第1章 年〜年

デジタルアーツ:国産初のWebフィルタリングソフトの開発と上場

1995年〜資本金1,000万円で港区に興したソフト会社と、国産初のWebフィルタリングソフト

デジタルアーツは1995年6月、資本金1,000万円の株式会社として東京都港区に設立された。設立の主な目的には、インターネット上で使う応用ソフトを作り、販売することを掲げた。2003年に株主へ配った事業報告書も、会社の歩みの起点をこの1995年6月の設立に置いている。道具登志夫氏が代表取締役社長に就任したのは、設立から2年4カ月後の1997年10月である。道具登志夫氏は1968年2月生まれで、新日本工業販売(現フォーバル)、マクロシステム、TDKコアを経て29歳で経営を率いた。インターネットの商用利用が始まった時期に、その上で動く応用ソフトの需要を見込んだ設立だったとみられる。

  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)沿革
    • [1]1995年6月、インターネット関連アプリケーションソフトの開発販売を主目的に東京都港区で資本金1,000万円で設立
    • [2]1995年6月、インターネット関連アプリケーションソフトの開発販売を主目的に東京都港区で資本金1,000万円で設立
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)History
    • [3]事業報告書の History は1995年6月の設立から始まる
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)役員の状況
    • [4]道具登志夫氏(1968年2月17日生)は1988年3月新日本工業販売(現フォーバル)、同年11月マクロシステム、1992年10月TDKコアに入社し、1997年10月に代表取締役社長に就任
    • [5]道具登志夫氏(1968年2月17日生)は1988年3月新日本工業販売(現フォーバル)、同年11月マクロシステム、1992年10月TDKコアに入社し、1997年10月に代表取締役社長に就任

デジタルアーツは1998年8月、国産で初めてとなるWebフィルタリングソフトを完成させた。有報によると、インターネット上の情報は際限なく増える一方で、閲覧を制御して防ぐ手立ては整っていなかった。利用者が意図せず問題のあるサイトに行き当たる危険が高まったとみて、閲覧を制御するソフトの研究開発に着手した。外部の技術に依存しない純国産の自社開発品としての、1998年の製品化。仕組みは、閲覧しようとするサイトのURLをサーバー側のURLデータベースと照合し、ブロック対象かどうかで表示の可否を決めるものだった。照合に使うURLデータベースの網羅性が、製品の品質を左右する競争の焦点になったと考えられる。

  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)事業の内容
    • [6]情報の氾濫に対し閲覧の制御・防御方法が未確立で、利用者が意図せず問題サイトに遭遇する危険が高いとして研究開発に着手し、1998年に純国産自社開発ソフトとして製品化(沿革では1998年8月に国産初のWebフィルタリングソフトを開発)
    • [7]情報の氾濫に対し閲覧の制御・防御方法が未確立で、利用者が意図せず問題サイトに遭遇する危険が高いとして研究開発に着手し、1998年に純国産自社開発ソフトとして製品化(沿革では1998年8月に国産初のWebフィルタリングソフトを開発)
    • [8]情報の氾濫に対し閲覧の制御・防御方法が未確立で、利用者が意図せず問題サイトに遭遇する危険が高いとして研究開発に着手し、1998年に純国産自社開発ソフトとして製品化(沿革では1998年8月に国産初のWebフィルタリングソフトを開発)
    • [9]情報の氾濫に対し閲覧の制御・防御方法が未確立で、利用者が意図せず問題サイトに遭遇する危険が高いとして研究開発に着手し、1998年に純国産自社開発ソフトとして製品化(沿革では1998年8月に国産初のWebフィルタリングソフトを開発)
  • デジタルアーツ「これまでのフィルタリングについて 特許によるフィルタリングについて」(2005年)
    • [10]従来型のフィルタリングは、閲覧先サイトの情報をサーバー上のURLデータベース(フィルタリング対象リスト)と照合し、ブロック対象かどうかで閲覧の可否を判断する
参考文献[1]-[10]
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)沿革
    • [1]1995年6月、インターネット関連アプリケーションソフトの開発販売を主目的に東京都港区で資本金1,000万円で設立
    • [2]1995年6月、インターネット関連アプリケーションソフトの開発販売を主目的に東京都港区で資本金1,000万円で設立
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)History
    • [3]事業報告書の History は1995年6月の設立から始まる
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)役員の状況
    • [4]道具登志夫氏(1968年2月17日生)は1988年3月新日本工業販売(現フォーバル)、同年11月マクロシステム、1992年10月TDKコアに入社し、1997年10月に代表取締役社長に就任
    • [5]道具登志夫氏(1968年2月17日生)は1988年3月新日本工業販売(現フォーバル)、同年11月マクロシステム、1992年10月TDKコアに入社し、1997年10月に代表取締役社長に就任
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)事業の内容
    • [6]情報の氾濫に対し閲覧の制御・防御方法が未確立で、利用者が意図せず問題サイトに遭遇する危険が高いとして研究開発に着手し、1998年に純国産自社開発ソフトとして製品化(沿革では1998年8月に国産初のWebフィルタリングソフトを開発)
    • [7]情報の氾濫に対し閲覧の制御・防御方法が未確立で、利用者が意図せず問題サイトに遭遇する危険が高いとして研究開発に着手し、1998年に純国産自社開発ソフトとして製品化(沿革では1998年8月に国産初のWebフィルタリングソフトを開発)
    • [8]情報の氾濫に対し閲覧の制御・防御方法が未確立で、利用者が意図せず問題サイトに遭遇する危険が高いとして研究開発に着手し、1998年に純国産自社開発ソフトとして製品化(沿革では1998年8月に国産初のWebフィルタリングソフトを開発)
    • [9]情報の氾濫に対し閲覧の制御・防御方法が未確立で、利用者が意図せず問題サイトに遭遇する危険が高いとして研究開発に着手し、1998年に純国産自社開発ソフトとして製品化(沿革では1998年8月に国産初のWebフィルタリングソフトを開発)
  • デジタルアーツ「これまでのフィルタリングについて 特許によるフィルタリングについて」(2005年)
    • [10]従来型のフィルタリングは、閲覧先サイトの情報をサーバー上のURLデータベース(フィルタリング対象リスト)と照合し、ブロック対象かどうかで閲覧の可否を判断する

2000年〜4億9,100万円の増資で始めた「NET iScope」と、ナスダック・ジャパン上場

デジタルアーツは2000年1月に資本金を1,000万円から4,000万円へ、同年3月には4億9,100万円へ増資した。その2カ月後の2000年5月には、ネット上の情報を監視して届けるサービス「NET iScope」の提供開始。「NET iScope」は、「i-フィルター」で培った検索技術とデータベースの収集ノウハウを転用したサービスである。顧客企業に関わる記述をネット上から代わりに拾い集め、顧客企業へ届けた。2003年3月期には、用途をリスクマネジメントから企業のIRやマーケティングへ広げた。フィルタリングのために磨いた情報収集の技術を、企業の情報管理という別の需要に振り向けた事業だったと考えられる。

  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)沿革
    • [11]2000年1月に資本金4,000万円へ増資・本社を佐阿徳ビルへ移転、同年3月に資本金4億9,100万円へ増資、同年5月に NET iScope 開始
    • [12]2000年1月に資本金4,000万円へ増資・本社を佐阿徳ビルへ移転、同年3月に資本金4億9,100万円へ増資、同年5月に NET iScope 開始
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)インフォメーション事業
    • [13]NET iScope は i-フィルターの検索技術・データベース収集ノウハウを生かし依頼企業に関する情報を代行収集するサービス。当期はリスクマネジメントに加え IR・マーケティング用途へ展開
    • [14]NET iScope は i-フィルターの検索技術・データベース収集ノウハウを生かし依頼企業に関する情報を代行収集するサービス。当期はリスクマネジメントに加え IR・マーケティング用途へ展開
    • [15]NET iScope は i-フィルターの検索技術・データベース収集ノウハウを生かし依頼企業に関する情報を代行収集するサービス。当期はリスクマネジメントに加え IR・マーケティング用途へ展開

デジタルアーツは2002年9月19日、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場した。上場にあわせた増資で、資本金は5億5,220万円になった。学校向けの売上は、政府のミレニアムプロジェクトの後押しを受けて180,584千円に達した。同プロジェクトの「教育の情報化」は、全ての公立小中高校にインターネット環境を2005年度までに整える計画だった。企業向けも、Webフィルタリングの必要性が認識され始めたことで99,091千円まで売上を拡大した。学校への導入が全国に広がる時期に、株式市場での資金調達の手段を得た上場だったと思われる。

  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)Message
    • [16]2002年9月19日に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現ヘラクレス)に上場
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)沿革・事業の内容
    • [17]2002年9月の上場時に資本金5億5,220万円へ増資。ミレニアム・プロジェクト「教育の情報化」は全公立小中高校等へのインターネット環境整備(2005年度完了予定)
    • [19]2002年9月の上場時に資本金5億5,220万円へ増資。ミレニアム・プロジェクト「教育の情報化」は全公立小中高校等へのインターネット環境整備(2005年度完了予定)
  • デジタルアーツ 第8期 中間事業報告書(平成14年9月中間期)株主の皆様へ
    • [18]2002年9月中間期の売上高366,011千円、上場に伴う新株発行費・株式公開費用40,996千円を吸収し経常利益45,846千円。スクールマーケット180,584千円(ミレニアムプロジェクトに支えられ)、ビジネスマーケット99,091千円
    • [20]2002年9月中間期の売上高366,011千円、上場に伴う新株発行費・株式公開費用40,996千円を吸収し経常利益45,846千円。スクールマーケット180,584千円(ミレニアムプロジェクトに支えられ)、ビジネスマーケット99,091千円

デジタルアーツは2003年4月28日、2003年3月期の業績予想を下方修正した。売上高予想は820百万円から681百万円へ、経常利益予想は207百万円から5百万円への引き下げ。小中学校のIT基盤の整備が学校単体の導入から自治体や図書館を含む地域単位へ移り、自治体の財政難で予算も減ったことが理由だった。企業向けは情報漏洩への警戒を背景に計画を上回ったものの、学校向けの減少を埋めきれなかった。確定した売上高は681,746千円で前期比24.8%増にとどまり、経常利益は5,050千円だった。決算短信は、地域ネットワーク単位の導入に合わせた販売戦略を見直し営業の体制を改めることを、最優先の課題に挙げた。

  • デジタルアーツ「平成15年3月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ」 2003年4月28日
    • [21]2003年4月28日、2003年3月期予想を売上高820→681百万円、経常利益207→5百万円に修正。理由は学校市場の導入形態が学校単体から自治体・図書館を含む地域単位へ変化し自治体の財政難で予算減。ビジネス市場は情報漏洩意識を背景に計画を上回ったが補えず
    • [22]2003年4月28日、2003年3月期予想を売上高820→681百万円、経常利益207→5百万円に修正。理由は学校市場の導入形態が学校単体から自治体・図書館を含む地域単位へ変化し自治体の財政難で予算減。ビジネス市場は情報漏洩意識を背景に計画を上回ったが補えず
    • [23]2003年4月28日、2003年3月期予想を売上高820→681百万円、経常利益207→5百万円に修正。理由は学校市場の導入形態が学校単体から自治体・図書館を含む地域単位へ変化し自治体の財政難で予算減。ビジネス市場は情報漏洩意識を背景に計画を上回ったが補えず
    • [24]2003年4月28日、2003年3月期予想を売上高820→681百万円、経常利益207→5百万円に修正。理由は学校市場の導入形態が学校単体から自治体・図書館を含む地域単位へ変化し自治体の財政難で予算減。ビジネス市場は情報漏洩意識を背景に計画を上回ったが補えず
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)Message
    • [25]第8期の売上高681,746千円(前期比24.8%増)、経常利益5,050千円、当期損失5,952千円。売上は当初計画に未達
  • デジタルアーツ 平成15年3月期 決算短信(非連結)経営方針
    • [26]教育機関について、地域ネットワーク単位の導入形態へ対応する販売戦略の見直しと体制変更を最優先事項と認識
参考文献[11]-[26]
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)沿革
    • [11]2000年1月に資本金4,000万円へ増資・本社を佐阿徳ビルへ移転、同年3月に資本金4億9,100万円へ増資、同年5月に NET iScope 開始
    • [12]2000年1月に資本金4,000万円へ増資・本社を佐阿徳ビルへ移転、同年3月に資本金4億9,100万円へ増資、同年5月に NET iScope 開始
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)インフォメーション事業
    • [13]NET iScope は i-フィルターの検索技術・データベース収集ノウハウを生かし依頼企業に関する情報を代行収集するサービス。当期はリスクマネジメントに加え IR・マーケティング用途へ展開
    • [14]NET iScope は i-フィルターの検索技術・データベース収集ノウハウを生かし依頼企業に関する情報を代行収集するサービス。当期はリスクマネジメントに加え IR・マーケティング用途へ展開
    • [15]NET iScope は i-フィルターの検索技術・データベース収集ノウハウを生かし依頼企業に関する情報を代行収集するサービス。当期はリスクマネジメントに加え IR・マーケティング用途へ展開
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)Message
    • [16]2002年9月19日に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現ヘラクレス)に上場
    • [25]第8期の売上高681,746千円(前期比24.8%増)、経常利益5,050千円、当期損失5,952千円。売上は当初計画に未達
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)沿革・事業の内容
    • [17]2002年9月の上場時に資本金5億5,220万円へ増資。ミレニアム・プロジェクト「教育の情報化」は全公立小中高校等へのインターネット環境整備(2005年度完了予定)
    • [19]2002年9月の上場時に資本金5億5,220万円へ増資。ミレニアム・プロジェクト「教育の情報化」は全公立小中高校等へのインターネット環境整備(2005年度完了予定)
  • デジタルアーツ 第8期 中間事業報告書(平成14年9月中間期)株主の皆様へ
    • [18]2002年9月中間期の売上高366,011千円、上場に伴う新株発行費・株式公開費用40,996千円を吸収し経常利益45,846千円。スクールマーケット180,584千円(ミレニアムプロジェクトに支えられ)、ビジネスマーケット99,091千円
    • [20]2002年9月中間期の売上高366,011千円、上場に伴う新株発行費・株式公開費用40,996千円を吸収し経常利益45,846千円。スクールマーケット180,584千円(ミレニアムプロジェクトに支えられ)、ビジネスマーケット99,091千円
  • デジタルアーツ「平成15年3月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ」 2003年4月28日
    • [21]2003年4月28日、2003年3月期予想を売上高820→681百万円、経常利益207→5百万円に修正。理由は学校市場の導入形態が学校単体から自治体・図書館を含む地域単位へ変化し自治体の財政難で予算減。ビジネス市場は情報漏洩意識を背景に計画を上回ったが補えず
    • [22]2003年4月28日、2003年3月期予想を売上高820→681百万円、経常利益207→5百万円に修正。理由は学校市場の導入形態が学校単体から自治体・図書館を含む地域単位へ変化し自治体の財政難で予算減。ビジネス市場は情報漏洩意識を背景に計画を上回ったが補えず
    • [23]2003年4月28日、2003年3月期予想を売上高820→681百万円、経常利益207→5百万円に修正。理由は学校市場の導入形態が学校単体から自治体・図書館を含む地域単位へ変化し自治体の財政難で予算減。ビジネス市場は情報漏洩意識を背景に計画を上回ったが補えず
    • [24]2003年4月28日、2003年3月期予想を売上高820→681百万円、経常利益207→5百万円に修正。理由は学校市場の導入形態が学校単体から自治体・図書館を含む地域単位へ変化し自治体の財政難で予算減。ビジネス市場は情報漏洩意識を背景に計画を上回ったが補えず
  • デジタルアーツ 平成15年3月期 決算短信(非連結)経営方針
    • [26]教育機関について、地域ネットワーク単位の導入形態へ対応する販売戦略の見直しと体制変更を最優先事項と認識

出典・参考

11件
出典・参考
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)沿革
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)役員の状況
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)事業の内容
  • デジタルアーツ 第8期 有価証券報告書(平成15年3月期)沿革・事業の内容
  • デジタルアーツ 平成15年3月期 決算短信(非連結)経営方針
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)History
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)インフォメーション事業
  • デジタルアーツ 第8期 事業報告書(2003年)Message
  • デジタルアーツ「平成15年3月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ」 2003年4月28日
  • デジタルアーツ「これまでのフィルタリングについて 特許によるフィルタリングについて」(2005年)
  • デジタルアーツ 第8期 中間事業報告書(平成14年9月中間期)株主の皆様へ

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