双日の決断社史:経営の意思決定を振り返る

更新:

決断

痛みを先に出し切ってから事業を選ぶ、という順序を崩していない。2004年7月、西村英俊社長は総額2500億円規模の損失処理を軸とする再建計画を発表し、旧日商岩井の聖域だった航空機ファイナンスまで撤退候補に並べた。発足初年度の2005年3月期には特別損失4534億円を計上して4124億円の最終赤字を計上し、優先株の発行残高は6160億円に達した。並行して、発足時に1兆5000億円を超えていた連結有利子負債を代が替わっても財務健全化を最優先に据えて圧縮し続け、2016年3月末には9227億円まで縮めている。銀行に背を押されて生まれた会社が、収益部門であっても低採算なら切るという基準を10年守り切った。

免責事項およびポリシー