決断
規模の順位を、自力ではなく合併で動かしてきた。1963年に資本金を70億円へ増資しても日商の取扱規模は第7位にとどまり、1966年の定例幹部会で他社との合併も辞さない方針を打ち出した。相手の岩井産業はサンウエーブ工業や平松商店など取引先の倒産が重なり、主力銀行の三和銀行から西川政一氏へ打診が持ち込まれた業界第5位となる日商と岩井産業の合併に応じ。合併後は船舶が業界第1位、鉄道車両が日本の輸出の3〜4割、木材が年間370万立方メートルで第1位、解体船が世界第1位を占めた。1983年3月期の売上高は8兆168億円に達したが、経常利益は131億円、当期利益は79億円で、売買利益率は1.53%にとどまる。個々の商品で首位を並べながら、合併で得た量は利益率に変わらなかった。
1999年4月 三和銀行8行の融資枠受入
1998年9月 エヌ・アイ・ファイナンス整理
1968年5月 日商と岩井産業の合併
日商と岩井産業の合併四〇年不況と業界再編の連鎖のなかで、第7位から動けない日商が、取引先の倒産で経営の安定を欠いた岩井産業を主力銀行の打診を受けて合併し、規模と鉄鋼の取引関係を同時に得た再編同じ経営論点に直面した企業 | 経営統合・合併業績の推移1967 1968 1973 売上高(兆円) 0.6 0.7 2.3 純利益率(%) 0.2 0.2 0.2