住友銀行の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

巨額の損失を分割せず、一期の決算で落とし切る処理を三度重ねた銀行である。1977年9月期、安宅産業向け債権1132億円を貸し倒れとして一括償却した。磯田一郎頭取は同時に3年以内の収益首位の回復を掲げ、住友銀行は1981年度決算で富士銀行を上回って都市銀行の首位に戻った。1993年3月期にはイトマン関連会社への貸付金995億円を一括で償却し、森川敏雄頭取は1995年3月期に8000億円の不良債権を償却し、都市銀行で戦後初の赤字決算を組んだ。同じ1995年には約2万社の取引先を格付けする融資企画部を新設した。つまり一括償却は、損失の処理であると同時に、与信の基準を作り直す起点でもあった。

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