第1章 年〜年

コニカミノルタ:コニカミノルタHDの発足とカメラ・フォト事業からの撤退

2003年〜株式交換で生まれた売上1兆円のコニカミノルタHDと、6事業会社への再編

コニカとミノルタは2003年1月7日に統合覚書を締結し、同年8月5日の株式交換で経営統合を完了した。コニカは同日に商号をコニカミノルタホールディングスへ改め、ミノルタは完全子会社となった。統合直前の2003年3月期の売上高は、コニカが357,853百万円、ミノルタが296,329百万円。ミノルタは2002年3月期に33,596百万円の当期純損失を計上した。ミノルタの2002年3月末の有利子負債は2,400億円である。統合後の基本経営戦略は、情報機器を売上高と利益の6割を担う中核事業と定め、業界の上位集団への参入を目標に置いた。単独では複写機の上位各社と開発費の規模で並べない両社が、情報機器を軸に規模を合わせるために統合を選んだとみられる。

  • コニカミノルタホールディングス 基本経営戦略説明会資料 2003年8月28日
    • [1]2003年1月7日統合覚書締結、8月5日株式交換で経営統合。ミノルタ有利子負債2002年3月末2,400億円→2003年6月末1,600億円。BTは売上・利益ともグループの約6割の中核事業でトップグループ入りを目指す
    • [5]2003年1月7日統合覚書締結、8月5日株式交換で経営統合。ミノルタ有利子負債2002年3月末2,400億円→2003年6月末1,600億円。BTは売上・利益ともグループの約6割の中核事業でトップグループ入りを目指す
    • [6]2003年1月7日統合覚書締結、8月5日株式交換で経営統合。ミノルタ有利子負債2002年3月末2,400億円→2003年6月末1,600億円。BTは売上・利益ともグループの約6割の中核事業でトップグループ入りを目指す
  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [2]2003年8月、ミノルタと株式交換で経営統合し、コニカミノルタホールディングスへ商号変更
  • コニカミノルタ お知らせ 2003年8月5日「コニカミノルタグループ統合・再編に関するお知らせ」
    • [3]2003年3月期売上高:コニカ357,853百万円(前年339,003、前々年345,284)、ミノルタ296,329百万円。ミノルタ2002年3月期当期純利益△33,596百万円
    • [4]2003年3月期売上高:コニカ357,853百万円(前年339,003、前々年345,284)、ミノルタ296,329百万円。ミノルタ2002年3月期当期純利益△33,596百万円

2003年10月1日、両社が持っていた全事業は6事業会社と2共通機能会社に再編された。持株会社の代表執行役社長には岩居文雄氏、代表執行役副社長には太田義勝氏が就任し、太田義勝氏は情報機器のビジネステクノロジーズの社長を兼ねた。ビジネステクノロジーズの2003年度の連結売上高見込みは6,170億円で、他の事業会社を大きく上回った。国内ではコニカビジネスマシンとミノルタ販売が合併し、米国とドイツでも両社の情報機器の販売会社を一社に統合。基本経営戦略は監督と執行の分離をグループ統治の重点に挙げ、北米では直販拠点を90から約60へ集約する計画を示した。持株会社に戦略と監督を残し、各事業会社に損益の責任を負わせる設計だったのだろう。

  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [7]2003年10月、全事業を6事業会社・2共通機能会社に再編。国内情報機器販社コニカビジネスマシンとミノルタ販売が合併、米独でも販社統合。2003年6月委員会等設置会社へ移行
    • [10]2003年10月、全事業を6事業会社・2共通機能会社に再編。国内情報機器販社コニカビジネスマシンとミノルタ販売が合併、米独でも販社統合。2003年6月委員会等設置会社へ移行
  • コニカミノルタ お知らせ 2003年8月5日「コニカミノルタグループ統合・再編に関するお知らせ」
    • [8]再編後の持株会社:代表執行役社長 岩居文雄、代表執行役副社長 太田義勝。ビジネステクノロジーズ社長 太田義勝、平成15年度連結売上高見込み6,170億円
    • [9]再編後の持株会社:代表執行役社長 岩居文雄、代表執行役副社長 太田義勝。ビジネステクノロジーズ社長 太田義勝、平成15年度連結売上高見込み6,170億円
  • コニカミノルタホールディングス 基本経営戦略説明会資料 2003年8月28日
    • [11]グループ重点戦略に「徹底した経営の監督と執行の分離」。北米の直販拠点を90拠点から約60拠点に集約

2004年3月19日の統合中期経営計画(04-06)は、情報機器とオプトへの経営資源の重点配分を第1の課題に据えた。2004年度から2006年度の設備投資と研究開発費は、いずれも7割以上を情報機器・オプト・持株会社に配分する計画である。売上高は2003年度見込みの11,332億円から2006年度に13,300億円へ、グループ営業利益率は6%から12%へ高める目標を置いた。フォトとカメラについては、規模の拡大より収益の確保を優先させる方針である。1年後の2005年3月25日に示した〈V-5プラン〉は、情報機器をカラーに集中させ、フォトイメージングは規模を縮小して赤字からの脱却を図るとした。統合から2年足らずで、祖業の写真を縮小する方向が計画に書き込まれていたと読める。

  • コニカミノルタホールディングス 統合中期経営計画(04-06)2004年3月19日
    • [12]重点課題1は情報機器・オプトへの経営資源の重点配分とフォト・カメラの構造改革。設備投資・研究開発費とも7割以上を情報機器/オプト/HDへ。売上FY03 11,332億円→FY06 13,300億円、営業利益率6%→12%
    • [13]重点課題1は情報機器・オプトへの経営資源の重点配分とフォト・カメラの構造改革。設備投資・研究開発費とも7割以上を情報機器/オプト/HDへ。売上FY03 11,332億円→FY06 13,300億円、営業利益率6%→12%
    • [14]重点課題1は情報機器・オプトへの経営資源の重点配分とフォト・カメラの構造改革。設備投資・研究開発費とも7割以上を情報機器/オプト/HDへ。売上FY03 11,332億円→FY06 13,300億円、営業利益率6%→12%
    • [15]重点課題1は情報機器・オプトへの経営資源の重点配分とフォト・カメラの構造改革。設備投資・研究開発費とも7割以上を情報機器/オプト/HDへ。売上FY03 11,332億円→FY06 13,300億円、営業利益率6%→12%
  • コニカミノルタホールディングス 中期経営計画〈V-5プラン〉2005年3月25日
    • [16]V-5プラン:情報機器はカラーに集中、フォトイメージングは事業規模を縮小し赤字から脱却。FY08目標 売上高14,100億円・営業利益1,450億円
参考文献[1]-[16]
  • コニカミノルタホールディングス 基本経営戦略説明会資料 2003年8月28日
    • [1]2003年1月7日統合覚書締結、8月5日株式交換で経営統合。ミノルタ有利子負債2002年3月末2,400億円→2003年6月末1,600億円。BTは売上・利益ともグループの約6割の中核事業でトップグループ入りを目指す
    • [5]2003年1月7日統合覚書締結、8月5日株式交換で経営統合。ミノルタ有利子負債2002年3月末2,400億円→2003年6月末1,600億円。BTは売上・利益ともグループの約6割の中核事業でトップグループ入りを目指す
    • [6]2003年1月7日統合覚書締結、8月5日株式交換で経営統合。ミノルタ有利子負債2002年3月末2,400億円→2003年6月末1,600億円。BTは売上・利益ともグループの約6割の中核事業でトップグループ入りを目指す
    • [11]グループ重点戦略に「徹底した経営の監督と執行の分離」。北米の直販拠点を90拠点から約60拠点に集約
  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [2]2003年8月、ミノルタと株式交換で経営統合し、コニカミノルタホールディングスへ商号変更
    • [7]2003年10月、全事業を6事業会社・2共通機能会社に再編。国内情報機器販社コニカビジネスマシンとミノルタ販売が合併、米独でも販社統合。2003年6月委員会等設置会社へ移行
    • [10]2003年10月、全事業を6事業会社・2共通機能会社に再編。国内情報機器販社コニカビジネスマシンとミノルタ販売が合併、米独でも販社統合。2003年6月委員会等設置会社へ移行
  • コニカミノルタ お知らせ 2003年8月5日「コニカミノルタグループ統合・再編に関するお知らせ」
    • [3]2003年3月期売上高:コニカ357,853百万円(前年339,003、前々年345,284)、ミノルタ296,329百万円。ミノルタ2002年3月期当期純利益△33,596百万円
    • [4]2003年3月期売上高:コニカ357,853百万円(前年339,003、前々年345,284)、ミノルタ296,329百万円。ミノルタ2002年3月期当期純利益△33,596百万円
    • [8]再編後の持株会社:代表執行役社長 岩居文雄、代表執行役副社長 太田義勝。ビジネステクノロジーズ社長 太田義勝、平成15年度連結売上高見込み6,170億円
    • [9]再編後の持株会社:代表執行役社長 岩居文雄、代表執行役副社長 太田義勝。ビジネステクノロジーズ社長 太田義勝、平成15年度連結売上高見込み6,170億円
  • コニカミノルタホールディングス 統合中期経営計画(04-06)2004年3月19日
    • [12]重点課題1は情報機器・オプトへの経営資源の重点配分とフォト・カメラの構造改革。設備投資・研究開発費とも7割以上を情報機器/オプト/HDへ。売上FY03 11,332億円→FY06 13,300億円、営業利益率6%→12%
    • [13]重点課題1は情報機器・オプトへの経営資源の重点配分とフォト・カメラの構造改革。設備投資・研究開発費とも7割以上を情報機器/オプト/HDへ。売上FY03 11,332億円→FY06 13,300億円、営業利益率6%→12%
    • [14]重点課題1は情報機器・オプトへの経営資源の重点配分とフォト・カメラの構造改革。設備投資・研究開発費とも7割以上を情報機器/オプト/HDへ。売上FY03 11,332億円→FY06 13,300億円、営業利益率6%→12%
    • [15]重点課題1は情報機器・オプトへの経営資源の重点配分とフォト・カメラの構造改革。設備投資・研究開発費とも7割以上を情報機器/オプト/HDへ。売上FY03 11,332億円→FY06 13,300億円、営業利益率6%→12%
  • コニカミノルタホールディングス 中期経営計画〈V-5プラン〉2005年3月25日
    • [16]V-5プラン:情報機器はカラーに集中、フォトイメージングは事業規模を縮小し赤字から脱却。FY08目標 売上高14,100億円・営業利益1,450億円

2006年〜最終赤字543億円で決めたカメラ事業の終了と、フォト事業からの撤退

コニカミノルタホールディングスは2006年1月、カメラ事業を同年3月に、フォト事業を2007年9月に終了すると決めた。2005年3月のV-5プランの段階では、フォトイメージングは縮小によって赤字から抜け出す事業と位置づけられた。2005年4〜6月期の決算資料は、カラーフィルムと印画紙の売上が世界市場の急速な縮小で減少したと報告した。デジタルミニラボも価格競争の激化で減収。カメラでは一眼レフと高付加価値の小型機に経営資源を絞り、開発を速めるための提携を進める方針を示した。2006年3月までにデジタル一眼レフの資産と設備はソニーへ移り、コンパクト機とフィルムカメラは生産と販売を終えた。フィルム需要の減少が縮小策の想定より速く、段階的な縮小を断念して撤退に切り替えたと推察される。

  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [17]2006年1月、カメラ事業を2006年3月に、フォト事業を2007年9月に終了することを決定
  • コニカミノルタホールディングス 中期経営計画〈V-5プラン〉2005年3月25日
    • [18]フォトイメージングは事業規模を縮小し、赤字から脱却
  • Konica Minolta Holdings 2006年3月期第1四半期 決算説明資料(1Q/March 2006)
    • [19]カラーフィルム・印画紙は世界的な市場の急縮小で売上減、デジタルミニラボは価格競争激化で売上減。カメラはデジタル一眼レフと高付加価値コンパクトに集中し、開発加速のため提携
    • [20]カラーフィルム・印画紙は世界的な市場の急縮小で売上減、デジタルミニラボは価格競争激化で売上減。カメラはデジタル一眼レフと高付加価値コンパクトに集中し、開発加速のため提携
    • [21]カラーフィルム・印画紙は世界的な市場の急縮小で売上減、デジタルミニラボは価格競争激化で売上減。カメラはデジタル一眼レフと高付加価値コンパクトに集中し、開発加速のため提携
  • Konica Minolta Holdings 2006年3月期 決算説明資料 2006年5月11日
    • [22]2006年3月時点で、デジタル一眼レフ関連資産・設備をソニーへ移管、デジタルコンパクトとフィルムカメラは生産・販売を終了

フォトイメージングからの撤退費用は2006年3月期に全額を計上し、総額1,054億円のうち1,031億円が特別損失となった。計画の900億円を上回った要因として、為替の影響と、製品・原材料の在庫の廃棄と評価減の増加を挙げた。国内の販売会社と証明写真の会社は大日本印刷へ、国内のラボ設備とネットプリント事業はキタムラへの譲渡を決めた。2005年度下期に撤退事業の従業員は2,243人減少し、早期退職の応募者は2006年5月時点で550人に達した。2006年3月期の連結当期純損失は54,305百万円だった。撤退の費用を一期に集め、翌期以降の損益から切り離す判断だったと思われる。

  • Konica Minolta Holdings 2006年3月期 決算説明資料 2006年5月11日
    • [23]フォトイメージング撤退費用は2006年3月期に全額計上、総額105.4 billion yen(うち特別損失103.1 billion yen)、計画90.0 billion yen。増加要因は為替と在庫廃棄・評価減。国内販社とID事業は大日本印刷へ、国内ラボ設備とネットプリントはキタムラへ。2005年度下期の従業員減2,243人、早期退職応募550人(2006年5月時点)
    • [24]フォトイメージング撤退費用は2006年3月期に全額計上、総額105.4 billion yen(うち特別損失103.1 billion yen)、計画90.0 billion yen。増加要因は為替と在庫廃棄・評価減。国内販社とID事業は大日本印刷へ、国内ラボ設備とネットプリントはキタムラへ。2005年度下期の従業員減2,243人、早期退職応募550人(2006年5月時点)
    • [25]フォトイメージング撤退費用は2006年3月期に全額計上、総額105.4 billion yen(うち特別損失103.1 billion yen)、計画90.0 billion yen。増加要因は為替と在庫廃棄・評価減。国内販社とID事業は大日本印刷へ、国内ラボ設備とネットプリントはキタムラへ。2005年度下期の従業員減2,243人、早期退職応募550人(2006年5月時点)
    • [26]フォトイメージング撤退費用は2006年3月期に全額計上、総額105.4 billion yen(うち特別損失103.1 billion yen)、計画90.0 billion yen。増加要因は為替と在庫廃棄・評価減。国内販社とID事業は大日本印刷へ、国内ラボ設備とネットプリントはキタムラへ。2005年度下期の従業員減2,243人、早期退職応募550人(2006年5月時点)
  • コニカミノルタホールディングス 有価証券報告書(2006年3月期)
    • [27]2006年3月期 連結当期純利益△54,305百万円

2007年5月10日、代表執行役社長の太田義勝氏は中期経営計画〈FORWARD 08〉を公表した。計画は2008年度に売上高11,000億円、営業利益1,100億円を目標に置き、コア事業の強化と周辺領域での業容拡大、将来事業の育成を成長戦略に据えた。情報機器ではオフィス向けカラー複合機でジャンルトップの地位を保つ方針を示した。説明会によれば、2007年3月期のカラー複合機の販売台数は前年から約40%、欧州では約50%増えた。オプトは液晶用のディスプレイ材料が最も利益率の高い製品で、TACフィルムの品揃えと生産能力の増強を重点投資に挙げた。フォト事業は2007年9月に終了した。写真で失った売上を、カラー複合機とTACフィルムの成長で補う計画だったと考えられる。

  • コニカミノルタホールディングス 2007年3月期決算説明会 中期経営計画〈FORWARD 08〉2007年5月10日
    • [28]2007年5月10日、代表執行役社長 太田義勝がFORWARD 08を説明。2008年度目標 売上高11,000億円・営業利益1,100億円。成長戦略はコア事業の強化・進化、周辺領域での業容拡大、将来事業の育成。MFPはカラーでジャンルトップ
    • [29]2007年5月10日、代表執行役社長 太田義勝がFORWARD 08を説明。2008年度目標 売上高11,000億円・営業利益1,100億円。成長戦略はコア事業の強化・進化、周辺領域での業容拡大、将来事業の育成。MFPはカラーでジャンルトップ
    • [30]2007年5月10日、代表執行役社長 太田義勝がFORWARD 08を説明。2008年度目標 売上高11,000億円・営業利益1,100億円。成長戦略はコア事業の強化・進化、周辺領域での業容拡大、将来事業の育成。MFPはカラーでジャンルトップ
  • Konica Minolta Holdings 2007年3月期決算説明会 Q&A 2007年5月10日
    • [31]2007年3月期のカラーMFP販売台数は前年比約40%増、欧州で約50%増。オプトの利益率はディスプレイ材料が首位。重点投資にTACフィルムの品揃え拡充と生産能力増強
    • [32]2007年3月期のカラーMFP販売台数は前年比約40%増、欧州で約50%増。オプトの利益率はディスプレイ材料が首位。重点投資にTACフィルムの品揃え拡充と生産能力増強
  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [33]2007年9月、フォト事業を終了
参考文献[17]-[33]
  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [17]2006年1月、カメラ事業を2006年3月に、フォト事業を2007年9月に終了することを決定
    • [33]2007年9月、フォト事業を終了
  • コニカミノルタホールディングス 中期経営計画〈V-5プラン〉2005年3月25日
    • [18]フォトイメージングは事業規模を縮小し、赤字から脱却
  • Konica Minolta Holdings 2006年3月期第1四半期 決算説明資料(1Q/March 2006)
    • [19]カラーフィルム・印画紙は世界的な市場の急縮小で売上減、デジタルミニラボは価格競争激化で売上減。カメラはデジタル一眼レフと高付加価値コンパクトに集中し、開発加速のため提携
    • [20]カラーフィルム・印画紙は世界的な市場の急縮小で売上減、デジタルミニラボは価格競争激化で売上減。カメラはデジタル一眼レフと高付加価値コンパクトに集中し、開発加速のため提携
    • [21]カラーフィルム・印画紙は世界的な市場の急縮小で売上減、デジタルミニラボは価格競争激化で売上減。カメラはデジタル一眼レフと高付加価値コンパクトに集中し、開発加速のため提携
  • Konica Minolta Holdings 2006年3月期 決算説明資料 2006年5月11日
    • [22]2006年3月時点で、デジタル一眼レフ関連資産・設備をソニーへ移管、デジタルコンパクトとフィルムカメラは生産・販売を終了
    • [23]フォトイメージング撤退費用は2006年3月期に全額計上、総額105.4 billion yen(うち特別損失103.1 billion yen)、計画90.0 billion yen。増加要因は為替と在庫廃棄・評価減。国内販社とID事業は大日本印刷へ、国内ラボ設備とネットプリントはキタムラへ。2005年度下期の従業員減2,243人、早期退職応募550人(2006年5月時点)
    • [24]フォトイメージング撤退費用は2006年3月期に全額計上、総額105.4 billion yen(うち特別損失103.1 billion yen)、計画90.0 billion yen。増加要因は為替と在庫廃棄・評価減。国内販社とID事業は大日本印刷へ、国内ラボ設備とネットプリントはキタムラへ。2005年度下期の従業員減2,243人、早期退職応募550人(2006年5月時点)
    • [25]フォトイメージング撤退費用は2006年3月期に全額計上、総額105.4 billion yen(うち特別損失103.1 billion yen)、計画90.0 billion yen。増加要因は為替と在庫廃棄・評価減。国内販社とID事業は大日本印刷へ、国内ラボ設備とネットプリントはキタムラへ。2005年度下期の従業員減2,243人、早期退職応募550人(2006年5月時点)
    • [26]フォトイメージング撤退費用は2006年3月期に全額計上、総額105.4 billion yen(うち特別損失103.1 billion yen)、計画90.0 billion yen。増加要因は為替と在庫廃棄・評価減。国内販社とID事業は大日本印刷へ、国内ラボ設備とネットプリントはキタムラへ。2005年度下期の従業員減2,243人、早期退職応募550人(2006年5月時点)
  • コニカミノルタホールディングス 有価証券報告書(2006年3月期)
    • [27]2006年3月期 連結当期純利益△54,305百万円
  • コニカミノルタホールディングス 2007年3月期決算説明会 中期経営計画〈FORWARD 08〉2007年5月10日
    • [28]2007年5月10日、代表執行役社長 太田義勝がFORWARD 08を説明。2008年度目標 売上高11,000億円・営業利益1,100億円。成長戦略はコア事業の強化・進化、周辺領域での業容拡大、将来事業の育成。MFPはカラーでジャンルトップ
    • [29]2007年5月10日、代表執行役社長 太田義勝がFORWARD 08を説明。2008年度目標 売上高11,000億円・営業利益1,100億円。成長戦略はコア事業の強化・進化、周辺領域での業容拡大、将来事業の育成。MFPはカラーでジャンルトップ
    • [30]2007年5月10日、代表執行役社長 太田義勝がFORWARD 08を説明。2008年度目標 売上高11,000億円・営業利益1,100億円。成長戦略はコア事業の強化・進化、周辺領域での業容拡大、将来事業の育成。MFPはカラーでジャンルトップ
  • Konica Minolta Holdings 2007年3月期決算説明会 Q&A 2007年5月10日
    • [31]2007年3月期のカラーMFP販売台数は前年比約40%増、欧州で約50%増。オプトの利益率はディスプレイ材料が首位。重点投資にTACフィルムの品揃え拡充と生産能力増強
    • [32]2007年3月期のカラーMFP販売台数は前年比約40%増、欧州で約50%増。オプトの利益率はディスプレイ材料が首位。重点投資にTACフィルムの品揃え拡充と生産能力増強

2008年〜Danka買収で拡大した米国の販売網と、純利益151億円の年に就任した松﨑正年氏

2008年6月、米国の販売子会社Konica Minolta Business Solutions U.S.A.は、米国の販売会社Danka Office Imaging Companyを買収した。2009年5月の説明会は、この買収を2008年4月のオランダのOceとの業務提携と並べ、米国の独立系大手事務機ディーラーの買収をジャンルトップ戦略の加速策と位置づけた。2008年3月期の説明会は、米国市場の成長を景気減速で小幅と見込んだ。2009年3月期第3四半期の説明会では、Dankaの統合作業が続いたため米国では営業費用を純減できなかったと説明した。同じ期の米国の非ハード売上は前年比20%増で、Dankaを除くと4〜5%程度の増加だった。買収した顧客基盤に消耗品と保守の売上を積み上げる狙いがあったようだ。

  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [34]2008年6月、Konica Minolta Business Solutions U.S.A., Inc.が米国販売会社Danka Office Imaging Companyを買収
  • コニカミノルタホールディングス 経営方針〈09-10〉説明会資料 2009年5月14日
    • [35]FORWARD 08の成果として、Oce(蘭)との戦略的業務提携(08年4月)と米国の独立系大手事務機ディーラーDankaの買収(08年6月)をジャンルトップ戦略加速のM&A・提携に挙げる
  • Konica Minolta Holdings 2008年3月期決算説明会 Q&A
    • [36]米国市場は景気減速でわずかな成長にとどまる見通し
  • Konica Minolta Holdings 2009年3月期第3四半期決算説明会 Q&A
    • [37]米国ではDanka Office Imaging買収と統合途上のため営業費用を純減できず。非ハード売上は米欧とも前年比+20%、Dankaを除くと4〜5%程度
    • [38]米国ではDanka Office Imaging買収と統合途上のため営業費用を純減できず。非ハード売上は米欧とも前年比+20%、Dankaを除くと4〜5%程度

2009年3月期の連結売上高は9,478億円、営業利益は563億円にとどまり、FORWARD 08の計画を下回った。当期純利益は151億円だった。2009年5月14日、代表執行役社長の松﨑正年氏は経営方針〈09-10〉を公表した。説明会は世界同時不況と急激な円高を一時的な後退と見なさず、企業体質改革・強い成長・風土改革の3点を基本方針に据えた。2009年度は2008年度比で固定費を300億円以上削減し、在庫の圧縮などで300億円以上のフリーキャッシュフローを生む目標を掲げた。プリンターはA4カラー複合機に集中させ、グラフィックはフィルムの生産と販売を終えることとした。成長の計画から体質の改革へ、経営の重点を移す交代だったと推測される。

  • コニカミノルタホールディングス 経営方針〈09-10〉説明会資料 2009年5月14日
    • [39]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
    • [41]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
    • [42]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
    • [43]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
    • [44]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
  • コニカミノルタホールディングス 有価証券報告書(2009年3月期)
    • [40]2009年3月期 親会社株主に帰属する当期純利益151億円

2010年5月の決算説明で、メディカル&グラフィックはフィルム販売の減少と需要の低迷で売上が計画を下回ったと報告した。一方でビジネステクノロジーズは、プロダクションプリント機の販売台数を前年比20%増、カラー機は35%増とする目標を置いた。2010年10月、コニカミノルタエムジーは印刷関連事業をコニカミノルタビジネステクノロジーズへ移管した。同時に情報機器の国内販売会社が、印刷関連の国内販売会社コニカミノルタグラフィックイメージングと一つになった。2012年4月には、オプトの光学事業をセンシングへ移し、両社の商号をアドバンストレイヤーとオプティクスに改めた。製品と顧客で事業会社の境界を引き直した一連の再編が、事業会社を一つにする次の段階の下地になった可能性がある。

  • Konica Minolta Holdings 2010年3月期 決算説明資料 2010年5月13日
    • [45]メディカル&グラフィックはフィルム販売減と需要低迷で売上が計画未達。ビジネステクノロジーズはプロダクションプリント機の販売台数目標を前年比+20%(カラー+35%)
    • [46]メディカル&グラフィックはフィルム販売減と需要低迷で売上が計画未達。ビジネステクノロジーズはプロダクションプリント機の販売台数目標を前年比+20%(カラー+35%)
  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [47]2010年10月、エムジーが印刷関連事業をビジネステクノロジーズへ移管、国内情報機器販社がグラフィックイメージングと統合。2012年4月、オプトの光学事業をセンシングへ移管し、商号をアドバンストレイヤー/オプティクスへ変更
    • [48]2010年10月、エムジーが印刷関連事業をビジネステクノロジーズへ移管、国内情報機器販社がグラフィックイメージングと統合。2012年4月、オプトの光学事業をセンシングへ移管し、商号をアドバンストレイヤー/オプティクスへ変更
    • [49]2010年10月、エムジーが印刷関連事業をビジネステクノロジーズへ移管、国内情報機器販社がグラフィックイメージングと統合。2012年4月、オプトの光学事業をセンシングへ移管し、商号をアドバンストレイヤー/オプティクスへ変更
参考文献[34]-[49]
  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
    • [34]2008年6月、Konica Minolta Business Solutions U.S.A., Inc.が米国販売会社Danka Office Imaging Companyを買収
    • [47]2010年10月、エムジーが印刷関連事業をビジネステクノロジーズへ移管、国内情報機器販社がグラフィックイメージングと統合。2012年4月、オプトの光学事業をセンシングへ移管し、商号をアドバンストレイヤー/オプティクスへ変更
    • [48]2010年10月、エムジーが印刷関連事業をビジネステクノロジーズへ移管、国内情報機器販社がグラフィックイメージングと統合。2012年4月、オプトの光学事業をセンシングへ移管し、商号をアドバンストレイヤー/オプティクスへ変更
    • [49]2010年10月、エムジーが印刷関連事業をビジネステクノロジーズへ移管、国内情報機器販社がグラフィックイメージングと統合。2012年4月、オプトの光学事業をセンシングへ移管し、商号をアドバンストレイヤー/オプティクスへ変更
  • コニカミノルタホールディングス 経営方針〈09-10〉説明会資料 2009年5月14日
    • [35]FORWARD 08の成果として、Oce(蘭)との戦略的業務提携(08年4月)と米国の独立系大手事務機ディーラーDankaの買収(08年6月)をジャンルトップ戦略加速のM&A・提携に挙げる
    • [39]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
    • [41]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
    • [42]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
    • [43]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
    • [44]2009年5月14日、代表執行役社長 松﨑正年が経営方針〈09-10〉を説明。2008年度は売上高9,478億円・営業利益563億円で計画未達。基本方針は企業体質改革・強い成長・風土改革。2009年度 固定費▲300億円以上、FCF 300億円以上創出。プリンターはA4カラー複合機に集中、グラフィックはフィルム生産・販売を終了
  • Konica Minolta Holdings 2008年3月期決算説明会 Q&A
    • [36]米国市場は景気減速でわずかな成長にとどまる見通し
  • Konica Minolta Holdings 2009年3月期第3四半期決算説明会 Q&A
    • [37]米国ではDanka Office Imaging買収と統合途上のため営業費用を純減できず。非ハード売上は米欧とも前年比+20%、Dankaを除くと4〜5%程度
    • [38]米国ではDanka Office Imaging買収と統合途上のため営業費用を純減できず。非ハード売上は米欧とも前年比+20%、Dankaを除くと4〜5%程度
  • コニカミノルタホールディングス 有価証券報告書(2009年3月期)
    • [40]2009年3月期 親会社株主に帰属する当期純利益151億円
  • Konica Minolta Holdings 2010年3月期 決算説明資料 2010年5月13日
    • [45]メディカル&グラフィックはフィルム販売減と需要低迷で売上が計画未達。ビジネステクノロジーズはプロダクションプリント機の販売台数目標を前年比+20%(カラー+35%)
    • [46]メディカル&グラフィックはフィルム販売減と需要低迷で売上が計画未達。ビジネステクノロジーズはプロダクションプリント機の販売台数目標を前年比+20%(カラー+35%)

2003年〜2012年の業績

決算期 区分 売上高 営業利益経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 億円 億円 利益率
2003年03月期 連結 5,590 n/a n/a 324 163 2.9% n/a
2004年03月期 連結 8,604 +53.9% n/a 432 125 1.5% n/a
2005年03月期 連結 10,674 +24.1% n/a 536 75 0.7% n/a
2006年03月期 連結 10,683 +0.1% 834 768 ▲543 ▲5.1% n/a
2007年03月期 連結 10,276 ▲3.8% 1,040 981 725 7.1% n/a
2008年03月期 連結 10,715 +4.3% 1,196 1,042 688 6.4% n/a
2009年03月期 連結 9,478 ▲11.5% 563 454 151 1.6% n/a
2010年03月期 連結 8,044 ▲15.1% 440 408 169 2.1% n/a
2011年03月期 連結 7,779 ▲3.3% 400 332 258 3.3% n/a
2012年03月期 連結 7,678 ▲1.3% 403 n/a 204 2.7% n/a

出所:有価証券報告書

出典・参考

15件
出典・参考
  • Konica Minolta Holdings 2006年3月期第1四半期 決算説明資料(1Q/March 2006)
  • Konica Minolta Holdings 2006年3月期 決算説明資料 2006年5月11日
  • コニカミノルタホールディングス 有価証券報告書(2006年3月期)
  • コニカミノルタホールディングス 2007年3月期決算説明会 中期経営計画〈FORWARD 08〉2007年5月10日
  • Konica Minolta Holdings 2007年3月期決算説明会 Q&A 2007年5月10日
  • Konica Minolta Holdings 2008年3月期決算説明会 Q&A
  • Konica Minolta Holdings 2009年3月期第3四半期決算説明会 Q&A
  • コニカミノルタホールディングス 有価証券報告書(2009年3月期)
  • Konica Minolta Holdings 2010年3月期 決算説明資料 2010年5月13日
  • 有価証券報告書 第120期(2024年3月期)沿革
  • コニカミノルタホールディングス 基本経営戦略説明会資料 2003年8月28日
  • コニカミノルタ お知らせ 2003年8月5日「コニカミノルタグループ統合・再編に関するお知らせ」
  • コニカミノルタホールディングス 統合中期経営計画(04-06)2004年3月19日
  • コニカミノルタホールディングス 中期経営計画〈V-5プラン〉2005年3月25日
  • コニカミノルタホールディングス 経営方針〈09-10〉説明会資料 2009年5月14日

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