第4章 年〜年

TISインテック:タイMFECの買収と「グループビジョン2032」の策定

2020年〜公開買付で子会社にしたタイのMFECと、36年の生え抜き岡本安史社長

2020年10月、TISはタイの持分法適用会社MFECを公開買付で子会社にした。決めたのは、東洋情報システム入社の桑野徹氏が会長兼社長を務めていた時期である。同年5月の決算説明会で会社側は、連結に入る海外売上高が60億円規模にとどまると明かし、MFECの子会社化で約100億円が加わると見込んだ。会社側は出資の流儀を、『一気にメジャーを取るというやり方ではなく、マイナー出資からスタートして』と説明した。統合報告書2021は前計画の総括で、ASEANトップクラスのIT企業連合体を目指す投資の成果としてMFECの連結子会社化を挙げた。少額の出資で相手を見極め、関係が固まってから過半を取る順序を守った買収だった。

  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
    • [1]2020年10月、持分法適用会社であるMFEC Public Company Limited(タイ)を公開買付けを通じて子会社化
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2020年3月期【役員の状況】
    • [2]2020年3月期の役員の状況で桑野徹は代表取締役会長兼社長。1976年4月 株式会社東洋情報システム入社
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2020年5月13日)
    • [3]連結業績に反映される海外事業の売上高は60億円規模。MFECは持分法適用会社で、子会社化に向けた追加取得を手続き中。実現すれば約100億円が連結の海外売上高に加わる
    • [4]一気にメジャーを取るのではなく、マイナー出資から始めて相互理解を深め、長く協業する関係作りを重視する
  • TIS株式会社 統合報告書2021「過去の中期経営計画振り返り」
    • [5]中期経営計画(2018-2020)の振り返りで、ASEANトップクラスのIT企業連合体を目指す成長戦略に基づく投資を加速し、タイのMFECを連結子会社化

2021年4月、副社長執行役員の岡本安史氏が代表取締役社長に就任し、桑野徹氏は取締役会長に就任した。交代は前年11月に新聞で報じられていた。岡本安史氏は1985年に東洋情報システムへ入り、2012年からはシンガポール現地法人の代表も兼ねた。2018年からはサービス事業の担当役員として、サービス型ビジネスを率いてきた。就任1年の統合報告書2022で岡本安史社長は、『受託型ビジネスが主流であった時代が長く、技術力がありながらも受け身』の姿勢に傾きがちだったと振り返った。その上で、社員一人ひとりが能動的に動く「フロントライン強化」を就任以来の方針として掲げた。受託の現場と新しいサービスの両方を知る生え抜きに、構造転換の続きを託した人選と読める。

  • TIS株式会社 有価証券報告書 2021年3月期【役員の状況】
    • [6]岡本安史 2020年4月 取締役副社長執行役員、2021年4月 代表取締役社長。桑野徹は取締役会長
    • [8]1985年4月 株式会社東洋情報システム入社、2012年1月 TISI (Singapore) Pte. Ltd. Managing Director を兼務
  • 日本経済新聞 2020年11月10日
    • [7]TIS社長に岡本氏(社長交代の報道)
  • TIS株式会社 統合報告書2022 トップメッセージ
    • [9]2018年からサービス事業を推進する組織の担当役員としてサービス型ビジネスを牽引してきた
    • [10]SIerとして受託型ビジネスが主流の時代が長く、技術力がありながら受け身の姿勢となりがちだった
    • [11]就任以来「フロントライン強化」をテーマに掲げ、全ての社員が能動的に動く姿を目指す

2021年2月、グループはCIロゴを改め、ブランドメッセージを「ITで、社会の願い叶えよう」に替えた。4月に始めた中期経営計画(2021-2023)は、2024年3月期に売上高5,000億円、営業利益率11.6%を置いた。3年間の成長投資は、ソフトウエア・人材・研究開発の300億円にM&Aの700億円を足した約1,000億円とした。出発点は前計画(2018-2020)の総括で、利益は伸ばしたもののサービスITの収益化と次の収益源の立ち上げは途上だと認めていた。決済に続く成長の芽を育てることも急ぐべき課題に挙げた。新計画はビジョン2026に向けた2段目と位置づけ、DXの提供価値を高めて構造転換を進めるとした。言葉を替えたのは、受託の延長では届かない収益の形を社内外に示すためだった。

  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
    • [12]2021年2月、グループのCIロゴ及びブランドメッセージを刷新し、新ブランドメッセージを「ITで、社会の願い叶えよう。」とする
  • TIS株式会社 統合報告書2022 トップメッセージ
    • [13]中期経営計画(2021-2023)の計数計画は2024年3月期の売上高5,000億円、営業利益率11.6%など
    • [14]3年間でソフトウエア投資・人材投資・研究開発投資の内部強化目的300億円、M&A700億円、計約1,000億円の成長投資を計画
  • TIS株式会社 統合報告書2021「過去の中期経営計画振り返り」
    • [15]中期経営計画(2018-2020)は戦略ドメイン転換で利益成長を実現した一方、サービスITの収益化と次の事業の柱の立ち上げによる質的構造転換は道半ば
    • [16]課題認識としてペイメントの次の成長エンジンの育成が急務
  • TIS株式会社 統合報告書2021「中期経営計画について」
    • [17]中期経営計画(2021-2023)はグループビジョン2026達成に向けたセカンドステップで、DX提供価値の向上によりさらに構造転換を進める
参考文献[1]-[17]
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
    • [1]2020年10月、持分法適用会社であるMFEC Public Company Limited(タイ)を公開買付けを通じて子会社化
    • [12]2021年2月、グループのCIロゴ及びブランドメッセージを刷新し、新ブランドメッセージを「ITで、社会の願い叶えよう。」とする
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2020年3月期【役員の状況】
    • [2]2020年3月期の役員の状況で桑野徹は代表取締役会長兼社長。1976年4月 株式会社東洋情報システム入社
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2020年5月13日)
    • [3]連結業績に反映される海外事業の売上高は60億円規模。MFECは持分法適用会社で、子会社化に向けた追加取得を手続き中。実現すれば約100億円が連結の海外売上高に加わる
    • [4]一気にメジャーを取るのではなく、マイナー出資から始めて相互理解を深め、長く協業する関係作りを重視する
  • TIS株式会社 統合報告書2021「過去の中期経営計画振り返り」
    • [5]中期経営計画(2018-2020)の振り返りで、ASEANトップクラスのIT企業連合体を目指す成長戦略に基づく投資を加速し、タイのMFECを連結子会社化
    • [15]中期経営計画(2018-2020)は戦略ドメイン転換で利益成長を実現した一方、サービスITの収益化と次の事業の柱の立ち上げによる質的構造転換は道半ば
    • [16]課題認識としてペイメントの次の成長エンジンの育成が急務
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2021年3月期【役員の状況】
    • [6]岡本安史 2020年4月 取締役副社長執行役員、2021年4月 代表取締役社長。桑野徹は取締役会長
    • [8]1985年4月 株式会社東洋情報システム入社、2012年1月 TISI (Singapore) Pte. Ltd. Managing Director を兼務
  • 日本経済新聞 2020年11月10日
    • [7]TIS社長に岡本氏(社長交代の報道)
  • TIS株式会社 統合報告書2022 トップメッセージ
    • [9]2018年からサービス事業を推進する組織の担当役員としてサービス型ビジネスを牽引してきた
    • [10]SIerとして受託型ビジネスが主流の時代が長く、技術力がありながら受け身の姿勢となりがちだった
    • [11]就任以来「フロントライン強化」をテーマに掲げ、全ての社員が能動的に動く姿を目指す
    • [13]中期経営計画(2021-2023)の計数計画は2024年3月期の売上高5,000億円、営業利益率11.6%など
    • [14]3年間でソフトウエア投資・人材投資・研究開発投資の内部強化目的300億円、M&A700億円、計約1,000億円の成長投資を計画
  • TIS株式会社 統合報告書2021「中期経営計画について」
    • [17]中期経営計画(2021-2023)はグループビジョン2026達成に向けたセカンドステップで、DX提供価値の向上によりさらに構造転換を進める

2021年〜中央システムとSequentの売却と、完全子会社にした日本ICS

2021年4月、TISは中央官庁・自治体など行政機関向け事業の一部をインテックへ移し、11月には中央システムの全株式をグループ外へ譲渡した。前年4月にはEDI事業もインテックへ承継していた。岡本安史社長は統合報告書2022で、地方行政のDXはこの分野に強いインテックを軸に進めると説明した。戦略ドメインを起点にした事業の見直しで子会社株式の売却収入70億円を得て、政策保有株の縮減75億円と合わせて手元資金を厚くした。2023年3月期からは報告セグメントを5つに組み替え、グループ各社の所属先を一つに定めた。手放す事業と、残す事業の責任者を決める作業が、同じ時期に並んで進んだ。

  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
    • [18]2021年4月 中央官庁・自治体等行政機関向け事業の一部を株式会社インテックへ承継。2021年11月 中央システム株式会社の発行済全株式をグループ外へ譲渡
    • [19]2020年4月 当社EDI事業の株式会社インテックへの承継を実施
  • TIS株式会社 統合報告書2022 トップメッセージ
    • [20]地方創生に資する地方行政のDXは、この分野に強みを有するインテックを中心に推進
    • [22]2023年3月期から報告セグメントをオファリングサービス、BPM、金融IT、産業IT、広域ITソリューションの5つに変更。複数セグメントに分散していたグループ会社の所属を明確にする
  • TIS株式会社 統合報告書2022「価値創造を実現するための成長戦略」
    • [21]政策保有株式の縮減75億円や、戦略ドメイン軸を起点とした事業ポートフォリオ見直しに伴う子会社株式売却収入70億円等でキャッシュを創出

2023年3月、TISは米Sequent Softwareの全株式をグループ外へ譲渡し、2020年2月の子会社化から約3年で手放した。買収の際には、伸びが見込めるトークナイゼーション関連の事業を早く取り込むため、Sequentを傘下に入れたと説明していた。統合報告書2023は、『事業ポートフォリオの見直しは今後も常に行っていく方針であり』とし、直近の例にSequentのグループアウトを挙げた。同じ文脈で、タイのMFECグループの再編に伴う一部事業の譲渡も決めていた。2023年3月期の子会社株式売却益28億円は、構造転換を急ぐMFECが進めた子会社の売却が主な要因だった。決済の海外展開を米国の技術会社から広げる道筋は、ここでいったん閉じたとみられる。

  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
    • [23]2020年2月 Sequent Software Inc.(米国)を子会社化。2023年3月 保有するSequent Software Inc.の全株式をグループ外へ譲渡
  • TIS株式会社 統合報告書2020
    • [24]5G を活用したIoT決済など世界的な拡大が見込めるトークナイゼーション関連ビジネスの成長を早期に取り込むため、この領域で有力な技術を持つSequent社を子会社化
  • TIS株式会社 統合報告書2023 トップメッセージ
    • [25]事業ポートフォリオの見直しは今後も常に行う方針で、直近でもSequentのグループアウトを意思決定
    • [26]MFECグループの再編に伴う一部事業の譲渡を意思決定
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2023年5月9日)
    • [27]子会社株式売却益28億円は、タイのMFECが構造転換を加速させる中で実施した子会社売却が主要因

2023年4月、TISは税理士事務所や企業に会計・給与などのパッケージを売る日本ICSを完全子会社にした。統合報告書2023は、この連結子会社化を戦略ドメインIOSの成長を速めるための一手と位置づけた。同報告書は中小企業の市場を有望とみて、日本ICS経由で経費精算やヘルスケアの製品を広く売る構想を示した。統合報告書2024で岡本安史社長は、大企業向けのSIに加え、幅広い顧客へリカーリング型の事業を届ける役割を日本ICSに期待した。2023年5月、会社側は日本ICSの連結とSequentの除外を合わせた利益の上積みを、上期約3億円、下期約7億円と見積もった。海外の決済技術から国内の中小企業向けの継続課金へ、買収の対象を移した入れ替えだった。

  • TIS株式会社 統合報告書2023
    • [28]2023年4月、税理士事務所や企業向け会計/給与等パッケージを提供する日本ICS株式会社を完全子会社化
    • [29]日本ICSは戦略ドメイン「IOS」の成長加速を企図して連結子会社化
  • TIS株式会社 統合報告書2023 トップメッセージ
    • [30]オファリングサービス強化の一環としてSMB市場は重要かつ有望で、日本ICSを通じて経費精算やヘルスケア関連のソリューションを裾野広く展開する
  • TIS株式会社 統合報告書2024 トップメッセージ
    • [31]日本ICSは多数の中小企業を顧客に持ち、SIで支援してきた大規模顧客だけでなく幅広い層へリカーリング型ビジネスを提供して収益性向上につなげる
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2023年5月9日)
    • [32]日本ICSは第2四半期から連結。新規連結及びSequentの除外影響を合わせ、上期約3億円、下期約7億円の利益増加寄与
参考文献[18]-[32]
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
    • [18]2021年4月 中央官庁・自治体等行政機関向け事業の一部を株式会社インテックへ承継。2021年11月 中央システム株式会社の発行済全株式をグループ外へ譲渡
    • [19]2020年4月 当社EDI事業の株式会社インテックへの承継を実施
    • [23]2020年2月 Sequent Software Inc.(米国)を子会社化。2023年3月 保有するSequent Software Inc.の全株式をグループ外へ譲渡
  • TIS株式会社 統合報告書2022 トップメッセージ
    • [20]地方創生に資する地方行政のDXは、この分野に強みを有するインテックを中心に推進
    • [22]2023年3月期から報告セグメントをオファリングサービス、BPM、金融IT、産業IT、広域ITソリューションの5つに変更。複数セグメントに分散していたグループ会社の所属を明確にする
  • TIS株式会社 統合報告書2022「価値創造を実現するための成長戦略」
    • [21]政策保有株式の縮減75億円や、戦略ドメイン軸を起点とした事業ポートフォリオ見直しに伴う子会社株式売却収入70億円等でキャッシュを創出
  • TIS株式会社 統合報告書2020
    • [24]5G を活用したIoT決済など世界的な拡大が見込めるトークナイゼーション関連ビジネスの成長を早期に取り込むため、この領域で有力な技術を持つSequent社を子会社化
  • TIS株式会社 統合報告書2023 トップメッセージ
    • [25]事業ポートフォリオの見直しは今後も常に行う方針で、直近でもSequentのグループアウトを意思決定
    • [26]MFECグループの再編に伴う一部事業の譲渡を意思決定
    • [30]オファリングサービス強化の一環としてSMB市場は重要かつ有望で、日本ICSを通じて経費精算やヘルスケア関連のソリューションを裾野広く展開する
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2023年5月9日)
    • [27]子会社株式売却益28億円は、タイのMFECが構造転換を加速させる中で実施した子会社売却が主要因
    • [32]日本ICSは第2四半期から連結。新規連結及びSequentの除外影響を合わせ、上期約3億円、下期約7億円の利益増加寄与
  • TIS株式会社 統合報告書2023
    • [28]2023年4月、税理士事務所や企業向け会計/給与等パッケージを提供する日本ICS株式会社を完全子会社化
    • [29]日本ICSは戦略ドメイン「IOS」の成長加速を企図して連結子会社化
  • TIS株式会社 統合報告書2024 トップメッセージ
    • [31]日本ICSは多数の中小企業を顧客に持ち、SIで支援してきた大規模顧客だけでなく幅広い層へリカーリング型ビジネスを提供して収益性向上につなげる

2024年〜長期経営方針「グループビジョン2032」と、インテックとの合併で生まれたTISI

2024年5月、TISは「社会に、多彩に、グローバルに」を掲げる長期経営方針「グループビジョン2032」を定めた。最初の段の中期経営計画(2024-2026)は、2027年3月期に売上高6,200億円、営業利益率13.1%を置いた。岡本安史社長は前計画について、目標の多くを1年前倒しで達したと総括した。一方で、『ITオファリングサービス(IOS)の立ち上がりや収益性向上に想定よりも時間がかかっている』と課題を認めた。その上で戦略ドメイン比率を、2024年3月期の48%から2033年3月期に80%へ上げるとした。海外は連結売上高を2027年3月期に1,000億円とし、うち約400億円を既存子会社の伸び、残りを買収で賄う前提を置いた。

  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
    • [33]2024年5月、「社会に、多彩に、グローバルに」をテーマとする長期経営方針「グループビジョン2032」を策定
  • TIS株式会社 統合報告書2024 トップメッセージ
    • [34]中期経営計画(2024-2026)の重要経営指標は2027年3月期の売上高6,200億円、営業利益率13.1%、ROE16%超など
    • [35]前中期経営計画で掲げた重要経営指標の多くを2023年3月期に1年前倒しで達成
    • [36]前中期経営計画の課題はITオファリングサービス(IOS)の立ち上がりや収益性向上に想定より時間がかかっていること
    • [37]戦略ドメイン比率を2024年3月期の48%から2033年3月期に80%へ引き上げる
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2024年5月8日)
    • [38]グローバルの連結売上高を2024年3月期の336億円から2027年3月期に1,000億円へ。既存連結子会社のオーガニック成長で概ね400億円、残りはインオーガニック

2025年7月30日、TISは完全子会社インテックを吸収合併する基本方針を決め、10月31日に合併契約を結んだ。両社は2008年のITホールディングス設立による経営統合から17年、グループの中核会社として並んでいた。TISは合併の狙いを、ビジョン2032の達成を早めるには中核2社を1社にまとめ、経営と事業の土台を固める必要があるためと説明した。新会社の姿としては、2033年3月期に単体で売上高6,000億円、営業利益900億円を掲げ、事業シナジーで売上高600億円超を見込んだ。3年前の統合報告書2022は、合併で会社を減らせば求心力は増すが多様性を失うとして、セグメントオーナー制で両立を図る考えを示していた。その均衡を、一体化の側へ動かした判断である。

  • TIS株式会社 お知らせ「当社子会社(株式会社インテック)の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ」(2025年10月31日)
    • [39]2025年7月30日 合併基本方針決定、2025年10月31日 合併契約承認取締役会・契約締結。TISを存続会社、インテックを消滅会社とする吸収合併
    • [40]2008年4月のITホールディングス設立による経営統合、2016年7月の事業持株会社体制への移行を通じ、両社はグループの中核会社として取り組んできた
    • [42]新会社TISIのありたい姿は2033年3月期(単体)売上高6,000億円、営業利益900億円・営業利益率15%。想定シナジーは事業シナジー売上高600億円超、コストシナジー営業利益効果30億円超
  • TIS株式会社 ニュースリリース「TIS、インテックとの合併に関するお知らせ」(2025年7月30日)
    • [41]グループビジョン2032を早期かつ確実に実現するには、中核会社である当社およびインテックを1社に統合し、強固な経営・事業基盤を構築することが不可欠と判断
  • TIS株式会社 統合報告書2022「価値創造を実現するための成長戦略」
    • [43]2022年3月末の連結子会社53社。合併により会社数を減らせば求心力が生まれるが多様性が失われるとし、新フォーメーションでセグメントオーナーを置く

2026年7月1日、TISはインテックを吸収合併し、商号をTISI株式会社に改めた。同じ日に監査等委員会設置会社へ移り、社長は引き続き岡本安史氏が務めた。新しい名について会社は、合併する2社の来歴を踏まえつつ、システムとサービスの統合力にテクノロジーとイノベーションを重ねる意図だと説明した。合併関連コストは2026年3月期からの2年で約17億円と見込まれ、当初の20億〜30億円を下回った。2026年5月の決算説明会で会社側は、『高収益のサービスを目指して進めてきたところはまだ道半ばであり』と認めた。1971年に大阪で設立された東洋情報システムから数えて、55年後の改称だった。高収益のサービスという前の計画からの宿題は、新しい社名のもとへ持ち越された。

  • TIS株式会社 お知らせ「当社子会社(株式会社インテック)の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ」(2025年10月31日)
    • [44]2026年7月1日を効力発生日としてインテックを吸収合併し、合併後の名称をTISI株式会社とする
    • [46]2026年7月1日に監査等委員会設置会社へ移行。合併後の代表者は代表取締役社長 岡本安史
  • TISI株式会社 サステナビリティ資料「ESGデータブック2026」
    • [45]2026年版のデータブックがTISI Inc.の名義で発行されている
  • TIS株式会社 ニュースリリース「TIS、インテックとの合併に関するお知らせ」(2025年7月30日)
    • [47]新商号は両社の歴史を尊重した上で、システムインテグレーションおよびサービスインテグレーションを磨き、テクノロジー&イノベーションを追求する想いを込めた
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2026年5月8日)
    • [48]合併関連コストは当初2026年3月期からの2カ年で総額20億円〜30億円の見込みだったが、最新見通しは約17億円
    • [49]高収益のサービスを目指して進めてきたところはまだ道半ば
  • TIS株式会社 統合報告書2021「中期経営計画について」
    • [50]1971年4月、株式会社東洋情報システムを大阪市東区(現 中央区)に設立
参考文献[33]-[50]
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
    • [33]2024年5月、「社会に、多彩に、グローバルに」をテーマとする長期経営方針「グループビジョン2032」を策定
  • TIS株式会社 統合報告書2024 トップメッセージ
    • [34]中期経営計画(2024-2026)の重要経営指標は2027年3月期の売上高6,200億円、営業利益率13.1%、ROE16%超など
    • [35]前中期経営計画で掲げた重要経営指標の多くを2023年3月期に1年前倒しで達成
    • [36]前中期経営計画の課題はITオファリングサービス(IOS)の立ち上がりや収益性向上に想定より時間がかかっていること
    • [37]戦略ドメイン比率を2024年3月期の48%から2033年3月期に80%へ引き上げる
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2024年5月8日)
    • [38]グローバルの連結売上高を2024年3月期の336億円から2027年3月期に1,000億円へ。既存連結子会社のオーガニック成長で概ね400億円、残りはインオーガニック
  • TIS株式会社 お知らせ「当社子会社(株式会社インテック)の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ」(2025年10月31日)
    • [39]2025年7月30日 合併基本方針決定、2025年10月31日 合併契約承認取締役会・契約締結。TISを存続会社、インテックを消滅会社とする吸収合併
    • [40]2008年4月のITホールディングス設立による経営統合、2016年7月の事業持株会社体制への移行を通じ、両社はグループの中核会社として取り組んできた
    • [42]新会社TISIのありたい姿は2033年3月期(単体)売上高6,000億円、営業利益900億円・営業利益率15%。想定シナジーは事業シナジー売上高600億円超、コストシナジー営業利益効果30億円超
    • [44]2026年7月1日を効力発生日としてインテックを吸収合併し、合併後の名称をTISI株式会社とする
    • [46]2026年7月1日に監査等委員会設置会社へ移行。合併後の代表者は代表取締役社長 岡本安史
  • TIS株式会社 ニュースリリース「TIS、インテックとの合併に関するお知らせ」(2025年7月30日)
    • [41]グループビジョン2032を早期かつ確実に実現するには、中核会社である当社およびインテックを1社に統合し、強固な経営・事業基盤を構築することが不可欠と判断
    • [47]新商号は両社の歴史を尊重した上で、システムインテグレーションおよびサービスインテグレーションを磨き、テクノロジー&イノベーションを追求する想いを込めた
  • TIS株式会社 統合報告書2022「価値創造を実現するための成長戦略」
    • [43]2022年3月末の連結子会社53社。合併により会社数を減らせば求心力が生まれるが多様性が失われるとし、新フォーメーションでセグメントオーナーを置く
  • TISI株式会社 サステナビリティ資料「ESGデータブック2026」
    • [45]2026年版のデータブックがTISI Inc.の名義で発行されている
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2026年5月8日)
    • [48]合併関連コストは当初2026年3月期からの2カ年で総額20億円〜30億円の見込みだったが、最新見通しは約17億円
    • [49]高収益のサービスを目指して進めてきたところはまだ道半ば
  • TIS株式会社 統合報告書2021「中期経営計画について」
    • [50]1971年4月、株式会社東洋情報システムを大阪市東区(現 中央区)に設立

2020年〜2026年の業績

決算期 区分 売上高 営業利益経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 億円 億円 利益率
2020年03月期 連結 4,437 n/a 448 461 294 6.6% n/a
2021年03月期 連結 4,484 +1.1% 457 393 277 6.2% n/a
2022年03月期 連結 4,825 +7.6% 547 557 395 8.2% n/a
2023年03月期 連結 5,084 +5.4% 623 632 555 10.9% n/a
2024年03月期 連結 5,490 +8.0% 646 686 489 8.9% n/a
2025年03月期 連結 5,717 +4.1% 690 705 500 8.7% n/a
2026年03月期 連結 5,965 +4.3% 762 765 466 7.8% n/a

出所:有価証券報告書

出典・参考

19件
出典・参考
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2020年3月期【役員の状況】
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2020年5月13日)
  • TIS株式会社 統合報告書2020
  • TIS株式会社 統合報告書2021「過去の中期経営計画振り返り」
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2021年3月期【役員の状況】
  • TIS株式会社 統合報告書2021「中期経営計画について」
  • TIS株式会社 統合報告書2022 トップメッセージ
  • TIS株式会社 統合報告書2022「価値創造を実現するための成長戦略」
  • TIS株式会社 統合報告書2023 トップメッセージ
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2023年5月9日)
  • TIS株式会社 統合報告書2023
  • TIS株式会社 有価証券報告書 2024年3月期【沿革】
  • TIS株式会社 統合報告書2024 トップメッセージ
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2024年5月8日)
  • TIS株式会社 ニュースリリース「TIS、インテックとの合併に関するお知らせ」(2025年7月30日)
  • TIS株式会社 決算説明会 質疑応答(2026年5月8日)
  • 日本経済新聞 2020年11月10日
  • TIS株式会社 お知らせ「当社子会社(株式会社インテック)の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ」(2025年10月31日)
  • TISI株式会社 サステナビリティ資料「ESGデータブック2026」

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