ANYCOLORの歴史
沿革
2017年に田角陸氏が東京都新宿区で設立したいちからが起源。
2018年にVTuberグループ「にじさんじ」を始動し、配信の視聴者から物販と有料ファンクラブで代金を回収する仕組みを構築した。カバーと並ぶ国内のVTuber事務所である。
創業期
2017年〜いちからの設立と「にじさんじ」によるVTuber事務所への転換
- いちからを設立[3]
- 本店を東京都新宿区から渋谷区に移転[3]
- VTuberグループ「にじさんじ」の始動を発表[3]
- にじさんじの運営に転換[3]
- ゲーム配信者に特化したVTuberグループ「にじさんじゲーマーズ」を開始[3]
- 候補生で構成する「にじさんじSEEDs」を開始[3]
- 3グループを「にじさんじ」に統合[3]
- 配信スケジュールサイト「いつから.link」のブラウザ版を提供開始[3]
- 中国でVTuberグループ「VirtuaReal Project」の始動を発表[3]
- インドネシアでVTuberグループ「NIJISANJI ID」の始動を発表[3]
- インドでVTuberグループ「NIJISANJI IN」の始動を発表[3]
- 韓国でVTuberグループ「NIJISANJI KR」の始動を発表[3]
筆者所見
にじさんじの運営への転換を決めたのは、田角陸氏の構想力以上に、技術が普及する時機の読みだった。2017年6月にARKitが発表され、10月のiPhone X発売で技術の普及からトレンドが予測できるようになった[1][2]。技術の普及を先に見極めたからこそ、試作の反応だけを判断基準にできた。8名の配信を始めると、プレスリリースは約7,000リツイートを集めた[1]。時機を外部の条件に委ねる基準は、事業を一つへ絞り込む規律として働いた。
- [1]THE SEED マガジン「「何にこだわり、何をやめるか」PDCAを高速で回し続ける事業選定(起業家1年目の教科書)」
- [2]キャリアハック 2018年5月「「にじさんじ」生んだ田角陸って何者?事業の失敗も、VTuberで逆転!」
成長期
2020年〜ANYCOLORへの商号変更と東証グロース市場への上場
- 本店を東京都渋谷区から千代田区に移転[3]
- 「にじさんじ」の英語圏に向けた公式YouTubeチャンネルを開設[3]
- 「にじさんじ」専用オンラインショップ「にじさんじオフィシャルストア」を開設[3]
- 公式ファンクラブ「にじさんじ FAN CLUB」の提供を開始[3]
- インドにおけるVTuberグループ「NIJISANJI IN」の活動を休止[3]
- 英語圏「NIJISANJI EN」始動 + 商号をいちからからANYCOLORに変更[3]
- タレント育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー」を開始[3]
- インド事業を休止[3]
- 東京証券取引所グロース市場に株式を上場[3]
売上高経常利益率
- 売上高
- 売上原価
- 販管費
- 営業利益
- 経常利益率
ANYCOLOR2022年4月期売上高142億円売上高経常利益率28.9%
筆者所見
インド事業の休止は、海外展開の失敗というより、複製の利く型にも上限があることを示した。2019年の9か月間で4か国に立ち上げた海外グループのうち、インドは2021年4月に活動を休止した[4]。2022年4月にはインドネシアと韓国のグループも国内の「にじさんじ」に統合された[4]。キャラクターは複製できても、言語圏ごとに演者を支える運営体制は複製できなかった。上場前に海外を英語圏と中国の2極へ絞ったのは、展開の速さより支援の厚さを選んだ判断と言える。
- [4]ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
急成長期
2023年〜東証プライム市場への指定替えと配当の開始
- 東京証券取引所プライム市場に指定替え[3]
売上高営業利益率
- 売上高
- 売上原価
- 販管費
- 営業利益
- 営業利益率
ANYCOLOR2026年4月期売上高557億円売上高営業利益率36.3%