- 1983年の創業以来の社長は、山田昇氏(FY83〜FY06、FY12〜FY14、FY21〜FY24)、一宮忠男氏(FY07〜FY11)、桑野光正氏(FY15〜FY16)、三嶋恒夫氏(FY17〜FY20)の4名。一宮氏は生え抜き、桑野氏はダイクマ出身、三嶋氏はエディオン出身と外部からの登用者も社長を務めており、必ずしも内製型のトップ供給とは言い切れない。
- 山田氏を除く後継3名はいずれも社長就任直前は社内・グループ内の役職から昇格しており、一宮氏は取締役副社長から、桑野氏は総務本部長から、三嶋氏は会長付け顧問から社長へ進んだ。昇進元は営業・管理・経営補佐に分かれ、特定領域に偏らない複線的な引き上げ。
- 在任は山田氏が突出して長く、後継3名はいずれも2〜5年と短い。一宮氏のFY11からFY12にかけて山田氏が一度復帰し、三嶋氏のFY20からFY21にもふたたび復帰した点に、後継への移譲が定着しない承継構造が表れている。
- 2020年の持株会社化でデンキ・住建・金融・環境を束ねる体制へ移ったが、2018年6月から社長を務めていた三嶋氏はHD移行後も留任した後、2021年9月に退き、80歳を超えた山田氏が会長兼CEOとして全体を統べる構図に戻った。創業者を起点とした系譜の断絶点はいまだ越えられていない。