第1章 年〜年

三井住友フィナンシャルグループ:三井住友銀行の発足と約1兆5000億円の公的資金完済

2001年〜住友銀行とさくら銀行の合併で生まれた三井住友銀行と、持株会社SMFGの設立

2001年4月、住友銀行とさくら銀行(旧三井銀行)が合併し、三井住友銀行(SMBC)が営業を始めた。西川善文頭取は最初の年報で、収益基盤の強化とバランスシートの管理を二大課題に掲げた。バランスシート管理の筆頭には不良債権を置き、『Our first priority is to deal conclusively with non-performing loans.』(訳:最優先は不良債権問題の決着だ)と記した。収益面では、手数料業務など貸借対照表を使わないサービスの拡大を重んじた。合併初年度の2002年3月期、単体の人件費は人員削減で222億円減少した。システム統合費用の増加166億円を吸収し、経費全体でも300億円を削減した。合併の効果を経費の削減で先に出し、不良債権の処理に充てる利益を確保した。

  • 三井住友銀行 Annual Report 2001「President’s Message」
    • [1]SMBCは2001年4月2日に営業を開始した(合併による新銀行の発足)
    • [2]西川善文頭取は収益基盤の強化とバランスシート管理を当面の二大優先課題とした
    • [3]バランスシート管理の第一の優先課題は不良債権問題の決着とした
    • [4]収益基盤の強化では手数料業務などバランスシートを使わない金融サービスの拡大を重視した
  • 三井住友銀行 平成13年度決算発表(2002年5月24日)
    • [5]2002年3月期の単体人件費は人員削減を主因に222億円減少した
    • [6]合併によるシステム統合等の費用166億円の増加を吸収し、単体経費全体で300億円減少した

2002年4月、SMBCは中小企業向けの小口融資を仕組みで増やす方針を投資家に示した。直前の2002年3月期は資金需要の低迷で貸出金が減り、国内の資金利益が298億円減少した。同じ期の単体の貸倒償却引当費用は1兆5,431億円に達し、経常損益は5,221億円の損失となった。年商10億円以下の取引は1社あたりの収益機会が小さく、従来の審査では生産性が低いと整理した。対策として専用の審査モデルで判定する無担保のビジネスセレクトローンを、上限5,000万円・期間5年以内へ広げた。2002年度はこの商品で新規貸出4,000億円を計画した。会社側はこの改革を『我々は、これが貸出ビジネスを「buy & hold」型から「originate & distribute」型に転換していく出発点となると考えています。』と位置づけた。

  • 三井住友銀行「中小企業向けビジネスの展開について」(2002年4月18日)
    • [7]2002年4月18日、ビジネスオーナー営業部が中小企業向けビジネスの展開(ビジネスモデルの改革)を投資家向けセミナーで説明した
    • [10]スモール取引(年商10億円以下)は1社あたり収益機会が小さく、従来型の融資プロセスでは生産性が低いと整理した
    • [11]ビジネスセレクトローンをスモール法人専用審査モデルで判定し、上限3,000万円→5,000万円、期間2年→5年以内に改定した(無担保、3年超は有担)
  • 三井住友銀行 平成13年度決算発表(2002年5月24日)
    • [8]2002年3月期、企業の資金需要低迷による貸出金減少等から国内の資金利益が298億円減少した
    • [9]2002年3月期の単体貸倒償却引当費用は1兆5,431億円、単体経常損益は5,221億円の損失
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期中間決算に関する主な質疑応答(2002年12月)
    • [12]2002年度通期でビジネスセレクトローンの新規貸出4,000億円を計画した
    • [13]会社側は中小企業取引の改革を、貸出ビジネスをbuy & hold型からoriginate & distribute型へ転換する出発点と位置づけた

2002年12月、SMBCは株式移転で持株会社の三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)を設立し、その完全子会社となった。同年7月に持株会社を核にグループ経営を改革すると決め、11月に銀行持株会社の認可を得ていた。2003年2月には三井住友カード、三井住友銀リース、日本総合研究所をSMFGの完全子会社とした。他の金融グループとの差別化を問われた会社側は、『SMFGの傘下には、銀行以外に、三井住友カード、三井住友銀リース、日本総合研究所とそれぞれ特色・強みを持った会社が入る予定です。』と答えた。公的資金についても、持株会社の下で兄弟会社の事業を強化し、利益を積み上げて早期に返済する考えを示した。銀行の子会社だったカードやリースを銀行と並べ、グループ全体の利益で公的資金を返済する体制に改めた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [14]2002年12月、SMBCが株式移転によりSMFGを設立し、その完全子会社となった
    • [15]2002年7月に持株会社を核とするグループ経営改革を決定、同年11月に銀行持株会社設立の認可を取得
    • [16]2003年2月、三井住友カード・三井住友銀リース・日本総合研究所を完全子会社化
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期中間決算に関する主な質疑応答(2002年12月)
    • [17]会社側はSMFG傘下に特色・強みを持つカード・リース・日本総研が入る点を他グループとの差別化とした
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
    • [18]既存の公的資金は、持株会社設立による兄弟会社の事業強化と銀行本体の効率化で利益を積み上げ、早期返済を目指すとした
参考文献[1]-[18]
  • 三井住友銀行 Annual Report 2001「President’s Message」
    • [1]SMBCは2001年4月2日に営業を開始した(合併による新銀行の発足)
    • [2]西川善文頭取は収益基盤の強化とバランスシート管理を当面の二大優先課題とした
    • [3]バランスシート管理の第一の優先課題は不良債権問題の決着とした
    • [4]収益基盤の強化では手数料業務などバランスシートを使わない金融サービスの拡大を重視した
  • 三井住友銀行 平成13年度決算発表(2002年5月24日)
    • [5]2002年3月期の単体人件費は人員削減を主因に222億円減少した
    • [6]合併によるシステム統合等の費用166億円の増加を吸収し、単体経費全体で300億円減少した
    • [8]2002年3月期、企業の資金需要低迷による貸出金減少等から国内の資金利益が298億円減少した
    • [9]2002年3月期の単体貸倒償却引当費用は1兆5,431億円、単体経常損益は5,221億円の損失
  • 三井住友銀行「中小企業向けビジネスの展開について」(2002年4月18日)
    • [7]2002年4月18日、ビジネスオーナー営業部が中小企業向けビジネスの展開(ビジネスモデルの改革)を投資家向けセミナーで説明した
    • [10]スモール取引(年商10億円以下)は1社あたり収益機会が小さく、従来型の融資プロセスでは生産性が低いと整理した
    • [11]ビジネスセレクトローンをスモール法人専用審査モデルで判定し、上限3,000万円→5,000万円、期間2年→5年以内に改定した(無担保、3年超は有担)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期中間決算に関する主な質疑応答(2002年12月)
    • [12]2002年度通期でビジネスセレクトローンの新規貸出4,000億円を計画した
    • [13]会社側は中小企業取引の改革を、貸出ビジネスをbuy & hold型からoriginate & distribute型へ転換する出発点と位置づけた
    • [17]会社側はSMFG傘下に特色・強みを持つカード・リース・日本総研が入る点を他グループとの差別化とした
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [14]2002年12月、SMBCが株式移転によりSMFGを設立し、その完全子会社となった
    • [15]2002年7月に持株会社を核とするグループ経営改革を決定、同年11月に銀行持株会社設立の認可を取得
    • [16]2003年2月、三井住友カード・三井住友銀リース・日本総合研究所を完全子会社化
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
    • [18]既存の公的資金は、持株会社設立による兄弟会社の事業強化と銀行本体の効率化で利益を積み上げ、早期返済を目指すとした

2002年〜ゴールドマン・サックスへの優先株発行と、経常損失5157億円

2003年1月、SMFGはゴールドマン・サックス(GS)と、優先株の引受を含む合意を結んだ。GSが引き受けた優先株は1,503億円で、配当率は4.5%だった。GSが欧米の優良企業へ与信する際に、SMBCが最大10億ドルの信用補完を担う取り決めも含んでいた。会社側は、不良債権の最終処理でもGSの専門的なノウハウを活用すると説明した。続いて海外投資家向けに第13回第四種優先株式3,450億円を発行し、Tier1資本の調達は計4,953億円となった。会社側は資本を積む理由に、様々なリスクシナリオへの対応力と国際業務に足る自己資本比率の確保を挙げた。公的資金の扱いを問われると、『現在、公的資金を追加で申請することは一切考えていません。』と答えた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ「ゴールドマン・サックスとの合意」に関する主な質疑応答(2003年1月)
    • [19]GSとの合意はSMFGによる優先株発行(Tier1資本の調達)、GSの与信業務への信用補完、不良債権等での業務協力からなる
    • [20]GS宛優先株の配当率は4.5%(調達額は約1,500億円、実額1,503億円)
    • [21]GSが欧米の投資適格企業へ与信する際、SMBCがL/Cでファーストリスク最大10億ドルの信用補完を行う
    • [22]新旧分離やバルクセール等でGSのエクスパティーズを活用し、不良債権の最終処理を加速する
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
    • [23]優先株によりTier1資本を4,953億円増強(GS宛1,503億円、海外市場3,450億円)
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
    • [24]14年度下期中に4,000〜5,000億円の資本調達を検討していた理由は、リスク対応力を高め、国際的活動に充分な自己資本比率を余裕を持って確保するため
    • [25]会社側は公的資金の追加申請を一切考えていないとした

2003年3月、SMBCはわかしお銀行と合併し、存続会社のわかしお銀行が商号を三井住友銀行に改めた。この合併の承継処理で、SMBCはその他有価証券のうち株式の評価損6,728億円を資本の部から消した。同じ処理で資本金と資本準備金を合わせて1兆4,055億円取り崩した。合併期日の前日に4,365億円の欠損だった利益剰余金は、2,219億円のプラスで引き継がれた。株式の評価損は2002年9月末の9,331億円から2003年3月末に1,524億円まで縮んだ。SMFGはわかしお銀行との合併が持株会社の純資産額に影響しないと説明した。小さな銀行を存続会社に立てたことで、株式の評価損と利益の欠損を資本の取り崩しで一度に整理できた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [26]2003年3月、SMBCとわかしお銀行がわかしお銀行を存続会社として合併し、商号を三井住友銀行に変更
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
    • [27]合併承継処理でその他有価証券(株式)の評価損6,728億円を処理した(株式等評価差額金▲6,728億円→0)
    • [28]合併承継処理で資本金▲5,788億円・資本準備金▲8,267億円(計1兆4,055億円)を取り崩した
    • [29]利益剰余金は合併期日前日(2003年3月16日)▲4,365億円、承継後2,219億円
    • [30]株式(その他有価証券)の含み損益は2002年9月末▲9,331億円、2003年3月末▲1,524億円
    • [31]SMBCとわかしお銀行との合併はSMFGの純資産額に影響しない

2003年3月期、SMFGは連結で経常損失5,157億円、純損失4,654億円を計上した。SMBC単体では不良債権処理に1兆745億円を充て、経常損失は5,972億円となった。保有株式も持合解消や減損処理、合併承継処理で2兆1,673億円圧縮した。一方で単体の業務純益は1兆1,136億円となり、2年続けて1兆円を超えた。会社側は2003年度からの2年間で不良債権比率を半減させ、業務純益1兆円の体制を確立すると約束した。2003年度の計画は開示債権残高3.9兆円、クレジットコスト6,500億円とした。本業の利益が1兆円を超えていたので、損失を一期にまとめて計上しても資本は持ちこたえた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2003年3月期)
    • [32]2003年3月期 連結経常利益▲5,157億円、親会社株主に帰属する当期純利益▲4,654億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
    • [33]SMBC単体の15年3月期:不良債権処理▲1兆745億円、経常利益▲5,972億円、業務純益(一般貸引前)1兆1,136億円
    • [34]保有株式を14年度に2兆1,673億円削減(持合解消・合併承継処理・減損処理)
    • [35]2年連続で業務純益1兆円を達成
    • [36]15年度経営方針:今後2年間でバランスシートのクリーンアップ(不良債権比率半減)と業務純益1兆円体制の確立を実現
    • [37]15年度計画:開示債権残高3.9兆円(△1.4兆円)、クレジットコスト6,500億円
参考文献[19]-[37]
  • 三井住友フィナンシャルグループ「ゴールドマン・サックスとの合意」に関する主な質疑応答(2003年1月)
    • [19]GSとの合意はSMFGによる優先株発行(Tier1資本の調達)、GSの与信業務への信用補完、不良債権等での業務協力からなる
    • [20]GS宛優先株の配当率は4.5%(調達額は約1,500億円、実額1,503億円)
    • [21]GSが欧米の投資適格企業へ与信する際、SMBCがL/Cでファーストリスク最大10億ドルの信用補完を行う
    • [22]新旧分離やバルクセール等でGSのエクスパティーズを活用し、不良債権の最終処理を加速する
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
    • [23]優先株によりTier1資本を4,953億円増強(GS宛1,503億円、海外市場3,450億円)
    • [27]合併承継処理でその他有価証券(株式)の評価損6,728億円を処理した(株式等評価差額金▲6,728億円→0)
    • [28]合併承継処理で資本金▲5,788億円・資本準備金▲8,267億円(計1兆4,055億円)を取り崩した
    • [29]利益剰余金は合併期日前日(2003年3月16日)▲4,365億円、承継後2,219億円
    • [30]株式(その他有価証券)の含み損益は2002年9月末▲9,331億円、2003年3月末▲1,524億円
    • [31]SMBCとわかしお銀行との合併はSMFGの純資産額に影響しない
    • [33]SMBC単体の15年3月期:不良債権処理▲1兆745億円、経常利益▲5,972億円、業務純益(一般貸引前)1兆1,136億円
    • [34]保有株式を14年度に2兆1,673億円削減(持合解消・合併承継処理・減損処理)
    • [35]2年連続で業務純益1兆円を達成
    • [36]15年度経営方針:今後2年間でバランスシートのクリーンアップ(不良債権比率半減)と業務純益1兆円体制の確立を実現
    • [37]15年度計画:開示債権残高3.9兆円(△1.4兆円)、クレジットコスト6,500億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
    • [24]14年度下期中に4,000〜5,000億円の資本調達を検討していた理由は、リスク対応力を高め、国際的活動に充分な自己資本比率を余裕を持って確保するため
    • [25]会社側は公的資金の追加申請を一切考えていないとした
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
    • [26]2003年3月、SMBCとわかしお銀行がわかしお銀行を存続会社として合併し、商号を三井住友銀行に変更
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2003年3月期)
    • [32]2003年3月期 連結経常利益▲5,157億円、親会社株主に帰属する当期純利益▲4,654億円

2004年〜UFJへの統合提案と、北山禎介社長の下で1年半前倒しした公的資金の完済

2004年8月、SMFGはUFJグループに経営統合を提案した。統合比率は1株対1株とし、平年度で税引前2,000億円の効率化効果を見込んだ。9月には提案の有効期限を2005年6月末まで延長した。説明資料は、UFJと合わせた中小企業向けリスクテイク貸出を9,337億円と試算した。三菱東京フィナンシャル・グループとUFJの組み合わせでは3,800億円にとどまると並べた。提案の前に、不良債権比率は2004年3月末で5.0%まで下がり、業務純益は3年続けて1兆円を超えていた。2004年度は年度末に不良債権残高を2兆円未満とする目標を掲げていた。不良債権の処理に目処が立ち、規模の拡大で成長分野の順位を上げる段階へ移ったと考えられる。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年9月期 投資家説明会(2004年11月30日)
    • [38]2004年8月にUFJへ経営統合を提案した
    • [39]統合比率UFJ:SMFG=1株:1株、平年度ベースで2,000億円(税引前)相当の効率化効果
    • [40]2004年9月に提案の有効期限を2005年6月末まで延長
    • [41]中小企業向けリスクテイク貸出の比較:SMFG+UFJ 9,337億円、MTFG+UFJ 3,800億円(当社推計)
    • [42]中小企業向けリスクテイク貸出の比較:SMFG+UFJ 9,337億円、MTFG+UFJ 3,800億円(当社推計)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2004「トップメッセージ」
    • [43]平成16年3月末の不良債権比率は5.0%(14年3月末8.9%)、15年度業務純益1兆1億円で合併以降3年連続1兆円以上
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年3月期 投資家説明会(2004年6月2日)
    • [44]16年度財務目標:17年3月末に不良債権残高2兆円を切る水準(不良債権比率3%台)、業務純益9,800億円

2005年3月期、SMFGは連結で純損失2,342億円、経常損失303億円を計上した。SMBC単体の与信関係費用は9,548億円に上り、期末の不良債権残高は1兆8,246億円、不良債権比率は3.3%となった。会社側は2004年度までを不良債権の集中処理期間と位置づけていた。2005年6月、西川善文社長の後任として北山禎介副社長が社長に就任した。2006年3月期の連結当期純利益は6,868億円となり、期初予想の4,600億円を上回った。SMBCの与信関係費用は2,309億円に下がり、不良債権比率は1.7%まで低下した。2006年1〜2月には普通株の増資と売出しで総額5,886億円の資本を増強した。残る損失を2005年3月期に計上し切ったので、次の期から与信関係費用が平常の水準に回復した。

  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2005年3月期)
    • [45]2005年3月期 連結経常利益▲303億円、親会社株主に帰属する当期純利益▲2,342億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2006「トップメッセージ」
    • [46]平成16年度SMBC単体:与信関係費用▲9,548億円、不良債権残高1兆8,246億円、不良債権比率3.3%
    • [47]平成16年度までを「不良債権の集中処理期間」とした
    • [49]平成17年度SMFG連結当期純利益6,868億円(17年5月予想4,600億円)
    • [50]平成17年度SMBC単体:与信関係費用▲2,309億円、不良債権比率1.7%
    • [51]平成18年1〜2月に総額5,886億円の普通株増資・売出しで資本を増強
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [48]2005年6月に西川善文から北山禎介へ社長が交代した(北山禎介は2004年6月から取締役副社長)

2006年10月、SMFGは当初の計画より1年半早く公的資金の返済を終えた。同年5月に簿価2,040億円を一部返済し、残額も2006年度末までに返す目標を掲げていた。北山禎介社長は、返済後に成長分野への経営資源投入を積極化する方針を示した。2007年度から3年間の中期経営計画は「LEAD THE VALUE計画」と名づけた。計画はリストラと合理化で収益を高める手法から、成長投資で伸びる手法への転換を掲げた。個人向け金融コンサルティング、法人向けソリューション、グローバル市場の特定分野など7つの成長事業領域を重点的に強化した。最終年度の目標は連結当期純利益6,500億円、連結Tier1比率8%程度とした。2008年5月には2007年度を計画実現に向けた第一段階と総括し、SMBCの経費投入は前年比612億円増えた。

  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2007「新中期経営計画『LEAD THE VALUE計画』の概要」
    • [52]平成18年10月に公的資金返済を完了した(当初計画比1年半前倒しの完済)
    • [55]平成19年度から21年度の3年間を計画期間とする中期経営計画「LEAD THE VALUE計画」をスタート
    • [56]リストラ・合理化で収益を極大化する従来のアプローチから、成長投資で持続的成長を実現するアプローチへ転換する
    • [57]「7つの成長事業領域」(個人向け金融コンサルティング、法人向けソリューション、グローバルマーケットにおける特定分野等)を重点的に強化
    • [58]平成21年度財務目標:連結当期純利益6,500億円(18年度実績4,414億円)、連結Tier1比率8%程度
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2006「トップメッセージ」
    • [53]平成18年5月に簿価2,040億円の公的資金を一部返済、残額は平成18年度末までの早期返済を目指す
    • [54]公的資金返済後は成長分野への経営資源投入を一段と積極化する
  • 三井住友フィナンシャルグループ「中期経営計画実現に向けた第一段階」(2008年5月27日)
    • [59]2008年5月、2007年度を「中期経営計画実現に向けた第一段階」と総括。成長事業領域への経営資源投入を積極化し、SMBC経費は前年比+612億円
参考文献[38]-[59]
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年9月期 投資家説明会(2004年11月30日)
    • [38]2004年8月にUFJへ経営統合を提案した
    • [39]統合比率UFJ:SMFG=1株:1株、平年度ベースで2,000億円(税引前)相当の効率化効果
    • [40]2004年9月に提案の有効期限を2005年6月末まで延長
    • [41]中小企業向けリスクテイク貸出の比較:SMFG+UFJ 9,337億円、MTFG+UFJ 3,800億円(当社推計)
    • [42]中小企業向けリスクテイク貸出の比較:SMFG+UFJ 9,337億円、MTFG+UFJ 3,800億円(当社推計)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2004「トップメッセージ」
    • [43]平成16年3月末の不良債権比率は5.0%(14年3月末8.9%)、15年度業務純益1兆1億円で合併以降3年連続1兆円以上
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年3月期 投資家説明会(2004年6月2日)
    • [44]16年度財務目標:17年3月末に不良債権残高2兆円を切る水準(不良債権比率3%台)、業務純益9,800億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2005年3月期)
    • [45]2005年3月期 連結経常利益▲303億円、親会社株主に帰属する当期純利益▲2,342億円
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2006「トップメッセージ」
    • [46]平成16年度SMBC単体:与信関係費用▲9,548億円、不良債権残高1兆8,246億円、不良債権比率3.3%
    • [47]平成16年度までを「不良債権の集中処理期間」とした
    • [49]平成17年度SMFG連結当期純利益6,868億円(17年5月予想4,600億円)
    • [50]平成17年度SMBC単体:与信関係費用▲2,309億円、不良債権比率1.7%
    • [51]平成18年1〜2月に総額5,886億円の普通株増資・売出しで資本を増強
    • [53]平成18年5月に簿価2,040億円の公的資金を一部返済、残額は平成18年度末までの早期返済を目指す
    • [54]公的資金返済後は成長分野への経営資源投入を一段と積極化する
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【役員の状況】
    • [48]2005年6月に西川善文から北山禎介へ社長が交代した(北山禎介は2004年6月から取締役副社長)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2007「新中期経営計画『LEAD THE VALUE計画』の概要」
    • [52]平成18年10月に公的資金返済を完了した(当初計画比1年半前倒しの完済)
    • [55]平成19年度から21年度の3年間を計画期間とする中期経営計画「LEAD THE VALUE計画」をスタート
    • [56]リストラ・合理化で収益を極大化する従来のアプローチから、成長投資で持続的成長を実現するアプローチへ転換する
    • [57]「7つの成長事業領域」(個人向け金融コンサルティング、法人向けソリューション、グローバルマーケットにおける特定分野等)を重点的に強化
    • [58]平成21年度財務目標:連結当期純利益6,500億円(18年度実績4,414億円)、連結Tier1比率8%程度
  • 三井住友フィナンシャルグループ「中期経営計画実現に向けた第一段階」(2008年5月27日)
    • [59]2008年5月、2007年度を「中期経営計画実現に向けた第一段階」と総括。成長事業領域への経営資源投入を積極化し、SMBC経費は前年比+612億円

2001年〜2008年の業績

決算期 区分 売上高 経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 利益率 億円
2001年03月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2002年03月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2003年03月期 連結 35,064 n/a ▲5,157 ▲14.7% ▲4,654 n/a
2004年03月期 連結 35,525 +1.3% 3,428 9.6% 3,304 n/a
2005年03月期 連結 35,808 +0.8% ▲303 ▲0.8% ▲2,342 n/a
2006年03月期 連結 37,051 +3.5% 9,636 26.0% 6,868 n/a
2007年03月期 連結 39,013 +5.3% 7,986 20.5% 4,414 n/a
2008年03月期 連結 46,235 +18.5% 8,312 18.0% 4,615 n/a

出所:有価証券報告書

出典・参考

17件
出典・参考
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2003年3月期)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書(2005年3月期)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【沿革】
  • 三井住友フィナンシャルグループ 有価証券報告書【役員の状況】
  • 三井住友銀行 Annual Report 2001「President’s Message」
  • 三井住友銀行 平成13年度決算発表(2002年5月24日)
  • 三井住友銀行「中小企業向けビジネスの展開について」(2002年4月18日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期中間決算に関する主な質疑応答(2002年12月)
  • 三井住友フィナンシャルグループ「第13回第四種優先株式の発行による資本増強」に関する主な質疑応答(2003年)
  • 三井住友フィナンシャルグループ「ゴールドマン・サックスとの合意」に関する主な質疑応答(2003年1月)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成15年3月期投資家説明会(2003年6月3日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年9月期 投資家説明会(2004年11月30日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2004「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ 平成16年3月期 投資家説明会(2004年6月2日)
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2006「トップメッセージ」
  • 三井住友フィナンシャルグループ ディスクロージャー誌 2007「新中期経営計画『LEAD THE VALUE計画』の概要」
  • 三井住友フィナンシャルグループ「中期経営計画実現に向けた第一段階」(2008年5月27日)

免責事項およびポリシー