ANYCOLOR の歴史

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田角陸氏の起業からにじさんじ運営まで

創業 2017年
創業者 田角陸
創業地 東京都新宿区
創業
2017年5月、田角陸氏が東京都新宿区にいちから株式会社を資本金100万円で設立した。早稲田大学を休学しての創業で、当時21歳、社員は本人1名である。在学前にガイアックスでマーケティングのインターンを経験し、そのまま起業へ向かった。初代の事業はVR元年と呼ばれた当時のVR・MRデバイス向けアプリ開発で、同年11月には本店を渋谷区へ移している。守るべき顧客も設備も持たない小資本の会社であり、事業を入れ替える速さだけが手元にあった。
決断
宣伝のために採用した演者が、宣伝する商品より先に支持を得た。2018年1月にVTuberグループ『にじさんじ』の始動を発表し、翌2月にiPhone X向けアプリを公開する。顔認識で利用者の表情をキャラクターへ反映して配信できる仕組みで、同じ2月にはオーディションで採用した1期生8名が活動を始めた。支持を集めたのは売り物のアプリではなく、宣伝役の8名だった。いちからはアプリの提供を主力から外し、創業10か月でタレントの運営を主力に据える。2018年5月と6月に派生グループを設けたものの、12月には3グループを『にじさんじ』へ統合し、国内の所属ライバーを一つの名の下へ集約した。配信の場を自ら持たず他社の動画サービスに載せたことが、費用を演者の採用と育成へ集中させる構成を可能にした。
現況
売っているのは配信そのものではなく、配信で名を売った演者に付く物である。2020年9月に専用オンラインショップ、10月に有料ファンクラブを開設し、無料の配信で集めた視聴者から別の形で代金を回収する構成を作った。2020年4月期には国内コマース領域の15億円が国内ライブストリーミング領域の12億円を上回り、2022年4月期には66億円と全体の47%を占める。2026年4月期の売上高は556億円、営業利益は201億円で、営業利益率は36.2%にあたる。上場直前期にあたる2022年4月期の141億円・41億円からは4期で3.9倍・4.8倍となった。無料の配信を宣伝に使い、その先の物販と有料会員で代金を回収する順序が、従業員677名の会社に200億円の営業利益を残している。
競合
相手は同業の事務所だけでなく、事務所に属さない個人の演者でもある。2018年当時、VTuberは個人で活動するのが常だった。ANYCOLORはマネジメント・配信・グッズ・海外展開までを事務所が一手に担い、制作と宣伝の費用を会社側へ移している。同じ運営を採るカバーが国内で並び、演者の獲得と育成が競争の焦点になった。2021年6月には自社で演者を育てるバーチャル・タレント・アカデミーを始めた。海外は2019年に4つの国・言語圏へ広げたが、2021年4月にインドを休止し、2022年2月にインドネシアと韓国のグループを本体へ統合した。英語圏は2024年4月期第3四半期に売上が前年同期比40.3%減となった。演者が個人でも配信できる以上、事務所が取り分を受け取れるのは、個人では負えない費用を肩代わりしている間にかぎられる。
ANYCOLOR:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円純利益率(%)
2022年4月期2025年4月期

創業ストーリー 学生起業からVTuber事務所モデルの確立まで──「いちから」の事業転換 (2017年〜)

田角陸氏の創業──VR/MRアプリ開発から「にじさんじ」立ち上げへ

2017年5月、田角陸CEOが[1]東京都新宿区にいちから株式会社を資本金100万円で設立した[2]。設立の時点で21歳、[3]早稲田大学を休学して[4]の創業であった。在学前にガイアックスでマーケティングのインターン[5]を経験し、そのまま起業へ向かった。初代事業はVR元年と呼ばれた[6]当時のVR・MRデバイス向けアプリ開発[7]だった。田角陸CEOはのちに、アニメ業界にもYouTube配信の時代がやってくる[8]と確信してバーチャルYouTuber(VTuber)事業への参入を決めたと語った(Forbes JAPAN 2020年11月16日)。手段にライブ配信を選んだ理由も同じ取材で述べており、ライブ配信で同じ時間を過ごせればファン同士も一緒に盛り上がれる[9]とみていた。同年11月、本店を新宿区から渋谷区へ[10]移した。

  • ANYCOLOR 有価証券報告書【役員の状況】
    • [1]田角陸氏は2017年5月にいちから株式会社(現ANYCOLOR)を設立し、代表取締役CEOに就任した
    • [3]田角陸氏は1996年2月3日生まれで、2017年5月の設立時点で21歳であった
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [2]2017年5月、東京都新宿区においていちから株式会社を資本金100万円で設立した
    • [10]2017年11月、東京都新宿区から東京都渋谷区に本店を移転した
    • [4]田角陸氏は早稲田大学を休学して創業した
    • [5]田角陸氏は在学前にガイアックスでマーケティングのインターンを経験し起業に向かった
    • [6]いちからの初代事業はVR元年と呼ばれた当時のVR・MRアプリ開発だった
    • [7]創業当初はVR(仮想現実)・MR(複合現実)のデバイス向けアプリケーション開発を手がけた
  • Forbes JAPAN(2020年11月16日)
    • [8]田角陸氏は「アニメ業界にも、YouTube配信の時代がやってくる」と確信してVTuber事業への参入を決めた
    • [9]田角陸氏はライブ配信を手段に選び「ライブ配信で同じ時間を過ごせたら、ファン同士も一緒に盛り上がれる」と述べた

2018年1月、いちからは[11]VTuberグループ『にじさんじ』の始動を発表し、ライバーの募集を開始した。翌2月8日にはiPhone X向けアプリ[12]『にじさんじ』を公開した。顔認識機能で利用者の表情をキャラクター[13]へ反映し、そのまま配信できる仕組みであった。同じ2月、第1期の所属VTuber8名が活動を開始[14]した。ところが支持を集めたのは、売り物のアプリではなく、宣伝のためにオーディションで採用した1期生[15]のほうであった。いちからは1期生の人気などを受けて[16]アプリの提供を主力から外し[17]、タレント事業へ切り替えた。田角陸CEOは、プラットフォームに頼らず演者個人の力を信じるマネジメント[18]のほうが伸びると読み、トレンドの強い領域へ寄せた[19]と述べた。

  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [11]2018年1月、VTuberグループ「にじさんじ」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
    • [14]2018年2月、第1期の「にじさんじ」所属VTuber8名が活動を開始した
    • [12]2018年2月8日、iPhone Xの顔認識機能で表情をキャラクターに反映させて配信できるアプリ「にじさんじ」を公開した
    • [13]アプリはiPhone Xの顔認識機能で利用者の表情をキャラクターへ反映し、そのまま配信できる仕組みであった
    • [15]アプリの宣伝のためオーディションで採用したライバー「にじさんじ1期生」が人気を博した
    • [16]1期生が人気を博したことなどからタレント事業の運営へシフトした
    • [17]アプリ事業を主力から外し、タレント事業の運営へ切り替えた
    • [18]田角陸氏はプラットフォームに頼らず演者個人の力を性善説的に信じるマネジメントの方が伸びると読んだ
    • [19]田角陸氏はトレンドに乗っていることの重要性を挙げ、トレンドの強い領域へ寄せた
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【役員の状況】
    • [1]田角陸氏は2017年5月にいちから株式会社(現ANYCOLOR)を設立し、代表取締役CEOに就任した
    • [3]田角陸氏は1996年2月3日生まれで、2017年5月の設立時点で21歳であった
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [2]2017年5月、東京都新宿区においていちから株式会社を資本金100万円で設立した
    • [10]2017年11月、東京都新宿区から東京都渋谷区に本店を移転した
    • [11]2018年1月、VTuberグループ「にじさんじ」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
    • [14]2018年2月、第1期の「にじさんじ」所属VTuber8名が活動を開始した
    • [4]田角陸氏は早稲田大学を休学して創業した
    • [5]田角陸氏は在学前にガイアックスでマーケティングのインターンを経験し起業に向かった
    • [6]いちからの初代事業はVR元年と呼ばれた当時のVR・MRアプリ開発だった
    • [7]創業当初はVR(仮想現実)・MR(複合現実)のデバイス向けアプリケーション開発を手がけた
    • [18]田角陸氏はプラットフォームに頼らず演者個人の力を性善説的に信じるマネジメントの方が伸びると読んだ
    • [19]田角陸氏はトレンドに乗っていることの重要性を挙げ、トレンドの強い領域へ寄せた
  • Forbes JAPAN(2020年11月16日)
    • [8]田角陸氏は「アニメ業界にも、YouTube配信の時代がやってくる」と確信してVTuber事業への参入を決めた
    • [9]田角陸氏はライブ配信を手段に選び「ライブ配信で同じ時間を過ごせたら、ファン同士も一緒に盛り上がれる」と述べた
    • [12]2018年2月8日、iPhone Xの顔認識機能で表情をキャラクターに反映させて配信できるアプリ「にじさんじ」を公開した
    • [13]アプリはiPhone Xの顔認識機能で利用者の表情をキャラクターへ反映し、そのまま配信できる仕組みであった
    • [15]アプリの宣伝のためオーディションで採用したライバー「にじさんじ1期生」が人気を博した
    • [16]1期生が人気を博したことなどからタレント事業の運営へシフトした
    • [17]アプリ事業を主力から外し、タレント事業の運営へ切り替えた

「にじさんじゲーマーズ」「SEEDs」統合とブランド集約

2018年5月、いちからはゲーム配信者に[20]特化したVTuberグループ『にじさんじゲーマーズ』を開始し、6月には候補生で構成する[21]『にじさんじSEEDs』を加えた。だが同年12月、いちからは『にじさんじ』『にじさんじゲーマーズ』『にじさんじSEEDs』の3グループを『にじさんじ』へ統合し[22]、国内の所属ライバーを単一のブランドの下に置いた。派生グループを設けてから統合までは7か月[23]であった。2018年4月期の売上高は1,662万円、経常損益は396万円の赤字[24]だったが、2019年4月期には売上高8億6,652万円、経常利益4,726万円[25]となった。

  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [20]2018年5月、ゲーム配信者に特化したVTuberグループ「にじさんじゲーマーズ」を開始した
    • [21]2018年6月、「にじさんじ」の候補生により構成される「にじさんじSEEDs」を開始した
    • [22]2018年12月、「にじさんじ」「にじさんじゲーマーズ」「にじさんじSEEDs」の3グループを「にじさんじ」に統合した
    • [23]派生グループの開始(2018年5月)から統合(2018年12月)までは7か月であった
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [24]2018年4月期(単体)の売上高は16.62百万円、経常損益は3.96百万円の赤字であった
    • [25]2019年4月期(単体)の売上高は866.52百万円、経常利益は47.26百万円であった

2019年2月、いちからは配信スケジュールサイト『いつから.link』のウェブブラウザ版[26]の提供を始め、4月にはiOS・Androidアプリ版[27]を加えた。同じ4月、中国におけるVTuberグループ[28]『VirtuaReal Project』の始動を発表し、ライバーの募集を開始した。デビュー後の主な活動の場には中国の動画共有サイト『bilibili』を予定し[29]、別のグループ名で始動した。続けて7月にインドネシアの[30]『NIJISANJI ID』、11月にインドの『NIJISANJI IN』[31]、12月に韓国の『NIJISANJI KR』[32]を発表し、いずれもライバーの募集を始めた。

  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [26]2019年2月、「にじさんじ」の配信スケジュールサイト「いつから.link」のウェブブラウザ版の提供を開始した
    • [27]2019年4月、「いつから.link」のiOS・Androidアプリ版の提供を開始した
    • [28]2019年4月、中国におけるVTuberグループ「VirtuaReal Project」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
    • [30]2019年7月、インドネシアにおけるVTuberグループ「NIJISANJI ID」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
    • [31]2019年11月、インドにおけるVTuberグループ「NIJISANJI IN」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
    • [32]2019年12月、韓国におけるVTuberグループ「NIJISANJI KR」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
  • いちから ニュースリリース 2019年4月19日「いちから、中国へ本格進出!「VirtuaReal Project」始動!」
    • [29]VirtuaReal Projectはデビュー後に中国大手動画共有サイト「bilibili」をメインにライバー活動を実施する予定であった
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [20]2018年5月、ゲーム配信者に特化したVTuberグループ「にじさんじゲーマーズ」を開始した
    • [21]2018年6月、「にじさんじ」の候補生により構成される「にじさんじSEEDs」を開始した
    • [22]2018年12月、「にじさんじ」「にじさんじゲーマーズ」「にじさんじSEEDs」の3グループを「にじさんじ」に統合した
    • [23]派生グループの開始(2018年5月)から統合(2018年12月)までは7か月であった
    • [26]2019年2月、「にじさんじ」の配信スケジュールサイト「いつから.link」のウェブブラウザ版の提供を開始した
    • [27]2019年4月、「いつから.link」のiOS・Androidアプリ版の提供を開始した
    • [28]2019年4月、中国におけるVTuberグループ「VirtuaReal Project」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
    • [30]2019年7月、インドネシアにおけるVTuberグループ「NIJISANJI ID」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
    • [31]2019年11月、インドにおけるVTuberグループ「NIJISANJI IN」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
    • [32]2019年12月、韓国におけるVTuberグループ「NIJISANJI KR」の始動を発表し、ライバー募集を開始した
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [24]2018年4月期(単体)の売上高は16.62百万円、経常損益は3.96百万円の赤字であった
    • [25]2019年4月期(単体)の売上高は866.52百万円、経常利益は47.26百万円であった
  • いちから ニュースリリース 2019年4月19日「いちから、中国へ本格進出!「VirtuaReal Project」始動!」
    • [29]VirtuaReal Projectはデビュー後に中国大手動画共有サイト「bilibili」をメインにライバー活動を実施する予定であった

コロナ禍のライブ配信需要と「にじさんじ」の収益化加速

2020年3月、いちからは本店を東京都渋谷区から千代田区へ移した[33]。同年6月1日には任天堂と著作物の利用に関する包括的許諾契約[34]を結んだ。任天堂は個人向けにゲーム実況のガイドラインを公開していたが法人は対象外で、同社の発表によれば、いちからは法人として初めて包括的な許諾を受け[35]、所属ライバーによる任天堂ゲームの配信と収益化に道をつけた。同じ6月に『にじさんじ』の英語圏に向けた公式YouTubeチャンネル[36]を開設し、9月には専用オンラインショップ『にじさんじオフィシャルストア[37]』、10月にはチャット機能等の有料サービス[38]を備えたファンクラブ『にじさんじ FAN CLUB』を開いた。2020年4月期の領域別売上高は、国内コマース領域の15億1,933万円[39]が国内ライブストリーミング領域の12億3,871万円を上回った。従業員数は前期末の48人から150人へ[40]増えた。

  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [33]2020年3月、東京都渋谷区から東京都千代田区に本店移転
    • [36]2020年6月、「にじさんじ」の英語圏に向けた公式YouTubeチャンネルを開設
    • [37]2020年9月、「にじさんじ」専用のオンラインショップである「にじさんじオフィシャルストア」を開設
  • いちから ニュースリリース 2020年6月1日「VTuberグループ「にじさんじ」を運営するいちからが、任天堂株式会社の著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結」
    • [34]2020年6月1日、いちからは任天堂と著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結した
    • [35]任天堂は個人向けにゲーム実況のガイドラインを公開していたが法人団体は対象外であり、いちからは法人として初めて包括的許諾を受けたと自社リリースで発表した
  • ANYCOLOR 有価証券報告書
    • [38]2020年10月より提供を開始した公式ファンクラブ「にじさんじ FAN CLUB」は、ファン同士やファンとVTuberとの間でのチャット機能等の有料サービスを備える
    • [39]2020年4月期の領域別売上高は国内コマース領域1,519,334千円、国内ライブストリーミング領域1,238,714千円
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [40]従業員数は2019年4月期の48人から2020年4月期の150人へ増加した

新型コロナウイルスの感染拡大により、オフラインイベントの中止[41]とそれに伴うグッズの販売中止、企業案件の商談期間の長期化が生じた。一方で在宅勤務の増加により動画視聴時間が増える[42]プラスの影響もあったと、ANYCOLORは有価証券報告書で説明した。2021年4月期の売上高は76億3,604万円と前期の34億7,870万円[43]から2.2倍になり、営業利益は4,426万円から14億5,201万円へ、経常利益は4,201万円から14億5,100万円へ[44]、営業利益率は1.3%から19.0%へ[45]上がった。所属VTuber数(日本)は99人から103人、従業員数は150人から156人と人の増え方はわずかで、YouTube再生時間は2億7,200万時間から4億9,600万時間[46]へ8割増えた。国内コマース領域の売上高も15億1,933万円から33億5,535万円へ[47]2.2倍になった。

  • ANYCOLOR 有価証券報告書
    • [41]新型コロナウイルス感染症の事業への影響として、オフラインでのイベント開催の中止やそれに伴うグッズの販売中止、一部の企業案件の商談期間の長期化等があった
    • [42]社会的な在宅勤務等の増加により、当社事業の動画視聴時間が増加する等のプラスの影響も生じていると会社は説明した
    • [45]営業利益は2020年4月期44,267千円(営業利益率1.3%)から2021年4月期1,452,015千円(営業利益率19.0%)へ増加した
    • [46]VTuber数(日本)は2020年4月期99名から2021年4月期103名、YouTube再生時間(日本)は272百万時間から496百万時間へ増加。従業員数は150人から156人
    • [47]国内コマース領域の売上高は2020年4月期1,519,334千円から2021年4月期3,355,358千円へ増加した
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [43]売上高は2020年4月期3,478,701千円から2021年4月期7,636,041千円へ増加した
    • [44]経常利益は2020年4月期42,014千円から2021年4月期1,451,000千円へ増加した
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [33]2020年3月、東京都渋谷区から東京都千代田区に本店移転
    • [36]2020年6月、「にじさんじ」の英語圏に向けた公式YouTubeチャンネルを開設
    • [37]2020年9月、「にじさんじ」専用のオンラインショップである「にじさんじオフィシャルストア」を開設
  • いちから ニュースリリース 2020年6月1日「VTuberグループ「にじさんじ」を運営するいちからが、任天堂株式会社の著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結」
    • [34]2020年6月1日、いちからは任天堂と著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結した
    • [35]任天堂は個人向けにゲーム実況のガイドラインを公開していたが法人団体は対象外であり、いちからは法人として初めて包括的許諾を受けたと自社リリースで発表した
  • ANYCOLOR 有価証券報告書
    • [38]2020年10月より提供を開始した公式ファンクラブ「にじさんじ FAN CLUB」は、ファン同士やファンとVTuberとの間でのチャット機能等の有料サービスを備える
    • [39]2020年4月期の領域別売上高は国内コマース領域1,519,334千円、国内ライブストリーミング領域1,238,714千円
    • [41]新型コロナウイルス感染症の事業への影響として、オフラインでのイベント開催の中止やそれに伴うグッズの販売中止、一部の企業案件の商談期間の長期化等があった
    • [42]社会的な在宅勤務等の増加により、当社事業の動画視聴時間が増加する等のプラスの影響も生じていると会社は説明した
    • [45]営業利益は2020年4月期44,267千円(営業利益率1.3%)から2021年4月期1,452,015千円(営業利益率19.0%)へ増加した
    • [46]VTuber数(日本)は2020年4月期99名から2021年4月期103名、YouTube再生時間(日本)は272百万時間から496百万時間へ増加。従業員数は150人から156人
    • [47]国内コマース領域の売上高は2020年4月期1,519,334千円から2021年4月期3,355,358千円へ増加した
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [40]従業員数は2019年4月期の48人から2020年4月期の150人へ増加した
    • [43]売上高は2020年4月期3,478,701千円から2021年4月期7,636,041千円へ増加した
    • [44]経常利益は2020年4月期42,014千円から2021年4月期1,451,000千円へ増加した

「ANYCOLOR」への商号変更とプレIPO期の事業整理

2019年4月の中国『VirtuaReal Project』から12月の韓国『NIJISANJI KR』まで、9か月で4つの国・言語圏へ広げた[48]海外は、上場を控えて絞り込みに入った。最初に閉じたのはインドで、2021年4月、始動から1年5か月で[49]『NIJISANJI IN』の活動を休止した[50]。翌5月には本店を千代田区から港区へ移し[51]、商号をいちから株式会社からANYCOLOR株式会社へ[52]変更、同じ月に英語圏の『NIJISANJI EN』が活動を開始した[53]。6月にはVTuberとして活躍するためのタレント育成プロジェクト『バーチャル・タレント・アカデミー[54]』を始めた。統合されるまでの海外グループは、いずれも『にじさんじ』とは別のグループ名と公式アカウントを置いて運営された[55]

  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [48]2019年4月から12月までの9か月間に中国・インドネシア・インド・韓国の4つの海外VTuberグループを立ち上げた
    • [49]2019年11月に始動を発表したインドのVTuberグループ「NIJISANJI IN」の活動を2021年4月に休止した
    • [50]2021年4月、インドにおけるVTuberグループ「NIJISANJI IN」の活動を休止
    • [51]2021年5月、東京都千代田区から東京都港区に本店移転
    • [52]2021年5月、商号をいちから株式会社からANYCOLOR株式会社に変更
    • [53]2021年5月、英語圏におけるVTuberグループ「NIJISANJI EN」が活動を開始
    • [54]2021年6月、VTuberとして活躍するためのタレント育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー」を開始
  • ANYCOLOR ニュースリリース 2022年2月17日「海外VTuberグループ「NIJISANJI ID」「NIJISANJI KR」、国内VTuberグループ「にじさんじ」への統合に関するお知らせ」
    • [55]NIJISANJI ID・KRは国内「にじさんじ」とは別のグループとして運営され、統合にあたっては両グループの公式アカウントの更新停止を要した

2022年4月期の売上高は141億6,414万円で前期比85.5%増[56]、営業利益は41億9,107万円で同188.6%増、営業利益率は29.6%に達した。国内コマース領域が66億3,840万円[57]と全体の47%を占め、前年5月に始まった『NIJISANJI EN』も11億2,684万円を計上した。ANYCOLORは所属VTuber数の増加よりサポート体制の拡充[58]を優先したと説明し、日本のVTuber数は109人、従業員数は230人、平均年齢は30.1歳[59]であった。上場直前の2022年4月30日時点で、田角陸CEOが46.86%にあたる14,031,810株[60]を持ち、LC FUND VIIIが11.18%、HODE HK Limitedが7.98%、Skyland Ventures2号投資事業有限責任組合が7.51%、ソニー・ミュージックエンタテインメントが5.59%で続いた。

  • ANYCOLOR 有価証券報告書
    • [56]2022年4月期の売上高14,164,140千円(前期比85.5%増)、営業利益4,191,075千円(前期比188.6%増)、営業利益率29.6%、経常利益4,149,013千円、当期純利益2,793,063千円
    • [57]2022年4月期の領域別売上高は国内コマース領域6,638,400千円、NIJISANJI EN 1,126,843千円
    • [58]所属VTuber数の増加よりもVTuberサポート体制の拡充を優先した運営を行い、日本国内で活動するVTuber数は109人(前期比6名増)となった
    • [59]2022年4月30日現在の従業員数230人、平均年齢30.1歳、平均勤続年数1.6年、平均年間給与5,166千円
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【大株主の状況】
    • [60]2022年4月30日現在の大株主は田角陸46.86%(14,031,810株)、LC FUND VIII, L.P 11.18%、HODE HK Limited 7.98%、Skyland Ventures2号投資事業有限責任組合 7.51%、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 5.59%
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [48]2019年4月から12月までの9か月間に中国・インドネシア・インド・韓国の4つの海外VTuberグループを立ち上げた
    • [49]2019年11月に始動を発表したインドのVTuberグループ「NIJISANJI IN」の活動を2021年4月に休止した
    • [50]2021年4月、インドにおけるVTuberグループ「NIJISANJI IN」の活動を休止
    • [51]2021年5月、東京都千代田区から東京都港区に本店移転
    • [52]2021年5月、商号をいちから株式会社からANYCOLOR株式会社に変更
    • [53]2021年5月、英語圏におけるVTuberグループ「NIJISANJI EN」が活動を開始
    • [54]2021年6月、VTuberとして活躍するためのタレント育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー」を開始
  • ANYCOLOR ニュースリリース 2022年2月17日「海外VTuberグループ「NIJISANJI ID」「NIJISANJI KR」、国内VTuberグループ「にじさんじ」への統合に関するお知らせ」
    • [55]NIJISANJI ID・KRは国内「にじさんじ」とは別のグループとして運営され、統合にあたっては両グループの公式アカウントの更新停止を要した
  • ANYCOLOR 有価証券報告書
    • [56]2022年4月期の売上高14,164,140千円(前期比85.5%増)、営業利益4,191,075千円(前期比188.6%増)、営業利益率29.6%、経常利益4,149,013千円、当期純利益2,793,063千円
    • [57]2022年4月期の領域別売上高は国内コマース領域6,638,400千円、NIJISANJI EN 1,126,843千円
    • [58]所属VTuber数の増加よりもVTuberサポート体制の拡充を優先した運営を行い、日本国内で活動するVTuber数は109人(前期比6名増)となった
    • [59]2022年4月30日現在の従業員数230人、平均年齢30.1歳、平均勤続年数1.6年、平均年間給与5,166千円
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【大株主の状況】
    • [60]2022年4月30日現在の大株主は田角陸46.86%(14,031,810株)、LC FUND VIII, L.P 11.18%、HODE HK Limited 7.98%、Skyland Ventures2号投資事業有限責任組合 7.51%、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 5.59%

海外グループの統合と東証グロース市場への上場

2022年2月17日、ANYCOLOR[61]はインドネシアの『NIJISANJI ID』と韓国の『NIJISANJI KR』を『にじさんじ』へ統合すると発表した。理由に挙げたのは、グループのサポート体制を強固でより効率の良いものにする[62]ことであった。統合は同年4月に実施し[63]、英語圏の『NIJISANJI EN』と中国の『VirtuaReal』は対象から外した[64]。インドネシア・韓国・中国のVTuberビジネス等を含む『その他領域』の売上高は、2022年4月期で3億5,130万円、全体の2.5%[65]だった。同年6月8日、設立から5年1か月で東京証券取引所グロース市場[66]に株式を上場した。一般募集は5万株、発行価格は1株につき1,530円[67]で、上場日の時価総額は1,652億円[68]と報じられた。

  • ANYCOLOR ニュースリリース 2022年2月17日「海外VTuberグループ「NIJISANJI ID」「NIJISANJI KR」、国内VTuberグループ「にじさんじ」への統合に関するお知らせ」
    • [61]2022年2月17日、NIJISANJI ID・KRを「にじさんじ」へ統合すると発表した
    • [62]統合の理由として「グループのサポート体制を、強固でより効率の良いものにするため。」と説明した
    • [64]NIJISANJI EN(英語圏中心)とVirtuaReal(中国VTuberグループ)は統合対象外とされ、別グループとして今後も運営を継続するとされた
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [63]2022年4月、インドネシアの「NIJISANJI ID」と韓国の「NIJISANJI KR」を、VTuberグループ「にじさんじ」に統合
  • ANYCOLOR 有価証券報告書
    • [65]2022年4月期の「その他領域」(インドネシア、韓国、中国でのVTuberビジネス等を含む)の売上高は351,307千円で、売上高合計14,164,140千円の2.5%
    • [66]2022年6月8日付で東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。設立は2017年5月
    • [67]上場にあたり一般募集(ブックビルディング方式)で普通株式50,000株を発行、発行価格は1株につき1,530円
    • [68]2022年6月8日の東証グロース市場上場にあたり、ANYCOLORの時価総額は1,652億円と報じられた

上場した2022年6月時点で田角陸CEOは26歳[69]、有報が示す2022年4月末の従業員数は230人であった[70]。上場後の株価の振れは激しく、2023年4月期の最高株価は13,790円、最低株価は3,930円[71]と3.5倍の開きがあった。いずれも2023年8月1日付で1株を2株に分割する[72]前の実額である。

  • ANYCOLOR 有価証券報告書【役員の状況】
    • [69]田角陸は1996年2月3日生まれで、上場日の2022年6月8日時点では26歳であった
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [70]2022年4月30日現在の従業員数は230人(平均年齢30.1歳)
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【株価の推移】
    • [71]第6期(2023年4月期)の最高株価は13,790円、最低株価は3,930円
  • ANYCOLOR 有価証券報告書
    • [72]2023年8月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行った
  • ANYCOLOR ニュースリリース 2022年2月17日「海外VTuberグループ「NIJISANJI ID」「NIJISANJI KR」、国内VTuberグループ「にじさんじ」への統合に関するお知らせ」
    • [61]2022年2月17日、NIJISANJI ID・KRを「にじさんじ」へ統合すると発表した
    • [62]統合の理由として「グループのサポート体制を、強固でより効率の良いものにするため。」と説明した
    • [64]NIJISANJI EN(英語圏中心)とVirtuaReal(中国VTuberグループ)は統合対象外とされ、別グループとして今後も運営を継続するとされた
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【沿革】
    • [63]2022年4月、インドネシアの「NIJISANJI ID」と韓国の「NIJISANJI KR」を、VTuberグループ「にじさんじ」に統合
  • ANYCOLOR 有価証券報告書
    • [65]2022年4月期の「その他領域」(インドネシア、韓国、中国でのVTuberビジネス等を含む)の売上高は351,307千円で、売上高合計14,164,140千円の2.5%
    • [66]2022年6月8日付で東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。設立は2017年5月
    • [67]上場にあたり一般募集(ブックビルディング方式)で普通株式50,000株を発行、発行価格は1株につき1,530円
    • [72]2023年8月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行った
    • [68]2022年6月8日の東証グロース市場上場にあたり、ANYCOLORの時価総額は1,652億円と報じられた
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【役員の状況】
    • [69]田角陸は1996年2月3日生まれで、上場日の2022年6月8日時点では26歳であった
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [70]2022年4月30日現在の従業員数は230人(平均年齢30.1歳)
  • ANYCOLOR 有価証券報告書【株価の推移】
    • [71]第6期(2023年4月期)の最高株価は13,790円、最低株価は3,930円

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ANYCOLORの沿革2017〜2023年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
2017〜2019年学生起業からVTuber事務所モデルの確立まで──「いちから」の事業転換田角陸いちからを設立
田角陸VTuberグループ「にじさんじ」の始動を発表★★
田角陸アプリ事業から所属ライバーの運営へ——創業1年での主力事業の入れ替え

2018年、いちから株式会社(現ANYCOLOR)が、誰でもVTuberになれるiPhone向けアプリ『にじさんじ』を売る事業から、そのアプリの宣伝のために採用したライバーを預かるタレント事業へ主力を移した経営判断。創業者の田角陸氏が主導し、同年末までに派生グループを『にじさんじ』の単一ブランドへ集約した。

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2020〜2022年コロナ特需とIPO──「ANYCOLOR」への商号変更と東証グロース上場田角陸「にじさんじ」の英語圏に向けた公式YouTubeチャンネルを開設
田角陸「にじさんじ」専用オンラインショップ「にじさんじオフィシャルストア」を開設
田角陸インドにおけるVTuberグループ「NIJISANJI IN」の活動を休止
田角陸英語圏「NIJISANJI EN」始動 + 商号をいちからからANYCOLORに変更★★
田角陸タレント育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー」を開始
田角陸海外4極から2極への絞り込み——インド休止とインドネシア・韓国グループの本体統合

2022年2月17日、ANYCOLORが、インドネシアの『NIJISANJI ID』と韓国の『NIJISANJI KR』を国内の『にじさんじ』へ統合すると発表した経営判断。前年のインド『NIJISANJI IN』活動休止と合わせ、2019年に4つの国・言語圏へ同時に広げた海外グループを、英語圏の『NIJISANJI EN』と中国の『VirtuaReal』の2つに絞った。

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★★★
田角陸東京証券取引所グロース市場に株式を上場★★
2023〜2025年プライム市場昇格と「日本発VTuberグローバル企業」への進化田角陸東京証券取引所プライム市場に指定替え
出典・参考

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