決断
買収の申し出を断り、同格の相手との株式移転を選んだ。開発費の高騰で業界再編の圧力が強まった2008年、内紛で揺れたテクモはスクウェア・エニックスの買収提案を退け、光栄との株式移転による対等統合を選んだ。2009年4月に株式移転で持株会社コーエーテクモホールディングスが発足し、2010年4月に光栄とテクモが合併してコーエーテクモゲームスとなった。2011年12月には"アトリエ"を持つガストを取得し、2014年10月に吸収合併して開発を内製へ戻している。2025年6月には15年かけた引き継ぎの末に鯉沼久史氏へ社長を交代し、襟川陽一氏は代表取締役会長へ回った。襟川恵子氏はそれに先立つ同年4月、新設した資産運用子会社の代表へ移っている。創業家は本業の運営から離れたが、資金の運用は襟川恵子氏の手元に残った。
2025年2月 襟川陽一氏の社長退任と鯉沼久史氏への継承
取締役の人数と社外取締役の比率2024 2025 2026 取締役(名) 12 11 11 うち社外取締役率(%) 41.7 54.5 54.5 2025年 ゲーム事業と並ぶ資産運用
ゲーム事業と並ぶ資産運用襟川恵子氏が主導してきた余資の運用が営業外収益で本業の営業利益を上回る規模に育ち、2025年に資金管理と運用の機能を新会社へ集約した財務戦略同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略営業利益と営業外収支2023 2024 2026 営業利益(百万円) 39,133 28,494 37,168 営業外収支(百万円) 766 17,247 19,832 営業外収支率(%) 1.9 37.7 34.8