決断
経営と資本を創業者から順に切り離し、上場の直後には社長も替えた。2012年3月に創業者の江口新氏が退任し、マッキンゼー出身の萩平和巳氏へ承継し、2014年6月にはSunrise Capital主導のMBOを実施し、買収価格210億円で資本を組み替えた。2016年9月にはファンドの出口として東証マザーズへ上場し、公募を抑えて売出し中心で設計した。ところが上場直後に単価の引き上げを急いだ結果、90%超を保ってきた稼働率が70%台へ低下し、萩平和巳氏は辞任した。後任の阿部義之氏は稼働率の回復を先に置き、採用数と単価を同時に引き上げる成長モデルへ転換した。その結果、2026年2月期の売上高は1,483億円となり、2017年2月期の172億円から約8.6倍に拡大した。
2026年4月 人月単価の役職別一律化
人月単価の役職別一律化中期経営計画が掲げる2029年2月期の売上2,500億円の早期達成に向け、顧客ごとに定めていた人月単価を役職別の一律単価へ統一する価格政策の転換同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略1人当たり売上高2025 2026 コンサルタント1人当たり売上高(百万円) 24.3 26.5 2024年1月 ベイカレントに商号変更
連結従業員数の内訳2024 2025 2026 提出会社単体(人) 4,321 593 866 子会社の従業員(人) 0 4,874 5,922 2017年8月 フューチャーから人材引抜
2016年12月 稼働率回復と採用投資による再建
稼働率回復と採用投資による再建前体制の受注制限で急落した稼働率を、顧客の呼び戻しで先に回復させ、そのうえで採用による人員増と単価の上昇を重ねる成長へ立て直した再建同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略売上収益と営業利益率2016 2017 2022 売上収益(百万円) 15,834 17,188 57,642 営業利益率(%) 20.3 18.7 37.3 2016年10月 SI案件の受注制限と高付加価値化
SI案件の受注制限と高付加価値化上場時に掲げた高付加価値化を急ぐため、安定収益を生む継続案件の受注を制限した結果、空いた人員を埋める案件が取れずに稼働率が急落し、社長の辞任と方針の撤回に至った判断同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略半期の売上収益と営業利益率2016 2016 売上収益(百万円) 8,729 8,459 営業利益率(%) 21.3 16.1 2016年9月 東証マザーズへ上場
業績の推移2015 2016 2021 売上高(億円) 140 158 429 営業利益率(%) − 17.1 29.4 2014年4月 Sunrise主導のMBO
Sunrise主導のMBO創業者が保有する株式を経営陣へ譲渡することを目的に、ファンドの出資受入れの受皿会社を立てて全株式を取得し、吸収合併でファンドと専門経営者が組む体制へ組み替えた資本・経営の刷新のれんと自己資本比率2015 2020 のれん(百万円) − 13,444 自己資本率(%) 37.7 57.1 2012年3月 萩平和巳氏が社長就任
売上高2012 2013 2018 売上高(百万円) 10,500 11,200 20,424 2004年 SIerから上流コンサルへ転換
業績の推移2003 2004 2007 売上高(億円) 17 25 55