長谷川香料の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

卸で得意先を固めてから、自社の品を名乗る段へ進んだ店である。長谷川藤太郎氏は、東京で香料を扱う店が薬種問屋や化粧品製造所の兼業ばかりだった時期に、香料だけを扱う専門店として独立した。開店後は丁稚に注文取りを回らせ、小口に散らばる小間物屋と化粧品業者を得意先にまとめた。1910年に本銀町へ移ってからは本拠を動かさず、1924年にはランビキを図案にした印を商標として登録した。仕入れ販売の店が、自社の品を見分けてもらう必要に迫られていたことがうかがえる。

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