ドリームインキュベータ の歴史

更新:

2000年、ボストンコンサルティンググループ日本代表の堀紘一氏が東京都港区で創業。戦略助言とベンチャー投資の二本立てから、アイペット損保の売却を経てビジネスプロデュースへの集約までを執筆。

創業

2000年

創業者

堀紘一

創業地

東京都港区

直近売上高(2026/3)

87億円

長期業績と転換点(2002/3〜2026/3)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ2000年に、戦略コンサルタントが助言と資本の両方を持つ会社を興したのか
A 世界で活躍しているベンチャーの大半はアメリカなどの外資系で、日本はこの時代転換期をチャンスに変えられなかった堀紘一氏はこの現状に危機感を持って創業したと後年述べている。掲げた構想は、未来のホンダやソニーにあたる企業を100社、渋沢栄一氏や松下幸之助氏にあたる経営者を100人育てることだった。2000年4月、東京都港区に資本金45百万円でドリームインキュベータを設立し、代表取締役社長に就いた。ボストンコンサルティンググループの日本代表を務めた人物が、助言を売るだけの会社を選ばなかった。
Q なぜ2020年に、創業者と2代目社長は創業20周年の月に同時に退いたのか
A 二本立ての事業が株式市場で評価されないことが、経営陣の交代を必要にした。山川隆義氏は、コンサルティングとベンチャー投資・事業投資が完全に融合して戦えておらず、独自のものをブランド化できていないことが株価低迷の一番大きな原因ではないかと述べている。自分と堀紘一氏がとどまる限り社員の頭のなかは延長線上から変わらないとも語った。2020年6月、創業20周年にあたる月に二人は退任し、原田哲郎氏が代表取締役CEO、三宅孝之氏と細野恭平氏が代表取締役COOに就いた。取締役会は当初、従前の体制を次期も継続すると開示していた
Q なぜ2023年に、12年かけて育てたアイペットを手放して事業を一本に絞ったのか
A 株主から中身がわからないため評価ができないと言われ続けたことが、二本立てを畳む判断につながった原田哲郎氏は、ベンチャー投資とビジネスプロデュースの二本立てで株価をどう上げるかが長年の課題であり、方法論として一本へ集約するほうが企業価値を評価しやすくなると考えたと説明している。手放す側の事情だけではない。アイペット損害保険は保有契約件数の増加が続き、持続的な成長のために資本増強が必要な状況にもあった。2023年1月17日、全株式を第一生命ホールディングスへ譲渡し、関係会社株式売却益18,401百万円を計上した

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2000年〜 ボストンコンサルティンググループ日本代表が、知恵と資金を併せて売る会社を興すまで(2000〜2006)

ドリームインキュベータの業績推移:単体

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2000年 インキュベーション事業を目的として東京都港区に設立
  2. 2000年 東京都港区六本木に本社事務所を開設
  3. 2002年 東京証券取引所マザーズ市場に上場
  4. 2005年 東京証券取引所市場第一部に上場
  5. 2006年 創業者の堀紘一が代表取締役会長に退き、山川隆義が代表取締役社長に就任

戦略コンサルタントの独立と、資本金45百万円からの設立

1945年4月に兵庫県で生まれた堀紘一[1]は、東京大学法学部を卒業して読売新聞の記者となり、1973年に三菱商事へ移った[2]。ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得したのち、1981年にボストンコンサルティンググループ東京事務所へ入り[3]、1989年6月には同社の代表取締役社長へ就いた[4]。その堀氏が50代半ばで独立を選んだ理由は、日本のベンチャーが世界で伸びていないという見立て[5]にあった。世界で活躍しているベンチャーはその大半がアメリカなどの外資系[6]で、日本はこの時代転換期をチャンスに変えられなかった、と堀氏は2007年に振り返った。堀氏は、未来のホンダやソニーにあたる企業を100社、渋沢栄一氏や松下幸之助氏にあたる経営者を100人育てる[7]という構想を掲げ、日本のベンチャーに知恵を提供する会社を自ら興した。

  • 週刊東洋経済 2003年2月8日号
    • [1]堀紘一氏は1945年4月に兵庫県で生まれた
  • 週刊東洋経済 2011年6月21日号
    • [2]東京大学法学部卒業後、読売新聞記者を経て1973年に三菱商事へ入社
    • [3]ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得後、1981年にボストンコンサルティンググループ東京事務所へ入社
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [4]堀紘一氏の略歴に「平成元年6月 株式会社ボストンコンサルティンググループ代表取締役社長就任」とある
  • ベンチャー通信27号(2007年9月)「未来のホンダやソニーを100社創出させる 日本のベンチャーに“知恵”を提供」
    • [5]堀氏は日本がこの時代転換期をチャンスに変えられなかったという危機感から創業したと2007年のインタビューで述べている
    • [6]世界で活躍しているベンチャーの大半はアメリカなどの外資系
    • [7]「ホンダやソニーを100社育てる」「渋沢栄一、松下幸之助を100人育てる」という構想

2000年4月、堀氏は事業戦略の策定と実行支援を中核としたインキュベーション事業を目的として[8]、東京都港区に資本金45百万円でドリームインキュベータを設立し[9]、代表取締役社長に就いた[10]。同年6月には東京都港区六本木に本社事務所を開設して営業活動を始め、第三者割当増資により資本金を300百万円とした[11]。7月には新事業創出促進法の認定を受けた[12]。10月にも第三者割当増資を行い、資本金は499百万円に[13]なった。設立から半年のあいだに、堀社長は資本金を45百万円から499百万円へ、11倍に積み増した[14]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [8]2000年4月 事業戦略策定と実行支援を中核としたインキュベーション事業を目的として設立
    • [9]2000年4月 東京都港区に資本金45百万円で設立
    • [11]2000年6月 六本木に本社事務所を開設し営業活動を開始、第三者割当増資で資本金300百万円
    • [12]2000年7月 新事業創出促進法の認定を取得
    • [13]2000年10月 第三者割当増資で資本金499百万円
    • [14]資本金は2000年4月の45百万円から同年10月の499百万円へ増加
  • 週刊東洋経済 2011年6月21日号
    • [10]堀紘一氏は2000年の設立と同時に社長へ就任

助言の提供と並んで、社外のベンチャーへ資本を入れる仕事も創業初年度から始まった。2000年8月には、米セピエントがドリームインキュベータなどの出資を受けて日本法人を設立し、戦略立案からシステム構築、マーケティングまでを一手に引き受けるSIPS事業[16]で日本市場に入った。2001年2月、ドリームインキュベータは主に創業期のベンチャービジネスに対する業務サポートと投資を目的として[17]、東京都港区に資本金10百万円で株式会社デライトを設立した。出資比率は100%である。同じ2月の第三者割当増資で資本金を874百万円とし、翌3月にも増資して1,123百万円とした[19]。設立から11か月で、資本金は当初の45百万円の25倍に届いた[20][15][18]

  • 日経ビジネス 2001年2月5日号
    • [15]米セピエントがドリームインキュベーターの出資を受けて2000年8月に日本法人を設立
    • [16]SIPSは戦略立案からシステム構築、マーケティングまでを一手に引き受ける業態
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [17]2001年2月 創業期のベンチャービジネスへの業務サポートと投資を目的に株式会社デライトを設立
    • [18]デライトは東京都港区に資本金10百万円、ドリームインキュベータの100%出資
    • [19]2001年2月に資本金874百万円、2001年3月に資本金1,123百万円
    • [20]資本金は設立時45百万円から2001年3月の1,123百万円へ
  • 週刊東洋経済 2003年2月8日号
    • [1]堀紘一氏は1945年4月に兵庫県で生まれた
  • 週刊東洋経済 2011年6月21日号
    • [2]東京大学法学部卒業後、読売新聞記者を経て1973年に三菱商事へ入社
    • [3]ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得後、1981年にボストンコンサルティンググループ東京事務所へ入社
    • [10]堀紘一氏は2000年の設立と同時に社長へ就任
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [4]堀紘一氏の略歴に「平成元年6月 株式会社ボストンコンサルティンググループ代表取締役社長就任」とある
  • ベンチャー通信27号(2007年9月)「未来のホンダやソニーを100社創出させる 日本のベンチャーに“知恵”を提供」
    • [5]堀氏は日本がこの時代転換期をチャンスに変えられなかったという危機感から創業したと2007年のインタビューで述べている
    • [6]世界で活躍しているベンチャーの大半はアメリカなどの外資系
    • [7]「ホンダやソニーを100社育てる」「渋沢栄一、松下幸之助を100人育てる」という構想
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [8]2000年4月 事業戦略策定と実行支援を中核としたインキュベーション事業を目的として設立
    • [9]2000年4月 東京都港区に資本金45百万円で設立
    • [11]2000年6月 六本木に本社事務所を開設し営業活動を開始、第三者割当増資で資本金300百万円
    • [12]2000年7月 新事業創出促進法の認定を取得
    • [13]2000年10月 第三者割当増資で資本金499百万円
    • [14]資本金は2000年4月の45百万円から同年10月の499百万円へ増加
    • [17]2001年2月 創業期のベンチャービジネスへの業務サポートと投資を目的に株式会社デライトを設立
    • [18]デライトは東京都港区に資本金10百万円、ドリームインキュベータの100%出資
    • [19]2001年2月に資本金874百万円、2001年3月に資本金1,123百万円
    • [20]資本金は設立時45百万円から2001年3月の1,123百万円へ
  • 日経ビジネス 2001年2月5日号
    • [15]米セピエントがドリームインキュベーターの出資を受けて2000年8月に日本法人を設立
    • [16]SIPSは戦略立案からシステム構築、マーケティングまでを一手に引き受ける業態

株式公開所要2年1カ月のマザーズ上場と、初期の収益構造

2002年5月、ドリームインキュベータは東京証券取引所マザーズ市場に上場した[21]。上場に伴う公募増資により資本金は1,582百万円となり[22]、翌6月には本社を東京都目黒区上目黒へ移した[23]。設立から株式公開までの所要月数は2年1カ月で[24]、2002年1月から2003年1月22日までに上場または上場計画を公表した154社[25]から持株会社を除いた比較で、最も短い記録だった。市場での分類上の業種はサービス業、掲げた創業理念はベンチャー企業への投資育成だった[26]。上場時点の資本金1,582百万円は、設立時の45百万円の35倍[27]にあたる。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [21]2002年5月 東京証券取引所マザーズ市場に上場
    • [22]上場に伴う公募増資により資本金1,582百万円
    • [23]2002年6月 東京都目黒区上目黒に本社を移転
    • [27]資本金は設立時45百万円から上場時1,582百万円へ
  • 週刊東洋経済 2003年2月8日号
    • [24]株式公開所要月数2年1カ月で第1位
    • [25]調査対象は2002年1月から2003年1月22日までに上場または上場計画を公表した154社
    • [26]2000年4月設立のサービス業、創業理念はベンチャー企業への投資育成

上場前の2002年3月期は、売上高1,230百万円、経常利益435百万円、当期純利益247百万円[28]を計上し、総資産は2,558百万円だった[29]。翌2003年3月期は売上高を1,465百万円へ19%伸ばした[30]一方、経常利益は80百万円、当期純利益は18百万円まで減った[31]。売上高経常利益率は35%から5%へ落ち[32]、増収と減益が同じ期に並んでいる。自己資本比率は2002年3月期で90.2%[33]だった。2003年3月期の株価収益率は221.7倍に達した[34]。この時期のドリームインキュベータは連結財務諸表を作成しておらず[35]、公表した数字はすべて単体である。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)「主要な経営指標等の推移」
    • [28]第2期(2002年3月期)売上高1,230,499千円、経常利益435,019千円、当期純利益247,001千円
    • [29]第2期の総資産2,558,638千円
    • [30]第3期(2003年3月期)売上高1,465,086千円
    • [31]第3期の経常利益80,462千円、当期純利益18,867千円
    • [32]第2期の売上高経常利益率35%、第3期5%
    • [33]第2期の自己資本比率90.2%
    • [34]第3期の株価収益率221.7倍
    • [35]この期は連結財務諸表を作成しておらず単体

従業員数は2002年3月期末の36名から、2003年3月期末には40名[36]になった。堀社長とともに経営を担った山川隆義氏は、設立の翌月にあたる2000年5月に入社し、同時に取締役へ就いた[37]。山川氏は1991年4月に横河ヒューレット・パッカードへ入り[38]、1995年10月にボストンコンサルティンググループへ移って[39]、1999年5月に同社のプロジェクトマネジャーを務めた[40]人物である。2000年6月から代表取締役を務めた井上猛氏も、1983年2月にボストンコンサルティンググループへ入って[41]同社のヴァイスプレジデントを務めていた。2003年6月には、硬派のジャーナリストとして知られる田原総一朗氏が取締役に就いた[42]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)「主要な経営指標等の推移」
    • [36]第2期の従業員数36名、第3期40名
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [37]2000年5月 山川隆義氏がドリームインキュベータへ入社し取締役に就任
    • [38]1991年4月 山川氏は横河ヒューレット・パッカードへ入社
    • [39]1995年10月 山川氏はボストンコンサルティンググループへ入社
    • [40]1999年5月 山川氏は同社プロジェクトマネジャーに就任
    • [41]井上猛氏は1983年2月にボストンコンサルティンググループ入社、同社ヴァイスプレジデントを経て2000年6月に当社代表取締役就任
    • [42]2003年6月 田原総一朗氏が当社取締役に就任
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [21]2002年5月 東京証券取引所マザーズ市場に上場
    • [22]上場に伴う公募増資により資本金1,582百万円
    • [23]2002年6月 東京都目黒区上目黒に本社を移転
    • [27]資本金は設立時45百万円から上場時1,582百万円へ
  • 週刊東洋経済 2003年2月8日号
    • [24]株式公開所要月数2年1カ月で第1位
    • [25]調査対象は2002年1月から2003年1月22日までに上場または上場計画を公表した154社
    • [26]2000年4月設立のサービス業、創業理念はベンチャー企業への投資育成
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)「主要な経営指標等の推移」
    • [28]第2期(2002年3月期)売上高1,230,499千円、経常利益435,019千円、当期純利益247,001千円
    • [29]第2期の総資産2,558,638千円
    • [30]第3期(2003年3月期)売上高1,465,086千円
    • [31]第3期の経常利益80,462千円、当期純利益18,867千円
    • [32]第2期の売上高経常利益率35%、第3期5%
    • [33]第2期の自己資本比率90.2%
    • [34]第3期の株価収益率221.7倍
    • [35]この期は連結財務諸表を作成しておらず単体
    • [36]第2期の従業員数36名、第3期40名
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [37]2000年5月 山川隆義氏がドリームインキュベータへ入社し取締役に就任
    • [38]1991年4月 山川氏は横河ヒューレット・パッカードへ入社
    • [39]1995年10月 山川氏はボストンコンサルティンググループへ入社
    • [40]1999年5月 山川氏は同社プロジェクトマネジャーに就任
    • [41]井上猛氏は1983年2月にボストンコンサルティンググループ入社、同社ヴァイスプレジデントを経て2000年6月に当社代表取締役就任
    • [42]2003年6月 田原総一朗氏が当社取締役に就任

投資事業組合の設立、東証一部への上場と社長交代

2004年3月、ドリームインキュベータはDI1号投資事業組合を設立した[43]。2004年3月期の売上高は1,688百万円、経常利益は503百万円、当期純利益は273百万円[44]で、経常利益は前期の80百万円から6倍を超える水準へ戻した[45]。総資産は4,461百万円、従業員数は49名[46]になった。続く2005年3月期は売上高2,253百万円、経常利益648百万円、当期純利益371百万円[47]を計上し、総資産は5,070百万円、従業員数は50名だった[48]。2005年3月期の経常利益は売上高の29%にあたり[49]、50名の人員で積み上げた金額である。第2期から第6期までの5期、売上高は毎期増えた[50]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [43]2004年3月 DI1号投資事業組合を設立
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)「主要な経営指標等の推移」
    • [44]第4期(2004年3月期)売上高1,688,610千円、経常利益503,708千円、当期純利益273,532千円
    • [45]経常利益は第3期80,462千円から第4期503,708千円へ
    • [46]第4期の総資産4,461,547千円、従業員数49名
    • [47]第5期(2005年3月期)売上高2,253,151千円、経常利益648,276千円、当期純利益371,632千円
    • [48]第5期の総資産5,070,883千円、従業員数50名
    • [49]第5期の売上高経常利益率は28.77%(648,276千円÷2,253,151千円)
    • [50]第2期から第6期まで売上高は毎期増加

2005年9月、ドリームインキュベータは東京証券取引所市場第一部に上場した[51]。マザーズ上場から3年4か月での市場変更[52]にあたる。同年11月には公募増資により資本金を4,476百万円とし[53]、マザーズ上場時の1,582百万円の3倍近くまで積み増した。2006年3月期の売上高は4,175百万円と前期の1.9倍になり[54]、経常利益は1,866百万円、当期純利益は1,078百万円へ伸びた[55]。総資産は12,277百万円と前期の2.4倍に膨らみ、自己資本比率は91.3%[56]だった。1株当たり2,000円の配当を初めて実施し[57]、株価収益率は221.7倍から44.6倍へ下がった[58]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [51]2005年9月 東京証券取引所市場第一部に上場
    • [52]2002年5月マザーズ上場から2005年9月の一部上場まで3年4か月
    • [53]2005年11月 公募増資により資本金4,476百万円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)「主要な経営指標等の推移」
    • [54]第6期(2006年3月期)売上高4,175,297千円、第5期は2,253,151千円
    • [55]第6期の経常利益1,866,892千円、当期純利益1,078,038千円
    • [56]第6期の総資産12,277,705千円、自己資本比率91.3%
    • [57]第6期に1株当たり配当2,000円で初配
    • [58]株価収益率は第3期221.7倍、第6期44.6倍

2006年6月、堀社長は代表取締役会長に就き、代表取締役社長には山川隆義氏が就任した[59]。堀氏は代表権を手放さず、代表取締役は会長と社長の二人になった[60]。山川氏は2005年6月に取締役副社長となり[61]、その1年後に代表取締役社長へ上がった。堀会長と山川社長はいずれもボストンコンサルティンググループの出身[62]で、社長を交代したあとも経営陣の母体は変わらなかった。2006年3月期末の従業員数は56名[63]で、2002年3月期末の36名から20名増えた。設立時に45百万円だった資本金は期末で4,517百万円[64]、総資産は12,277百万円になった。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [59]2006年6月 堀紘一氏が代表取締役会長、山川隆義氏が代表取締役社長に就任
    • [60]堀氏は代表取締役会長、山川氏は代表取締役社長で代表取締役は2名
    • [61]2005年6月 山川氏が取締役副社長に就任
    • [62]堀氏・山川氏はいずれもボストンコンサルティンググループ出身
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)「主要な経営指標等の推移」
    • [63]第6期の従業員数56名、第2期36名
    • [64]第6期末の資本金4,517,482千円(設立時は45百万円)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [43]2004年3月 DI1号投資事業組合を設立
    • [51]2005年9月 東京証券取引所市場第一部に上場
    • [52]2002年5月マザーズ上場から2005年9月の一部上場まで3年4か月
    • [53]2005年11月 公募増資により資本金4,476百万円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)「主要な経営指標等の推移」
    • [44]第4期(2004年3月期)売上高1,688,610千円、経常利益503,708千円、当期純利益273,532千円
    • [45]経常利益は第3期80,462千円から第4期503,708千円へ
    • [46]第4期の総資産4,461,547千円、従業員数49名
    • [47]第5期(2005年3月期)売上高2,253,151千円、経常利益648,276千円、当期純利益371,632千円
    • [48]第5期の総資産5,070,883千円、従業員数50名
    • [49]第5期の売上高経常利益率は28.77%(648,276千円÷2,253,151千円)
    • [50]第2期から第6期まで売上高は毎期増加
    • [54]第6期(2006年3月期)売上高4,175,297千円、第5期は2,253,151千円
    • [55]第6期の経常利益1,866,892千円、当期純利益1,078,038千円
    • [56]第6期の総資産12,277,705千円、自己資本比率91.3%
    • [57]第6期に1株当たり配当2,000円で初配
    • [58]株価収益率は第3期221.7倍、第6期44.6倍
    • [63]第6期の従業員数56名、第2期36名
    • [64]第6期末の資本金4,517,482千円(設立時は45百万円)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [59]2006年6月 堀紘一氏が代表取締役会長、山川隆義氏が代表取締役社長に就任
    • [60]堀氏は代表取締役会長、山川氏は代表取締役社長で代表取締役は2名
    • [61]2005年6月 山川氏が取締役副社長に就任
    • [62]堀氏・山川氏はいずれもボストンコンサルティンググループ出身

2007年〜 自己資金で買った株の評価損が二期続き、投資のやり方を組み替えるまで(2007〜2012)

ドリームインキュベータの業績推移

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2007年 ベトナムにDream Incubator (Vietnam)を設立
  2. 2009年 投資規律の厳格化と、ファンド組成による株式市況に依存しない収益構造への転換 自己資金で未公開株を抱えるか、外部資金を預かって運用するか——2期連続の巨額損失が迫った収益構造の見直し
  3. 2010年 DI Asian Industrial Fund, L.P.を組成
  4. 2011年 アイペットの株式82.11%を取得して連結子会社化
  5. 2012年 日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合に出資

上場株の評価損と、創業以来最高のコンサルティング売上高

2007年3月期の単体決算は、売上高1,861,748千円、経常利益390,549千円、当期純利益96,589千円だった[65]。前期に1,866,892千円あった経常利益は5分の1近くまで落ちた[66]。2007年11月、ドリームインキュベータはベトナムにDream Incubator (Vietnam)を設立した[67]。日本の新興市場では株式市況の低迷が続き、保有する上場有価証券の価値は下落した[68]。2008年3月期に支援先が果たした新規株式公開は2社にとどまり、当初の見込みを大幅に下回った[69]。上場有価証券の売却益は88,439千円にとどまる[70]一方、期末に保有する上場有価証券に695,363千円、未上場有価証券に671,081千円の評価損[71]を計上した。連結財務諸表を作成した最初の期[72]にあたり、経常損失は1,331,865千円、当期純損失は1,477,969千円[73]だった。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [65]第7期(2007年3月期・提出会社)売上高1,861,748千円、経常利益390,549千円、当期純利益96,589千円
    • [66]第6期の経常利益1,866,892千円から第7期390,549千円へ(20.9%)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [67]2007年11月 ベトナムにDream Incubator (Vietnam)を設立
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【業績等の概要】
    • [68]新興市場の株式市況の低迷が続き、保有する上場有価証券の価値が大幅に下落した
    • [69]当期の支援先IPO社数は2社で当初見込みを大幅に下回った
    • [70]上場有価証券の売却益は88,439千円
    • [71]上場有価証券の評価損695,363千円・未上場有価証券の評価損671,081千円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [72]2008年3月期(第8期)より連結財務諸表を作成
    • [73]2008年3月期 経常損失1,331,865千円・当期純損失1,477,969千円

一方、大企業向けコンサルティングサービスの売上高は1,262,675千円で、創業以来の最高[74]を記録した。コンサルティング事業全体では売上高1,402,556千円、営業利益367,696千円[75]である。ドリームインキュベータは創業以来、大企業への戦略助言と、自己資金を投じて未公開企業を支援するプリンシパル投資[76]の二つを収益源としてきた。2008年3月期は前者が過去最高の売上高を挙げ、後者は上場と未上場の双方で評価損を出した[77]。営業投資事業は売上高543,847千円に対して1,726,285千円の営業損失[78]を計上し、コンサルティング事業の営業利益では埋まらなかった。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【業績等の概要】
    • [74]大企業向けコンサルティングサービスの売上高1,262,675千円は創業以来最高
    • [75]コンサルティング事業売上高1,402,556千円・営業利益367,696千円
    • [77]上場有価証券・未上場有価証券の双方で評価損を計上
    • [78]営業投資売上高543,847千円・営業損失1,726,285千円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【対処すべき課題】
    • [76]創業以来、自己資金を用いた投資(プリンシパル投資)を行ってきた

2008年3月期の有価証券報告書で、ドリームインキュベータは投資の規律を書き改めた。上場有価証券については、1社当たりの投資残高の上限や保有・売却のルールを従来以上に厳格にし[80]、株式市況の変動が業績に及ぼす影響を抑制するとした[81]。新規の投資先については、投資額を小ロットに抑え[82]、その後のインキュベーションサービスを提供する過程で投資先の成長性を判断しながら、段階的に追加投資を実施する[83]とした。一度に多額を投じて値上がりを待つのではなく、支援を重ねながら投資額を積み増す手順へ改め、投資リスクを極小化すると記した[84][79]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【対処すべき課題】
    • [79]2008年3月期の有価証券報告書で上場有価証券の投資規律を改めると記載
    • [80]1社当たりの投資残高の上限や保有/売却ルール等を従来以上に厳格にする
    • [81]株式市況の変動による業績への影響を抑制する
    • [82]新規投資先は投資額を小ロットに抑制する
    • [83]インキュベーションサービス提供の過程で投資先の成長性等を判断し段階的に追加投資を実施
    • [84]投資リスクを極小化する方針
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [65]第7期(2007年3月期・提出会社)売上高1,861,748千円、経常利益390,549千円、当期純利益96,589千円
    • [66]第6期の経常利益1,866,892千円から第7期390,549千円へ(20.9%)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [67]2007年11月 ベトナムにDream Incubator (Vietnam)を設立
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【業績等の概要】
    • [68]新興市場の株式市況の低迷が続き、保有する上場有価証券の価値が大幅に下落した
    • [69]当期の支援先IPO社数は2社で当初見込みを大幅に下回った
    • [70]上場有価証券の売却益は88,439千円
    • [71]上場有価証券の評価損695,363千円・未上場有価証券の評価損671,081千円
    • [74]大企業向けコンサルティングサービスの売上高1,262,675千円は創業以来最高
    • [75]コンサルティング事業売上高1,402,556千円・営業利益367,696千円
    • [77]上場有価証券・未上場有価証券の双方で評価損を計上
    • [78]営業投資売上高543,847千円・営業損失1,726,285千円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [72]2008年3月期(第8期)より連結財務諸表を作成
    • [73]2008年3月期 経常損失1,331,865千円・当期純損失1,477,969千円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【対処すべき課題】
    • [76]創業以来、自己資金を用いた投資(プリンシパル投資)を行ってきた
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【対処すべき課題】
    • [79]2008年3月期の有価証券報告書で上場有価証券の投資規律を改めると記載
    • [80]1社当たりの投資残高の上限や保有/売却ルール等を従来以上に厳格にする
    • [81]株式市況の変動による業績への影響を抑制する
    • [82]新規投資先は投資額を小ロットに抑制する
    • [83]インキュベーションサービス提供の過程で投資先の成長性等を判断し段階的に追加投資を実施
    • [84]投資リスクを極小化する方針

株式市場に依存した収益構造からの脱却とファンド組成

2009年3月期のドリームインキュベータは、保有株の売却を積極的に進めた。営業投資売上高は前期比160.4%増の1,416,300千円[86]まで伸びたが、売却によるキャピタルゲインは9,709千円にとどまった[87]。加えて上場有価証券に945,623千円、未上場有価証券に1,281,765千円の評価損[88]を計上した。大企業向けコンサルティングの売上高も前期比15.8%減の1,063,725千円[89]まで落ち、経常損失は2,336,458千円、当期純損失は2,996,912千円[90]に達した。ドリームインキュベータは短期借入金900,000千円を返済し、株主への配当は見送った[91][85]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【業績等の概要】
    • [85]2009年3月期は営業投資有価証券の売却が進み営業投資売上高が前期比160.4%増
    • [86]保有株を積極売却し営業投資売上高は前期比160.4%増の1,416,300千円
    • [87]キャピタルゲインは9,709千円にとどまった
    • [88]上場有価証券945,623千円・未上場有価証券1,281,765千円の評価損
    • [89]大企業向けコンサルティング売上高1,063,725千円(前期比15.8%減)
    • [91]短期借入金900,000千円を返済、配当は見送り
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [90]2009年3月期 経常損失2,336,458千円・当期純損失2,996,912千円

2009年3月期の有価証券報告書で、ドリームインキュベータは株式市場に依存した収益構造からの脱却が重要だと述べた[92]。創業以来続けてきた自己資金による投資に加えて、ファンドの組成と運用によって安定的な収益を確保する方針[93]を掲げた。2009年4月10日にはGCAサヴィアングループと業務提携に関する基本合意書を締結[94]した。2010年6月にはベトナムの有望企業への投資を目的とするDI Asian Industrial Fund, L.P.を組成[95]し、2012年2月には日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合に出資[96]した。自己資金で値上がり益を取る方式に、外部から預かった資金を運用する方式を加えた[97]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【対処すべき課題】
    • [92]株式市場に依存した収益構造からの脱却が重要と認識
    • [93]今後はファンドの組成と運用により安定的な収益確保を図る
    • [94]2009年4月10日 GCAサヴィアングループと業務提携に関する基本合意書を締結
    • [97]創業以来の自己資金による投資に加え、ファンドの組成と運用で安定的な収益を確保する方針
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [95]2010年6月 DI Asian Industrial Fund, L.P.を組成
    • [96]2012年2月 日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合に出資

2010年3月期、ドリームインキュベータは大企業向けコンサルティングで技術、戦略、政策の三つを融合させたサービスを強化し、新規顧客の獲得に成功[98]した。それでも大企業向けの売上高は1,013,755千円と前期比4.7%減、ベンチャービジネス向けは98,677千円と同32.2%減[99]だった。営業投資事業ではキャピタルゲイン596,871千円を計上[100]する一方、未上場の営業投資有価証券に470,379千円の評価損[101]を計上した。売上高は2,620,834千円で、前期の2,625,550千円[102]からほとんど変わらなかった。経常損失は193,933千円まで縮み、当期純損益は249,523千円の黒字[103]に戻った。2008年3月期から2期続いた当期純損失は、3期目で止まった[104]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第10期(2010年3月期)【業績等の概要】
    • [98]技術・戦略・政策の3つを融合させたサービスの強化に伴い新規顧客の獲得に成功
    • [99]大企業向けコンサルティング売上高1,013,755千円(前期比4.7%減)、ベンチャービジネス向け98,677千円(前期比32.2%減)
    • [100]キャピタルゲイン596,871千円を計上
    • [101]未上場営業投資有価証券の評価損470,379千円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第10期(2010年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [102]2010年3月期 売上高2,620,834千円/2009年3月期 売上高2,625,550千円
    • [103]2010年3月期 経常損失193,933千円・当期純利益249,523千円
    • [104]2008年3月期・2009年3月期は当期純損失、2010年3月期に当期純利益へ復帰
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【業績等の概要】
    • [85]2009年3月期は営業投資有価証券の売却が進み営業投資売上高が前期比160.4%増
    • [86]保有株を積極売却し営業投資売上高は前期比160.4%増の1,416,300千円
    • [87]キャピタルゲインは9,709千円にとどまった
    • [88]上場有価証券945,623千円・未上場有価証券1,281,765千円の評価損
    • [89]大企業向けコンサルティング売上高1,063,725千円(前期比15.8%減)
    • [91]短期借入金900,000千円を返済、配当は見送り
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [90]2009年3月期 経常損失2,336,458千円・当期純損失2,996,912千円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【対処すべき課題】
    • [92]株式市場に依存した収益構造からの脱却が重要と認識
    • [93]今後はファンドの組成と運用により安定的な収益確保を図る
    • [94]2009年4月10日 GCAサヴィアングループと業務提携に関する基本合意書を締結
    • [97]創業以来の自己資金による投資に加え、ファンドの組成と運用で安定的な収益を確保する方針
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [95]2010年6月 DI Asian Industrial Fund, L.P.を組成
    • [96]2012年2月 日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合に出資
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第10期(2010年3月期)【業績等の概要】
    • [98]技術・戦略・政策の3つを融合させたサービスの強化に伴い新規顧客の獲得に成功
    • [99]大企業向けコンサルティング売上高1,013,755千円(前期比4.7%減)、ベンチャービジネス向け98,677千円(前期比32.2%減)
    • [100]キャピタルゲイン596,871千円を計上
    • [101]未上場営業投資有価証券の評価損470,379千円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第10期(2010年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [102]2010年3月期 売上高2,620,834千円/2009年3月期 売上高2,625,550千円
    • [103]2010年3月期 経常損失193,933千円・当期純利益249,523千円
    • [104]2008年3月期・2009年3月期は当期純損失、2010年3月期に当期純利益へ復帰

産業プロデュースの拡大とアイペットのマジョリティ取得

2011年3月期のコンサルティング事業では、既存顧客である大企業への戦略コンサルティングが増えたことに加え、政府に対する産業政策の立案支援や複数の大企業による政策実現の支援といった産業プロデュースが拡大[105]した。売上高は1,696,340千円で前期比52.5%増、セグメント利益は672,397千円で前期比405.3%増[106]である。期末にかけては、東日本大震災の発生に伴う経済活動の停滞が広がった[107]。経常利益は698,860千円、当期純利益は422,708千円[108]となった。2011年6月20日、ドリームインキュベータは本社を霞が関へ移した[109]。移転は東日本大震災で1カ月ほど遅れた[110]堀紘一会長は、20世紀の金融資本主義的な独り勝ちに代えて、21世紀は国家と企業体と地域が力を合わせて価値を創造する新しい産業資本主義が復権すると見ており[111]、日本の政府と民間企業を結び付ける仕事をもっと手掛ける考えを語った。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【業績等の概要】
    • [105]既存顧客である大企業への戦略コンサルティングの増加に加え、政府に対する産業政策立案支援や複数の大企業による政策実現支援等の産業プロデュースが拡大
    • [106]コンサルティング事業 売上高1,696,340千円(前期比52.5%増)・セグメント利益672,397千円(前期比405.3%増)
    • [107]東日本大震災発生に伴う経済活動の停滞が期末にかけて広がった
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [108]2011年3月期 経常利益698,860千円・当期純利益422,708千円
  • 週刊東洋経済 2011年6月21日号
    • [109]2011年6月20日に本社を霞が関に移転
    • [110]移転は東日本大震災で1カ月ほど遅れた
    • [111]堀紘一氏は21世紀に国家と企業体と地域が一体化する産業資本主義の復権を見込み、政府と民間企業を結び付ける仕事を増やす考えを述べた

営業投資事業では、深く支援することで成長の加速が見込まれる先とそれ以外の先を選別し、集中すべき先には資金と人材を投入[112]し、それ以外は売却を進めた。2011年2月24日、ドリームインキュベータはアイペットの発行済株式数の82.11%を議決権ベースで取得し、連結子会社とした[113]。会計上のみなし取得日は2011年3月31日[114]で、2011年3月期の経営成績には影響していない。山川隆義社長は、かつての3%、5%というマイナー出資はコントロールが効かずExitも難しく、かえってリスクが高かった[115]とし、マジョリティ投資に改めた結果、売却によるキャピタルゲインではなく連結利益として毎期の利益を取り込む[116]と述べた。堀会長は、ペット保険は犬や猫の死亡保険ではなく獣医にかかった医療費を保障する保険で、災害リスクもモラルリスクも低い[117]と説明した。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【業績等の概要】
    • [112]成長加速が見込まれる先とそれ以外を選別し、集中先には資金と人材を投入、それ以外は売却を進めた
    • [113]2011年2月24日 アイペットの発行済株式数の82.11%(議決権ベース)を取得し連結子会社化
    • [114]会計上のみなし取得日は2011年3月31日で当期の経営成績に影響なし
  • ドリームインキュベータ 第12回定時株主総会 質疑要旨(2012年6月14日)
    • [115]山川隆義氏はマイナー出資よりマジョリティ投資のほうがリスクが低いと述べた
    • [116]山川隆義氏は売却によるキャピタルゲインではなく連結利益の形で毎期安定的に利益を取り込むと述べた
    • [117]堀紘一氏はペット保険が獣医の医療費を保障する保険で災害リスクもモラルリスクも低いと説明した

2012年6月14日の第12回定時株主総会[118]では、株主から、4〜5年前に大きな赤字を出し、その傷が癒えず株価も低迷していることを残念とする発言[119]が出た。堀会長は無配を詫び、安定的に利益を生める体質になってきた[120]と述べ、株価は株主が経営者に付ける通信簿のようなものだと受け止めた[121]。社外取締役の田原総一朗氏はそのうえで、事業報告が好調さばかりを伝えたことを取り上げ、まず謝るべきであり、無配のまま自慢しては株主にどう思われても仕方ないと注意した[122]。田原氏は、今までなかった事業を創っていくのがドリームインキュベータのビジネスプロデュースであり、何にでも食いつくわけではない[123]とも述べた。山川社長がこの時点で挙げたグループ事業は、保険、リバースサプライチェーン、知財権であり、加えて海外拠点も複数展開していた[124]

  • ドリームインキュベータ 第12回定時株主総会 質疑要旨(2012年6月14日)
    • [118]2012年6月14日 第12回定時株主総会
    • [119]株主から4〜5年前の大きな赤字と株価低迷を残念とする発言が出た
    • [120]堀紘一氏は無配を詫び、安定的に利益を生める体質になってきたと述べた
    • [121]堀紘一氏は株価を「株主が経営者に対して付ける通信簿みたいなもの」と述べた
    • [122]田原総一朗氏は堀紘一氏の答弁のあとに「まず最初に謝らないと」と述べ、無配のまま自慢すれば「思われても仕方ない」と注意した
    • [123]田原総一朗氏は「今までなかった事業を創っていくというのが、DI がやっているビジネスプロデュース。ダボハゼのように何でも食いつくわけではない」と述べた
    • [124]山川隆義氏はグループ事業として保険、リバースサプライチェーン、知財権等を挙げ、海外拠点も複数展開していると述べた
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【業績等の概要】
    • [105]既存顧客である大企業への戦略コンサルティングの増加に加え、政府に対する産業政策立案支援や複数の大企業による政策実現支援等の産業プロデュースが拡大
    • [106]コンサルティング事業 売上高1,696,340千円(前期比52.5%増)・セグメント利益672,397千円(前期比405.3%増)
    • [107]東日本大震災発生に伴う経済活動の停滞が期末にかけて広がった
    • [112]成長加速が見込まれる先とそれ以外を選別し、集中先には資金と人材を投入、それ以外は売却を進めた
    • [113]2011年2月24日 アイペットの発行済株式数の82.11%(議決権ベース)を取得し連結子会社化
    • [114]会計上のみなし取得日は2011年3月31日で当期の経営成績に影響なし
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [108]2011年3月期 経常利益698,860千円・当期純利益422,708千円
  • 週刊東洋経済 2011年6月21日号
    • [109]2011年6月20日に本社を霞が関に移転
    • [110]移転は東日本大震災で1カ月ほど遅れた
    • [111]堀紘一氏は21世紀に国家と企業体と地域が一体化する産業資本主義の復権を見込み、政府と民間企業を結び付ける仕事を増やす考えを述べた
  • ドリームインキュベータ 第12回定時株主総会 質疑要旨(2012年6月14日)
    • [115]山川隆義氏はマイナー出資よりマジョリティ投資のほうがリスクが低いと述べた
    • [116]山川隆義氏は売却によるキャピタルゲインではなく連結利益の形で毎期安定的に利益を取り込むと述べた
    • [117]堀紘一氏はペット保険が獣医の医療費を保障する保険で災害リスクもモラルリスクも低いと説明した
    • [118]2012年6月14日 第12回定時株主総会
    • [119]株主から4〜5年前の大きな赤字と株価低迷を残念とする発言が出た
    • [120]堀紘一氏は無配を詫び、安定的に利益を生める体質になってきたと述べた
    • [121]堀紘一氏は株価を「株主が経営者に対して付ける通信簿みたいなもの」と述べた
    • [122]田原総一朗氏は堀紘一氏の答弁のあとに「まず最初に謝らないと」と述べ、無配のまま自慢すれば「思われても仕方ない」と注意した
    • [123]田原総一朗氏は「今までなかった事業を創っていくというのが、DI がやっているビジネスプロデュース。ダボハゼのように何でも食いつくわけではない」と述べた
    • [124]山川隆義氏はグループ事業として保険、リバースサプライチェーン、知財権等を挙げ、海外拠点も複数展開していると述べた

2013年〜 アイペットが上場しても時価総額は伸びず、創業世代が退いて事業の一本化へ向かうまで(2013〜2022)

ドリームインキュベータの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2014年 ベンチャー株式等への投資を目的にDI Pan Pacificを設立
  2. 2015年 東京ガールズコレクションの商標権を売却
  3. 2018年 アイペット損害保険が東京証券取引所マザーズに上場
  4. 2018年 DIインドデジタル投資組合を組成
  5. 2020年 創業者と2代目社長の同時退任、原田・三宅・細野の3代表制への移行 一度は継続と開示した体制をなぜ翻したのか——創業20年の株価と世代交代
  6. 2020年 山川隆義が代表取締役社長を退任
  7. 2021年 電通グループと資本業務提携

リバリュー・ベトナム・米国・中国と続いた投資の失敗

2014年9月、ドリームインキュベータはベンチャー株式等への投資を目的にDI Pan Pacificを設立した[125]。翌2015年6月には、日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合が保有していた東京ガールズコレクションの商標権を売却[126]した。第16期にあたる2016年3月期には、事業区分の名称を「コンサルティング事業」と「インキュベーション事業」に変更した[127]。一方、投資先のリバリューは他社の不良在庫を引き取る事業[128]を営んでいた。2014年6月12日の第14回定時株主総会で、山川隆義社長は同社が[129]54.4パーセントの増収にとどまり黒字転換も実現できなかった[130]と報告した。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [125]2014年9月 ベンチャー株式等への投資を目的にDI Pan Pacificを設立
    • [126]2015年6月 日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合が保有していた東京ガールズコレクションの商標権を売却
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第16期(2016年3月期)【事業の内容】
    • [127]第16期に事業区分の名称を「コンサルティング事業」「インキュベーション事業」へ変更
  • ドリームインキュベータ 第12回定時株主総会 質疑要旨(2012年6月14日)
    • [128]リバリューは「他社様の不良在庫のようなものを引き受けるビジネス」と説明されている
  • ドリームインキュベータ 第14回定時株主総会 質疑要旨(2014年6月12日)
    • [129]2014年6月12日 第14回定時株主総会で山川隆義社長がリバリューの業績を説明
    • [130]リバリューは54.4%の増加にとどまり黒字転換も実現できなかった

リバリューへの投資は6年で終わった。2016年6月13日の第16回定時株主総会で、山川社長は約6年間で累計4.4億円の損失を計上した[132]と述べ、2016年3月期に損失をすべて取り込んだうえで株式を売却済み[133]であることを明らかにした。同じ総会では、ベトナムの投資先の社長が逮捕されて株価が下落し、減損処理が必要になった[134]との説明もあった。翌年の2017年6月12日の第17回定時株主総会では、米国への投資[135]が議題に上がった。投資先がChapter11を申請中となり[136]、評価損を計上していた。堀紘一氏は、米国とベトナムの評価損はいずれも一度に多額を投じた点が共通している[137]と述べた。 [131]

  • ドリームインキュベータ 第16回定時株主総会 質疑要旨(2016年6月13日)
    • [131]リバリューは6年間に亘って取り組んだ事業だと第16回定時株主総会で株主から質問
    • [132]リバリューで約6年間に累計4.4億円の損失を計上
    • [133]2016年3月期に損失を全て取り込み、リバリュー株式は売却済み
    • [134]ベトナムは投資先社長の逮捕で株価が下落し減損処理が必要になった
  • ドリームインキュベータ 第17回定時株主総会 質疑要旨(2017年6月12日)
    • [135]2017年6月12日 第17回定時株主総会で米国投資が取り上げられた
    • [136]米国の投資先がChapter11を申請中となり評価損を計上
    • [137]堀紘一氏が米国・ベトナム双方の評価損は一挙に多額を投資した点が共通と述べた

2018年6月11日の第18回定時株主総会では、中国事業からの撤退[138]が取り上げられた。堀氏は、累計で約5億円の損失を出したうえでの撤退[139]であり、日中関係の冷却で中国進出コンサルティングの需要が減った[140]ことなどを理由に挙げた。リバリューの売却損、ベトナムと米国での評価損、そして中国事業の撤退と、2016年3月期から2018年にかけて損失の確定が続いた。同じ時期に、ドリームインキュベータは投資組合の組成を重ねた。2018年4月にDIインドデジタル投資組合を組成[142]し、2019年9月にはDIMENSION投資事業有限責任組合を組成[143]した。 [141]

  • ドリームインキュベータ 第18回定時株主総会 質疑要旨(2018年6月11日)
    • [138]2018年6月11日 第18回定時株主総会で中国事業からの撤退が説明された
    • [139]中国事業は累計で約5億円の損失を出して撤退
    • [140]日中関係の冷却で中国進出コンサルティングの需要が減ったことが撤退理由
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [141]2018年4月にDIインドデジタル投資組合を組成
    • [142]2018年4月 DIインドデジタル投資組合を組成
    • [143]2019年9月 DIMENSION投資事業有限責任組合を組成
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [125]2014年9月 ベンチャー株式等への投資を目的にDI Pan Pacificを設立
    • [126]2015年6月 日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合が保有していた東京ガールズコレクションの商標権を売却
    • [141]2018年4月にDIインドデジタル投資組合を組成
    • [142]2018年4月 DIインドデジタル投資組合を組成
    • [143]2019年9月 DIMENSION投資事業有限責任組合を組成
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第16期(2016年3月期)【事業の内容】
    • [127]第16期に事業区分の名称を「コンサルティング事業」「インキュベーション事業」へ変更
  • ドリームインキュベータ 第12回定時株主総会 質疑要旨(2012年6月14日)
    • [128]リバリューは「他社様の不良在庫のようなものを引き受けるビジネス」と説明されている
  • ドリームインキュベータ 第14回定時株主総会 質疑要旨(2014年6月12日)
    • [129]2014年6月12日 第14回定時株主総会で山川隆義社長がリバリューの業績を説明
    • [130]リバリューは54.4%の増加にとどまり黒字転換も実現できなかった
  • ドリームインキュベータ 第16回定時株主総会 質疑要旨(2016年6月13日)
    • [131]リバリューは6年間に亘って取り組んだ事業だと第16回定時株主総会で株主から質問
    • [132]リバリューで約6年間に累計4.4億円の損失を計上
    • [133]2016年3月期に損失を全て取り込み、リバリュー株式は売却済み
    • [134]ベトナムは投資先社長の逮捕で株価が下落し減損処理が必要になった
  • ドリームインキュベータ 第17回定時株主総会 質疑要旨(2017年6月12日)
    • [135]2017年6月12日 第17回定時株主総会で米国投資が取り上げられた
    • [136]米国の投資先がChapter11を申請中となり評価損を計上
    • [137]堀紘一氏が米国・ベトナム双方の評価損は一挙に多額を投資した点が共通と述べた
  • ドリームインキュベータ 第18回定時株主総会 質疑要旨(2018年6月11日)
    • [138]2018年6月11日 第18回定時株主総会で中国事業からの撤退が説明された
    • [139]中国事業は累計で約5億円の損失を出して撤退
    • [140]日中関係の冷却で中国進出コンサルティングの需要が減ったことが撤退理由

アイペットの上場と、企業価値に届かない時価総額

ドリームインキュベータは2010年にアイペット損害保険へ初めて出資[144]し、2015年にはボードウォークへ出資、その後ワークスタイルラボを買収[145]して投資先に三つの事業を持った。このうちアイペット損害保険は、2018年4月に東京証券取引所マザーズへ上場した[146]。上場時の開示には、最終的には売却する方針と書き込んでいる。2018年6月11日の第18回定時株主総会で、原田哲郎氏は、東証との相談のなかで売却方針であればその点を明記したほうがよいと助言され[148]記載したと説明し、売却時期は決まっておらず当面は支援を続ける[149]と述べた。翌年の第19回定時株主総会では、山川社長がアイペットのペット保険の顧客数を42万人ほど[150]と説明した。 [147]

  • ドリームインキュベータ 第19回定時株主総会 質疑要旨(2019年6月10日)
    • [144]2010年に初めてアイペットへ出資
    • [145]2015年にボードウォークへ出資、その後ワークスタイルラボを買収し3事業となった
    • [150]アイペットのペット保険の顧客は42万人ほど
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [146]2018年4月 アイペット損害保険が東京証券取引所マザーズに上場
  • ドリームインキュベータ 第18回定時株主総会 質疑要旨(2018年6月11日)
    • [147]アイペットの保有方針として開示に「最終的には全て売却」と記載していると株主から指摘
    • [148]原田哲郎氏が東証の助言で「最終的には売却方針」と記載したと説明
    • [149]売却時期は未定で当面は支援を続けアイペットのバリューアップを図る方針

2019年6月10日の第19回定時株主総会で、堀氏はコンサルティングの落ち込みについて問われた。2社3社ではなく1社だけの話であり[152]、過去に大きな割合を占めていた大口顧客が経営コンサルティングを使わないと決めたため[153]、取引がいっぺんになくなったという。その1社は約10億円の売上にあたり[154]、これを全体の10パーセント以下に収めるにはコンサルティングの売上を100億円以上にする必要がある[155]が、その水準には届いていないと付け加えた。堀氏は、課題は山ほどあるとしたうえで、最大のものは限界までの挑戦がないこと[156]だと語った。第19期にあたる2019年3月期には、DIベトナムとDI Asiaの経営統合に伴う業績管理区分の見直しで、戦略コンサルティングセグメントに含めたうえでプロフェショナルサービスセグメントとして区分した[157][151]

  • ドリームインキュベータ 第19回定時株主総会 質疑要旨(2019年6月10日)
    • [151]コンサルティング事業の失注について株主から質問が出た
    • [152]失注は2社3社ではなく1社だけ
    • [153]経営幹部の判断で経営コンサルティングを使わないと決められた
    • [154]失った1社は約10億円の売上
    • [155]10パーセント以下に収めるにはコンサルティングを100億円以上の売上にする必要がある
    • [156]堀紘一氏が最大の課題を「限界までの挑戦がない」と述べた
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第19期(2019年3月期)【セグメント情報】
    • [157]第19期はDIベトナムとDI Asiaの経営統合に伴う業績管理区分の見直しで、戦略コンサルティングセグメントに含めたうえでプロフェショナルサービスセグメントと区分した

株価をめぐる質問は、複数の株主総会で繰り返された。2015年6月11日の第15回定時株主総会で、堀氏は、単年度のPLよりも中長期でのBSの成長を目標にしている[159]と答え、株価との乖離は指摘のとおりだと認めた。まず1,000億円企業、次に1兆円企業を目指す[160]が、M&Aによる規模拡大より自力での成長を選びたい[161]とも述べた。2018年6月11日の第18回定時株主総会では、業績が上がっているのに株価が反応しない原因を、株主に夢を感じられないと思われていること[162]だと答えた。2019年6月10日の第19回定時株主総会では、2019年3月時点の企業価値が301億円あるのに時価総額は170億円程度[163]だと指摘された。開示の変更を不誠実だと言われた山川社長は[164]、そういう認識をしなくてはいけないと反省を口にした。 [158]

  • ドリームインキュベータ 第15回定時株主総会 質疑要旨(2015年6月11日)
    • [158]第15回定時株主総会でも株価・時価総額をめぐる質問が複数出た
    • [159]堀紘一氏が単年度PLより中長期のBS成長を目標とし乖離を認めた
    • [160]まず1,000億円企業、次に1兆円企業を目指すと述べた
    • [161]M&Aによる規模拡大より自力での成長を選ぶ方針
  • ドリームインキュベータ 第18回定時株主総会 質疑要旨(2018年6月11日)
    • [162]堀紘一氏が株価が反応しない原因を株主に夢を感じられないためと答えた
  • ドリームインキュベータ 第19回定時株主総会 質疑要旨(2019年6月10日)
    • [163]2019年3月時点の企業価値301億円に対し時価総額は170億円程度
    • [164]開示変更を不誠実と指摘され山川隆義社長が反省を述べた
  • ドリームインキュベータ 第19回定時株主総会 質疑要旨(2019年6月10日)
    • [144]2010年に初めてアイペットへ出資
    • [145]2015年にボードウォークへ出資、その後ワークスタイルラボを買収し3事業となった
    • [150]アイペットのペット保険の顧客は42万人ほど
    • [151]コンサルティング事業の失注について株主から質問が出た
    • [152]失注は2社3社ではなく1社だけ
    • [153]経営幹部の判断で経営コンサルティングを使わないと決められた
    • [154]失った1社は約10億円の売上
    • [155]10パーセント以下に収めるにはコンサルティングを100億円以上の売上にする必要がある
    • [156]堀紘一氏が最大の課題を「限界までの挑戦がない」と述べた
    • [163]2019年3月時点の企業価値301億円に対し時価総額は170億円程度
    • [164]開示変更を不誠実と指摘され山川隆義社長が反省を述べた
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [146]2018年4月 アイペット損害保険が東京証券取引所マザーズに上場
  • ドリームインキュベータ 第18回定時株主総会 質疑要旨(2018年6月11日)
    • [147]アイペットの保有方針として開示に「最終的には全て売却」と記載していると株主から指摘
    • [148]原田哲郎氏が東証の助言で「最終的には売却方針」と記載したと説明
    • [149]売却時期は未定で当面は支援を続けアイペットのバリューアップを図る方針
    • [162]堀紘一氏が株価が反応しない原因を株主に夢を感じられないためと答えた
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第19期(2019年3月期)【セグメント情報】
    • [157]第19期はDIベトナムとDI Asiaの経営統合に伴う業績管理区分の見直しで、戦略コンサルティングセグメントに含めたうえでプロフェショナルサービスセグメントと区分した
  • ドリームインキュベータ 第15回定時株主総会 質疑要旨(2015年6月11日)
    • [158]第15回定時株主総会でも株価・時価総額をめぐる質問が複数出た
    • [159]堀紘一氏が単年度PLより中長期のBS成長を目標とし乖離を認めた
    • [160]まず1,000億円企業、次に1兆円企業を目指すと述べた
    • [161]M&Aによる規模拡大より自力での成長を選ぶ方針

創業20周年での世代交代と、ビジネスプロデュースへの集中

2020年6月、山川氏が代表取締役社長を退任し、原田氏が代表取締役CEO、三宅孝之氏と細野恭平氏が代表取締役COOに就任[165]した。堀氏も同時に退任した。6月29日の第20回定時株主総会で、山川氏は、6月1日がドリームインキュベータの創業20周年にあたるため[167]、この機会に自身と堀氏の退任を発表したと説明した。自分と堀氏が残るかぎり社員の頭のなかは延長線上から変わらない[168]とも述べた。社外取締役で監査等委員長の那珂正氏[169]は、当初は従前の体制を次期も継続すると開示したものの[170]、山川氏らの説明を受けて思い切った世代交代を行うと決めたと経緯を語った。第5号議案のファウンダー功労金は6,000万円で、取締役への退職金の規定はない[171][166]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [165]2020年6月 原田哲郎氏が代表取締役CEO、三宅孝之氏と細野恭平氏が代表取締役COOに就任
  • ドリームインキュベータ 第20回定時株主総会 質疑要旨(2020年6月29日)
    • [166]創業20周年の機会に山川氏と堀氏の取締役退任を発表したとの説明
    • [167]6月1日がドリームインキュベータの創業20周年
    • [168]山川隆義氏が自分と堀氏がとどまれば社員の頭が延長線上から変わらないと述べた
    • [169]那珂正氏は社外取締役・監査等委員長
    • [170]当初は従前の体制を次期も継続すると開示したのち世代交代に転じた
    • [171]第5号議案のファウンダー功労金6,000万円、取締役に退職金の規定なし

堀氏は第20回定時株主総会で、株主には謝るしかないと述べた[172]。2002年5月の東証マザーズ上場時の時価総額はおよそ230億円[173]で、2005年の東証一部昇格時は2020年の4倍あり、そこから14〜15年で4分の1に減った[174]と振り返った。2021年3月期は、IPOを見込んでいた銘柄が翌期以降へ延期されたためキャピタルゲインが少額にとどまり[175]、コロナ禍で業況が悪化した投資先の評価と影響長期化を見据えた投資先管理方針の見直しにより、多額の減損損失を計上した。2021年6月16日の第21回定時株主総会では、アイペット株の56パーセントを保有しその価値は139億円であるのに、ドリームインキュベータの時価総額は93.8億円[176]にとどまると指摘された。原田CEOは、株価は大変厳しい状態にあり申し訳なく思う[177]と答えた。

  • ドリームインキュベータ 第20回定時株主総会 質疑要旨(2020年6月29日)
    • [172]堀紘一氏が株主に謝るしかないと述べた
    • [173]2002年5月のマザーズ上場時の時価総額はおよそ230億円
    • [174]2005年の東証一部昇格時の時価総額は当時の4倍で、14〜15年で4分の1に減った
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第21期(2021年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [175]2021年3月期はIPO延期でキャピタルゲインが少額にとどまり多額の減損損失を計上
  • ドリームインキュベータ 第21回定時株主総会 質疑要旨(2021年6月16日)
    • [176]アイペット株56パーセント保有分の価値139億円に対し時価総額93.8億円
    • [177]原田哲郎CEOが株価について申し訳なく思うと述べた

2021年5月、ドリームインキュベータは電通グループと資本業務提携を結び[178]、6月には三宅氏が代表取締役社長に就任[179]、7月には日本初のソーシャルインパクトボンドファンドであるNext Riseソーシャル・インパクト・ファンドを組成した[180]。第21期には、セグメント名称を「ビジネスプロデュース」「ベンチャー投資」「ペットライフスタイル」へ一斉に改め、「HRイノベーションセグメント」を新設した[181]。10月には、ビジネスプロデュース事業への経営資源傾注と投資事業のボラティリティ抑制を目的として[182]、DIMENSIONを譲渡し同組合を連結子会社から除外した[183]。2022年4月、東京証券取引所プライム市場へ移行した[184]。2022年6月17日の第22回定時株主総会で、細野COOは、ビジネスプロデュースへ集中的に資源を投じる全社方針を掲げ、本業に近いところ以外の投資はできるだけ順次収穫する[185]と説明した。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [178]2021年5月 電通グループと資本業務提携
    • [180]2021年7月 日本初のSIBファンドとしてNext Riseソーシャル・インパクト・ファンドを組成
    • [183]2021年10月 DIMENSIONを譲渡し同組合を連結子会社から除外
    • [184]2022年4月 東京証券取引所プライム市場へ移行
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [179]2021年6月 三宅孝之氏が代表取締役社長に就任
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第21期(2021年3月期)【セグメント情報】
    • [181]第21期にセグメントを一斉改称し「HRイノベーションセグメント」を新設
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第22期(2022年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [182]DIMENSION譲渡の目的はビジネスプロデュース事業への経営資源傾注と投資事業のボラティリティ抑制
  • ドリームインキュベータ 第22回定時株主総会 質疑要旨(2022年6月17日)
    • [185]細野恭平COOがビジネスプロデュースへの集中と投資の順次収穫方針を説明
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [165]2020年6月 原田哲郎氏が代表取締役CEO、三宅孝之氏と細野恭平氏が代表取締役COOに就任
    • [179]2021年6月 三宅孝之氏が代表取締役社長に就任
  • ドリームインキュベータ 第20回定時株主総会 質疑要旨(2020年6月29日)
    • [166]創業20周年の機会に山川氏と堀氏の取締役退任を発表したとの説明
    • [167]6月1日がドリームインキュベータの創業20周年
    • [168]山川隆義氏が自分と堀氏がとどまれば社員の頭が延長線上から変わらないと述べた
    • [169]那珂正氏は社外取締役・監査等委員長
    • [170]当初は従前の体制を次期も継続すると開示したのち世代交代に転じた
    • [171]第5号議案のファウンダー功労金6,000万円、取締役に退職金の規定なし
    • [172]堀紘一氏が株主に謝るしかないと述べた
    • [173]2002年5月のマザーズ上場時の時価総額はおよそ230億円
    • [174]2005年の東証一部昇格時の時価総額は当時の4倍で、14〜15年で4分の1に減った
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第21期(2021年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [175]2021年3月期はIPO延期でキャピタルゲインが少額にとどまり多額の減損損失を計上
  • ドリームインキュベータ 第21回定時株主総会 質疑要旨(2021年6月16日)
    • [176]アイペット株56パーセント保有分の価値139億円に対し時価総額93.8億円
    • [177]原田哲郎CEOが株価について申し訳なく思うと述べた
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [178]2021年5月 電通グループと資本業務提携
    • [180]2021年7月 日本初のSIBファンドとしてNext Riseソーシャル・インパクト・ファンドを組成
    • [183]2021年10月 DIMENSIONを譲渡し同組合を連結子会社から除外
    • [184]2022年4月 東京証券取引所プライム市場へ移行
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第21期(2021年3月期)【セグメント情報】
    • [181]第21期にセグメントを一斉改称し「HRイノベーションセグメント」を新設
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第22期(2022年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [182]DIMENSION譲渡の目的はビジネスプロデュース事業への経営資源傾注と投資事業のボラティリティ抑制
  • ドリームインキュベータ 第22回定時株主総会 質疑要旨(2022年6月17日)
    • [185]細野恭平COOがビジネスプロデュースへの集中と投資の順次収穫方針を説明

2023年〜 最大の投資先を手放してコンサルティングに集中し、フックと回収エンジンで方法論を語り直すまで(2023〜2026)

ドリームインキュベータの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2023年 アイペットホールディングス全株式の第一生命ホールディングスへの譲渡と、ビジネスプロデュース事業への経営資源の集中 12年育てた子会社を手放すか、抱え続けるか——株価に映らない2本立てをめぐる選択
  2. 2024年 山口フィナンシャルグループと資本業務提携

最大の投資先アイペットの譲渡と、100億円の株主還元

2023年1月17日、ドリームインキュベータは[186]アイペットホールディングスの全株式を譲渡した。第一生命ホールディングスによる株式公開買付けが同年1月10日に成立[187]したためで、株式の売却価額は21,541百万円、関係会社株式売却益は18,401百万円[188]にのぼった。ドリームインキュベータがインキュベーション事業の一環としてアイペット損害保険への投資を実行したのは2011年2月[189]で、投資先は2020年10月1日を効力発生日とする株式移転で設立された持株会社へ移っていた。ドリームインキュベータは投資の当初から、役割を果たした暁には保有する全株式を売却する方針[190]を有価証券報告書などで開示していた。アイペットホールディングスは第4四半期連結会計期間の期首から連結の対象を外れ、2023年3月期の売上高は30,132百万円と前年同期比15.3%減[191]、親会社株主に帰属する当期純利益は11,553百万円[192]となった。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【注記事項(企業結合等関係)】
    • [186]2023年1月17日にアイペットホールディングス株式を譲渡
    • [189]2011年2月にアイペット損保への投資を実行し、2020年10月1日効力発生の株式移転で設立されたアイペットホールディングスへの投資となった
    • [190]役割を果たした暁には保有する全株式を売却する方針の下で投資・支援を継続していた
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [187]第一生命ホールディングスによる株式公開買付けが2023年1月10日に成立
    • [191]2023年3月期の売上高30,132百万円(前年同期比15.3%減)
    • [192]親会社株主に帰属する当期純利益11,553百万円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【注記事項(連結キャッシュ・フロー計算書関係)】
    • [188]売却価額21,541百万円・関係会社株式売却益18,401百万円

譲渡の判断には、投資先の資本政策と株式市場からの評価という2つの事情が重なっていた。アイペット損害保険は保有契約件数の増加が続き[194]、持続的な成長とソルベンシー・マージン比率の良化のために資本増強が必要[195]である状況を、アイペットホールディングスがドリームインキュベータへ共有していた。ドリームインキュベータは、自社の株主価値最大化と投資先の持続的な成長を同時に満たす手法として、株式の売却が最善[196]であると判断した。もう一方の事情は、期間損益が重視される株式市場でボラティリティの高いインキュベーション事業が評価されにくかった[197]ことにある。代表取締役CEOの原田哲郎氏は2023年6月20日の第23回定時株主総会[198]で、2本立ての事業を1本へ集約する決断の理由を説明した。 [193]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【注記事項(企業結合等関係)】
    • [193]株式譲渡の背景としてアイペットホールディングス側の資本増強の必要性が共有されていた
    • [194]アイペット損保は保有契約件数の増加が継続
    • [195]持続的な成長とソルベンシー・マージン比率の良化のため資本増強が必要な状況をアイペットホールディングスから共有されていた
    • [196]株主価値最大化とアイペットホールディングスの持続的成長の両立には株式売却が最善の手法・タイミングと判断
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [197]期間損益が重視される株式市場でボラティリティが高く評価されにくかったインキュベーション事業
  • ドリームインキュベータ 第23回定時株主総会 質疑要旨(2023年6月20日)
    • [198]原田哲郎氏(代表取締役CEO)が2023年6月20日の第23回定時株主総会で売却理由を説明

アイペットホールディングス株式の売却で得た税引き後のキャッシュ約150億円[199]について、ドリームインキュベータは成長投資に50億円、株主還元に100億円を配分[200]すると定めた。還元総額100億円は、公開買付けの開始が発表された2022年11月7日と同時に公表[201]した。2023年2月7日には期末特別配当20億円を公表[202]し、2023年5月には上限30億円の自己株式取得を決定[203]した。2023年3月末時点の手元資金は241億円[204]あった。原田CEOは株主総会で、社是の4番目にある「分かち合う」をどう運用するかで経営陣が試された[205]と述べ、23年かけて積み上げたインキュベーション事業のノウハウ・資金・人材をビジネスプロデュースへ活かす考えを示した。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [199]アイペットホールディングス株式売却の税引き後キャッシュイン約150億円
    • [200]成長投資に50億円、株主還元に100億円を配分
    • [203]2023年5月に上限30億円の自己株式取得を決定
  • ドリームインキュベータ 第23回定時株主総会 質疑要旨(2023年6月20日)
    • [201]還元総額100億円は2022年11月7日のTOB開始発表と同時に公表
    • [202]2023年2月7日に20億円の特別配当を公表
    • [204]2023年3月末時点のキャッシュは241億円
    • [205]原田CEOは「これをどのように運用するかを、今回我々マネジメントは試されたわけです」と述べた
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【注記事項(企業結合等関係)】
    • [186]2023年1月17日にアイペットホールディングス株式を譲渡
    • [189]2011年2月にアイペット損保への投資を実行し、2020年10月1日効力発生の株式移転で設立されたアイペットホールディングスへの投資となった
    • [190]役割を果たした暁には保有する全株式を売却する方針の下で投資・支援を継続していた
    • [193]株式譲渡の背景としてアイペットホールディングス側の資本増強の必要性が共有されていた
    • [194]アイペット損保は保有契約件数の増加が継続
    • [195]持続的な成長とソルベンシー・マージン比率の良化のため資本増強が必要な状況をアイペットホールディングスから共有されていた
    • [196]株主価値最大化とアイペットホールディングスの持続的成長の両立には株式売却が最善の手法・タイミングと判断
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [187]第一生命ホールディングスによる株式公開買付けが2023年1月10日に成立
    • [191]2023年3月期の売上高30,132百万円(前年同期比15.3%減)
    • [192]親会社株主に帰属する当期純利益11,553百万円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【注記事項(連結キャッシュ・フロー計算書関係)】
    • [188]売却価額21,541百万円・関係会社株式売却益18,401百万円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [197]期間損益が重視される株式市場でボラティリティが高く評価されにくかったインキュベーション事業
    • [199]アイペットホールディングス株式売却の税引き後キャッシュイン約150億円
    • [200]成長投資に50億円、株主還元に100億円を配分
    • [203]2023年5月に上限30億円の自己株式取得を決定
  • ドリームインキュベータ 第23回定時株主総会 質疑要旨(2023年6月20日)
    • [198]原田哲郎氏(代表取締役CEO)が2023年6月20日の第23回定時株主総会で売却理由を説明
    • [201]還元総額100億円は2022年11月7日のTOB開始発表と同時に公表
    • [202]2023年2月7日に20億円の特別配当を公表
    • [204]2023年3月末時点のキャッシュは241億円
    • [205]原田CEOは「これをどのように運用するかを、今回我々マネジメントは試されたわけです」と述べた

売上高82.2%減の1年と、2つに絞られた報告セグメント

2024年3月期のドリームインキュベータの売上高は5,378百万円で、前年同期比82.2%減[206]となった。経常損失は1,992百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は1,847百万円[207]を計上した。販売費及び一般管理費は2,418百万円と前期の12,196百万円[208]から縮み、営業損失は1,966百万円[209]だった。減少の主な要因は、前連結会計年度中にアイペット損害保険などが連結子会社から外れ、人件費や販売手数料が減った[210]ことにある。報告セグメントからはペットライフスタイルセグメントが廃止され、ビジネスプロデュースとベンチャー投資の2つだけが残った[211]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [206]2024年3月期の売上高5,378百万円(前年同期比82.2%減)
    • [207]経常損失1,992百万円・親会社株主に帰属する当期純損失1,847百万円
    • [208]販売費及び一般管理費2,418百万円(前期12,196百万円)
    • [209]営業損失1,966百万円
    • [210]アイペット損害保険等が連結子会社から外れ人件費や販売手数料等が減少したことが販管費減少の主因
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【事業の内容】
    • [211]ペットライフスタイルセグメントを廃止し、報告セグメントはビジネスプロデュースとベンチャー投資の2つ

同じ期の2つのセグメントは、正反対の内訳を示した。ベンチャー投資は中期経営計画に基づいたトレードセールでキャピタルゲインを実現した一方、投資先18社の価値下落に伴い1,792百万円の減損[213]を計上し、売上高344百万円に対してセグメント損失1,929百万円[214]を出した。ビジネスプロデュースは、クライアントの事業創造ニーズの高まりと積極的なマーケティング活動[215]により新規プロジェクトの受注高が伸び、売上高5,034百万円、セグメント利益955百万円[216]を確保した。新プラクティスの立ち上げなど業容拡大に対応する採用の積極化で人件費も増え[217]、ビジネスプロデューサーの人数は2023年3月末の87名から当期末には155名[218]となった。 [212]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [212]ベンチャー投資は中期経営計画に基づくトレードセールでキャピタルゲインを実現
    • [213]投資先18社の価値下落に伴い減損1,792百万円を計上
    • [214]ベンチャー投資セグメントの売上高344百万円・セグメント損失1,929百万円
    • [215]クライアントの事業創造ニーズの高まりと積極的なマーケティング活動で新規プロジェクトの受注高が伸長
    • [216]ビジネスプロデュースセグメントの売上高5,034百万円・セグメント利益955百万円
    • [217]新プラクティスの立ち上げなど業容拡大への対応で採用を積極化し人件費等も増加
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [218]ビジネスプロデューサーは2023年3月末87名から2024年3月末155名へ

アイペットホールディングス株式の売却で得た資金は、2024年3月期のうちに税と株主還元へ出た。法人税等の支払額は5,909百万円[220]、自己株式の取得による支出は2,790百万円[221]、配当金の支払額は1,996百万円[222]である。取締役副社長の細野恭平氏は2023年6月の株主総会[223]で、インキュベーションを縮小して新規事業創造のコンサルティングを中心としたビジネスプロデュースへ資源を集中[224]した結果、ドリームインキュベータの事業モデルが単純になったと述べ、いま大企業で新規事業創造を考えていない会社はないほど需要が旺盛だとも語った。2024年4月には山口フィナンシャルグループと資本業務提携[225]を結んでいる。 [219]

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [219]2024年3月期の法人税等の支払額は5,909百万円
    • [220]法人税等の支払額5,909百万円
    • [221]自己株式の取得による支出2,790百万円
    • [222]配当金の支払額1,996百万円
  • ドリームインキュベータ 第23回定時株主総会 質疑要旨(2023年6月20日)
    • [223]細野恭平氏(取締役副社長COO)が2023年6月20日の第23回定時株主総会で発言
    • [224]インキュベーションを縮小し新規事業創造のコンサルティングを中心としたビジネスプロデュースに資源を集中
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [225]2024年4月 山口フィナンシャルグループと資本業務提携
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [206]2024年3月期の売上高5,378百万円(前年同期比82.2%減)
    • [207]経常損失1,992百万円・親会社株主に帰属する当期純損失1,847百万円
    • [208]販売費及び一般管理費2,418百万円(前期12,196百万円)
    • [209]営業損失1,966百万円
    • [210]アイペット損害保険等が連結子会社から外れ人件費や販売手数料等が減少したことが販管費減少の主因
    • [212]ベンチャー投資は中期経営計画に基づくトレードセールでキャピタルゲインを実現
    • [213]投資先18社の価値下落に伴い減損1,792百万円を計上
    • [214]ベンチャー投資セグメントの売上高344百万円・セグメント損失1,929百万円
    • [215]クライアントの事業創造ニーズの高まりと積極的なマーケティング活動で新規プロジェクトの受注高が伸長
    • [216]ビジネスプロデュースセグメントの売上高5,034百万円・セグメント利益955百万円
    • [217]新プラクティスの立ち上げなど業容拡大への対応で採用を積極化し人件費等も増加
    • [219]2024年3月期の法人税等の支払額は5,909百万円
    • [220]法人税等の支払額5,909百万円
    • [221]自己株式の取得による支出2,790百万円
    • [222]配当金の支払額1,996百万円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【事業の内容】
    • [211]ペットライフスタイルセグメントを廃止し、報告セグメントはビジネスプロデュースとベンチャー投資の2つ
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [218]ビジネスプロデューサーは2023年3月末87名から2024年3月末155名へ
  • ドリームインキュベータ 第23回定時株主総会 質疑要旨(2023年6月20日)
    • [223]細野恭平氏(取締役副社長COO)が2023年6月20日の第23回定時株主総会で発言
    • [224]インキュベーションを縮小し新規事業創造のコンサルティングを中心としたビジネスプロデュースに資源を集中
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
    • [225]2024年4月 山口フィナンシャルグループと資本業務提携

フックと回収エンジンという方法論と、売上高40.6%増への回復

2021年6月から社長を務める三宅孝之氏は、1970年生まれ[226]で、1995年に京都大学大学院工学研究科を修了して通商産業省に入省[227]し、A.T.カーニーを経て2004年にドリームインキュベータへ入社[228]した。三宅社長は2024年2月24日号の週刊東洋経済[229]で、ビジネスプロデュースの方法論を「フック」と「回収エンジン」という2語で説明した。もうからなくても世の中の役に立つものがフックであり、もうけの仕掛けが回収エンジン[230]である。三宅社長は、検索エンジンやGメール、ユーチューブを無償で提供して広告で回収するグーグル[231]を例に挙げ、自社のいちばんの強みを無料で開放するとフックになりやすいと述べた。

  • 週刊東洋経済 2024年2月24日号
    • [226]三宅孝之氏は1970年生まれ、2021年6月から社長
    • [227]1995年京都大学大学院工学研究科修了、通産省入省
    • [228]A.T.カーニーを経て2004年ドリームインキュベータ入社
    • [229]週刊東洋経済2024年2月24日号でフックと回収エンジンを語った
    • [230]もうからなくても世の中の役に立つ「フック」と、もうけの仕掛けである「回収エンジン」
    • [231]米グーグルは検索エンジン・Gメール・ユーチューブを無償提供し広告という回収エンジンと組み合わせている

従来の経営における戦略が自動車業界のトヨタ・ホンダ・日産といった競争に主眼を置いてきた[232]のに対し、ドリームインキュベータが新規事業のコンサルティングで促すのは、フックと回収エンジンを何にするかという意味での戦略づくり[233]になる。先進国ではすでに一通りのサービスが整備されており、数千億円を売り上げる新規事業をつくるにはより難しい社会課題に挑まなければならない[234]と三宅社長は述べる。そこでフックと回収エンジンを考える前に、新たな産業の枠組みの「構想」から取りかかる。2008年に、まだ用語もなかったスマートグリッド[236]について、LEDや蓄電池、電気自動車など当時は本格的に市場が立ち上がっていない製品[237]をまたいで産業構造のコンセプトを描いたのが構想の一例にあたる。構想を踏まえて自社のフックと回収エンジンの戦略を立て、さまざまな業界のプレーヤーに参入を促し、国のルール変更にも働きかける[238][235]

  • 週刊東洋経済 2024年2月24日号
    • [232]従来の戦略は自動車業界の「トヨタvs.ホンダvs.日産」といった競争に主眼が置かれてきた
    • [233]新規事業のコンサルでは「フックと回収エンジンは何にするか」という意味での戦略づくりを促している
    • [234]先進国では一通りのサービスが整備済みで、数千億円を売り上げる新規事業には難しい社会課題への挑戦が要る
    • [235]ドリームインキュベータ社長の三宅孝之氏による発言
    • [236]2008年、まだ用語もなかったスマートグリッドについて構想を描いた
    • [237]LED・蓄電池・電気自動車など当時市場が立ち上がっていない製品をまたいだ産業構造のコンセプト
    • [238]さまざまな業界のプレーヤーに参入を促し、国のルール変更にも働きかける

2026年3月期のドリームインキュベータの売上高は8,691百万円で前期比40.6%増[239]、経常利益は1,872百万円で同529.0%増、親会社株主に帰属する当期純利益は1,593百万円で同835.8%増[240]となった。ビジネスプロデュースは支援領域を「新規事業の創造」から「既存事業の変革」まで広げて包括支援を本格化[241]し、売上高6,787百万円、セグメント利益1,967百万円[242]を計上した。ベンチャー投資はトレードセール3件でキャピタルゲインを実現し、売上高1,904百万円、セグメント利益982百万円[243]を確保した。連結の従業員数は2026年3月末で222名[244]を数える。ドリームインキュベータは2030年3月期に売上高110億円以上、営業利益率15%以上を目標[245]に掲げ、ビジネスプロデュース事業に経営資源を集中している。

  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [239]2026年3月期の売上高8,691百万円(前期比40.6%増)
    • [240]経常利益1,872百万円(529.0%増)・親会社株主に帰属する当期純利益1,593百万円(835.8%増)
    • [241]支援領域を「新規事業の創造」から「既存事業の変革」まで拡大しクライアントの包括支援を本格化
    • [242]ビジネスプロデュースの売上高6,787百万円・セグメント利益1,967百万円
    • [243]ベンチャー投資はトレードセール3件でキャピタルゲイン、売上高1,904百万円・セグメント利益982百万円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【従業員の状況】
    • [244]連結従業員数222名(2026年3月末。ビジネスプロデュース181名・ベンチャー投資1名・全社40名)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [245]2030年3月期に売上高110億円以上、営業利益率15%以上を目標
  • 週刊東洋経済 2024年2月24日号
    • [226]三宅孝之氏は1970年生まれ、2021年6月から社長
    • [227]1995年京都大学大学院工学研究科修了、通産省入省
    • [228]A.T.カーニーを経て2004年ドリームインキュベータ入社
    • [229]週刊東洋経済2024年2月24日号でフックと回収エンジンを語った
    • [230]もうからなくても世の中の役に立つ「フック」と、もうけの仕掛けである「回収エンジン」
    • [231]米グーグルは検索エンジン・Gメール・ユーチューブを無償提供し広告という回収エンジンと組み合わせている
    • [232]従来の戦略は自動車業界の「トヨタvs.ホンダvs.日産」といった競争に主眼が置かれてきた
    • [233]新規事業のコンサルでは「フックと回収エンジンは何にするか」という意味での戦略づくりを促している
    • [234]先進国では一通りのサービスが整備済みで、数千億円を売り上げる新規事業には難しい社会課題への挑戦が要る
    • [235]ドリームインキュベータ社長の三宅孝之氏による発言
    • [236]2008年、まだ用語もなかったスマートグリッドについて構想を描いた
    • [237]LED・蓄電池・電気自動車など当時市場が立ち上がっていない製品をまたいだ産業構造のコンセプト
    • [238]さまざまな業界のプレーヤーに参入を促し、国のルール変更にも働きかける
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [239]2026年3月期の売上高8,691百万円(前期比40.6%増)
    • [240]経常利益1,872百万円(529.0%増)・親会社株主に帰属する当期純利益1,593百万円(835.8%増)
    • [241]支援領域を「新規事業の創造」から「既存事業の変革」まで拡大しクライアントの包括支援を本格化
    • [242]ビジネスプロデュースの売上高6,787百万円・セグメント利益1,967百万円
    • [243]ベンチャー投資はトレードセール3件でキャピタルゲイン、売上高1,904百万円・セグメント利益982百万円
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【従業員の状況】
    • [244]連結従業員数222名(2026年3月末。ビジネスプロデュース181名・ベンチャー投資1名・全社40名)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [245]2030年3月期に売上高110億円以上、営業利益率15%以上を目標

ドリームインキュベータの沿革2000〜2024年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
堀紘一インキュベーション事業を目的として東京都港区に設立★★★
堀紘一東京都港区六本木に本社事務所を開設
堀紘一東京証券取引所マザーズ市場に上場★★
堀紘一東京証券取引所市場第一部に上場★★
山川隆義創業者の堀紘一が代表取締役会長に退き、山川隆義が代表取締役社長に就任★★
山川隆義ベトナムにDream Incubator (Vietnam)を設立
山川隆義投資規律の厳格化と、ファンド組成による株式市況に依存しない収益構造への転換自己資金で未公開株を抱えるか、外部資金を預かって運用するか——2期連続の巨額損失が迫った収益構造の見直し 詳細を読む★★★
山川隆義DI Asian Industrial Fund, L.P.を組成
山川隆義アイペットの株式82.11%を取得して連結子会社化★★★
山川隆義日本知財ファンド1号投資事業有限責任組合に出資
山川隆義ベンチャー株式等への投資を目的にDI Pan Pacificを設立
山川隆義東京ガールズコレクションの商標権を売却
山川隆義DIインドデジタル投資組合を組成
山川隆義アイペット損害保険が東京証券取引所マザーズに上場★★
山川隆義DIMENSION投資事業有限責任組合を組成
原田哲郎山川隆義が代表取締役社長を退任★★
原田哲郎創業者と2代目社長の同時退任、原田・三宅・細野の3代表制への移行一度は継続と開示した体制をなぜ翻したのか——創業20年の株価と世代交代 詳細を読む★★★
三宅孝之電通グループと資本業務提携★★
三宅孝之三宅孝之が代表取締役社長に就任
三宅孝之Next Riseソーシャル・インパクト・ファンドを組成
三宅孝之DIMENSIONを譲渡して同組合を連結子会社から除外
三宅孝之東京証券取引所プライム市場に移行
三宅孝之アイペットホールディングス全株式の第一生命ホールディングスへの譲渡と、ビジネスプロデュース事業への経営資源の集中12年育てた子会社を手放すか、抱え続けるか——株価に映らない2本立てをめぐる選択 詳細を読む★★★
三宅孝之山口フィナンシャルグループと資本業務提携★★
出典・参考
  • 週刊東洋経済 2003年2月8日号
  • 週刊東洋経済 2011年6月21日号
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【役員の状況】
  • ベンチャー通信27号(2007年9月)「未来のホンダやソニーを100社創出させる 日本のベンチャーに“知恵”を提供」
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書【沿革】
  • 日経ビジネス 2001年2月5日号
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第6期(2006年3月期)「主要な経営指標等の推移」
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【主要な経営指標等の推移】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【業績等の概要】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【主要な経営指標等の推移】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【対処すべき課題】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第8期(2008年3月期)【対処すべき課題】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【業績等の概要】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第9期(2009年3月期)【主要な経営指標等の推移】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第10期(2010年3月期)【業績等の概要】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第10期(2010年3月期)【主要な経営指標等の推移】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第11期(2011年3月期)【業績等の概要】
  • ドリームインキュベータ 第12回定時株主総会 質疑要旨(2012年6月14日)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第16期(2016年3月期)【事業の内容】
  • ドリームインキュベータ 第14回定時株主総会 質疑要旨(2014年6月12日)
  • ドリームインキュベータ 第16回定時株主総会 質疑要旨(2016年6月13日)
  • ドリームインキュベータ 第17回定時株主総会 質疑要旨(2017年6月12日)
  • ドリームインキュベータ 第18回定時株主総会 質疑要旨(2018年6月11日)
  • ドリームインキュベータ 第19回定時株主総会 質疑要旨(2019年6月10日)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第19期(2019年3月期)【セグメント情報】
  • ドリームインキュベータ 第15回定時株主総会 質疑要旨(2015年6月11日)
  • ドリームインキュベータ 第20回定時株主総会 質疑要旨(2020年6月29日)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第21期(2021年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • ドリームインキュベータ 第21回定時株主総会 質疑要旨(2021年6月16日)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第21期(2021年3月期)【セグメント情報】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第22期(2022年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • ドリームインキュベータ 第22回定時株主総会 質疑要旨(2022年6月17日)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【注記事項(企業結合等関係)】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【注記事項(連結キャッシュ・フロー計算書関係)】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第23期(2023年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
  • ドリームインキュベータ 第23回定時株主総会 質疑要旨(2023年6月20日)
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【事業の内容】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第24期(2024年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
  • 週刊東洋経済 2024年2月24日号
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【従業員の状況】
  • ドリームインキュベータ 有価証券報告書 第26期(2026年3月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

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