FY21売上4,650億円・利益111億円。
  • 自社火力電源と再エネ電源を組み合わせ、家庭用契約数を伸ばして電力売上はガス売上の3〜4割規模へ伸長した。
海外
  • 海外資源開発・LNG投資・エネルギー事業で、米国シェールガス権益(Rockcliff Energy)・豪州GLNG・英国エネルギー事業を運営。FY18売上388億円・利益131億円、FY22売上1,421億円・利益730億円。
  • 米国・豪州資源価格の上昇とトレーディング収益で利益が伸長し、グループ収益の柱の一角となった。
エネルギー関連
  • LPG・産業用エネルギーサービス・エンジニアリング・情報通信・建設等を束ねたセグメントで、東京ガスエネルギー・東京ガスエンジニアリングが中核。FY18売上3,086億円・利益111億円、FY21売上2,782億円・利益128億円。
不動産
  • 賃貸オフィス・賃貸用不動産事業で、東京ガス不動産が中核。FY18売上218億円・利益85億円、FY21売上321億円・利益125億円。
2023年3月期〜2025年3月期
単位:億円
海外
  • 海外資源開発・LNG投資・エネルギー事業を担い、米国Rockcliff Energy 100%子会社化(2023年)等の上流投資拡大期。FY22売上1,421億円・利益730億円、FY24売上1,805億円・利益189億円。
  • 米国シェール権益・豪州GLNG・英国エネルギー事業を運営し、米国資源価格の高騰と為替差益で FY22に利益を厚く計上、その後は資源価格調整局面で平常化した。
エネルギー・ソリューション
  • FY22に新設された統合セグメントで、都市ガス販売・電力小売・LNG販売・トレーディング・エンジニアリングソリューションを統合したグループ最大事業。FY22売上3兆157億円・利益3,625億円、FY24売上2兆3,084億円・利益1,206億円。
  • 都市ガス1兆2,058億円、電力5,930億円、LNG販売1,780億円、エンジニアリングソリューション1,859億円等で構成し、連結売上の87%を占める収益柱。
ネットワーク
  • FY22の発送分離(東京ガスネットワーク子会社化)に伴う託送供給事業で、首都圏約1,100万件の都市ガス導管事業を運営。FY22売上953億円・利益59億円、FY24売上970億円・損失31億円。
  • 託送料金制度下の規制事業で、内部売上比率が約7割。導管投資が嵩み FY23・FY24は営業赤字へ転落、規制部門の収益管理が課題となる。
都市ビジネス
  • 不動産開発・賃貸事業で、東京ガス不動産が中核として東京湾岸エリア(豊洲・田町・新木場)の賃貸オフィス・複合開発を運営。FY22売上363億円・利益143億円、FY24売上506億円・利益234億円。
  • 利益率30%超の高採算で、東京湾岸の長期再開発計画と賃貸資産の積み上げで安定収益を伸ばす。

参考文献・出所

有価証券報告書
東京ガス公式サイト 沿革
決算説明会 FY23-2Q
決算説明会 FY23
決算説明会 FY24
日経エネルギーNext 2023/07/24
ロイター 2025/12/15