第1章 年〜年

オープンハウスグループ:オープンハウスの創業と仲介から製販一体への転換

取次の手数料から東証一部上場まで届いた創業期

1997年〜手数料の商いから、土地を仕入れて建てる商いへ

他社の物件を取り次ぐ商いから始める

1997年9月、荒井正昭氏が東京都渋谷区に株式会社オープンハウスを創業し、新築一戸建住宅の売買仲介事業を始めた。翌10月には株式会社センチュリー21・ジャパンとフランチャイズ契約を結び、米国系仲介ブランドの加盟店として首都圏の戸建市場に参入した。仲介は他社が売り出した物件を買い手へ取り次ぐ商いで、収益は仲介手数料に限られ、売る物の仕様も価格も持ち主が決める。土地も資本も持たない参入者に残された選択肢はこれ以外になく、一戸あたりの取り分の上限は開業した日から決まっていた。16年後に株式を上場した時点でも不動産仲介事業には165人が在籍していたが、自社で仕入れて売る不動産販売事業の305人がそれを上回っている。取次から出発した会社の主力は、その16年のあいだに、他人の物を売る側から自分の物を売る側へ移っていた。

  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1997年9月 荒井正昭が東京都渋谷区に株式会社オープンハウスを創業し、新築一戸建住宅の売買仲介事業を開始
    • [2]1997年10月 株式会社センチュリー21・ジャパンとフランチャイズ契約を締結
  • オープンハウス 有価証券報告書 第17期(2013年9月期)【従業員の状況】
    • [3]2013年9月30日現在のセグメント別従業員数は不動産仲介事業165人・不動産販売事業305人・不動産金融事業6人・全社54人
仕入と施工を自社へ引き取る

2001年2月、オープンハウスは自社で仕入れた土地に建てた新築一戸建住宅の販売を始めた。同年9月には施工を担う創建ビルド有限会社の全出資持分を取得して100%子会社とし、2002年7月に株式会社へ組織変更、2004年8月に株式会社泊ビルドへ商号を変更している。2006年10月、泊ビルドは株式会社オープンハウス・ディベロップメントへ改称した。仲介であれば手数料だけが手元に残り、土地の値付けも建物の仕様も他人が決める。自社が仕入れ、子会社が建て、自社の店が売る体制では、外部の工務店へ出ていた利幅と仲介手数料が社内にとどまり、その分を販売価格の引き下げにも利益にも配分できる。値付けも仕様も自社で決められる。創業から4年で、売る力しか持たなかった会社は売る物を持った。

  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [4]2001年2月 自社新築一戸建住宅の販売を開始
    • [5]2001年9月 創建ビルド有限会社の全出資持分を取得し100%子会社化(2002年7月に株式会社へ組織変更、2004年8月に泊ビルドへ商号変更)
    • [6]2006年10月 泊ビルドをオープンハウス・ディベロップメントへ商号変更
参考文献[1]-[6]
  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1997年9月 荒井正昭が東京都渋谷区に株式会社オープンハウスを創業し、新築一戸建住宅の売買仲介事業を開始
    • [2]1997年10月 株式会社センチュリー21・ジャパンとフランチャイズ契約を締結
    • [4]2001年2月 自社新築一戸建住宅の販売を開始
    • [5]2001年9月 創建ビルド有限会社の全出資持分を取得し100%子会社化(2002年7月に株式会社へ組織変更、2004年8月に泊ビルドへ商号変更)
    • [6]2006年10月 泊ビルドをオープンハウス・ディベロップメントへ商号変更
  • オープンハウス 有価証券報告書 第17期(2013年9月期)【従業員の状況】
    • [3]2013年9月30日現在のセグメント別従業員数は不動産仲介事業165人・不動産販売事業305人・不動産金融事業6人・全社54人

2007年〜拠点の外延と、戸建以外の柱の用意

出店する場所を先に決める

2007年3月、オープンハウスは神奈川県川崎市高津区に溝口営業センターを開設し、神奈川県での営業を始めた。東京都内で組み上げた仕入と販売の手順を、初めて都外へ持ち出した動きである。同じ2007年8月にはイトーピアビジネスネット株式会社の全株式を伊藤忠商事株式会社から取得して子会社とし、株式会社アイビーネットへ商号を変更した。取得時の議決権は67%で、2010年9月に追加取得して100%としている。2010年1月には東京都千代田区丸の内へ丸の内事務所を開設し、本社機能の一部を移している。同年9月には米国カリフォルニア州にOpen House Realty & Investments, Inc.を、中国上海市に旺佳建築設計諮詢(上海)有限公司を設立した。売る場所と決める場所の拡張が、同じ時期に並行して進んだ。

  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [7]2007年3月 神奈川県川崎市高津区に溝口営業センターを開設し、神奈川県での営業を開始
    • [8]2007年8月 イトーピアビジネスネット株式会社の全株式を伊藤忠商事株式会社より取得し子会社化、アイビーネットへ商号変更
    • [9]取得時の議決権所有割合は67%、2010年9月に追加取得し100%子会社化
    • [10]2010年1月 東京都千代田区丸の内に丸の内事務所を開設(本社機能を一部移転)
    • [11]2010年9月 米国カリフォルニア州にOpen House Realty & Investments, Inc.を設立、中国上海市に旺佳建築設計諮詢(上海)有限公司を設立
戸建以外の柱を用意する

2008年10月、子会社のオープンハウス・ディベロップメントがマンションの販売を開始した。2011年10月には東京都千代田区丸の内に株式会社OHリアルエステート・マネジメントを設立し、不動産の投資と運用を扱う足場を置いた。戸建の分譲は土地の仕入から引き渡しまでが短く資金の回りは速いが、用地の値上がりがそのまま利幅を侵食する。期間の短い分譲と、開発に年数のかかるマンションと、保有して賃料を得る不動産を並べれば、地価の動きに対する耐性が変わる。2019年9月期には、マンション事業が609億円、収益不動産事業が1,083億円を外部顧客へ売り上げるまでになり、二つで連結売上高の3割を占めた。戸建の分譲だけに寄らない収益の組み立ては、この時期に用意されている。

  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [12]2008年10月 オープンハウス・ディベロップメントがマンションの販売を開始
    • [13]2011年10月 東京都千代田区丸の内に株式会社OHリアルエステート・マネジメントを設立
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【セグメント情報】
    • [14]2019年9月期のマンション事業の外部顧客への売上高60,956百万円・収益不動産事業108,353百万円
加盟店の看板を返して上場する

2012年9月、オープンハウスはセンチュリー21・ジャパンとのフランチャイズ契約を解約した。1997年10月の締結から約15年、加盟店として借りていた仲介ブランドを返し、自社の商号だけで客の前に立つ選択である。2013年1月に本店所在地を渋谷区から千代田区丸の内へ移し、同年9月、東京証券取引所市場第一部へ株式を上場した。上場した2013年9月期の連結売上高は970億円、営業利益は102億円、親会社株主に帰属する当期純利益は57億円で、連結の従業員は530人だった。前期の売上高は623億円で、1年で1.6倍に増えている。上場で得たのは資金だけではなく、用地の売り手と取引金融機関に対する信用でもある。創業から16年、他社の物件を取り次ぐところから始めた会社は、首都圏の戸建分譲で自前の位置を得た。

  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [15]2012年9月 センチュリー21・ジャパンとのフランチャイズ契約を解約
    • [16]2013年1月 本店所在地を東京都千代田区丸の内に移転
    • [17]2013年9月 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • オープンハウス 有価証券報告書 第17期(2013年9月期)【連結損益計算書】
    • [18]2013年9月期の連結売上高96,999百万円・営業利益10,185百万円・親会社株主に帰属する当期純利益5,661百万円
    • [20]2012年9月期の連結売上高62,318百万円
  • オープンハウス 有価証券報告書 第17期(2013年9月期)【従業員の状況】
    • [19]2013年9月30日現在の連結従業員数530人
参考文献[7]-[20]
  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [7]2007年3月 神奈川県川崎市高津区に溝口営業センターを開設し、神奈川県での営業を開始
    • [8]2007年8月 イトーピアビジネスネット株式会社の全株式を伊藤忠商事株式会社より取得し子会社化、アイビーネットへ商号変更
    • [9]取得時の議決権所有割合は67%、2010年9月に追加取得し100%子会社化
    • [10]2010年1月 東京都千代田区丸の内に丸の内事務所を開設(本社機能を一部移転)
    • [11]2010年9月 米国カリフォルニア州にOpen House Realty & Investments, Inc.を設立、中国上海市に旺佳建築設計諮詢(上海)有限公司を設立
    • [12]2008年10月 オープンハウス・ディベロップメントがマンションの販売を開始
    • [13]2011年10月 東京都千代田区丸の内に株式会社OHリアルエステート・マネジメントを設立
    • [15]2012年9月 センチュリー21・ジャパンとのフランチャイズ契約を解約
    • [16]2013年1月 本店所在地を東京都千代田区丸の内に移転
    • [17]2013年9月 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【セグメント情報】
    • [14]2019年9月期のマンション事業の外部顧客への売上高60,956百万円・収益不動産事業108,353百万円
  • オープンハウス 有価証券報告書 第17期(2013年9月期)【連結損益計算書】
    • [18]2013年9月期の連結売上高96,999百万円・営業利益10,185百万円・親会社株主に帰属する当期純利益5,661百万円
    • [20]2012年9月期の連結売上高62,318百万円
  • オープンハウス 有価証券報告書 第17期(2013年9月期)【従業員の状況】
    • [19]2013年9月30日現在の連結従業員数530人

2014年〜建てる会社の取り込みと、供給する力の買い増し

建てる会社を買収して建築を内に持つ

2015年1月、オープンハウスは株式会社アサカワホームの株式を取得して100%子会社とした。設計と施工を担う子会社は既にあったが、分譲の棟数を拡大する速さは、建築を担える人と現場の数に縛られる。買って取り込めば、採用と育成にかかる年数を省ける。2016年10月、アサカワホームは株式会社オープンハウス・アーキテクトへ商号を変更し、グループの建築部門となった。2014年9月期に1,121億円だった連結売上高は2015年9月期に1,793億円、2016年9月期には2,472億円となり、営業利益も313億円に達している。営業利益率は12.7%で、前期の11.9%を上回った。規模の拡大と利幅の改善が、この時期に揃った。

  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [21]2015年1月 株式会社アサカワホームの株式を取得し100%子会社化
    • [22]2016年10月 アサカワホームをオープンハウス・アーキテクトへ商号変更
  • オープンハウス 有価証券報告書 第20期(2016年9月期)【連結損益計算書】
    • [23]連結売上高は2014年9月期112,145百万円・2015年9月期179,317百万円・2016年9月期247,210百万円、2016年9月期の営業利益31,320百万円
    • [24]2015年9月期の連結売上高179,317百万円・営業利益21,300百万円(売上高営業利益率11.9%)、2016年9月期は同12.7%
営業の手順を首都圏の外へ展開する

2016年10月、愛知県名古屋市中区に栄営業センターを開設し、愛知県での営業を始めた。2017年9月には名古屋マンションギャラリー、翌10月に埼玉県さいたま市浦和区の浦和営業センターを開設して埼玉県へ入り、2019年1月には福岡県福岡市中央区の天神営業センター、同年7月に千葉県市川市の本八幡営業センターを開設して福岡県と千葉県へ広げた。連結の従業員は2013年9月期の530人から2019年9月期の2,642人へ増えている。拠点を先に置き、その地域で売る物を後から積む順序は、2007年の神奈川で試した手順を都市の数だけ繰り返すものだった。名古屋では戸建の営業センターとマンションギャラリーを並べて開設しており、地域ごとに扱う商品を変える組み立ても同時に持ち込まれている。

  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [25]2016年10月 愛知県名古屋市中区に栄営業センターを開設し、愛知県での営業を開始
    • [26]2017年9月 名古屋マンションギャラリーを開設、2017年10月 埼玉県さいたま市浦和区に浦和営業センターを開設し埼玉県での営業を開始
    • [27]2019年1月 福岡県福岡市中央区に天神営業センターを開設し福岡県での営業を開始、2019年7月 千葉県市川市に本八幡営業センターを開設し千葉県での営業を開始
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【従業員の状況】
    • [28]連結従業員数は2013年9月30日現在530人、2019年9月30日現在2,642人
273億円の買収で供給の規模を拡大する

2018年7月、オープンハウスは株式会社ホーク・ワンの株式取得と簡易株式交換を取締役会で決議した。取得原価は197億7,200万円で議決権の42.0%にあたり、同年8月には非支配株主から78億4,100万円を投じて追加取得し、所有割合を69.7%へ引き上げた。10月の株式交換で完全子会社としている。同じ年の決算説明会で示した中期経営計画 Hop Step 5000 は、2020年9月までの2年で連結売上高5,000億円を達成する目標だったが、初年度の2019年9月期に5,404億円を計上して先に超えた。戸建関連事業の外部顧客への売上高は前期の2,185億円から3,405億円へ拡大し、セグメント利益は326億円となった。計画を初年度で超えたのは、自前の成長に加えて買収した会社の売上高が連結へ加わったためである。

  • オープンハウス 適時開示「株式会社ホーク・ワンの株式取得及び簡易株式交換(完全子会社化)に関するお知らせ」2018年7月31日
    • [29]2018年7月 取締役会でホーク・ワンの株式取得と簡易株式交換を決議
  • オープンハウス 有価証券報告書 第22期(2018年9月期)【企業結合等関係】
    • [30]取得原価197億7,200万円で議決権42.0%を取得、2018年8月に非支配株主から78億4,100万円で追加取得し所有割合69.7%
  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [31]2018年10月 簡易株式交換によりホーク・ワンを100%子会社化
  • オープンハウス 2018年9月期 決算説明会資料
    • [32]中期経営計画 Hop Step 5000 は2018年10月〜2020年9月の2年で連結売上高5,000億円を目標とした
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【連結損益計算書】
    • [33]2019年9月期の連結売上高540,376百万円
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【セグメント情報】
    • [34]戸建関連事業の外部顧客への売上高は2018年9月期218,540百万円から2019年9月期340,528百万円へ増加
    • [35]2019年9月期の戸建関連事業のセグメント利益32,620百万円
22年で組み上がった事業の体制

2019年9月期の連結売上高5,404億円の内訳は、戸建関連事業が3,405億円、収益不動産事業が1,083億円、マンション事業が609億円、その他が305億円である。営業利益は578億円を計上した。戸建関連は2001年の自社分譲の開始と創建ビルドの取得、マンションは2008年のオープンハウス・ディベロップメントによる販売開始、収益不動産は2011年のOHリアルエステート・マネジメント設立から育った事業で、いずれも仲介一本だった創業時には存在しない。2019年9月期の営業利益578億円は、上場した2013年9月期の102億円の5.6倍にあたる。他社の物件を取り次いでいた会社は、22年かけて、売る物を自分で仕入れ、建て、保有する会社に変わった。

  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【セグメント情報】
    • [36]2019年9月期の外部顧客への売上高は戸建関連事業340,528百万円・収益不動産事業108,353百万円・マンション事業60,956百万円・その他30,538百万円
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【連結損益計算書】
    • [37]2019年9月期の連結営業利益57,781百万円
    • [39]連結営業利益は2013年9月期10,185百万円・2019年9月期57,781百万円
  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [38]2001年2月 自社新築一戸建住宅の販売開始と創建ビルド取得、2008年10月 オープンハウス・ディベロップメントがマンション販売開始、2011年10月 OHリアルエステート・マネジメント設立
参考文献[21]-[39]
  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [21]2015年1月 株式会社アサカワホームの株式を取得し100%子会社化
    • [22]2016年10月 アサカワホームをオープンハウス・アーキテクトへ商号変更
    • [25]2016年10月 愛知県名古屋市中区に栄営業センターを開設し、愛知県での営業を開始
    • [26]2017年9月 名古屋マンションギャラリーを開設、2017年10月 埼玉県さいたま市浦和区に浦和営業センターを開設し埼玉県での営業を開始
    • [27]2019年1月 福岡県福岡市中央区に天神営業センターを開設し福岡県での営業を開始、2019年7月 千葉県市川市に本八幡営業センターを開設し千葉県での営業を開始
    • [31]2018年10月 簡易株式交換によりホーク・ワンを100%子会社化
    • [38]2001年2月 自社新築一戸建住宅の販売開始と創建ビルド取得、2008年10月 オープンハウス・ディベロップメントがマンション販売開始、2011年10月 OHリアルエステート・マネジメント設立
  • オープンハウス 有価証券報告書 第20期(2016年9月期)【連結損益計算書】
    • [23]連結売上高は2014年9月期112,145百万円・2015年9月期179,317百万円・2016年9月期247,210百万円、2016年9月期の営業利益31,320百万円
    • [24]2015年9月期の連結売上高179,317百万円・営業利益21,300百万円(売上高営業利益率11.9%)、2016年9月期は同12.7%
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【従業員の状況】
    • [28]連結従業員数は2013年9月30日現在530人、2019年9月30日現在2,642人
  • オープンハウス 適時開示「株式会社ホーク・ワンの株式取得及び簡易株式交換(完全子会社化)に関するお知らせ」2018年7月31日
    • [29]2018年7月 取締役会でホーク・ワンの株式取得と簡易株式交換を決議
  • オープンハウス 有価証券報告書 第22期(2018年9月期)【企業結合等関係】
    • [30]取得原価197億7,200万円で議決権42.0%を取得、2018年8月に非支配株主から78億4,100万円で追加取得し所有割合69.7%
  • オープンハウス 2018年9月期 決算説明会資料
    • [32]中期経営計画 Hop Step 5000 は2018年10月〜2020年9月の2年で連結売上高5,000億円を目標とした
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【連結損益計算書】
    • [33]2019年9月期の連結売上高540,376百万円
    • [37]2019年9月期の連結営業利益57,781百万円
    • [39]連結営業利益は2013年9月期10,185百万円・2019年9月期57,781百万円
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【セグメント情報】
    • [34]戸建関連事業の外部顧客への売上高は2018年9月期218,540百万円から2019年9月期340,528百万円へ増加
    • [35]2019年9月期の戸建関連事業のセグメント利益32,620百万円
    • [36]2019年9月期の外部顧客への売上高は戸建関連事業340,528百万円・収益不動産事業108,353百万円・マンション事業60,956百万円・その他30,538百万円

筆者考察

オープンハウスの22年は、他人の持ち物を売る会社が、売る物を自分で作る会社に変わっていく過程だった。1997年の創業時に扱っていたのは他社が売り出した戸建で、収入は取次の手数料に限られている。2001年に自社分譲を始め、同じ年に施工会社を取得して子会社とし、2015年には建築会社を、2018年には戸建を量産する同業を買収した。仕入れる土地、建てる人、売る店。手数料しか取れなかった会社が、一戸の値段のなかに自分の取り分を作るために、必要な機能を順に取得した。

買い足す順序には一貫性がある。先に営業の拠点を置き、その需要に供給が追いつかなくなると会社ごと買う。2007年の神奈川、2016年の愛知、2017年の埼玉、2019年の福岡と千葉。いずれも営業センターを開設してから、その地域で売る物を確保する順で動いた。2013年9月期に970億円だった連結売上高が2019年9月期に5,404億円へ達したのは、新しい商品を考え出したからではなく、同じ手順を土地を変えて繰り返したからである。

1997年〜2019年の業績

決算期 区分 売上高 営業利益経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 利益率 億円 億円
1997年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
1998年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
1999年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2000年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2001年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2002年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2003年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2004年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2005年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2006年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2007年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2008年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2009年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2010年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2011年 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2012年09月期 連結 623 n/a 56 9.0% 45 25 n/a
2013年09月期 連結 970 +55.7% 102 10.5% 92 57 n/a
2014年09月期 連結 1,121 +15.6% 137 12.2% 129 78 n/a
2015年09月期 連結 1,793 +59.9% 213 11.9% 203 126 n/a
2016年09月期 連結 2,472 +37.9% 313 12.7% 292 187 n/a
2017年09月期 連結 3,047 +23.3% 376 12.3% 361 248 n/a
2018年09月期 連結 3,907 +28.2% 473 12.1% 461 318 n/a
2019年09月期 連結 5,404 +38.3% 578 10.7% 549 394 本八幡営業センターを開設し千葉県での営業を開始(2019/07)

出典・参考

10件
出典・参考
  • オープンハウス 有価証券報告書 第17期(2013年9月期)【従業員の状況】
  • オープンハウス 有価証券報告書 第17期(2013年9月期)【連結損益計算書】
  • オープンハウス 有価証券報告書 第20期(2016年9月期)【連結損益計算書】
  • オープンハウス 有価証券報告書 第22期(2018年9月期)【企業結合等関係】
  • オープンハウス 2018年9月期 決算説明会資料
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【セグメント情報】
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【従業員の状況】
  • オープンハウス 有価証券報告書 第23期(2019年9月期)【連結損益計算書】
  • オープンハウスグループ 有価証券報告書【沿革】
  • オープンハウス 適時開示「株式会社ホーク・ワンの株式取得及び簡易株式交換(完全子会社化)に関するお知らせ」2018年7月31日

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