TISインテック:「Go Beyond」へのブランド統一とアグレックスへの公開買付
2014年〜「Go Beyond」で揃えたグループのロゴと、議決権93.3%を買い付けたアグレックス
2014年6月、ITホールディングス(ITHD)と傘下の51社は、コーポレートロゴマークを共通のものへ切り替えた。一体感と求心力のある企業集団をつくる取り組みの一つと位置づけ、主要各社の若手・中堅社員を集めたブランド委員会で方向性を議論した。顧客の要望を先取りした提案をする決意として、ブランドメッセージ「Go Beyond」もこのとき定めた。第2次中期経営計画「Brave Steps 2014」は、基本コンセプトの一つに「as One Company」を掲げていた。その成果のうち最も大きいものを、ITHDはロゴの統一だと総括した。同じ計画期間に、TISリースはリース資産を売却して2014年4月に解散した。顔をそろえる施策と本業から外れた事業の整理が同じ年に並んだ点に、各社任せから全体最適への転換が表れている。
- ITホールディングス株式会社 アニュアルレポート2014
- [1]2014年6月、ITHDおよびグループ51社が共通のコーポレートロゴマークに変更した
- [2]一体感と求心力のある企業集団の構築の一環で、若手・中堅社員中心のブランド委員会で議論し、グループ社長会等でも議論した
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [3]2014年6月にグループのロゴを統一するとともにブランドメッセージ「Go Beyond」を制定。顧客ニーズを先取りし一歩進んだ提案を行う決意表明
- [6]2014年4月、TISリースがリース事業撤退の方針に基づきリース資産を売却のうえ解散
- ITホールディングス株式会社 アニュアルレポート「Corporate Profile 2015」ステークホルダーの皆さまへ
- [4]第2次中期経営計画「Brave Steps 2014」の基本コンセプト2「as One Company」では、2014年6月のロゴ統一が一番の成果
- [5]第2次中期経営計画「Brave Steps 2014」の基本コンセプト2「as One Company」では、2014年6月のロゴ統一が一番の成果
2014年12月、ITHDは2002年から傘下にあった上場子会社アグレックスの株式等に公開買付けを行い、議決権の所有割合を93.3%に引き上げた。完全子会社化の手続きは2015年3月に終えた。狙いは、グループのBPO(業務処理の受託)事業をアグレックスに寄せ、各社と提携しやすい体制をつくることにあった。2015年5月の説明会で会社側は、BPOは事業の集約で利益を伸ばす考えを示した。集約はその秋に動き、TISからBPOのかなりの部分をアグレックスへ移した。2017年5月には、顧客の業務全体を担う付加価値の高いBPOへ変える方針を重ねて示した。業務の受託は契約が続く限り毎年の売上になり、案件ごとに上下する開発の請負を補う収益源とみられる。
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [7]2014年12月、アグレックス株式等への公開買付けで議決権所有割合93.3%。2015年3月に完全子会社化が完了
- [8]2014年12月、アグレックス株式等への公開買付けで議決権所有割合93.3%。2015年3月に完全子会社化が完了
- ITホールディングス株式会社 アニュアルレポート「Corporate Profile 2015」ステークホルダーの皆さまへ
- [9]グループのBPO事業を集約する目的でアグレックスを完全子会社化し、同社のBPO業務を通じてグループ各社と連携しやすい体制を整備
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2015年5月11日)
- [10]ITインフラストラクチャーサービスの中で、BPOは事業集約による利益拡大を考えている
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2016年5月11日)
- [11]BPOはアグレックスへの集約を決定済みで、昨年(2015年)秋にTISからかなりの部分を移管した
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2017年5月11日)
- [12]BPOをアグレックスに集約して効率化し、顧客の業務全体を担当するなど付加価値の高いBPOに変えていく
2015年5月の第3次中期経営計画「Beyond Borders 2017」の説明会で、ITHDは事業持株会社への移行を打ち出した。前の第2次計画は売上目標を達成した一方、営業利益は届かず、不採算案件が利益を圧迫していた。前西規夫社長の下で、新計画は各社が尖った事業と強みを持つポートフォリオ経営を掲げた。会社側は、純粋持株会社体制には良い面とともに構造的な限界があると説明した。そのうえで『特に、今後はP/L面だけではなく、B/S面についても効率的な経営を求められるということで、事業持株会社という方向での検討をしたいと考えています。』と、移行を検討する理由を述べた。3社を1社にするのかとの問いには方式は未定と答え、強みを尖らせる方式を探るとした。中核のTISを持株会社の外に置いたまま全体最適を進める難しさを、第2次計画の利益未達が突き付けた。
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2015年5月11日)
- [13]グループ再編の検討を公表し、資料に事業持株会社への移行を記載。純粋持株会社体制には構造的な限界があり、ガバナンスやB/S面の効率から事業持株会社の方向で検討。3社を1社にすると決めたわけではない
- [16]グループ再編の検討を公表し、資料に事業持株会社への移行を記載。純粋持株会社体制には構造的な限界があり、ガバナンスやB/S面の効率から事業持株会社の方向で検討。3社を1社にすると決めたわけではない
- [17]グループ再編の検討を公表し、資料に事業持株会社への移行を記載。純粋持株会社体制には構造的な限界があり、ガバナンスやB/S面の効率から事業持株会社の方向で検討。3社を1社にすると決めたわけではない
- [18]グループ再編の検討を公表し、資料に事業持株会社への移行を記載。純粋持株会社体制には構造的な限界があり、ガバナンスやB/S面の効率から事業持株会社の方向で検討。3社を1社にすると決めたわけではない
- ITホールディングス株式会社 アニュアルレポート「Corporate Profile 2015」ステークホルダーの皆さまへ
- [14]第2次中期経営計画は売上目標は達成も営業利益は未達、不採算案件の継続発生が利益を圧迫
- [15]代表取締役社長の前西が第3次中期経営計画を説明。各社が尖った事業・強みを持つ「ポートフォリオ経営」を目指す
参考文献[1]-[18]
- ITホールディングス株式会社 アニュアルレポート2014
- [1]2014年6月、ITHDおよびグループ51社が共通のコーポレートロゴマークに変更した
- [2]一体感と求心力のある企業集団の構築の一環で、若手・中堅社員中心のブランド委員会で議論し、グループ社長会等でも議論した
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [3]2014年6月にグループのロゴを統一するとともにブランドメッセージ「Go Beyond」を制定。顧客ニーズを先取りし一歩進んだ提案を行う決意表明
- [6]2014年4月、TISリースがリース事業撤退の方針に基づきリース資産を売却のうえ解散
- [7]2014年12月、アグレックス株式等への公開買付けで議決権所有割合93.3%。2015年3月に完全子会社化が完了
- [8]2014年12月、アグレックス株式等への公開買付けで議決権所有割合93.3%。2015年3月に完全子会社化が完了
- ITホールディングス株式会社 アニュアルレポート「Corporate Profile 2015」ステークホルダーの皆さまへ
- [4]第2次中期経営計画「Brave Steps 2014」の基本コンセプト2「as One Company」では、2014年6月のロゴ統一が一番の成果
- [5]第2次中期経営計画「Brave Steps 2014」の基本コンセプト2「as One Company」では、2014年6月のロゴ統一が一番の成果
- [9]グループのBPO事業を集約する目的でアグレックスを完全子会社化し、同社のBPO業務を通じてグループ各社と連携しやすい体制を整備
- [14]第2次中期経営計画は売上目標は達成も営業利益は未達、不採算案件の継続発生が利益を圧迫
- [15]代表取締役社長の前西が第3次中期経営計画を説明。各社が尖った事業・強みを持つ「ポートフォリオ経営」を目指す
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2015年5月11日)
- [10]ITインフラストラクチャーサービスの中で、BPOは事業集約による利益拡大を考えている
- [13]グループ再編の検討を公表し、資料に事業持株会社への移行を記載。純粋持株会社体制には構造的な限界があり、ガバナンスやB/S面の効率から事業持株会社の方向で検討。3社を1社にすると決めたわけではない
- [16]グループ再編の検討を公表し、資料に事業持株会社への移行を記載。純粋持株会社体制には構造的な限界があり、ガバナンスやB/S面の効率から事業持株会社の方向で検討。3社を1社にすると決めたわけではない
- [17]グループ再編の検討を公表し、資料に事業持株会社への移行を記載。純粋持株会社体制には構造的な限界があり、ガバナンスやB/S面の効率から事業持株会社の方向で検討。3社を1社にすると決めたわけではない
- [18]グループ再編の検討を公表し、資料に事業持株会社への移行を記載。純粋持株会社体制には構造的な限界があり、ガバナンスやB/S面の効率から事業持株会社の方向で検討。3社を1社にすると決めたわけではない
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2016年5月11日)
- [11]BPOはアグレックスへの集約を決定済みで、昨年(2015年)秋にTISからかなりの部分を移管した
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2017年5月11日)
- [12]BPOをアグレックスに集約して効率化し、顧客の業務全体を担当するなど付加価値の高いBPOに変えていく
2016年〜TISとインテックの事業再配置と、ITホールディングスがTISを吸収した事業持株会社
2016年4月、ITHDは合併に先立ち、TISとインテックの間で事業の一部を入れ替えた。国保関連事業をTISからインテックへ、電力・ガス関連事業と海外関連事業をインテックからTISへ移した。この移管で、インテックは国保関連事業で計11県の仕事を担う体制になった。一方で会社側は、TISとインテックを1社にする考えは現時点でないと説明した。同じ事業に見えても顧客との関係や仕事の進め方が違い、片方に合わせる再編が強みを伸ばすとは限らないという理由だった。銀行関連や地方拠点、データセンターなど残る領域は、2〜3年で再編を終えたいとした。重なりを一気に消すより、強みの出る側へ一件ずつ寄せる手順を選んだといえる。
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [19]2016年4月、TISとインテックの間で事業の一部再配置を実施
- TIS株式会社 統合報告書2016「トップメッセージ」
- [20]Day1(2016年4月)にTISからインテックへ国保関連事業、インテックからTISへ電力・ガス関連事業と海外関連事業を移管
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2016年5月11日)
- [21]4月1日の再編で、国保関連事業ではインテックが計11県の仕事をすることになった
- [22]現時点でTISとインテックが合併することはない。各企業の役割分担で連携するほうがふさわしい
- [23]両社はビジネスのしかたも顧客との関係性も違い、どちらかに全部合わせる・折衷するやり方が強みを強くするかを見極める必要がある
- [24]銀行関連事業、地方、データセンターやネットワーク、サービスプラットフォームの再編は2〜3年で完了させたい
2016年7月、ITHDは完全子会社のTISを吸収合併して事業持株会社となり、商号をTIS株式会社に改めた。その直前の6月、TISの会長兼社長だった桑野徹氏がITHDの代表取締役社長に就任した。グループの呼び名も「TISインテックグループ」に統一した。移行の理由について会社側は、事業持株会社が主導して強みを高める投資を打つ速い経営が要ると判断したためと振り返った。2016年5月の説明会では、TISの取締役会にインテックの役員も加わり、グループの意思決定を速めると説明した。過去の連邦制と変わらないのではとの問いには、『これから数字でお示しするしかないと思いますが、これまでとは違うと考えていますし、今回は連邦制ではないと思っています。』と答えた。統合から8年、各社並立の意思決定をようやく一本にした転換点だった。
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [25]2016年7月、当社が完全子会社のTISを吸収合併し事業持株会社体制へ移行、商号をITホールディングスからTISに変更
- TIS株式会社 有価証券報告書(2018年3月期)【役員の状況】
- [26]桑野徹は2013年4月からTIS代表取締役会長兼社長、2016年6月に当社(ITHD)代表取締役社長、2016年7月から当社代表取締役社長
- TIS株式会社 統合報告書2016「トップメッセージ」
- [27]グループブランドを統合し「TISインテックグループ」の名称に統一
- TIS株式会社 統合報告書2017「トップメッセージ」
- [28]移行の背景は、急激に変化する事業環境下で付加価値の高いサービスを提供するには、事業持株会社がリーダーシップをとり強みを高める投資や取組みを実施するスピード感ある経営が不可欠と判断したため
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2016年5月11日)
- [29]事業持株会社のTISの取締役会にインテックの役員も参加し、スピード感を持ってグループ全体の意思決定をしていく
- [30]事業持株会社のTISの取締役会にインテックの役員も参加し、スピード感を持ってグループ全体の意思決定をしていく
参考文献[19]-[30]
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [19]2016年4月、TISとインテックの間で事業の一部再配置を実施
- [25]2016年7月、当社が完全子会社のTISを吸収合併し事業持株会社体制へ移行、商号をITホールディングスからTISに変更
- TIS株式会社 統合報告書2016「トップメッセージ」
- [20]Day1(2016年4月)にTISからインテックへ国保関連事業、インテックからTISへ電力・ガス関連事業と海外関連事業を移管
- [27]グループブランドを統合し「TISインテックグループ」の名称に統一
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2016年5月11日)
- [21]4月1日の再編で、国保関連事業ではインテックが計11県の仕事をすることになった
- [22]現時点でTISとインテックが合併することはない。各企業の役割分担で連携するほうがふさわしい
- [23]両社はビジネスのしかたも顧客との関係性も違い、どちらかに全部合わせる・折衷するやり方が強みを強くするかを見極める必要がある
- [24]銀行関連事業、地方、データセンターやネットワーク、サービスプラットフォームの再編は2〜3年で完了させたい
- [29]事業持株会社のTISの取締役会にインテックの役員も参加し、スピード感を持ってグループ全体の意思決定をしていく
- [30]事業持株会社のTISの取締役会にインテックの役員も参加し、スピード感を持ってグループ全体の意思決定をしていく
- TIS株式会社 有価証券報告書(2018年3月期)【役員の状況】
- [26]桑野徹は2013年4月からTIS代表取締役会長兼社長、2016年6月に当社(ITHD)代表取締役社長、2016年7月から当社代表取締役社長
- TIS株式会社 統合報告書2017「トップメッセージ」
- [28]移行の背景は、急激に変化する事業環境下で付加価値の高いサービスを提供するには、事業持株会社がリーダーシップをとり強みを高める投資や取組みを実施するスピード感ある経営が不可欠と判断したため
2017年〜2026年の企業像「Create Exciting Future」と、決済を柱に据えた中期経営計画
2017年5月、TISは2026年に目指す企業像を「Create Exciting Future」とするグループビジョン2026を発表した。策定には、主要各社から10年後の担い手となる30〜40代の部長・副部長級を選んで加えた。描いた2026年の姿は、労働集約型の収益モデルへの依存を改め、先行投資型の事業がグループの利益を牽引するというものだった。2026年はまだ絵に近いのではと問われた会社側は、『ビジョンで掲げたことを実現するために中期経営計画があると考えていますので、具体的な施策については、その中に落としていきたいと考えています。』と答えた。10年間で3か年の中期経営計画を3回実行する道筋で、次期計画はありたい姿と現状の差を分析する議論から始めていた。人数で稼ぐ請負から離れるには、10年という時間軸が要ると見積もったのだろう。
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [31]2017年5月、2026年に目指す企業像を「Create Exciting Future」と定めた新たなグループビジョンを策定
- TIS株式会社 統合報告書2019「トップメッセージ」
- [32]主要グループ会社から10年後のキーマンとなる30〜40代の部長・副部長クラスを選抜して議論を重ね、2026年の企業像を定めた
- TIS株式会社 統合報告書2017「トップメッセージ」
- [33]2026年のありたい姿として、労働集約型の収益モデル依存体質を変え、先行投資型の収益モデルがグループの利益を牽引する
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2017年5月11日)
- [34]今後10年間で3か年の中期経営計画をあと3回実行する。次期中計はありたい姿と現状のビジネスのフィット・ギャップ分析から議論を開始
- [35]今後10年間で3か年の中期経営計画をあと3回実行する。次期中計はありたい姿と現状のビジネスのフィット・ギャップ分析から議論を開始
2018年4月、TISはグループビジョン2026への最初の段として中期経営計画(2018-2020)を始めた。前の「Beyond Borders 2017」は、2018年3月期の売上高4,000億円、営業利益300億円、ROE8.0%の目標をすべて達成したと総括された。新計画は2021年3月期に戦略ドメインの売上比率50%とROE12%を掲げた。決済ではトークンサービスとマルチ決済ゲートウェイを始め、クレジットカードの後方業務もSaaS型で出すとした。国内は現金決済が6〜7割を占め、2020年に向けてキャッシュレス化が進むとの見立てが背景にあった。会社側は『投資が先行する部分がありますので、1 年目よりも 2 年目から 3 年目にかけて収益性が上がっていくと考えています。』と、利益の出方に時間差があると説明した。決済で先に投じた資金の回収を、計画の後半に託す組み立てだった。
- TIS株式会社 統合報告書2018「トップメッセージ」
- [36]中期経営計画(2018-2020)はグループビジョン2026の達成に向けた最初の中期経営計画(2018年4月〜2021年3月)
- [37]第3次中期経営計画「Beyond Borders 2017」の計数目標(2018年3月期 売上高4,000億円・営業利益300億円・ROE8.0%)を全て達成、1年前倒しで計画達成
- [38]重要な経営指標(2021年3月期)として戦略ドメイン売上割合50%、ROE12%
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2018年5月11日)
- [39]決済事業戦略として、トークンサービス、マルチ決済ゲートウェイを拡充し、クレジットでもSaaS型の「CreditCube+」を展開する
- [41]投資が先行するため、1年目より2年目から3年目にかけて収益性が上がる
- TIS株式会社 統合報告書2017「トップメッセージ」
- [40]国内は現金決済の比率が60〜70%とされ、2020年に向けてデビットカードやスマートフォン決済が急速に拡大するなかでビジネスチャンスが広がる
2019年1月、TISはグループ基本理念「OUR PHILOSOPHY」を定めた。事業持株会社への移行という転機を迎え、グループの根幹を示す理念を新たにつくる時機と判断したためである。発表はビジョンや中期経営計画より後になったが、両者はこの理念を土台にしていると位置づけた。桑野徹会長兼社長は、理念の位置づけを『「OUR PHILOSOPHY」は、いわば当社グループの憲法といえるものです』と説明した。2019年3月期は戦略ドメインの売上比率が計画を上回る42%に達した。海外では、ASEAN地区でトップクラスのIT連合体になる目標も計画に掲げていた。他方、大口顧客の案件で組んだ基盤を使うクレジットのSaaS型サービスが伸びるのは、2021年度に始まる次期計画の期間になると会社側はみていた。理念で求心力を固めつつ、決済の収益化は次の段へ持ち越す構えだった。
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [42]2019年1月、グループ基本理念「OUR PHILOSOPHY」を策定
- TIS株式会社 統合報告書2019「トップメッセージ」
- [43]純粋持株会社体制から事業持株会社体制への移行という転機に、グループのあり方の根幹を示す企業理念を新たに創る時機と考えた。グループビジョン2026と中期経営計画はOUR PHILOSOPHYの考え方をもとにしている(代表取締役会長兼社長 桑野)
- [44]純粋持株会社体制から事業持株会社体制への移行という転機に、グループのあり方の根幹を示す企業理念を新たに創る時機と考えた。グループビジョン2026と中期経営計画はOUR PHILOSOPHYの考え方をもとにしている(代表取締役会長兼社長 桑野)
- [45]純粋持株会社体制から事業持株会社体制への移行という転機に、グループのあり方の根幹を示す企業理念を新たに創る時機と考えた。グループビジョン2026と中期経営計画はOUR PHILOSOPHYの考え方をもとにしている(代表取締役会長兼社長 桑野)
- [46]2019年3月期は計画数値を上回る増収増益、戦略ドメインの比率(売上高ベース)も計画を上回る42%
- TIS株式会社 統合報告書2018「トップメッセージ」
- [47]中期経営計画(2018-2020)の重要な経営指標にASEAN地区トップクラスのIT連合体を掲げる
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2019年5月14日)
- [48]大規模顧客との案件で構築したシステムを基盤とする「CreditCube+」ビジネスの拡大は次の中期経営計画くらいから
参考文献[31]-[48]
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】
- [31]2017年5月、2026年に目指す企業像を「Create Exciting Future」と定めた新たなグループビジョンを策定
- [42]2019年1月、グループ基本理念「OUR PHILOSOPHY」を策定
- TIS株式会社 統合報告書2019「トップメッセージ」
- [32]主要グループ会社から10年後のキーマンとなる30〜40代の部長・副部長クラスを選抜して議論を重ね、2026年の企業像を定めた
- [43]純粋持株会社体制から事業持株会社体制への移行という転機に、グループのあり方の根幹を示す企業理念を新たに創る時機と考えた。グループビジョン2026と中期経営計画はOUR PHILOSOPHYの考え方をもとにしている(代表取締役会長兼社長 桑野)
- [44]純粋持株会社体制から事業持株会社体制への移行という転機に、グループのあり方の根幹を示す企業理念を新たに創る時機と考えた。グループビジョン2026と中期経営計画はOUR PHILOSOPHYの考え方をもとにしている(代表取締役会長兼社長 桑野)
- [45]純粋持株会社体制から事業持株会社体制への移行という転機に、グループのあり方の根幹を示す企業理念を新たに創る時機と考えた。グループビジョン2026と中期経営計画はOUR PHILOSOPHYの考え方をもとにしている(代表取締役会長兼社長 桑野)
- [46]2019年3月期は計画数値を上回る増収増益、戦略ドメインの比率(売上高ベース)も計画を上回る42%
- TIS株式会社 統合報告書2017「トップメッセージ」
- [33]2026年のありたい姿として、労働集約型の収益モデル依存体質を変え、先行投資型の収益モデルがグループの利益を牽引する
- [40]国内は現金決済の比率が60〜70%とされ、2020年に向けてデビットカードやスマートフォン決済が急速に拡大するなかでビジネスチャンスが広がる
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2017年5月11日)
- [34]今後10年間で3か年の中期経営計画をあと3回実行する。次期中計はありたい姿と現状のビジネスのフィット・ギャップ分析から議論を開始
- [35]今後10年間で3か年の中期経営計画をあと3回実行する。次期中計はありたい姿と現状のビジネスのフィット・ギャップ分析から議論を開始
- TIS株式会社 統合報告書2018「トップメッセージ」
- [36]中期経営計画(2018-2020)はグループビジョン2026の達成に向けた最初の中期経営計画(2018年4月〜2021年3月)
- [37]第3次中期経営計画「Beyond Borders 2017」の計数目標(2018年3月期 売上高4,000億円・営業利益300億円・ROE8.0%)を全て達成、1年前倒しで計画達成
- [38]重要な経営指標(2021年3月期)として戦略ドメイン売上割合50%、ROE12%
- [47]中期経営計画(2018-2020)の重要な経営指標にASEAN地区トップクラスのIT連合体を掲げる
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2018年5月11日)
- [39]決済事業戦略として、トークンサービス、マルチ決済ゲートウェイを拡充し、クレジットでもSaaS型の「CreditCube+」を展開する
- [41]投資が先行するため、1年目より2年目から3年目にかけて収益性が上がる
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2019年5月14日)
- [48]大規模顧客との案件で構築したシステムを基盤とする「CreditCube+」ビジネスの拡大は次の中期経営計画くらいから
2014年〜2019年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2014年03月期 | 連結 | 3,466 | n/a | 195 | 190 | 79 | 2.3% | n/a |
| 2015年03月期 | 連結 | 3,610 | +4.2% | 211 | 213 | 103 | 2.9% | バンコクに子会社TISI (Thailand)を設立(2014/11) |
| 2016年03月期 | 連結 | 3,827 | +6.0% | 244 | 245 | 127 | 3.3% | シリコンバレーに子会社INTEC Innovative Technologies USAを設立(2015/06)東京都三鷹市に東京第2データセンターを開業(2015/06) |
| 2017年03月期 | 連結 | 3,934 | +2.8% | 270 | 271 | 163 | 4.1% | n/a |
| 2018年03月期 | 連結 | 4,056 | +3.1% | 327 | 328 | 206 | 5.1% | n/a |
| 2019年03月期 | 連結 | 4,208 | +3.7% | 380 | 386 | 260 | 6.2% | n/a |
出典・参考
13件
- ITホールディングス株式会社 アニュアルレポート2014
- ITホールディングス株式会社 アニュアルレポート「Corporate Profile 2015」ステークホルダーの皆さまへ
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2015年5月11日)
- ITホールディングス株式会社 決算説明会 質疑応答(2016年5月11日)
- TIS株式会社 統合報告書2016「トップメッセージ」
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2017年5月11日)
- TIS株式会社 統合報告書2017「トップメッセージ」
- TIS株式会社 有価証券報告書(2018年3月期)【役員の状況】
- TIS株式会社 統合報告書2018「トップメッセージ」
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2018年5月11日)
- TIS株式会社 統合報告書2019「トップメッセージ」
- TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2019年5月14日)
- TIS株式会社 有価証券報告書(2024年3月期)【沿革】