ミネベアミツミ:貝沼由久社長の就任と独myonic・Sartoriusの取得
2009年〜独myonicの取得と、専務15年の貝沼由久社長
2009年3月、ミネベアは歯科・医療・航空宇宙向け特殊ベアリングの独 myonic Holding GmbH を全持分で買った。同じ時期、ボールベアリング事業は英国スキグネス工場を閉じて固定費を削減していた。欧州で量産の拠点を閉鎖しながら買い足したのは、数量ではなく技術だった。2009年6月付の株主への報告で、ミネベアは myonic の取得により『超高回転・高温対応のボールベアリング技術を自らのものといたしました』と記した。その技術を全社へ広げ、欧州の歯科器具などの医療分野を厚くし、日米欧の三極で供給する方針も示した。需要が縮む最中に量産拠点を減らし、値の張るニッチ品の技術へ資金を回した判断とみられる。
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [1]2009年3月、ドイツの歯科・医療機器・航空宇宙向け特殊ベアリング製造販売会社 myonic Holding GmbH の全持分を取得した
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2009「株主の皆様へ」
- [2]ボールベアリング事業で英国スキグネス工場を閉鎖し固定費を削減した
- [3]独マイオニック社の買収で超高回転・高温対応のボールベアリング技術を自社のものにしたと株主に報告した(2009年6月26日付)
- [4]独マイオニック社の買収で超高回転・高温対応のボールベアリング技術を自社のものにしたと株主に報告した(2009年6月26日付)
- [5]myonic の技術を全社へ展開し、欧州の歯科器具など医療分野を強化して日米欧の三極体制を取る方針を示した
2009年3月期の連結売上高は前年度比23.4%減の2,562億円、営業利益は56.4%減の134億円だった。その直後の2009年4月、貝沼由久氏が代表取締役社長執行役員に就任した。貝沼由久氏は1988年12月に入社して取締役法務担当となり、1994年12月からは専務取締役として欧米地域の営業を率いた。2006年6月には情報モーター事業部長と、松下と組んだモーター合弁の社長を兼ねた。就任時の株主への報告で、貝沼由久社長は一株当たり利益の拡大と100周年への基礎固めを使命に挙げた。そのうえで強みを『部品から完成品に至るまでの垂直統合生産方式に長年力を入れてきたことが、我々の競争優位性であると理解しています』と定め直し、事業部の中に部品・製造・営業を取り込む組織へ改めた。
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2009「株主の皆様へ」
- [6]2009年3月期の連結売上高は前年度比23.4%減の2,562億円、営業利益は同56.4%減の134億円
- [10]社長就任にあたり、一株当たり利益の増加による企業価値向上と、100周年に向けた基礎固めを使命に挙げた
- [11]垂直統合生産方式を競争優位と位置づけ、2009年6月1日に事業部の中に部品・製造・営業部門を取り込む再編を行った
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 2010年3月期【役員の状況】
- [7]貝沼由久は2009年4月に代表取締役社長執行役員に就任した
- [8]貝沼由久は1988年12月入社・同月取締役法務担当、1994年12月専務取締役欧米地域営業本部長兼業務本部副本部長
- [9]2006年6月に情報モーター事業部長、ミネベア・松下モータ(現ミネベアモータ)代表取締役社長
2010年3月期の売上高は前期比10.8%減の2,284億円、営業利益は10%減の121億円にとどまった。貝沼由久社長は2011年3月期を初年度とする中期事業計画を策定し、題を「収益回復・拡大期へ」とした。目標は2013年3月期に売上高4,000億円・営業利益400億円で、売上高を毎年最低10%ずつ伸ばす設計だった。前提には、世界経済が1年目に8割、3年目に10割まで戻るという見立てを置いた。3年間の設備投資は930億円とし、中核にタイでの18年ぶりのボールベアリング一貫工場とピボットアッセンブリーの増産を据えた。2010年4月にはパナソニックのモータ社から情報モータ事業部を買い、モーターを第2の柱に太くする体制も組んだ。
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2010「株主の皆様へ」
- [12]2010年3月期の売上高は前期比10.8%減の2,284億円、営業利益は同10%減の121億円
- [13]2011年3月期を初年度とする中期事業計画「収益回復・拡大期へ」を策定した
- [14]3ヵ年計画で2013年3月期に売上高4,000億円・営業利益400億円、売上高は毎年最低10%増を目標とした
- [16]3ヵ年で930億円の設備投資を計画し、中核はボールベアリング(タイに18年ぶりの一貫生産工場)とピボットアッセンブリーの新工場建設
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2010「中期事業計画(2011年3月期〜2014年3月期)収益回復・拡大期へ」
- [15]中期事業計画の世界経済前提は1年目8割、2年目9割、3年目10割経済
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [17]2010年4月、ミネベアモータがパナソニック株式会社モータ社の情報モータ事業部を買収した
参考文献[1]-[17]
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [1]2009年3月、ドイツの歯科・医療機器・航空宇宙向け特殊ベアリング製造販売会社 myonic Holding GmbH の全持分を取得した
- [17]2010年4月、ミネベアモータがパナソニック株式会社モータ社の情報モータ事業部を買収した
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2009「株主の皆様へ」
- [2]ボールベアリング事業で英国スキグネス工場を閉鎖し固定費を削減した
- [3]独マイオニック社の買収で超高回転・高温対応のボールベアリング技術を自社のものにしたと株主に報告した(2009年6月26日付)
- [4]独マイオニック社の買収で超高回転・高温対応のボールベアリング技術を自社のものにしたと株主に報告した(2009年6月26日付)
- [5]myonic の技術を全社へ展開し、欧州の歯科器具など医療分野を強化して日米欧の三極体制を取る方針を示した
- [6]2009年3月期の連結売上高は前年度比23.4%減の2,562億円、営業利益は同56.4%減の134億円
- [10]社長就任にあたり、一株当たり利益の増加による企業価値向上と、100周年に向けた基礎固めを使命に挙げた
- [11]垂直統合生産方式を競争優位と位置づけ、2009年6月1日に事業部の中に部品・製造・営業部門を取り込む再編を行った
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 2010年3月期【役員の状況】
- [7]貝沼由久は2009年4月に代表取締役社長執行役員に就任した
- [8]貝沼由久は1988年12月入社・同月取締役法務担当、1994年12月専務取締役欧米地域営業本部長兼業務本部副本部長
- [9]2006年6月に情報モーター事業部長、ミネベア・松下モータ(現ミネベアモータ)代表取締役社長
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2010「株主の皆様へ」
- [12]2010年3月期の売上高は前期比10.8%減の2,284億円、営業利益は同10%減の121億円
- [13]2011年3月期を初年度とする中期事業計画「収益回復・拡大期へ」を策定した
- [14]3ヵ年計画で2013年3月期に売上高4,000億円・営業利益400億円、売上高は毎年最低10%増を目標とした
- [16]3ヵ年で930億円の設備投資を計画し、中核はボールベアリング(タイに18年ぶりの一貫生産工場)とピボットアッセンブリーの新工場建設
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2010「中期事業計画(2011年3月期〜2014年3月期)収益回復・拡大期へ」
- [15]中期事業計画の世界経済前提は1年目8割、2年目9割、3年目10割経済
2011年〜タイの洪水とパナソニックからのミネベアモータ完全取得
2011年10月、タイの大洪水がタイ国内に5工場を持つミネベアを襲った。HDD用スピンドルモーターの部品をつくるロジャナとナワナコンの2工場が浸水し、バンパインとアユタヤの2工場も一時操業を止めた。2012年3月期の売上高は251,358百万円、営業利益は8,599百万円に減少した。前期比で営業利益は61.2%減り、なかでも第3四半期の減少幅が大きかった。翌年、浸水した2工場は建屋を鉄板で補強し、無事だった2工場には今回の水位の数倍に耐える防水堤を築いた。供給責任の観点から、他工場による相互バックアップと在庫戦略の見直しにも手を付けた。一方、バンパインのボールベアリング新工場は洪水の最中の2011年10月に生産を始め、HDD需要の戻りに備えた。
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2012「株主の皆様へ」
- [18]2011年10月のタイ大洪水が、タイ国内に5工場を有するミネベアに及んだ
- [19]HDDスピンドルモーター部品を生産するロジャナ・ナワナコンの2工場が浸水し、バンパイン・アユタヤの2工場も一時操業停止した
- [21]2012年3月期の営業利益は前期比61.2%減。洪水による生産停止とサプライチェーンの混乱が特に第3四半期に響いた
- [24]タイ・バンパイン工場内のボールベアリング新工場が完成し2011年10月から生産を開始、HDD市場の回復に伴う需要増に応じる体制を整えた
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 2012年3月期【連結損益計算書】
- [20]2012年3月期の連結売上高251,358百万円、営業利益8,599百万円
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2013「株主の皆様へ」
- [22]浸水した2工場は建屋を鉄板で補強し、被災を免れたバンパイン・アユタヤには洪水水位の数倍規模に耐える防水堤を建設した
- [23]供給責任の観点から他工場による相互バックアップ体制の整備と在庫戦略の見直しを進めた
2012年6月、ミネベアは2013年3月期から3年の新中期事業計画を示した。目標は2015年3月期に売上高3,880億円・営業利益379億円で、2010年の計画が3年目に置いた売上高4,000億円より低かった。重点は高収益の機械加工品事業の拡大で、LEDバックライトはスマートフォンとタブレット向けの増産に回した。2012年2月には日本政策投資銀行(DBJ)と共同投資を含む業務・資本提携を結んだ。狙いについてミネベアは『これにより当社単独では取り組むことが難しい大規模案件を実現させることが可能になります』と説明した。2012年5月には韓国の小型モーター会社 MOATECH の株式50.8%を取得し、モーターの生産拠点を足した。
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2012「株主の皆様へ」
- [25]2012年6月28日付の株主への報告で、2013年3月期を初年度とする新中期計画を策定したと示した
- [28]2012年2月に日本政策投資銀行と共同投資等に関する業務・資本提携契約を締結し、単独では難しい大規模案件の実現を狙った
- [29]2012年2月に日本政策投資銀行と共同投資等に関する業務・資本提携契約を締結し、単独では難しい大規模案件の実現を狙った
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2012「新中期事業計画(2013年3月期〜2015年3月期)」
- [26]新中期事業計画(2013年3月期〜2015年3月期)の目標は2015年3月期に売上高3,880億円・営業利益379億円(2010年策定の計画は2013年3月期に売上高4,000億円・営業利益400億円)
- [27]新中期事業計画で高収益の機械加工品事業の拡大に注力し、LEDバックライトはスマートフォン・タブレットPC向けの供給を拡大する方針
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [30]2012年5月、韓国コスダック上場の精密小型モーター製造販売会社 MOATECH CO., LTD. の発行済株式の50.8%を取得した
モーターを担う回転機器事業は、2013年3月期に43億6,800万円の営業損失を出した。2013年2月、ミネベアはパナソニックが持つミネベアモータ株式の全て(出資比率40%)を譲り受けて合弁を解いた。同年4月にはミネベアモータを吸収合併した。貝沼由久社長は2006年からこの合弁の社長を務めており、その解消を『パナソニック株式会社とのモーター合弁事業を解消し完全子会社化した後、弊社に吸収合併し、経営効率の改善を目指しています』と株主に報告した。同じ年にコアレス振動モーターとスピーカーからの撤退も決め、減損処理を伴う構造改革とした。2013年4月には回転機器と電子機器などを電子機器セグメントに統合し、モーターを他の部品と一体で扱う組織に改めた。
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2013「株主の皆様へ」
- [31]2013年3月期の回転機器事業は売上高1,019億1,900万円、営業損失43億6,800万円
- [35]コアレス振動モーター・スピーカーなど不採算でシナジーの得にくい事業から撤退を決め、減損処理を伴う事業構造改革を行った
- [36]2013年4月の機構改革で電子機器・回転機器・その他の事業を電子機器セグメントにまとめ、3セグメントに再構築した
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [32]2013年2月、ミネベアモータのパナソニック保有株式の全て(出資比率40%)を譲受し合弁を解消した
- [33]2013年4月、ミネベアモータ株式会社を吸収合併した
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 2010年3月期【役員の状況】
- [34]貝沼由久は2006年6月からミネベア・松下モータ(現ミネベアモータ)代表取締役社長
参考文献[18]-[36]
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2012「株主の皆様へ」
- [18]2011年10月のタイ大洪水が、タイ国内に5工場を有するミネベアに及んだ
- [19]HDDスピンドルモーター部品を生産するロジャナ・ナワナコンの2工場が浸水し、バンパイン・アユタヤの2工場も一時操業停止した
- [21]2012年3月期の営業利益は前期比61.2%減。洪水による生産停止とサプライチェーンの混乱が特に第3四半期に響いた
- [24]タイ・バンパイン工場内のボールベアリング新工場が完成し2011年10月から生産を開始、HDD市場の回復に伴う需要増に応じる体制を整えた
- [25]2012年6月28日付の株主への報告で、2013年3月期を初年度とする新中期計画を策定したと示した
- [28]2012年2月に日本政策投資銀行と共同投資等に関する業務・資本提携契約を締結し、単独では難しい大規模案件の実現を狙った
- [29]2012年2月に日本政策投資銀行と共同投資等に関する業務・資本提携契約を締結し、単独では難しい大規模案件の実現を狙った
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 2012年3月期【連結損益計算書】
- [20]2012年3月期の連結売上高251,358百万円、営業利益8,599百万円
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2013「株主の皆様へ」
- [22]浸水した2工場は建屋を鉄板で補強し、被災を免れたバンパイン・アユタヤには洪水水位の数倍規模に耐える防水堤を建設した
- [23]供給責任の観点から他工場による相互バックアップ体制の整備と在庫戦略の見直しを進めた
- [31]2013年3月期の回転機器事業は売上高1,019億1,900万円、営業損失43億6,800万円
- [35]コアレス振動モーター・スピーカーなど不採算でシナジーの得にくい事業から撤退を決め、減損処理を伴う事業構造改革を行った
- [36]2013年4月の機構改革で電子機器・回転機器・その他の事業を電子機器セグメントにまとめ、3セグメントに再構築した
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2012「新中期事業計画(2013年3月期〜2015年3月期)」
- [26]新中期事業計画(2013年3月期〜2015年3月期)の目標は2015年3月期に売上高3,880億円・営業利益379億円(2010年策定の計画は2013年3月期に売上高4,000億円・営業利益400億円)
- [27]新中期事業計画で高収益の機械加工品事業の拡大に注力し、LEDバックライトはスマートフォン・タブレットPC向けの供給を拡大する方針
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [30]2012年5月、韓国コスダック上場の精密小型モーター製造販売会社 MOATECH CO., LTD. の発行済株式の50.8%を取得した
- [32]2013年2月、ミネベアモータのパナソニック保有株式の全て(出資比率40%)を譲受し合弁を解消した
- [33]2013年4月、ミネベアモータ株式会社を吸収合併した
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 2010年3月期【役員の状況】
- [34]貝沼由久は2006年6月からミネベア・松下モータ(現ミネベアモータ)代表取締役社長
2014年〜独Sartoriusの計測事業と、ミツミ電機との経営統合の合意
2013年11月、ミネベアは100周年に向けた「5本の矢」戦略を発表し、計測機器を伸ばす分野の一つに挙げた。2015年2月、DBJと共同でドイツの計測機器大手 Sartorius Mechatronics T&H GmbH の全株式を取得した。持分はミネベアが51%、DBJが49%だった。この買収で計測機器の販売製品と販売地域が大きく広がった。2015年3月期の売上高は5,006億円となり、2014年5月に掲げた中期計画の目標を2年前倒しで達成した。2016年3月期には計測機器の売上と利益がともに大きく増え、年間売上500億円を新たな目標に置いた。2012年に結んだDBJとの提携が、単独では重い欧州での買収を支えたと推察される。
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2015「株主の皆様へ」
- [37]2013年11月に発表したミネベア100周年のための「5本の矢」戦略で、計測機器分野の売上拡大を掲げた
- [40]Sartorius Mechatronics Tank & Hopper 社とその子会社を買収し、計測機器の販売製品と地域を大幅に拡充した
- [41]2015年3月期の連結売上高は5,006億円で、2014年5月発表の売上高5,000億円・営業利益500億円の中期事業計画を2年前倒しで達成した
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [38]2015年2月、日本政策投資銀行との共同出資でドイツ計測機器大手 Sartorius Mechatronics T&H GmbH の全株式を取得(当社51%、DBJ49%)
- [39]2015年2月、日本政策投資銀行との共同出資でドイツ計測機器大手 Sartorius Mechatronics T&H GmbH の全株式を取得(当社51%、DBJ49%)
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2016「株主の皆様へ」
- [42]2016年3月期は Sartorius MTH グループの貢献で計測機器の売上・利益が大きく増加し、新「5本の矢」で計測機器関連の年間売上目標を500億円とした
2015年、ミネベアは売上高1兆円か営業利益1,000億円のどちらかを2020年3月期までに達成する目標を掲げた。同じ年の12月、ミツミ電機と経営統合に関する基本合意書を結んだ。両社はそれぞれ、他社との統合を含む提携を探っていた。相手をミツミとした理由について、ミネベアは『両社は業種こそ近いものの重なり合う部分が少なく、さらに兼ね備える競争力の源泉が異なる』という点を挙げた。ミツミの開発技術を、ミネベアの組立装置と金型の内製力や海外工場の量産力と結べば、顧客の拡大と原価の低減につながると見込んだ。アナログとデジタルを組み合わせて顧客の課題に応える会社を目指すことで、両社の経営陣は一致した。
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2015「株主の皆様へ」
- [43]売上高1兆円または営業利益1,000億円のどちらか早い方を2020年3月期までに達成する中長期目標「1 and/or 100 by 2020」を設定した
- ミネベア株式会社 プレスリリース「ミネベア株式会社とミツミ電機株式会社との経営統合に関する基本合意書の締結に関するお知らせ」(2015年12月21日)
- [44]2015年12月21日、ミツミ電機と経営統合に関する基本合意書を締結した
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2016「株主の皆様へ」
- [45]両社は他社との統合を含むアライアンスを検討した結果、業種は近いが重なりが少なく競争力の源泉が異なるため協業で大きなシナジーを生めると認識した
- [46]両社は他社との統合を含むアライアンスを検討した結果、業種は近いが重なりが少なく競争力の源泉が異なるため協業で大きなシナジーを生めると認識した
- [47]ミツミ電機の開発技術をミネベアの内製組立装置・金型設計製造力・海外量産力と結び、顧客基盤拡大・製造コスト低減につなげ、アナログとデジタルの融合でソリューションカンパニーを目指すとの共通認識に至った
- [48]ミツミ電機の開発技術をミネベアの内製組立装置・金型設計製造力・海外量産力と結び、顧客基盤拡大・製造コスト低減につなげ、アナログとデジタルの融合でソリューションカンパニーを目指すとの共通認識に至った
基本合意のあと、両社の経営陣は対等の精神に基づく統合に向けて協議を重ねた。2016年3月30日、ミネベアはミツミ電機と経営統合契約と株式交換契約を結んだ。株式交換でミツミを完全子会社とし、ミツミ株1株にミネベア株0.59株を割り当てると定めた。比率は野村證券と大和証券の算定を参考に当事者間の協議で決め、効力発生日は当初2017年3月17日の予定とした。統合を決めた2016年3月期、売上高は初めて6千億円を超えたが、LEDバックライトはスマートフォン市場の減速で計画を下回った。同じ報告でミネベアは、M&Aとアライアンスを通じて事業ポートフォリオを組み替える方針を掲げた。
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2016「株主の皆様へ」
- [49]基本合意締結時から両社経営陣の間で対等の精神に基づく経営統合に向けて複数回協議・検討を重ね、最終合意に至った
- [53]2016年3月期の売上高は6,098億円で初めて6千億円を超えたが、スマートフォン市場の減速と主要顧客の生産調整でLEDバックライトは計画未達となった
- [54]売上高1兆円または営業利益1,000億円の目標達成に向け、M&A・アライアンスを通じて事業ポートフォリオの再構築と企業価値の拡大を進める方針を示した
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [50]2016年3月、ミツミ電機株式会社と経営統合契約及び株式交換契約を締結した
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 第70期(2016年3月期)【経営上の重要な契約等】
- [51]2016年3月30日の取締役会決議に基づく株式交換契約で、ミネベアを完全親会社・ミツミ電機を完全子会社とし、ミツミ株1株にミネベア株0.59株を割当交付。比率は野村證券と大和証券の算定を参考に協議で決定した。効力発生日は当初2017年3月17日を予定した
- [52]2016年3月30日の取締役会決議に基づく株式交換契約で、ミネベアを完全親会社・ミツミ電機を完全子会社とし、ミツミ株1株にミネベア株0.59株を割当交付。比率は野村證券と大和証券の算定を参考に協議で決定した。効力発生日は当初2017年3月17日を予定した
参考文献[37]-[54]
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2015「株主の皆様へ」
- [37]2013年11月に発表したミネベア100周年のための「5本の矢」戦略で、計測機器分野の売上拡大を掲げた
- [40]Sartorius Mechatronics Tank & Hopper 社とその子会社を買収し、計測機器の販売製品と地域を大幅に拡充した
- [41]2015年3月期の連結売上高は5,006億円で、2014年5月発表の売上高5,000億円・営業利益500億円の中期事業計画を2年前倒しで達成した
- [43]売上高1兆円または営業利益1,000億円のどちらか早い方を2020年3月期までに達成する中長期目標「1 and/or 100 by 2020」を設定した
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
- [38]2015年2月、日本政策投資銀行との共同出資でドイツ計測機器大手 Sartorius Mechatronics T&H GmbH の全株式を取得(当社51%、DBJ49%)
- [39]2015年2月、日本政策投資銀行との共同出資でドイツ計測機器大手 Sartorius Mechatronics T&H GmbH の全株式を取得(当社51%、DBJ49%)
- [50]2016年3月、ミツミ電機株式会社と経営統合契約及び株式交換契約を締結した
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2016「株主の皆様へ」
- [42]2016年3月期は Sartorius MTH グループの貢献で計測機器の売上・利益が大きく増加し、新「5本の矢」で計測機器関連の年間売上目標を500億円とした
- [45]両社は他社との統合を含むアライアンスを検討した結果、業種は近いが重なりが少なく競争力の源泉が異なるため協業で大きなシナジーを生めると認識した
- [46]両社は他社との統合を含むアライアンスを検討した結果、業種は近いが重なりが少なく競争力の源泉が異なるため協業で大きなシナジーを生めると認識した
- [47]ミツミ電機の開発技術をミネベアの内製組立装置・金型設計製造力・海外量産力と結び、顧客基盤拡大・製造コスト低減につなげ、アナログとデジタルの融合でソリューションカンパニーを目指すとの共通認識に至った
- [48]ミツミ電機の開発技術をミネベアの内製組立装置・金型設計製造力・海外量産力と結び、顧客基盤拡大・製造コスト低減につなげ、アナログとデジタルの融合でソリューションカンパニーを目指すとの共通認識に至った
- [49]基本合意締結時から両社経営陣の間で対等の精神に基づく経営統合に向けて複数回協議・検討を重ね、最終合意に至った
- [53]2016年3月期の売上高は6,098億円で初めて6千億円を超えたが、スマートフォン市場の減速と主要顧客の生産調整でLEDバックライトは計画未達となった
- [54]売上高1兆円または営業利益1,000億円の目標達成に向け、M&A・アライアンスを通じて事業ポートフォリオの再構築と企業価値の拡大を進める方針を示した
- ミネベア株式会社 プレスリリース「ミネベア株式会社とミツミ電機株式会社との経営統合に関する基本合意書の締結に関するお知らせ」(2015年12月21日)
- [44]2015年12月21日、ミツミ電機と経営統合に関する基本合意書を締結した
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 第70期(2016年3月期)【経営上の重要な契約等】
- [51]2016年3月30日の取締役会決議に基づく株式交換契約で、ミネベアを完全親会社・ミツミ電機を完全子会社とし、ミツミ株1株にミネベア株0.59株を割当交付。比率は野村證券と大和証券の算定を参考に協議で決定した。効力発生日は当初2017年3月17日を予定した
- [52]2016年3月30日の取締役会決議に基づく株式交換契約で、ミネベアを完全親会社・ミツミ電機を完全子会社とし、ミツミ株1株にミネベア株0.59株を割当交付。比率は野村證券と大和証券の算定を参考に協議で決定した。効力発生日は当初2017年3月17日を予定した
2009年〜2016年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2009年03月期 | 連結 | 2,561 | n/a | 134 | 116 | 24 | 0.9% | n/a |
| 2010年03月期 | 連結 | 2,284 | ▲10.8% | 121 | 102 | 66 | 2.9% | n/a |
| 2011年03月期 | 連結 | 2,691 | +17.8% | 222 | 204 | 124 | 4.6% | n/a |
| 2012年03月期 | 連結 | 2,513 | ▲6.6% | 86 | 65 | 59 | 2.3% | n/a |
| 2013年03月期 | 連結 | 2,824 | +12.4% | 102 | 77 | 18 | 0.6% | n/a |
| 2014年03月期 | 連結 | 3,715 | +31.6% | 322 | 281 | 208 | 5.6% | n/a |
| 2015年03月期 | 連結 | 5,006 | +34.8% | 601 | n/a | 398 | 8.0% | n/a |
| 2016年03月期 | 連結 | 6,098 | +21.8% | 514 | n/a | 363 | 6.0% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
13件
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2009「株主の皆様へ」
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 2010年3月期【役員の状況】
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2010「株主の皆様へ」
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2010「中期事業計画(2011年3月期〜2014年3月期)収益回復・拡大期へ」
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2012「株主の皆様へ」
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 2012年3月期【連結損益計算書】
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2012「新中期事業計画(2013年3月期〜2015年3月期)」
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2013「株主の皆様へ」
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2015「株主の皆様へ」
- ミネベア株式会社 プレスリリース「ミネベア株式会社とミツミ電機株式会社との経営統合に関する基本合意書の締結に関するお知らせ」(2015年12月21日)
- ミネベア株式会社 アニュアルレポート 2016「株主の皆様へ」
- ミネベア株式会社 有価証券報告書 第70期(2016年3月期)【経営上の重要な契約等】
- ミネベアミツミ株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】