決断
投じる額はつねに手元資金を超え、返済は保有株の売却で賄ってきた。2001年9月にYahoo! BBでADSL市場へ参入したのち、2006年にはボーダフォン日本法人を約1.75兆円のLBOで取得し、通信事業者へ転じた。2013年には米スプリントを約1.8兆円で買収し、2016年には3.3兆円で英アームを買収した。翌2017年には10兆円規模のビジョン・ファンドを組成し、他人資本で投資先を広げた。2025年も、Tモバイル株とNVIDIA株の売却とアーム株担保の借入で、OpenAIへの出資を賄った。
2025年3月 米Ampere買収で半導体強化
のれんと無形資産2025 2026 のれん(億円) 57,819 73,145 無形資産(億円) 24,146 24,698 2025年3月 OpenAIへの巨額出資
業績の推移2024 2025 2026 売上高(兆円) 6.8 7.2 7.8 税引前利益率(%) 0.9 23.5 78.7 2020年9月 エヌビディアへのアーム売却
業績の推移2019 2020 2025 売上高(兆円) 6.1 5.2 7.2 税引前利益率(%) 34.0 1.0 23.5 2020年3月 エリオットの株主還元要求
有利子負債2019 2020 2025 有利子負債(億円) 156,851 131,319 180,063 2017年5月 ビジョン・ファンドの組成
ビジョン・ファンドの組成10兆円規模のファンドを組成し、サウジPIFを中心とする他人資本をてこにしてAI関連の大型ベンチャーへ巨額出資する、事業会社から投資会社への転換同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移2016 2017 2022 売上高(兆円) 8.9 8.9 6.2 営業利益率(%) 11.3 11.5 -14.0 2016年7月 英ARM買収で最大M&A
のれんと無形資産2016 2017 2022 のれん(億円) 16,098 41,755 48,979 無形資産(億円) 64,391 69,466 24,276 2013年 米スプリントの買収
米スプリントの買収成熟へ向かう国内市場の先に、規模がものを言う米国携帯市場へ約216億米ドルで進出した海外拡大の賭け同じ経営論点に直面した企業 | M&A・買収のれんと無形資産2013 2014 2019 のれん(億円) 9,250 15,323 43,215 無形資産(億円) 5,287 61,777 68,922 2004年10月 福岡ダイエーホークスの買収
福岡ダイエーホークスの買収産業再生機構の活用を決めたダイエーから福岡ダイエーホークス株の約98%を約49億円で取得し、福岡ドームの興行事業も150億円で譲り受けて、球団をブランドとブロードバンドの中身に組み込んだ買収同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移2003 2004 2009 売上高(兆円) 0.4 0.5 2.7 純利益率(%) -24.6 -20.7 1.6 2004年7月 日本テレコムの買収
業績の推移2003 2004 2009 売上高(兆円) 0.4 0.5 2.7 純利益率(%) -24.6 -20.7 1.6 2001年9月 Yahoo!BBでADSL参入
Yahoo!BBでADSL参入ネットバブル崩壊後の新たな収益源として、莫大な先行投資でYahoo!BBのADSL加入者を囲い込み、売上を超える赤字と「解体」の懸念に耐えて損益分岐点突破を目指した消費者事業への転換同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移2000 2001 2006 売上高(兆円) 0.4 0.4 1.1 純利益率(%) 2.0 9.2 5.2 2000年3月 資産圧縮と日債銀買収
業績の推移1999 2000 2005 売上高(億円) 5,281 4,232 8,370 純利益率(%) 7.1 2.0 -7.1 1997年10月 拡大路線への懸念
拡大路線への懸念株式公開で得た資金力を梃子に社債でまかなう大型買収を続け、売上を超える有利子負債への市場の懸念に対して、買収先の情報とネットワークに価値を置く論理で拡大の継続を選んだ経営判断同じ経営論点に直面した企業 | 新規事業・多角化業績の推移1996 1997 2002 売上高(億円) 1,711 3,597 4,053 純利益率(%) 3.4 2.5 -21.9 1996年1月 米ヤフーとの合弁設立
業績の推移1995 1996 2001 売上高(億円) 968 1,711 3,971 純利益率(%) 2.1 3.4 9.2 1981年9月 パソコンソフト卸売事業の立ち上げ