わかもと製薬:栄養剤「わかもと」の発売とわかもと製薬への改称
1929年〜輸入酵母の加工品から自社培養の菌を核にした栄養剤へ
わかもとは1929年に発表された栄養剤で、発売当初はドイツから輸入したビール酵母を製剤に加工した製品だった。のちに自社の研究陣がアスペルギルス・オリゼーNK菌を見つけ、米麦の胚芽に培養して消化酵素の働きを持たせた。この培養物を酵母と組み合わせ、わかもとは栄養消化剤として完成した。1933年1月には東京市芝区芝公園に株式会社栄養と育児の会が設けられ、消化・整腸・栄養剤わかもとの製造販売を始めた。設立時の資本金は50万円で、同年6月には465万円へ増資している。輸入原料の加工から自社で培養する菌へ製品の核を移したことが、微生物培養を本業とする会社の起点になったとみられる。
- 経済知識 (205) 1968年
- [1]わかもとは1929年に発表され、発売当初はドイツから輸入したビール酵母を製剤加工したものだった
- [2]自社研究陣が発見したアスペルギルス・オリゼーNK菌を米麦の胚芽に培養し、ジアスターゼ・プロテアーゼ・リパーゼによる消化性能を持たせた
- [3]NK菌の培養物と酵母を組み合わせ、栄養消化剤として完成させた
- わかもと製薬 有価証券報告書 第111期(2006年3月期)【沿革】
- [4]1933年1月、東京市芝区芝公園に株式会社栄養と育児の会を創設し、消化・整腸・栄養剤「わかもと」の製造販売を開始
- 株式会社年鑑 1960年版「わかもと製薬株式会社」
- [5]1933年1月に資本金50万円で設立し、同年6月に465万円へ増資
1935年12月、会社は社名をわかもと本舗栄養と育児の会に改めた。1940年11月には資本金を665万円とした。1942年7月には綜合ビタミンを合併し、同じ年にビタミンB2製剤の製造設備を完成させている。1943年7月に商号をわかもと製薬へ改め、翌1944年10月には同仁製薬を合併した。同仁製薬の合併を経た資本金は1,400万円である。栄養剤の単品を売る会社から、ビタミン製剤の設備と複数の製薬会社を抱える製薬会社へと、戦時下に骨格を組み替えたと推察される。
- わかもと製薬 有価証券報告書 第111期(2006年3月期)【沿革】
- [6]1935年12月、商号を「株式会社わかもと本舗栄養と育児の会」と改称
- [8]1942年7月、綜合ビタミン株式会社を合併し、ビタミンB2製剤製造設備が完成
- [9]1943年7月に商号をわかもと製薬株式会社と改称し、1944年10月に同仁製薬株式会社を合併
- 株式会社年鑑 1960年版「わかもと製薬株式会社」
- [7]1940年11月、資本金を665万円に増資
- [10]同仁製薬の合併により資本金1,400万円となった
参考文献[1]-[10]
- 経済知識 (205) 1968年
- [1]わかもとは1929年に発表され、発売当初はドイツから輸入したビール酵母を製剤加工したものだった
- [2]自社研究陣が発見したアスペルギルス・オリゼーNK菌を米麦の胚芽に培養し、ジアスターゼ・プロテアーゼ・リパーゼによる消化性能を持たせた
- [3]NK菌の培養物と酵母を組み合わせ、栄養消化剤として完成させた
- わかもと製薬 有価証券報告書 第111期(2006年3月期)【沿革】
- [4]1933年1月、東京市芝区芝公園に株式会社栄養と育児の会を創設し、消化・整腸・栄養剤「わかもと」の製造販売を開始
- [6]1935年12月、商号を「株式会社わかもと本舗栄養と育児の会」と改称
- [8]1942年7月、綜合ビタミン株式会社を合併し、ビタミンB2製剤製造設備が完成
- [9]1943年7月に商号をわかもと製薬株式会社と改称し、1944年10月に同仁製薬株式会社を合併
- 株式会社年鑑 1960年版「わかもと製薬株式会社」
- [5]1933年1月に資本金50万円で設立し、同年6月に465万円へ増資
- [7]1940年11月、資本金を665万円に増資
- [10]同仁製薬の合併により資本金1,400万円となった
出典・参考
3件
- わかもと製薬 有価証券報告書 第111期(2006年3月期)【沿革】
- 株式会社年鑑 1960年版「わかもと製薬株式会社」
- 経済知識 (205) 1968年