- FY04以降を追える歴代社長は4名(南園克己氏・白鳥克忠氏・辻裕一氏・多田弘行氏)。このうち辻氏は2013年10月に経理財務部長として中途入社し、2016年に社長へ就いた財務系の外部招聘人材であり、南園氏・白鳥氏・多田氏は日東紡プロパーの昇進である。生え抜き3名・外部1名という構成になる。
- 在任は南園氏がFY04〜FY12と最長で約9年、辻氏がFY15〜FY22の約8年と続く。白鳥氏はFY13〜FY14の約2年と短く、多田氏はFY23以降で現任。代表執行役社長への交代サイクルはおおむね8年前後に集まり、白鳥氏の2年は世代間の中継ぎ的な位置にある。
- 昇進元領域を見ると、辻氏は経理財務部長から経営企画部長を経た財務・企画系、多田弘行氏は1985年入社で繊維・グラスファイバー事業部門長と企画管理本部長を歴任した事業執行+管理系である。財務系と事業執行系の双方からトップを供給してきた。
- 系譜の断絶点は、白鳥氏のFY13就任時に肩書が「取締役兼代表執行役」へ変わり、辻氏以降「取締役代表執行役社長」が定着した執行役制への移行にある。社長の呼称が代表取締役から代表執行役へ切り替わった点が、ガバナンス体制の転換を示している。