KDDの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

守りの側にいた会社が、自分から法の廃止を求めた。1996年から広がったコールバックとインターネット電話は平日昼間の対米3分を186円と99円で通し、正規料金450円の国際電話から顧客を奪った。営業利益率は20年で20%から5%へ下がっている。1997年6月の法改正を受けて国際電話で運用していた専用線接続"ルートKDD"を国内へ延ばし、7月に企業向け国内電話を始め、日本列島を光ファイバーで囲む総延長1万300キロメートルの海底ケーブルへ1300億円を投じた。陸上に敷けば1キロメートルあたり1億円以上かかる回線が、海底なら170分の1で済む。1998年12月1日には45年続いた国際電信電話株式会社法が廃止されて特殊会社でなくなり、同じ日にトヨタ系の日本高速通信を吸収合併して、商号をケイディディへ改めた。事業の範囲を縛っていた法を外したことで、認可料金が支えていた利幅も同時に消えた。

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