決断
本体に残す事業と地域会社へ渡す事業を、償却負担の有無で分けた。1980年4月までに支社を32の地域会社へ切り出し、そのすべてを独立採算に移している。譲ったのは常駐警備で、設備の償却がかかる機械警備は本社が持ち続けた。地域会社は常駐で利益を蓄えてから機械警備へ進む順序に置かれ、資本金の半分までは地元の企業と名士が出資した。人を置く仕事を外へ、機器を置く仕事を内へ振り分けた配分は商品にも及ぶ。1967年9月に法人向けの"綜合ガードシステム"、1975年1月に現金自動支払機コーナーを制御する"アマンドシステム"、1988年4月に一般家庭向けの"タクルス"を発売した。償却の重い商品を本社に残したことが、常駐の人手を地域会社へ任せたまま機械警備の契約だけを本社へ積む配分を作った。