決断
一度に絞らず、35年かけて事業を一つずつ閉じた。1965年3月期に最終赤字へ転落したあと、1979年には乱立した多角化事業を集約する「特化作戦」に着手した。1986年6月にレーヨンステープルと化繊糸を撤収し、1992年1月の和歌山、1995年2月の静岡、1998年1月の泊と綿紡績の操業を順に終えた。建材でも2008年8月にメラミン化粧板、2010年3月に不燃吸音天井板から撤退し、2023年1月には飲料のニットービバレッジを譲渡している。退出の順序を決めたのは赤字の大きさではなく品質で差がつくかどうかで、1938年に始めたガラス繊維だけが全期間を通じて残った。
1998年 泊工場の綿紡績終了
1979年 特化作戦による事業絞込
特化作戦による事業絞込1965年の大幅赤字を機に、乱立した多角化事業を集約し、コスト中心から品質重視へ転換して不況抵抗力のある事業構成へ組み替える「特化作戦」同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移1978 1979 1984 売上高(億円) 917 1,006 1,349 純利益率(%) 0.6 2.2 1.2