エバラ食品工業の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

先発がいる棚を避け、まだ棚のない売場へ商品を置いてきた。1967年に発売した"焼肉のたれ"は、大手が押さえるスーパーではなく精肉店の肉売場へ入れている。試食販売を重ねてレジ脇の棚を取る"モグラ作戦"で、1968年から3年かけて家庭での試食機会を積み上げた。1970年、売上高4億5,000万円の会社がテレビCMの全国展開へ進む。最初の出稿地は首都圏にも関西にも属さない静岡県で、地域ごとに2クール6か月を集中投下した。1978年6月には"黄金の味"を180g150円から210g300円へ倍の価格で全国一斉発売し、営業の予想を上回る2倍超の受注を得る。価格帯を自ら引き上げた判断が、1979年に焼肉のたれで50%のシェアを作り、下位メーカーを1980年代に撤退させた。

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