決断
製品も接続も会計処理も、整う前に先へ出してきた。2013年3月、課金の仕組みを持たないまま会計ソフトを「無料期間」として先に公開し、価格を示す前に利用者の反応を確かめ、2か月で3,300事業所が登録した。2016年10月にはみずほ銀行と国内初のメガバンクAPI連携を結び、口座明細をIDとパスワードの預かりで取る方式から公式な接続へ替えた。銀行のAPI開放を実質的に義務づける改正銀行法案の閣議決定は、5か月後の2017年3月である。2022年8月には業績不振によらない全固定資産の一括減損に踏み切り、のれん39億2,028万円と顧客関連資産23億1,844万円を含む92億2,130万円を計上した。資産に載せていた開発費を毎期の費用へ移したことが、以後の営業損益に投資の実額をそのまま映させ、2025年6月期の6億1,097万円を費用の先送りを含まない初めての営業利益に変えた。
2022年8月 全固定資産の一括減損
業績の推移2021 2022 2026 売上高(億円) 103 144 424 経常利益率(%) -26.2 -21.5 1.7 2016年10月 みずほ銀行とAPI連携
業績の推移2016 2021 売上高(億円) 6 103 経常利益率(%) -350.0 -26.2