マツキヨココカラ&カンパニー:マツモトキヨシHDの設立とココカラファインとの経営統合
2007年〜持株会社への移行と、卸の茂木薬品商会から始めた地域チェーンの買収
マツモトキヨシは2007年10月1日、株式移転で純粋持株会社マツモトキヨシホールディングスを設け、持株会社が東証一部に上場した。移行に先立つ同年5月と9月には、中島ファミリー薬局、イタヤマメディコ、ミドリ薬品と相次いでフランチャイズ契約を結んでいた。2008年1月には子会社の管理を持株会社へ移し、戦略の立案と重複した本社機能の整理を上に集め、事業会社を各地の販売に専念させた。第1期の有報は、地域・規模・収益を見て選ぶM&Aで仕入原価を下げ、店舗網を全国へ広げる方針を課題に掲げた。2013年の開示は、この体制で進めた再編を、地域ごとの占有率を上げるエリアドミナント化の一環と位置づけた。契約で結んだ地域の相手を、株式で取り込む仕組みが先に整えられたとみられる。
- マツモトキヨシホールディングス 有価証券報告書 第1期(2008年3月期)
- [1]2007年10月1日、マツモトキヨシより株式移転方式で持株会社マツモトキヨシホールディングスを設立し、東証一部に上場
- [2]2007年5月に中島ファミリー薬局、同年9月にイタヤマメディコ・ミドリ薬品とフランチャイズ契約を締結
- [3]2008年1月1日、持株会社体制の第2段階としてマツモトキヨシの子会社管理を持株会社へ会社分割で承継。持株会社がグループ戦略を立案し重複した本社機能を効率化
- [4]対処すべき課題に持株会社体制の確立を掲げ、地域・規模・収益状況で判断するM&Aで原価低減と全国規模の店舗網拡大を進める方針
- マツモトキヨシホールディングス「卸売子会社2社の共同株式移転による中間持株会社設立」(2013年2月14日)
- [5]グループはエリアドミナント化とグループ店舗網の最適化、グループ経営効率化のための組織再編を推進してきた
買収の先頭に立ったのは店ではなく卸の茂木薬品商会で、首都圏で一般用医薬品の専門卸を営んでいた。2008年9月に株式の53.25%を取得し、10月の株式交換などを経て持分を90%に広げた。開示は、ドラッグストア事業を強める一方、茂木薬品商会の取引をグループ向けに絞り込むと目的を記した。2009年11月には鹿児島を地盤に152店を運営するミドリ薬品へ公開買付けをかけ、2010年4月の株式交換で完全子会社にした。九州の直営が21店にとどまり効率が出ないことを挙げ、提携やフランチャイズでは限られたノウハウと経営資源の共有を狙った。その後も2012年5月に宮城のダルマ薬局、2013年12月に首都圏のぱぱすの全株を手にした。
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社茂木薬品商会の株式交換による完全子会社化」(2008年7月28日)
- [6]茂木薬品商会は東京・神奈川・千葉・埼玉を中心とする一般用医薬品の専門卸売業
- [8]子会社化の目的はドラッグストア事業の強化・拡大とグループシナジー。グループ外向けの事業は縮小・整理しグループ内取引に特化
- マツキヨココカラ&カンパニー 有価証券報告書(2025年3月期)【沿革】
- [7]2008年9月に茂木薬品商会の株式53.25%を取得、10月の株式交換と第三者割当増資で90%を取得
- [11]2012年5月に宮城県中心のダルマ薬局を100%取得、2013年12月に首都圏のぱぱすを追加取得し100%
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ミドリ薬品株式に対する公開買付けの開始及び株式交換」(2009年11月13日)
- [9]2009年11月13日にミドリ薬品(鹿児島中心に152店)への公開買付けを決定。2009年12月に56.37%取得、2010年4月の株式交換で100%
- [10]九州の直営は21店で効率性を発揮できず。業務提携・FCでは限定的だった経営ノウハウ・経営資源の活用を子会社化で図る
茂木薬品商会が加わり、グループには日用雑貨や化粧品を扱う伊東秀商事と合わせて2つの卸が並んだ。2013年2月、この2社の共同株式移転で、4月に中間持株会社マツモトキヨシホールセールを置くと決めた。開示は、同業の出店と異業種の参入で価格競争が強まるなか、地域の卸機能を一社の下に寄せて仕入量を集約し、原価を下げる狙いを示した。もっとも卸を抱え続けたわけではなく、2014年10月に茂木薬品商会の卸事業をアルフレッサヘルスケアへ譲渡した。2015年10月には伊東秀商事がPALTACに吸収合併された。卸を集約して2年余りで卸事業そのものを専業大手へ渡し、仕入の力は小売側の規模で得る方針へ切り替えたと推察される。
- マツモトキヨシホールディングス「卸売子会社2社の共同株式移転による中間持株会社設立」(2013年2月14日)
- [12]卸売事業の子会社は茂木薬品商会(一般用医薬品等の卸)と伊東秀商事(日用雑貨・化粧品等の卸)
- [13]2013年2月14日、茂木薬品商会と伊東秀商事の共同株式移転により4月1日付で中間持株会社マツモトキヨシホールセールを設立すると決定
- [14]目的は価格競争の激化の中、エリアドミナント戦略に向けた卸売事業の一元化と、バイイングパワー増大・原価低減
- マツキヨココカラ&カンパニー 有価証券報告書(2025年3月期)【沿革】
- [15]2014年10月、茂木薬品商会の卸売事業を新設分割でアルフレッサヘルスケアへ譲渡
- [16]2015年10月、伊東秀商事がPALTACに吸収合併
参考文献[1]-[16]
- マツモトキヨシホールディングス 有価証券報告書 第1期(2008年3月期)
- [1]2007年10月1日、マツモトキヨシより株式移転方式で持株会社マツモトキヨシホールディングスを設立し、東証一部に上場
- [2]2007年5月に中島ファミリー薬局、同年9月にイタヤマメディコ・ミドリ薬品とフランチャイズ契約を締結
- [3]2008年1月1日、持株会社体制の第2段階としてマツモトキヨシの子会社管理を持株会社へ会社分割で承継。持株会社がグループ戦略を立案し重複した本社機能を効率化
- [4]対処すべき課題に持株会社体制の確立を掲げ、地域・規模・収益状況で判断するM&Aで原価低減と全国規模の店舗網拡大を進める方針
- マツモトキヨシホールディングス「卸売子会社2社の共同株式移転による中間持株会社設立」(2013年2月14日)
- [5]グループはエリアドミナント化とグループ店舗網の最適化、グループ経営効率化のための組織再編を推進してきた
- [12]卸売事業の子会社は茂木薬品商会(一般用医薬品等の卸)と伊東秀商事(日用雑貨・化粧品等の卸)
- [13]2013年2月14日、茂木薬品商会と伊東秀商事の共同株式移転により4月1日付で中間持株会社マツモトキヨシホールセールを設立すると決定
- [14]目的は価格競争の激化の中、エリアドミナント戦略に向けた卸売事業の一元化と、バイイングパワー増大・原価低減
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社茂木薬品商会の株式交換による完全子会社化」(2008年7月28日)
- [6]茂木薬品商会は東京・神奈川・千葉・埼玉を中心とする一般用医薬品の専門卸売業
- [8]子会社化の目的はドラッグストア事業の強化・拡大とグループシナジー。グループ外向けの事業は縮小・整理しグループ内取引に特化
- マツキヨココカラ&カンパニー 有価証券報告書(2025年3月期)【沿革】
- [7]2008年9月に茂木薬品商会の株式53.25%を取得、10月の株式交換と第三者割当増資で90%を取得
- [11]2012年5月に宮城県中心のダルマ薬局を100%取得、2013年12月に首都圏のぱぱすを追加取得し100%
- [15]2014年10月、茂木薬品商会の卸売事業を新設分割でアルフレッサヘルスケアへ譲渡
- [16]2015年10月、伊東秀商事がPALTACに吸収合併
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ミドリ薬品株式に対する公開買付けの開始及び株式交換」(2009年11月13日)
- [9]2009年11月13日にミドリ薬品(鹿児島中心に152店)への公開買付けを決定。2009年12月に56.37%取得、2010年4月の株式交換で100%
- [10]九州の直営は21店で効率性を発揮できず。業務提携・FCでは限定的だった経営ノウハウ・経営資源の活用を子会社化で図る
2014年〜タイ・台湾で現地大手と組んだ合弁と、ココカラファインとの提携の検討
海外は自前の出店でなく、現地の流通大手との合弁から入った。タイでは2013年11月にセントラルグループの中核会社と協議の基本合意を結び、2015年8月に合弁会社を設けた。台湾では2018年1月に臺隆工業との合弁で台湾松本清を発足させ、2019年11月に全株を取得した。2019年3月末にはタイの合弁が33店、台湾が2店を運営し、海外の店は2年で8店から35店に増えた。同年の説明会資料は、海外の店と越境ECを、訪日客が帰国した後の購買を受け止める施策に位置づけた。2021年の統合報告書で会社側は『アジア各国では日本商品に対する安心・安全のイメージが強いです』と述べ、PBについても『PB商品は確実にアジアで通用すると感じております』と手応えを示した。訪日客の購買で知られた屋号を、出店の負担を相手と分けながら現地の売場へ移す設計だったと考えられる。
- マツキヨココカラ&カンパニー 有価証券報告書(2025年3月期)【沿革】
- [17]タイ・台湾とも現地企業との合弁会社でドラッグストア事業を開始
- [18]2013年11月にCentral Food Retail Companyとタイでの事業について基本合意、2015年8月に合弁会社Central&Matsumotokiyoshiを設立
- [19]2018年1月に臺隆工業との合弁で台湾松本清股份有限公司を発足、2019年11月に株式を取得し100%子会社化
- マツモトキヨシホールディングス 2019年3月期 決算説明会資料(2019年5月17日)
- [20]2019年3月末、タイの合弁は33店、台湾は2店を運営。海外店舗数は2017年3月期8店→2019年3月期35店
- [21]「インバウンド-訪日後の取り組み」としてアジアでのEC事業と店舗展開の拡大を示す
- マツモトキヨシホールディングス 統合報告書2021
- [22]統合報告書2021の海外事業の頁で、アジアでの日本商品の信頼とPB商品の通用性に言及
2019年4月26日、松本清雄氏が社長を務めるマツモトキヨシHDは、ココカラファインとの資本業務提携の検討に入ると決め、覚書を交わした。同年3月末の店数は自社が1,654、ココカラファインが1,354で、ともに都市とその周辺に厚く、出店地域は互いを補う配置だった。開示は、合わせて3,000店を超える網で医薬品などの調達と物流を共同化し、PBを共同で開発すると目的を挙げ、株式の持ち合いも協議するとした。8月16日には、経営統合を前提に独占交渉権を付す覚書へ協議を進めた。翌年の開示は、業界が専門型と食品を軸にした安売り型に分かれ、再編で上位への寡占が進んだと当時の環境を説明した。提携の入口から4か月足らずで、統合を前提とする交渉に着手したといえる。
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ココカラファインとの資本業務提携に関する検討及び協議開始のお知らせ」(2019年4月26日)
- [23]2019年4月26日、取締役会でココカラファインとの資本業務提携の検討・協議開始を決議し覚書を締結(代表取締役社長 松本清雄)
- [24]2019年3月末の店舗数はマツモトキヨシHD 1,654、ココカラファイン 1,354。ともに都市・都市周辺に多く、展開エリアは相互補完
- [25]目的は合計3,000店超でのシナジー追求、医薬品等の調達・物流の共同化、PB共同開発。相互に株式を保有する資本提携を協議
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ココカラファインとの経営統合に関する基本合意書…」(2020年1月31日)
- [26]2019年8月16日、独占交渉権の付与等を内容とする経営統合に向けた協議開始の覚書を締結
- [27]業界はヘルス&ビューティ特化型と食品中心のディスカウント型に二極化し、業界再編で上位企業への寡占化が進行
参考文献[17]-[27]
- マツキヨココカラ&カンパニー 有価証券報告書(2025年3月期)【沿革】
- [17]タイ・台湾とも現地企業との合弁会社でドラッグストア事業を開始
- [18]2013年11月にCentral Food Retail Companyとタイでの事業について基本合意、2015年8月に合弁会社Central&Matsumotokiyoshiを設立
- [19]2018年1月に臺隆工業との合弁で台湾松本清股份有限公司を発足、2019年11月に株式を取得し100%子会社化
- マツモトキヨシホールディングス 2019年3月期 決算説明会資料(2019年5月17日)
- [20]2019年3月末、タイの合弁は33店、台湾は2店を運営。海外店舗数は2017年3月期8店→2019年3月期35店
- [21]「インバウンド-訪日後の取り組み」としてアジアでのEC事業と店舗展開の拡大を示す
- マツモトキヨシホールディングス 統合報告書2021
- [22]統合報告書2021の海外事業の頁で、アジアでの日本商品の信頼とPB商品の通用性に言及
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ココカラファインとの資本業務提携に関する検討及び協議開始のお知らせ」(2019年4月26日)
- [23]2019年4月26日、取締役会でココカラファインとの資本業務提携の検討・協議開始を決議し覚書を締結(代表取締役社長 松本清雄)
- [24]2019年3月末の店舗数はマツモトキヨシHD 1,654、ココカラファイン 1,354。ともに都市・都市周辺に多く、展開エリアは相互補完
- [25]目的は合計3,000店超でのシナジー追求、医薬品等の調達・物流の共同化、PB共同開発。相互に株式を保有する資本提携を協議
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ココカラファインとの経営統合に関する基本合意書…」(2020年1月31日)
- [26]2019年8月16日、独占交渉権の付与等を内容とする経営統合に向けた協議開始の覚書を締結
- [27]業界はヘルス&ビューティ特化型と食品中心のディスカウント型に二極化し、業界再編で上位企業への寡占化が進行
2020年〜ココカラファインとの統合で上がった粗利率と、売上高1.3兆円を掲げた新計画
2020年1月31日、両社は経営統合の基本合意書と、統合に向けた資本業務提携契約を結んだ。開示は、理念の向きが一致したことと、仕入を中心に当初の見込みを上回る相乗効果を確かめたことを合意の理由に挙げた。目標には、まず国内で売上高1兆円・3,000店、将来はアジアで美と健康の首位を置いた。統合は2021年10月1日、ココカラファイン1株にHD株1.70株を割り当てる株式交換で実行し、社名をマツキヨココカラ&カンパニーに改めた。持株会社の下に両社の中間持株会社を残す一方、仕入・PB開発・販促は新設のMCCマネジメントに集めた。統合3年目には、営業利益で300億円規模の改善を見込んだ。統合報告書2021の社長メッセージは、統合後の姿を『両社の強みをあわせて活かし、お客様にとって、地域の皆さまにとって、最も身近な存在となることを、目指します』と述べた。
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ココカラファインとの経営統合に関する基本合意書…」(2020年1月31日)
- [28]2020年1月31日、経営統合に関する基本合意書と経営統合に向けた資本業務提携契約を締結
- [29]理由は理念・方向性の一致と、仕入面を中心とする当初想定以上のシナジーの確認
- [30]目標はまず国内で売上高1兆円・3,000店、将来は美と健康の分野でアジアNo.1
- マツモトキヨシホールディングス 2021年3月期 決算説明会資料(2021年5月21日)
- [31]2021年10月1日、株式交換(ココカラファイン1株にHD株1.70株)で経営統合し、社名をマツキヨココカラ&カンパニーへ変更
- [32]統合後は中間持株会社マツモトキヨシグループ・ココカラファイングループを置き、MCCマネジメントがグループ仕入・PB企画開発・販促を担う
- [33]経営統合後3年目を目処に両社合算の連結で営業利益300億円規模の収益改善効果を見込む
- マツモトキヨシホールディングス 統合報告書2021
- [34]統合報告書2021の社長メッセージで、売上高1兆円・3,000店の最大規模のドラッグストアグループとしての目標を記載
統合の効果はまず粗利に出て、2023年3月期の中間期は売上総利益率が前年同期の31.2%から34.3%に上がった。2025年5月の説明資料は、300億円の統合効果、連結営業利益率7%以上、ROE10%以上という統合時の目標をすべて達成したとした。そのうえで計画の期間を残し、新しい中期経営計画を前倒しで出した。2025年3月期の連結売上高は1兆616億円、営業利益率は7.7%だった。小売の営業利益率は、ココカラファイン側で統合前の2021年3月期より3.7ポイント高い7.8%に達した。他方、統合時に掲げた2026年3月期の売上高1.5兆円は、買収分を含む目標だったとして、新計画で自力の成長と買収分に分け直された。仕入とPBで利益率を引き上げる施策は計画どおり進み、規模の目標は買収に委ねる部分が残ったのだろう。
- マツキヨココカラ&カンパニー 2023年3月期 第2四半期 決算説明会資料(2022年11月18日)
- [35]2023年3月期第2四半期、統合シナジーの発現で売上総利益率34.3%(前年同期31.2%)
- マツキヨココカラ&カンパニー 2025年3月期 決算説明会資料(2025年5月16日)
- [36]統合時中計の重要目標(統合シナジー300億円・連結営業利益率7%以上・ROE10%以上)を達成
- [37]統合時の重要目標を早期に達成し、次の成長に向けて前倒しで新中期経営計画(2026年3月期〜2031年3月期)を策定
- [38]2025年3月期の連結売上高1兆616億円、営業利益率7.7%
- [39]2025年3月期、ココカラファイングループの小売事業の営業利益率7.8%、統合前の2021年3月期比+3.7pt
- [41]新中計の売上高目標はオーガニックグロース1.3兆円+連合体構想分α。前目標は連合体構想を含み設定したと注記
- マツモトキヨシホールディングス 2021年3月期 決算説明会資料(2021年5月21日)
- [40]統合時のグループ経営目標は2026年3月期に売上高1.5兆円・営業利益率7.0%
新計画は2031年3月期の売上高を自力で1.3兆円とし、連合体構想による買収分をそこへ上乗せする構成にした。利益の面では、EBITDAマージン13%以上、ROE12%以上を目標に据えた。2024年11月14日には、MCCマネジメントが化粧品の口コミメディアLIPSを持つAppBrewの全株取得を決め、12月に子会社とした。目的には、若い層が化粧品選びで参考にする口コミの場を取り込み、そこに集まる好みや閲覧の記録を購買データと重ねて提案を磨くことを挙げた。説明資料は、口コミから購買・購入後の追客までを一続きで把握する販促の基盤を描き、2025年5月にはこれをメーカーに開く方針を示した。店舗の数に加えて顧客との接点の厚みを、メーカーから対価を得る資産に変える方向と読める。
- マツキヨココカラ&カンパニー 2025年3月期 決算説明会資料(2025年5月16日)
- [42]2031年3月期のグループ経営目標は売上高1.3兆円(オーガニックグロース)+連合体構想分α
- [43]2031年3月期の目標としてEBITDAマージン13%以上、ROE12%以上、配当性向50%、DOE6%
- [46]口コミから購買・アフターフォローまで把握できるマーケティングプラットフォームを開放する方針(2024年11月資料ではLIPSアプリとの連携を明記)
- マツキヨココカラ&カンパニー「株式会社AppBrewの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年11月14日)/マツキヨココカラ&カンパニー 有価証券報告書(2025年3月期)【沿革】
- [44]2024年11月14日の取締役会でMCCマネジメントによるAppBrew(化粧品メディア「LIPS」運営)の全株式取得を決議・契約締結、株式譲渡は2024年12月2日予定。2024年12月に100%取得
- マツキヨココカラ&カンパニー「株式会社AppBrewの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年11月14日)
- [45]取得の目的はLIPS(若い世代の支持を得た化粧品コミュニティメディア)との連携による成長。LIPSの嗜好データ・オンライン行動データをグループのデータ基盤と統合し、サービス・商品提案の精度を上げる
参考文献[28]-[46]
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ココカラファインとの経営統合に関する基本合意書…」(2020年1月31日)
- [28]2020年1月31日、経営統合に関する基本合意書と経営統合に向けた資本業務提携契約を締結
- [29]理由は理念・方向性の一致と、仕入面を中心とする当初想定以上のシナジーの確認
- [30]目標はまず国内で売上高1兆円・3,000店、将来は美と健康の分野でアジアNo.1
- マツモトキヨシホールディングス 2021年3月期 決算説明会資料(2021年5月21日)
- [31]2021年10月1日、株式交換(ココカラファイン1株にHD株1.70株)で経営統合し、社名をマツキヨココカラ&カンパニーへ変更
- [32]統合後は中間持株会社マツモトキヨシグループ・ココカラファイングループを置き、MCCマネジメントがグループ仕入・PB企画開発・販促を担う
- [33]経営統合後3年目を目処に両社合算の連結で営業利益300億円規模の収益改善効果を見込む
- [40]統合時のグループ経営目標は2026年3月期に売上高1.5兆円・営業利益率7.0%
- マツモトキヨシホールディングス 統合報告書2021
- [34]統合報告書2021の社長メッセージで、売上高1兆円・3,000店の最大規模のドラッグストアグループとしての目標を記載
- マツキヨココカラ&カンパニー 2023年3月期 第2四半期 決算説明会資料(2022年11月18日)
- [35]2023年3月期第2四半期、統合シナジーの発現で売上総利益率34.3%(前年同期31.2%)
- マツキヨココカラ&カンパニー 2025年3月期 決算説明会資料(2025年5月16日)
- [36]統合時中計の重要目標(統合シナジー300億円・連結営業利益率7%以上・ROE10%以上)を達成
- [37]統合時の重要目標を早期に達成し、次の成長に向けて前倒しで新中期経営計画(2026年3月期〜2031年3月期)を策定
- [38]2025年3月期の連結売上高1兆616億円、営業利益率7.7%
- [39]2025年3月期、ココカラファイングループの小売事業の営業利益率7.8%、統合前の2021年3月期比+3.7pt
- [41]新中計の売上高目標はオーガニックグロース1.3兆円+連合体構想分α。前目標は連合体構想を含み設定したと注記
- [42]2031年3月期のグループ経営目標は売上高1.3兆円(オーガニックグロース)+連合体構想分α
- [43]2031年3月期の目標としてEBITDAマージン13%以上、ROE12%以上、配当性向50%、DOE6%
- [46]口コミから購買・アフターフォローまで把握できるマーケティングプラットフォームを開放する方針(2024年11月資料ではLIPSアプリとの連携を明記)
- [44]2024年11月14日の取締役会でMCCマネジメントによるAppBrew(化粧品メディア「LIPS」運営)の全株式取得を決議・契約締結、株式譲渡は2024年12月2日予定。2024年12月に100%取得
- [45]取得の目的はLIPS(若い世代の支持を得た化粧品コミュニティメディア)との連携による成長。LIPSの嗜好データ・オンライン行動データをグループのデータ基盤と統合し、サービス・商品提案の精度を上げる
2007年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2007年03月期 | 連結 | 3,455 | n/a | n/a | 155 | 41 | 1.2% | n/a |
| 2008年03月期 | 連結 | 3,909 | +13.1% | 158 | 170 | 68 | 1.7% | n/a |
| 2009年03月期 | 連結 | 3,923 | +0.4% | 163 | 180 | 77 | 2.0% | n/a |
| 2010年03月期 | 連結 | 3,930 | +0.2% | 149 | 169 | 73 | 1.9% | n/a |
| 2011年03月期 | 連結 | 4,282 | +9.0% | 155 | 175 | 73 | 1.7% | n/a |
| 2012年03月期 | 連結 | 4,346 | +1.5% | 181 | 196 | 96 | 2.2% | n/a |
| 2013年03月期 | 連結 | 4,563 | +5.0% | 197 | 217 | 113 | 2.5% | n/a |
| 2014年03月期 | 連結 | 4,954 | +8.6% | 224 | 245 | 134 | 2.7% | n/a |
| 2015年03月期 | 連結 | 4,855 | ▲2.0% | 176 | 200 | 116 | 2.4% | n/a |
| 2016年03月期 | 連結 | 5,361 | +10.4% | 274 | 298 | 179 | 3.3% | n/a |
| 2017年03月期 | 連結 | 5,351 | ▲0.2% | 284 | 308 | 201 | 3.8% | n/a |
| 2018年03月期 | 連結 | 5,589 | +4.4% | 336 | 361 | 228 | 4.1% | n/a |
| 2019年03月期 | 連結 | 5,760 | +3.1% | 360 | 390 | 250 | 4.3% | n/a |
| 2020年03月期 | 連結 | 5,906 | +2.5% | 376 | 400 | 262 | 4.4% | n/a |
| 2021年03月期 | 連結 | 5,447 | ▲7.8% | 316 | 341 | 216 | 4.0% | n/a |
| 2022年03月期 | 連結 | 7,300 | +34.0% | 411 | 446 | 344 | 4.7% | n/a |
| 2023年03月期 | 連結 | 9,512 | +30.3% | 623 | 667 | 405 | 4.3% | n/a |
| 2024年03月期 | 連結 | 10,225 | +7.5% | 757 | 805 | 523 | 5.1% | n/a |
| 2025年03月期 | 連結 | 10,616 | +3.8% | 821 | 863 | 547 | 5.2% | n/a |
| 2026年03月期 | 連結 | 11,174 | +5.3% | 849 | 899 | 558 | 5.0% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
14件
- マツモトキヨシホールディングス 有価証券報告書 第1期(2008年3月期)
- マツモトキヨシホールディングス 2019年3月期 決算説明会資料(2019年5月17日)
- マツモトキヨシホールディングス 統合報告書2021
- マツモトキヨシホールディングス 2021年3月期 決算説明会資料(2021年5月21日)
- マツキヨココカラ&カンパニー 2023年3月期 第2四半期 決算説明会資料(2022年11月18日)
- マツキヨココカラ&カンパニー「株式会社AppBrewの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年11月14日)/マツキヨココカラ&カンパニー 有価証券報告書(2025年3月期)【沿革】
- マツキヨココカラ&カンパニー 有価証券報告書(2025年3月期)【沿革】
- マツキヨココカラ&カンパニー 2025年3月期 決算説明会資料(2025年5月16日)
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社茂木薬品商会の株式交換による完全子会社化」(2008年7月28日)
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ミドリ薬品株式に対する公開買付けの開始及び株式交換」(2009年11月13日)
- マツモトキヨシホールディングス「卸売子会社2社の共同株式移転による中間持株会社設立」(2013年2月14日)
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ココカラファインとの資本業務提携に関する検討及び協議開始のお知らせ」(2019年4月26日)
- マツモトキヨシホールディングス「株式会社ココカラファインとの経営統合に関する基本合意書…」(2020年1月31日)
- マツキヨココカラ&カンパニー「株式会社AppBrewの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」(2024年11月14日)