本体に残す条件は、開発と組立で値を付けられるかどうかであった。自販機の営業とサービスは1993年に設立していた芝浦自販機へ、小浜工場の製造は芝浦イーエムエスへ移された。同じ会社の中で資金と人員を分け合っていた性格の違う事業を、7年かけて法人の境目で仕分けている。
ただ、外へ出した事業がすべてグループから消えたわけではない。自販機は流通機器システム部門として連結に残り、2006年3月期も売上高70億円・営業利益10億円を稼いでいる。反対に、1998年10月に40%を出資して設立した芝浦電産は、2006年3月期の沿革で現・資本関係無と注記されるところまで縁が切れた。同じ切り離しでも持ち続けたものと手放したものがあり、その差は当初の設計より移した先の事情に左右された面があるかもしれない。