月島HDの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

創業者個人の信用で集めた資金を、外部の資本へ順に置き換えて事業を広げた会社である。黒板傳作氏は高橋鉄工場の取得と設備の拡充で山口俊太郎氏の援助を仰ぎ、さらに福原俊丸男爵の取り次ぎで大倉組の後援を得た。台湾の製糖工場の据え付けで受注を得る一方、明治末の不況では橋梁の架設で製缶の仕事の空白を埋めた。第1次世界大戦で受注が個人経営の枠を超えると、1917年に大倉發身氏を会長、黒板傳作氏を専務とする株式会社へ改組した。関東大震災で工場を失った際には、社長の黒板傳作氏が自邸を担保に入れて日本興業銀行から復興資金を借り入れた。

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