岡三証券グループの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

支店は建てず、他店の営業権を買って店と客を同時に取り込んだ。1956年10月に東京の吉村証券、1958年2月に京都の中屋証券、1959年6月に広島の興隆証券、1961年1月に神戸の三宝証券から営業権を譲り受け、設立時に18万円だった資本金は1961年4月に15億円へ達した。同年6月、創業者の急逝を受けて32歳の加藤精一氏が社長を承継して本部を東京へ移転した。1965年10月には東京都中央区日本橋江戸橋に本社ビルを完成させ、本店を大阪から東京へ移している。1968年4月に証券業が登録制から免許制へ変わり財務基盤の弱い業者が姿を消したなかで免許を取得できたのは、譲受で店舗と顧客を先に確保していたためである。1973年6月の東証二部上場時は本支店40店・従業員1,571名で、収益の71.1%を受入手数料が占めた。

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