決断
祖業を二つとも清算し、複合機一本へ絞った。2006年1月、旧ミノルタの祖業であるカメラと旧コニカの主力であったフォトから同時に撤退し、2,243名を削減して特別損失1,054億円を計上する。2006年3月期は543億円の最終赤字となったが、翌期の営業利益は1,040億円へ戻った。集中の代償は情報機器への依存で、2017年10月には米アンブリー・ジェネティクスを買収してがん遺伝子診断へ参入した。だが遺伝子診断は規制と保険償還の壁に阻まれ、2023年3月期にはのれん減損を含む1,031億円の純損失を計上した。祖業を消して得た集中が一本足という別の問題を生み、その解を社外に求めた買収が、7年後に過去最大の損失へ変わった。
2017年7月 米アンブリー・ジェネティクス買収
のれんと無形資産2017 2018 2023 のれん(億円) 1,408 2,236 1,536 のれん以外の無形資産(億円) 688 1,091 1,053 2003年1月 ミノルタとの経営統合
業績の推移2002 2003 2008 売上高(兆円) 0.5 0.6 1.1 経常利益率(%) 4.6 5.8 9.7