決断
規模を先に取り、稼ぐ力はあとから作り直してきた。1949年、架空送電線の工事と自動車用ワイヤーハーネスへ同じ年に参入し、1974年には光ファイバ・ケーブルを立ち上げた。2006年に独のワイヤーハーネスメーカーを買収して欧州完成車メーカーへの直接供給体制を得、翌2007年に住友電装を完全子会社化して、連結売上高は2006年3月期の2兆71億円から2024年3月期の4兆4,028億円へ倍増する。ただし営業利益率は長く4〜6%台にとどまり、完成車の生産台数に業績が連動する構造も同時に抱えることになった。買収で広げた事業群を投下資本利益率で選び直し、2024年度に税引前ROIC9.3%と中期経営計画2025の目標8%を上回るまでに、20年近くを費やしている。
2025年10月 住友電設の売却と住友理工の完全子会社化
住友電設と住友理工の売上高2025 2026 住友理工(億円) 6,333 6,532 住友電設(億円) 2,036 2,284 2010年6月 ワイヤーハーネス国際カルテル
特別損失に計上した課徴金と和解金2010 2011 2016 課徴金(百万円) 6,763 0 0 和解金(百万円) 0 0 20,661 2006年3月 住友電装を完全子会社化
自動車関連事業の売上高と営業利益率2005 2006 2011 自動車関連事業の売上高(億円) 7,436 8,821 9,600 自動車関連事業の営業利益率(%) − 6.0 6.7 2001年10月 ジェイ・パワーシステムズへの電力ケーブル譲渡
ジェイ・パワーシステムズへの電力ケーブル譲渡創業以来の本業である電力用電線のうち、高圧・特別高圧の領域を自社単独で持つことをやめ、競合の日立電線と折半出資したジェイ・パワーシステムズへ2段階で営業譲渡した事業の切り出し同じ経営論点に直面した企業 | 事業売却・撤退連結売上高と当期純利益率2001 2002 2007 売上高(兆円) 1.5 1.5 2.4 当期純利益率(%) 2.7 0.6 3.2 1897年1月 住友伸銅場を開設