松風:松風嘉定氏の松風陶歯製造設立と研究所の開設
1922年〜京都で人工歯から始めた松風陶歯製造と、義歯の全国65%を握って出た大阪店頭
松風陶歯製造は1922年5月15日、京都市東山区の現在の本社所在地で設立され、人工歯の製造を始めた。創業者は初代社長の松風嘉定氏(三代)で、設立時の資本金は25万円とされる。ただし資本金100万円・従業員約40人で発足したとする資料もあり、資本金の額は食い違う。1958年の松風陶歯製造は、陶製の人工歯である陶歯を総合的に手がけるメーカーだった。同年の生産は陶歯・レジン歯類が60%、切削材とダイヤモンド切削材が30%を占め、残りは合成樹脂製品やセメント類。社名に陶歯を掲げたことから、松風嘉定氏は陶磁の焼成の技術を人工歯に転じる事業を見込んで会社を立てたと推察される。
- 松風 有価証券報告書(2003年度)【沿革】
- [1]1922年5月、現在地で初代社長松風嘉定(三代)が松風陶歯製造を創立(資本金25万円)し人工歯の製造を開始
- [3]1922年5月、現在地で初代社長松風嘉定(三代)が松風陶歯製造を創立(資本金25万円)し人工歯の製造を開始
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」
- [2]設立1922年5月15日、所在地は京都市東山区。沿革は1922年に資本金100万円・従業員約40人で発足
- [4]設立1922年5月15日、所在地は京都市東山区。沿革は1922年に資本金100万円・従業員約40人で発足
- 大阪経済評論 41(11) 1958年11月号「〔場外株紹介〕――立正電機・松風陶歯」
- [5]松風陶歯は1922年創業の陶歯総合メーカー。生産比率は陶歯・レジン歯類60%、切削材・ダイヤモンド切削材30%、他に合成樹脂製品・セメント類
- [6]松風陶歯は1922年創業の陶歯総合メーカー。生産比率は陶歯・レジン歯類60%、切削材・ダイヤモンド切削材30%、他に合成樹脂製品・セメント類
松風陶歯製造は1936年5月、京都市の本社所在地に松風研究所を新設した。研究所に先立ち、広島高等工業を1928年に卒業した宮津一氏が1929年に入社し、1945年11月に取締役工場長となった。経営面では、早稲田大学商学部を出た松風憲二氏が1928年3月から取締役を務めた。1958年時点の新製品には蛍光陶材を用いたリアル陶歯があり、切削材もダイヤモンド切削材へ切り替えた。1990年に経営陣は、義歯で創業以来の経験を蓄え、複数の大学と組んで研究を続けてきたと振り返った。人工歯は品質と素材の改良で選ばれる製品であり、研究所の開設は製造の会社が材料を自ら開発する会社へ移る起点になったとみられる。
- 松風 有価証券報告書(2003年度)【沿革】
- [7]1936年5月、現在地に松風研究所を新設
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」役員の略歴
- [8]常務取締役宮津一(工学博士)は1928年広島高等工業卒、1929年入社、1945年11月取締役工場長、1962年1月常務。取締役会長松風憲二は早大商卒、1928年3月以降取締役
- [9]常務取締役宮津一(工学博士)は1928年広島高等工業卒、1929年入社、1945年11月取締役工場長、1962年1月常務。取締役会長松風憲二は早大商卒、1928年3月以降取締役
- 大阪経済評論 41(11) 1958年11月号「〔場外株紹介〕――立正電機・松風陶歯」
- [10]1958年時点の新製品として蛍光陶材によるリアル陶歯を発売し、切削材をダイヤモンド切削材に切り替えた
- 証券アナリストジャーナル 28(1) 1990年
- [11]1990年の経営陣の説明で、義歯に創業以来の歴史と経験を持ち各大学との共同研究を重ねてきたとする
松風陶歯製造の株式は1958年11月10日、公開株数10万株で大阪の店頭取引を始めた。株式はすでに京都の店頭市場で売買されており、大阪での公開を機に京都市場へ正式に上場する意向だった。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位に立ち、同年1月には東日本の販売網拡張とサービス強化のため東京営業所を開設した。1957年のローマの第12回国際歯科学会で評価を得て、1958年のマニラの第2回アジア歯科会議では香港・台湾・沖縄から引合いが相次いだ。資本金は1957年5月の無償増資で3,000万円、1961年7月に3,960万円。国内首位の地位を得て販路と海外の引合いが広がったため、株主の裾野を広げて上場に備えたのだろう。
- 大阪経済評論 41(11) 1958年11月号「〔場外株紹介〕――立正電機・松風陶歯」
- [12]1958年11月10日より大阪店頭取引開始、公開株数10万株、既に京都店頭で公開済みで京都市場への正式上場の意向。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位。1958年1月東日本の販売網拡張・サービス強化のため東京営業所開設。1957年ローマの第12回国際歯科学会を機に評価され、1958年マニラの第2回アジア歯科会議で香港・台湾・沖縄から引合い
- [13]1958年11月10日より大阪店頭取引開始、公開株数10万株、既に京都店頭で公開済みで京都市場への正式上場の意向。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位。1958年1月東日本の販売網拡張・サービス強化のため東京営業所開設。1957年ローマの第12回国際歯科学会を機に評価され、1958年マニラの第2回アジア歯科会議で香港・台湾・沖縄から引合い
- [14]1958年11月10日より大阪店頭取引開始、公開株数10万株、既に京都店頭で公開済みで京都市場への正式上場の意向。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位。1958年1月東日本の販売網拡張・サービス強化のため東京営業所開設。1957年ローマの第12回国際歯科学会を機に評価され、1958年マニラの第2回アジア歯科会議で香港・台湾・沖縄から引合い
- [15]1958年11月10日より大阪店頭取引開始、公開株数10万株、既に京都店頭で公開済みで京都市場への正式上場の意向。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位。1958年1月東日本の販売網拡張・サービス強化のため東京営業所開設。1957年ローマの第12回国際歯科学会を機に評価され、1958年マニラの第2回アジア歯科会議で香港・台湾・沖縄から引合い
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」最近の資本変動
- [16]資本金は1957年5月の無償増資で3,000万円、1960年7月3,600万円、1961年7月3,960万円
参考文献[1]-[16]
- 松風 有価証券報告書(2003年度)【沿革】
- [1]1922年5月、現在地で初代社長松風嘉定(三代)が松風陶歯製造を創立(資本金25万円)し人工歯の製造を開始
- [3]1922年5月、現在地で初代社長松風嘉定(三代)が松風陶歯製造を創立(資本金25万円)し人工歯の製造を開始
- [7]1936年5月、現在地に松風研究所を新設
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」
- [2]設立1922年5月15日、所在地は京都市東山区。沿革は1922年に資本金100万円・従業員約40人で発足
- [4]設立1922年5月15日、所在地は京都市東山区。沿革は1922年に資本金100万円・従業員約40人で発足
- 大阪経済評論 41(11) 1958年11月号「〔場外株紹介〕――立正電機・松風陶歯」
- [5]松風陶歯は1922年創業の陶歯総合メーカー。生産比率は陶歯・レジン歯類60%、切削材・ダイヤモンド切削材30%、他に合成樹脂製品・セメント類
- [6]松風陶歯は1922年創業の陶歯総合メーカー。生産比率は陶歯・レジン歯類60%、切削材・ダイヤモンド切削材30%、他に合成樹脂製品・セメント類
- [10]1958年時点の新製品として蛍光陶材によるリアル陶歯を発売し、切削材をダイヤモンド切削材に切り替えた
- [12]1958年11月10日より大阪店頭取引開始、公開株数10万株、既に京都店頭で公開済みで京都市場への正式上場の意向。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位。1958年1月東日本の販売網拡張・サービス強化のため東京営業所開設。1957年ローマの第12回国際歯科学会を機に評価され、1958年マニラの第2回アジア歯科会議で香港・台湾・沖縄から引合い
- [13]1958年11月10日より大阪店頭取引開始、公開株数10万株、既に京都店頭で公開済みで京都市場への正式上場の意向。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位。1958年1月東日本の販売網拡張・サービス強化のため東京営業所開設。1957年ローマの第12回国際歯科学会を機に評価され、1958年マニラの第2回アジア歯科会議で香港・台湾・沖縄から引合い
- [14]1958年11月10日より大阪店頭取引開始、公開株数10万株、既に京都店頭で公開済みで京都市場への正式上場の意向。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位。1958年1月東日本の販売網拡張・サービス強化のため東京営業所開設。1957年ローマの第12回国際歯科学会を機に評価され、1958年マニラの第2回アジア歯科会議で香港・台湾・沖縄から引合い
- [15]1958年11月10日より大阪店頭取引開始、公開株数10万株、既に京都店頭で公開済みで京都市場への正式上場の意向。全国生産比率は義歯65%・研削材80%で業界首位。1958年1月東日本の販売網拡張・サービス強化のため東京営業所開設。1957年ローマの第12回国際歯科学会を機に評価され、1958年マニラの第2回アジア歯科会議で香港・台湾・沖縄から引合い
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」役員の略歴
- [8]常務取締役宮津一(工学博士)は1928年広島高等工業卒、1929年入社、1945年11月取締役工場長、1962年1月常務。取締役会長松風憲二は早大商卒、1928年3月以降取締役
- [9]常務取締役宮津一(工学博士)は1928年広島高等工業卒、1929年入社、1945年11月取締役工場長、1962年1月常務。取締役会長松風憲二は早大商卒、1928年3月以降取締役
- 証券アナリストジャーナル 28(1) 1990年
- [11]1990年の経営陣の説明で、義歯に創業以来の歴史と経験を持ち各大学との共同研究を重ねてきたとする
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」最近の資本変動
- [16]資本金は1957年5月の無償増資で3,000万円、1960年7月3,600万円、1961年7月3,960万円
出典・参考
6件
- 松風 有価証券報告書(2003年度)【沿革】
- 大阪経済評論 41(11) 1958年11月号「〔場外株紹介〕――立正電機・松風陶歯」
- 証券アナリストジャーナル 28(1) 1990年
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」役員の略歴
- 日本企業要覧 1963年版「松風陶歯製造」最近の資本変動