決断
回線を貸すだけでなく、その上へ自社のサービスを載せて客を囲い込む。判断はこの一点で貫かれている。1999年2月のiモードで、通信網に何を載せるかを自社で決める仕組みを構築する。同じ設計を世界へ広げようと2000年前後に欧米アジアの通信事業者へ相次いで出資したが、取ったのは経営権に及ばない15〜24%の持分で、2002年3月期に6,246億円、翌期に3,196億円の減損を強いられる。2018年10月には「会員を軸とした事業運営」を掲げ、囲い込む相手を回線契約者からdポイント会員へ移した。上へ載せる設計は自社の網では効き、他社の網の上では効かなかった。
2013年9月 iPhoneの取り扱い開始
iPhoneの取り扱い開始自社が仕様を主導する端末で顧客を囲い込む方針を解き、iPhoneを取り扱ってAndroidとiOSの二本立てに組み替えることで、契約数シェアの低下と番号持ち運びによる転出を止めにいった端末戦略の転換同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略契約数シェア2013 2014 2018 契約数シェア(%) 45.2 43.8 45.3 2000年11月 AT&T Wirelessへ出資